【田母神】全てはコミンテルンの陰謀ですが何か?102at ARMY
【田母神】全てはコミンテルンの陰謀ですが何か?102 - 暇つぶし2ch922:名無し三等兵
10/06/09 08:09:10
死んだ英霊がどう思ってるかは知らんが、生きた英霊とも言うべき
特攻からの奇跡的な生還者は下記のような証言を残しているな。
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私達の特攻への出撃をすなおに称賛し、失敗は許されない自己放棄の心を賛辞で語られていても、
われわれへの死を悼む悲しみ、哀れみの表現はなにかうつろに聞こえ、かえって先立たれた先輩、
同僚を傷つけているような腹立たしい気持になることすらある。どう説明しても、
その時の私達の気持は経験していない人達には理解できないだろう。
日本人の好む”オナミダ頂戴的”な効果を狙った演出のように思えることが多い。こんな演出で、
犠牲者を英雄だといわれるのを聞いていると、特攻隊は、軍隊が作り出した”最低の芸術品”だといっているように聞こえる。

今となって考えてみると、特攻とは私にとって、まことに不愉快なことであった。当時の考え方からすれば、
終戦条件によっては、処刑、あるいは隠遁生活を送らなければならないと思っていた。「俺も恐ろしい体験者だな」
と帰国当時、二、三度考えたこともあったが、戦争の思い出はなるべく避けるようにしていた。
吉川功、田中茂幸の二人の同僚と、最後まで行動を共にした体当りという自殺行為の記憶は、
時代とともに美化された思い出に変るものではなく、三十数年過ぎた今でも、身体の傷とともに心の傷として残り、
消え去らないものである。こんなことから、私は特攻を崇拝する人、あるいは「特攻」という言葉に反感を覚える。
殉国も、献身という賛辞も私にはすべて不謹慎な偽りの言葉に聞こえ、素直に喜ぶことはできない。

鈴木勘次著「虚しき挽歌―特攻、この不条理の記録」より抜粋



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