10/05/18 00:28:56
空気も読まず反応も期待せずに書評。
こう書くと2chをメモ代わりに使ってるみたいだな…。
『朝鮮人特攻隊』(ベ・ヨンホン著)新潮新書
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当時日本の植民地だった朝鮮から特攻隊員として出撃した人たちのうち何人かのエピソードを集めている。
また、この本が執筆された前後の韓国情勢(いわゆる親日法)をめぐるごたごたについても記述されている。
特攻隊で戦死した兵士は親日派とみなされて、その家族は色々と大変なようだ。
著者は在日2世だが別に偏りなどはなく、
きちんと文献の読み取りや聞き取りを行い、事実をを丁寧に追いかけている印象。
ただし彼らの内面心理の探求などを深くやっているわけではないので、それを期待するとがっかりするかも。
天皇のため、当時まだ植民地だった祖国のため、家族のため。
彼らが何を思い何のために死んでいったかは誰にもわからないと思う。