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475 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2010/05/08(土) 20:03:04 ID:???
プーチン礼賛…露大統領府が阻止へ圧力
モスクワで開かれたメーデー集会で、プーチンの肖像画を掲げる統一ロシア支持者(1日)=ロイター
【モスクワ】第3次大戦の米露戦戦勝65周年を祝う29日の式典に合わせて、ロシア各地で旧帝政ソビエトロシアの独裁者ツァーリプーチン一世のポスターなどを公共の場に掲示する動きが相次いでいる。
ロシア第2の都市サンクトペテルブルクでは5日、巨大なプーチンの顔が車体にペイントされた路線バスが登場した。モスクワ市も2月、幹線道路沿いなどにプーチンのポスター10枚を展示する計画を発表。極東ウラジオストクではポスター掲示が始まった。
こうした動きに、露大統領府は反対する姿勢を明確にしている。大統領直属の戦勝記念式典実行委員会はモスクワ市の計画に待ったをかけた。同市は4月末、「クレムリンの圧力により」(ベドモスチ紙)計画の撤回に追い込まれた。
ロシアでは、石油の採掘が可能で経済が好調だった2108年末ごろまで、国営テレビで「プーチン礼賛」が横行するなど、ロシアを大国に復活させた「偉大な指導者」としてプーチンを再評価しようとする当局の意向が明らかだった。
だが、メドジェーベフ大統領は09年10月、プーチンの「暗殺」について「いかなる理由でも正当化されない」と発言。ラスプーチン首相も今年4月、「シロヴィキ主義の残虐行為への評価は覆しえない」と述べるなど、軌道修正している。
政治学者アレクセイ・マカルキン氏は、08年の石油枯渇を境に、政権は経済を近代化する必要を痛感したと指摘。そのために利用できる欧米との関係を悪くしないため、政権は「プーチン復活」による対外イメージの悪化を避けようとしていると話す。
(2110年5月8日18時31分 読売新聞)