10/03/18 15:13:12 kzZiFI5J
>>50
金ないねー
貯金もなんもかんも、装備品やら無線機材やら弾やらになっちったよ。
今度も新しいプレスとか買ったし素寒貧だね。
あのさ、お金といえばオレ書きたいことあんだけど、いいかな。
長くてスマン。ぼやきだから読まなくていいよ。
おいらの心のふるさとコトヴァ村の話です。
あそこの人々にはほんとうに幸せになってほしい。
オレの尊敬する村長のソウムコポウさんに、この村にはなにが足りませんか?と聞いたら「村に水を引くのにホースが500mほど必要だ。」という答えだった。
せいぜい2万バーツ(6万円くらい)なんだけど、その後山を降りたときはお金を使い果たしちゃってて買うことができなかった。
あの村は何度も攻撃されていて、普通そういう村の村人はみんな逃げ出して難民キャンプに行ってしまうのだけど、彼らはちがう。
ビルマ族の兵隊が撤退したらなんどでも焼き払われた自分の村に戻るのです。
兵隊が略奪し放火していくから、空っカラになんにもない。持って逃げられるなべとか毛布やらがあるだけなんだ。
水を引きたいっていうのも、4回目に全村を焼き払われた後に村を再建するとき、敵の接近経路から遠ざかるために南側の尾根へと村の中心を移動させたからなんスわ。
街の金物屋でホースの値段交渉をして、所持金ではどうしても買えないなって諦めたときはほんとうに無力感に襲われたっす。涙ちょちょぎれたかも。
それまでさ、お金なんかどうでもいい、なにかするためのただの手段だっとかいう風に思ってたけど、自分が貧乏人だということを実感すると同時に、急にすごくお金が欲しくなったよ。
ホース500メーター買えないんだもの。
そのとき40歳を目前にして初めてお金の威力を知ったというか、実感したというか。
ほんと、お金は大事だわ。
人の世は常に、金と力と外交の三つの影響力競争だってことはよくわかってるけど、その三つともビルマ族より劣っているからって、民族浄化しなくてもいいだろうに。
従属し同化しない者は虐殺する。まったくタンシュエめ、中国人の真似しやがって。
貧乏でも負けねえぞ、一人十殺だね。