10/04/10 00:50:44
>>514の続き
この戦訓を読むと、電探と無線を持たない日本空母の苦悩が実によく表れており、
「上空直衛機ノ発進ハ、機ヲ失セザルコト特ニ肝要ナリ
母艦ニ於テハ、陸上基地ト異ナリ、過早ニ上空直衛機ヲ上空ニ配備スルハ、
発着艦頻繁トナリ、或ハ重要時機ニ齟齬ヲ生ズル虞(おそれ)ナキニシモ
非ザルヲ以テ、上空直衛機ノ発進時機ニ関シテハ、極メテ慎重ヲ要スルモノ
アリト雖モ、
敵機ノ来襲時刻ヲ予想シ得ル場合ニ於テハ、充分ナ余裕ヲ以テ、其ノ全力ヲ
上空ニ配備シ置クヲ要ス」
実にまわりくどい言い方で、一度読んだだけでは分からないと思いますが、
①空母戦において、上空直衛機の発進時機は極めて重要である。
②しかし過早に上げると、発着艦が増え、敵機来襲と重なることも考えられるので、
慎重に見極めねばならない。
③ただ、予め来襲時刻が分かっている時には、余裕をもって早めに配備すべきだ。
結局どっちなんだよw って感じですよねぇ。