10/04/01 22:28:45
>>429の続き
参考までに、『暁の珊瑚海』によると、
「31ノットの高速で走っていた翔鶴は左に回頭した。第一弾、第二弾が右舷に
大きくはずれ高い水柱が立ち上る。艦が左に向首したために、翔鶴は瞬間的に
風上に立つことになった。そのわずかな時間を狙って安部機が飛行甲板を走っていく」
つまり、ヨークタウン隊の攻撃が開始されてから、翔鶴4小隊が発艦したことに
なっている。
再度『翔鶴飛行機隊戦闘行動調書』(>>156)を確認すると、
「敵攻撃機隊ノ来襲ヲ予知シ4D発進」とあるので、被空襲前に上がったことが
分かりますが、攻撃開始後に発艦したという資料があるのかもしれませんね。
そうなると、米公刊戦史の「、「もう一隻は飛行機発艦のために風上に立った」
とも一致します。
風向が南東(160度)なので、南下(190度)していた翔鶴が左に回頭しつつ、
風上に向首したところで発進した、といったところでしょう。