10/03/22 21:21:50
本と言えばリチャード・ハフの「戦艦ポチョムキンの反乱」は結構お勧め。
日露戦争後の混迷した社会情勢を背景にして起きた有名な反乱における
反乱側、体制側双方のグダグダっぷりがよく描かれていて面白かった。
文章も小説的で読みやすく、マチュシェンコやフェルトマンと言った主導者はもちろん、ポチョムキンの副長ギリアロフスキー中佐や発端となった軍医長スミルノフと言った早々に退場する連中も丁寧に書き込まれている。
ただ軍オタ的には水雷巡洋艦が軽巡洋艦になっていたり、いちいちトリー・スヴャチーチェリャを聖三位一体号、ドヴィエナザット・アポストロフを十二使徒号と訳してたりするのが玉に傷。
しかし書評って難しいな。お目汚し申し訳無い。