10/03/21 08:46:11
○ロシア全土で反政府デモ 低迷する経済に不満
ロシア全土で20日、一斉に反政府抗議デモが行われた。インタファクス通信によると、首都モスクワや
西部サンクトペテルブルクなど大都市を含む50前後の地域に上る見通しだ。プーチン首相を名指しで
非難する動きも出ており、低迷する地方経済に対する国民の不満の高まりを示している。
各地の抗議デモは共産党など野党のほか、人権擁護団体などが主導。ロイター通信によると、
約1500人が参加したウラジオストクのデモでは、代表者がプーチン内閣の退陣や知事選挙復活などの
要求を読み上げた。このほか、各地のデモで人々は年金の値上げ、住宅など各種税率の引き下げなどを
求めている。ウラジオストクや東シベリア・イルクーツクのデモでは数人が拘束されたもようだ。
内務省は20、21の両日で5千人以上の警官と1千人以上の治安部隊を動員し、治安維持に当たる。
経済低迷が長引くロシアでは昨年以降、各地で抗議デモが相次いでおり、1月に欧州の飛び地
カリーニングラードで行われたデモではここ数年で最多となる約1万2千人が参加、国民の不満が
鬱積(うっせき)していることを示した。インターネット上ではプーチン首相の辞任を求める署名に
1万4千人近くが名を連ねている。
ただ、現政権への批判の受け皿となる有力野党は見当たらないほか、プーチン首相とメドベージェフ
大統領はいまなお高い支持率を維持しており、この日の一斉デモが政権を揺るがす動きに発展するか
どうかは不透明だ。
☆写真:ウラジオストクのデモで反プーチンを叫ぶ参加者
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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