10/03/18 17:24:03
IFVっぽい混載武装としては、英軍の装甲車に60ポンドロケット弾を2発搭載したものがあった。
英軍の2ポンド砲は貫通力は高い代わりに榴弾が無かったので、開けたエリアや建物の制圧にロケットを使った。
機関砲と対戦車ロケットとはちょうど逆の運用になるが。
このような対戦車能力のある砲と少数の大型ロケット弾の組み合わせは、シャーマンやBT-7のような戦車でも用いられた。
別の例として、4号戦車に30mm機関砲と無反動砲の混載武装型が計画されていたが、これは実際には作られていない。
30mm機関砲は対戦車攻撃機にも使われたものでMK103といい、口径の割に比較的高い装甲貫通力があった。
無反動砲は75mm口径のRfK43というもので、HEAT弾を用いた対戦車攻撃を意図していた。
この無反動砲は砲塔左右に各一門が装備されていて、初弾を外してもすぐ次弾を撃ちこむことができた。
最大射程は2000mとされていたが、さほど高初速ではないので、戦車のような移動する点目標に対しては200m以内での射撃が望ましい。