10/03/28 10:51:37
サンケイのトンデモトバシ記事の一例。
3/20付けの記事で、
イラク連邦議会選挙 連立政権でマリキ首相続投か
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
(抜粋1)
イラク北部のクルド自治政府地域では、タラバニ連邦政府大統領の「クルド愛国同盟(PUK)」とバルザニ自治政府議長の「クルド民主党
(KDP)」の統一会派「クルド同盟」が63議席、PUKから分離した「ゴラン(変革)党」が14議席を獲得しそうだ。
(抜粋2)
しかし、同委員会を主導したイスラム教シーア派勢力「イラク国民同盟」の得票は伸び悩んでいる。
(抜粋3)
おそらくマリキ首相が新議会の最大会派を率いることになるだろう。約90議席の法治国家連合にクルド同盟と少数派政党を加えれば、
過半数の163議席を確保することができる。マリキ首相は、クルド同盟との連立協議に失敗した場合、第2会派になるとみられるイラキー
ヤと連立交渉を行う公算が大きい。
現実は、
1)クルド同盟が43議席、「ゴラン(変革)党」も10未満、クルド大惨敗で数え直しを要求
2)一方サドルが加わる「イラク国民同盟」INAは71議席(70議席?)の大躍進で存在感を示しまくり。
3)最終的にマリキが首相になる可能性はあるが、少なくともアラウィとの連合で首相になることは無いし、数え直しなしに連立を組むこと
はありえない。マリキがクルドとの連立協議に成功したらもっとヤバくなる。
サンケイ国際記事は全面的にデタラメという証明終了。