軍事板書籍・書評スレ29at ARMY
軍事板書籍・書評スレ29 - 暇つぶし2ch2:名無し三等兵
10/02/19 17:55:31
第27スレ スレリンク(army板)
第26スレ スレリンク(army板)
第25スレ スレリンク(army板)
第24スレ スレリンク(army板)
第23スレ スレリンク(army板)
第21スレ スレリンク(army板)
第20スレ スレリンク(army板)
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第1スレ スレリンク(army板)

3:名無し三等兵
10/02/19 17:56:03
番号前のスレはこちら
第4スレ URLリンク(hobby3.2ch.net)
第3スレ スレリンク(army板)
第2スレ スレリンク(army板)
第1スレ スレリンク(army板)

4:名無し三等兵
10/02/19 17:57:05
軍事板 書評スレッド
URLリンク(yasai.2ch.net)
軍事オタが薦める一冊
URLリンク(mentai.2ch.net)
軍事マニア推薦図書スレッド
URLリンク(mentai.2ch.net)
軍事・兵法・戦記・戦史関連書籍総合スレット
スレリンク(army板)

近めの書籍を扱ったスレとして、世界史板、日本近代史板、国際情勢板、外交政策板などの当該スレも参照のこと

書店等の参考についてはこちらをどうぞ。
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

5:名無し三等兵
10/02/19 21:43:18
トム・クランシーの著作は、軍事やインテリジェンスを小説形式で楽しく読めるテキストですか?

6:名無し三等兵
10/02/19 21:44:48
太田文雄はオススメしてるね>トム・クランシー

7:名無し三等兵
10/02/19 22:05:17
カレルはあらゆる戦場で「もし…は禁物だが、あと一撃の機会があれば!」的な記述があったあと、
毎回ギリギリでドイツが敗北ないし撤退するパターンがお約束で盛り上がる

史実かどうかは知らないが

8:名無し三等兵
10/02/19 22:08:27
ドイツ版「帝国陸軍の最後」だからね。

9:アドバンスト杜聖 ◆REH634FRNQ
10/02/19 22:09:05
よく分かんないけどドイツ版司馬史観みたいなもんって認識で良いのだろうか

10:名無し三等兵
10/02/19 22:12:59
最後の1個大隊が~ってよく聞くけど、ドイツ陸軍(当時まだ国防軍?)の連隊って
兵力不足から来る改組で1個連隊が2個大隊で構成されてたんだっけ?

あんまり関係ない?

11:名無し三等兵
10/02/19 22:18:42
前スレでトゥキディデスの話してた人、どこの訳が一番いい?

ギリシャやローマの軍事も結構面白いよね。
当時の戦術や社会に関する本しか読んでなくて、
古典の類にはほとんど手を出していないけど、これを期に手を出してみようか。

12:名無し三等兵
10/02/19 22:23:28
なにぶん古いしクロスチェックなしでソースとはできないが
それでもなおカレル本は魅力を失っていないと断言する!

13:名無し三等兵
10/02/19 22:37:35
>>11
田中利光著の新ギリシャ語入門(大修館書店)あたりからはじめるのが良いと思う。

14:名無し三等兵
10/02/19 22:45:43
>>11 前スレの人じゃないが、2000年の歳月を宗教の背景なしに生き残ってきただけあって、あの辺の古典は原典の方が面白い。
いろいろな意味で初心者向けって事になってる、「ガリア戦記」(講談社学芸文庫で)、「アナバシス」あたりが最初はいいんじゃないかね。

15:名無し三等兵
10/02/19 23:03:24
>>13
>>14
レス㌧クス

ギリシャ語からかよ!
これまた前スレで、『ガリア戦記』は原典読めって話もありましたな。
おとなしく『ガリア戦記』の邦訳から手を出してみます。

16:名無し三等兵
10/02/19 23:03:49
クセノポンの「アナバシス」より前の時代の従軍記ってあるのかな?

17:前スレ983
10/02/20 00:43:38
>>11
今読んでるのは久保正彰訳の岩波版
旧字体がちょっと突っかかるぐらい以外の不便は今のところなし(現在中巻の四分の一ほど読了)
流石に西洋古典叢書版は手を出しづらいなぁ・・・
前スレの前半のほうに書いたけどアッリアノスの「アレクサンドロス大王東征記」とかも読みやす
いよ

18:名無し三等兵
10/02/20 07:21:45
ガリア戦記はインチキのように面白いよなぁ。
軍の指揮官が残した作戦記録とは思えん位読み物として面白い。

今の世にいたら物書き稼業だけで名を成せるレベルだよなぁカエサルは。
独裁者兼法律家兼軍人兼作家ってどんだけマルチに有能なんだか奴は。

19:名無し三等兵
10/02/20 07:41:22
ゴーストライターのような人間に対して語り、脚色させたと考える方がありえる話だ。

20:名無し三等兵
10/02/20 12:23:19
空の技術 設計・生産・戦場の最前線に立つ 光人社NF文庫

まだ手にとっていないのですが渡辺洋二氏の新作が出ました。

21:名無し三等兵
10/02/20 12:24:33
空の技術、アマゾンでは予約中だけど他の本通販サイトでは在庫ありになってる

22:名無し三等兵
10/02/20 12:39:15
空の技術 光人社NF文庫 (発行年月:2010年03月)

アマゾン:予約中
jbook:発売日以降の入荷・発送

楽天ブックス:残りあと30個です
紀伊国屋:在庫がございます
bk1:出荷可能24時間
7ネット:当日~2日で発送

仕入れのタイミングなのか、各社で違うんだな。

23:名無し三等兵
10/02/20 12:46:18
書籍の発売日はかなりいい加減だからね。
そもそも出版社によっても出版社から出るタイミングから店頭に並ぶタイミングまで違うし。
店によっても普通にずれるし。なんとかして欲しい。

24:名無し三等兵
10/02/20 12:49:24
前のスレの389で、↓の本をお教えいただいた者です。
URLリンク(www.namiki-shobo.co.jp)
これではありませんでした。
下記の内容の他、砲弾が飛んでくる音がしたら顔面を押さえるとか音で飛来する方向を判断するとかありました。
また、ホテルからタクシーに乗るときは個人タクシーを使うなとかそういう護身的なことが多くありました。
徒手格闘の本は、とても興味深いものでしたのでそれについてもお礼を申し上げます。

388 :名無し三等兵:2010/01/15(金) 13:52:07 ID:OJeJSQEA
1998年上半期ごろに、新聞広告で観て購入。護身や軍事に関する書籍。ソフトカバー。
著者は50代ぐらいの自衛隊関係者(うろ覚えだが一佐かも)で、色々な古武道の段を持っていた。
手掛かりはこれだけですが、見つかりますでしょうか。

25:名無し三等兵
10/02/20 12:51:15
表紙の疾風の写真は未発表の物みたいだね。

26:名無し三等兵
10/02/20 16:32:33
>>24
わかりません
リンクを貼っておきます
ここで聞くよりはやくて正確だと思います
URLリンク(www.amazon.co.jp)

27:名無し三等兵
10/02/20 19:16:22
こないだPHPから出たヴェノナ文書に関する本はどう?

28:名無し三等兵
10/02/20 19:59:15
>>27
入門書としては悪くないと思うよ。
問題は、あれが事実上唯一の書籍ってことだろう。

29:名無し三等兵
10/02/20 20:00:03
>>27
前スレ

30:名無し三等兵
10/02/20 22:11:12
>>22
楽天は2冊売れたな

31:眠い人 ◆gQikaJHtf2
10/02/20 22:37:02
>22
今日買って参りますた。
航空ファンと丸に掲載されていた短編の収録だそうな。
しかし、後書きに「著者の人生設計上、航空関係の著作をなるべく早い時期に出し終えようと
決めたためだ」と書いてあるのが気になります。
渡辺さん、次はどの世界に転身するんでしょうか。

ついでに、今日読み終えた本。
軍事と余り関係がないかも知れないが、参考文献的に。

アンドレイ・ランコフ著 『民衆の北朝鮮』(花伝社:鳥井英晴訳)

北の実態の上から下までをを、ロシア人ランコフが分析し、書いたもの。
日本や韓国のそれと違い、実際にランコフがソ連邦と言う体制に組み込まれていた
人だし、ソ連末期に平壌で過ごしたことのある人なので、現状分析は結構読み応えが
ある。
また、日本や韓国の人間がこうした分野を取り上げる場合は、より当事者意識が出て、
しかも、悲観論か楽観論に二分される傾向があるのに対し、ランコフの本は、出来るだけ
中庸の立場から、冷静に北という国を捉えようとしている。

その上、大抵の北研究は、金王朝の行く末など政治に目を向け過ぎているきらいがある
のに対し、こちらは下層階級、中産階級の描写も多く、結果的に冷静な判断を下している
様な感じを受ける。

それにしても、ソ連の方が自由だったと言わしめる北って一体…。

32:名無し三等兵
10/02/20 23:01:45
>>31
かつては翻訳本も出されているから、新たな取材先がなくなったなら
そっちの方向に進んでもらえたら嬉しかったのですが
航空関係からも出てしまわれるおつもりなのか。

世傑でも、関わるのはこれが最後になるだろうと異例のあとがきで驚いたし。
数少ない信頼できる書き手なのに・・・

33:名無し三等兵
10/02/20 23:03:42
いつも新著は文春文庫からの出版だったのに、今回は光人社だったのはなぜだろう。

34:名無し三等兵
10/02/20 23:05:55
URLリンク(www.amazon.co.jp)
アマゾン、今は在庫ありになった。今日が入荷日だったのか

35:眠い人 ◆gQikaJHtf2
10/02/20 23:30:10
>33
今回の内容が余り素人受けするものではなかったので、軍事系に強い
光人社から出されたと後書きにありますね。

36:名無し三等兵
10/02/20 23:36:22
>>35
そういう理由ですか。
届くのを楽しみに待っていますが、渡辺氏の著作をあと何冊読めるのかとも思うと・・・

37:名無し三等兵
10/02/21 00:33:36
渡辺洋二氏には「302空」を改訂して貰わねば。
永らく絶版だし。

38:名無し三等兵
10/02/21 00:57:13
吉村昭の太平洋戦争関連の作品は参考文献として使えるのでしょうか?
ノンフィクション小説という、紛らわしい分類がされてるので。

39:名無し三等兵
10/02/21 00:58:40
>>37
渡辺さんの執筆手法は関係者への徹底した取材に基づいてるから、戦後65年も
経過して関係者もほとんど亡くなってるだろうから、改訂は難しいと思う。

40:名無し三等兵
10/02/21 01:08:53
>>38
少し前のスレにも吉村昭が参考文献どうのとか言ってる人がいたけど、

「参考文献として使えるのでしょうか?」ってのが最近流行ってるの?
最近、こればっかり。

去年は「読む価値があるのでしょうか?」だったよね。

その本を読んで参考になったら既に参考文献なんですが。
で、書いてある事が真実かどうかなんてもう誰にもわからないし。

吉村昭について限って言うと、戦艦武蔵・海軍乙事件、深海の使者、関東大震災、
いずれも素晴らしい本だと思いますよ。

吉村昭はエッセイもたくさん出版されていて
それぞれの題材の取材時の苦労談や本編には載っていない事も書いているので、
詳しく知りたければエッセイ集もせっせと図書館で借りる必要があります。

41:名無し三等兵
10/02/21 01:12:07
と、ほぼ同じ事を以前のスレに書いて、二度目。
ついでに書いておくと、最近熱いのが森史朗氏。

この人は元編集者で、城山三郎・吉村昭の作家人生に関する本まで出している。
非常に重く分厚い本ばかりなので、文庫化され次第コンプリートすると良い。

42:名無し三等兵
10/02/21 01:18:38
吉村さんの作品で、伊33号潜内部から遺書が出てきた話が好きだなあ。
水枕の中に沢山の遺書が入ってた。

43:名無し三等兵
10/02/21 01:28:15
水枕?
本来の用途とは真逆に防水嚢として使われたの?

44:名無し三等兵
10/02/21 01:33:47
参考文献云々は他のスレでソースとして提示できるのかという意味あいじゃないだろうか?

45:名無し三等兵
10/02/21 01:44:36
>>43
そうです。
機関室の配管に縛り付けてあった水枕を開けたら乗組員の事故経過報告と遺書が沢山出てきました。
「万年筆の旅」という短編集に入ってます。


46:名無し三等兵
10/02/21 01:57:29
第一次世界大戦直前の欧州情勢が複雑怪奇なので詳しく知りたいのですが何を読むべきでしょうか?

八月の砲声、戦略の形勢、第一次世界大戦(リデル・ハート)、国際紛争は読みました

47:名無し三等兵
10/02/21 01:59:44
そういう意味ではアウトだろ。
人名については変えてあるみたいだし、その他にも手が入っていてもおかしくはない。
そして、どこなのか判然としない。

でも、知らない事件を学ぶ最初の道具としては、非常に素晴らしいと思う。

48:名無し三等兵
10/02/21 02:11:37
>>46
そこまで読んでてまだ何を知りたいってんだ…

49:名無し三等兵
10/02/21 02:32:52
大国の興亡 上巻 コンプリートだ。

50:名無し三等兵
10/02/21 03:54:10
>>46
この辺かな

オーストリア=ハンガリーとバルカン戦争―第一次世界大戦への道
URLリンク(www.amazon.co.jp)
第一次世界大戦の起原
URLリンク(www.amazon.co.jp)
第一次世界大戦期の日米関係史
URLリンク(www.amazon.co.jp)
アメリカ合衆国中立の研究 : 第一次世界大戦における
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
世界大戦原因の研究
URLリンク(www.amazon.co.jp)
軍事史学 通巻14号第4巻第2号(1968年 8月)<特集>第一次世界大戦史
URLリンク(wwwsoc.nii.ac.jp)

第一次世界大戦前のドイツにおける「中欧」構想
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
イタリアの参戦決定過程をめぐる一考察--第一次世界大戦に際して
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
サライェヴォ事件より開戦まで--開戦外交と戦争責任 (第一次世界大戦前後(特集))
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
アメリカの参戦問題研究の展望と現状 (第一次世界大戦前後(特集))
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
フランスの戦争指導者--ジョッフル,フォッシュ,クレマンソー (第一次世界大戦前後(特集))
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
第一次世界大戦における戦時通商と中立制度の動揺--主として英,独の戦時通商と中立制度について
URLリンク(opac.ndl.go.jp)


51:名無し三等兵
10/02/21 03:55:30
ちょっと面白そうなやつ

イギリス光学産業と第一次世界大戦--軍需に牽引された産業の限界
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
第一次世界大戦参戦と日本のマスメディア
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
第一次世界大戦後の東プロイセンの鉄道事情
URLリンク(opac.ndl.go.jp)
第一次世界大戦とイギリスの対インド鉄道政策の転換-「アクワース委員会報告書」を中心にして
URLリンク(opac.ndl.go.jp)

52:名無し三等兵
10/02/21 03:59:15
>>46
オーストリア=ハンガリーとバルカン戦争―第一次世界大戦への道
URLリンク(www.amazon.co.jp)

外交 (ハロルド・ニコルソン著)
URLリンク(www.amazon.co.jp)

53:名無し三等兵
10/02/21 04:06:57
>>51
>イギリス光学産業と第一次世界大戦--軍需に牽引された産業の限界

うおおおおおダイアルサイト論文だーーーー!?

ありがとう、お返し。
URLリンク(www.iop.org)

iop登録すれば読めるよん。





54:名無し三等兵
10/02/21 06:29:26
ガリア戦記はどの訳がいいの?

55:名無し三等兵
10/02/21 08:55:19
森史朗の著作ってテーマの選定や内容の精緻さは
確かに素晴らしいんだが、細部を思い込みや通説で
書き流してない?

あまり主題に関わる部分ではないけれど、出来が
言いだけに、逆に気になるというか・・・


56:名無し三等兵
10/02/21 10:30:18
吉村氏のは、小説と小説を書くための取材記の二パターンがあるね。
「戦艦武蔵」と「戦艦武蔵ノート」のように。
「陸奥爆沈」のように後者しかないものもあるが。
後、氏の作品の場合、フィクション部分では登場人物を仮名にしてあ
るケースが多いように思う。
「光る壁画」でも、実名で書かれている東大関係者部分や開発の部分
は史実、主人公である「オリオン光学」の方の私生活に関わる部分は
完全なフィクションというようになっているし。

57:名無し三等兵
10/02/21 11:24:15
>>54
原文に忠実なのが岩波文庫の近山訳
上と比べて読みやすいのが講談社学術文庫の国原訳
中高生くらいでも読みやすく、時代背景など各種解説もついているのが中倉の<新訳>ガリア戦記

まったく知識ないなら中倉を、知識あるなら近山訳をおすすめする
中倉訳はあまりに文体がカエサルのそれとあっていないような気がするので。

58:名無し三等兵
10/02/21 11:35:44
>>44
ああ、なるほど。

言い換えるなら、「参考文献として使えるのでしょうか?」ではなく、
(それこそ、完全なフィクション小説でも参考文献に使える場合がある。
 何か参考になる部分があれば参考文献なのだから)

「作者の創作が一切入っていないノンフィクションでしょうか?」と聞けばいいのに。

59:名無し三等兵
10/02/21 11:46:43
>>56
吉村昭氏は、読めばわかるね。

基本的に戦争を書いたものでは、多くの証言者に直接取材できているので
ほぼ証言者の証言どおりに進む。

沖縄戦だったかでいわゆる完全なフィクション小説を書かれているが、
これは沖縄戦で生き残った女性に取材した後に
書いた小説だとあとがきに書いている。

それ以前の昔の時代の小説ではさすがにフィクションな部分があるが、
それでも古い本を収集してよく書いている。

読者から、「今度出た本の何々は当時ではありえません」という手紙が来ていたそうだが、
考証の根拠になった資料メモを送っていたそうな。
これもエッセイ集に・・・吉村昭はエッセイ集まで読まないといけない作家

60:名無し三等兵
10/02/21 11:50:24
戦艦武蔵ノートだったと思うけど、数年間毎日つけていたはずの
腕章の色を聞いたら、関係者の答えがばらばらだったという話が
あったな。

61:名無し三等兵
10/02/21 11:57:36
>>46
古典かつ洋書になるけれど、欧州情勢を外交史、外交関係という意味でとれば
A.J.P. Taylor, The Struggle for Mastery in Europe, 1948-1918, (Oxford UP, 1954).
F.R. Bridge and Roger Bullen, The Great Powers and the European State System 1815-1914, (Longman, 1980).
あたりを読むべきだと思う。
だるかったらヘンリー・キッシンジャー『外交(上)』や、
高坂正堯『古典外交の成熟と崩壊』の当該の章で見取り図を作ってからがいいかも。
後者はできれば全部読んでおくとヨーロッパ外交への理解が増す気はする
外交史で最新の研究に当りたければ、イギリス中心となるけれど
Zara S. Steiner and Keith Neilson, Britain and the Origins of the First World War, (2nd ed., Palgrave Macmillan, 2003)
とかがおすすめ。他の研究は同書の脚注から引っこ抜いてもいい。

資料的にラフでもいいから、精神史とか思想的なものもより重視するなら
>>50氏も勧めてるジェームス・ジョル『第一次世界大戦の起源』や、ルネ・ジロー『国際関係史 1878-1914』がいいと思う。
ジローは外交史的にもフランスの視点が中心となるので、その意味でも面白い

その他歴史としては、細谷雄一さんの講義のシラバスがわりと参考になる気がする。わりと内容も被ってるが
URLリンク(club.pep.ne.jp)
もし、政治学的にこの時期を検討するなら、既読のナイ『国際紛争』の原著の
Futehr Readingsを見るといいです(邦訳版は独自のリストになっているため)

>>50-51氏のはリンクつきでありがたいけど、検索単語引っこ抜きなのかな?
池田十吾さんの本はこういう意味では役に立たなかったと思う


62:名無し三等兵
10/02/21 12:23:06
>>60
そのことで一つ話があるんだけど、

海軍では大佐、大尉をだいさ、だいいと読んでいたのが定説になっているけど
ある本で、海軍士官が
「よくそういう事が書かれているが一度もだいさ、だいいと読んだ事はない」
と書いてあったのを思い出した。

問題はどの本にその記述があったか忘れていることだ。

63:名無し三等兵
10/02/21 13:06:47
>>62ですが、その本では「宜候」のアクセントが戦中と戦後で違う、
映画を観ると違和感があるとも書かれていた。何の本だったかー

64:名無し三等兵
10/02/21 13:22:46
ティーガーとティーゲルの違いみたいなものかしら。

>>63
現代でも宜候って使うんだっけ?

65:名無し三等兵
10/02/21 13:33:41
映画でよく聞くのは「よぉぅそろぉう」が多いと思うんだけど、違うのか?

66:名無し三等兵
10/02/21 14:00:56
「艦長」のイントネーションも

67:名無し三等兵
10/02/21 15:13:30
>>64
海自ではふつうに使ってるよ。

イントネーションを比較するなら、海自の体験航海とかと古い日本の戦争映画を比較するのがよろしいかと。

68:名無し三等兵
10/02/21 15:31:39
今は動画があったな。戦中の映画もあるし。

さっそく探してみたら、「帽振れ」の号令が思い込みと全然違っていた。
「ぼーふれーー」かと思ってたら、「ボゥフレッ」だった。

69:名無し三等兵
10/02/21 18:52:33
前スレでやや過剰ぎみな守屋純批判があったけど、そこまで信頼できない人だったっけ?
前にアントニー・ビーバーの著作に対する根拠の薄い批判をしたり、マーザーの著作を根拠に対ソ戦予防戦争論をだしたりと注意が必要な人だとは思うけど

70:名無し三等兵
10/02/21 19:00:28
どんどん訳書を出してほしい人だ。

71:名無し三等兵
10/02/21 19:27:49
>>70
同感。特に予防戦争論の代表格のヨアヒム・ホフマンの本邦訳してほしい。

72:名無し三等兵
10/02/21 19:34:57
日本の軍事関連書籍に関しては近世近代の軍事理論書の翻訳や中世から近代の戦史が未開拓
理論書は一次文献として重宝すること間違いなし
売れないだろうけどね

73:名無し三等兵
10/02/21 20:17:52
>>22
楽天books、土日で5冊売上。

売れた冊数がわかるの面白いな

74:名無し三等兵
10/02/21 21:22:23
>>62
そういえば、零戦の読みも、一時は「れいせん」が正しいとされていたが、
今は、戦時中から「ぜろせん」は使われていたってのが通説になってるしなあ。

75:名無し三等兵
10/02/21 21:38:12
吉岡平センセが「サムライン」でそれ関連を登場キャラに言わせていたなあ。
いや、吉岡センセのご本は好きなんですが。

76:名無し三等兵
10/02/21 22:34:05
A Civilians Guide to the U.S. Military
米国一般市民向けの米軍入門書
敬礼や上官への呼びかけのルールから、葬儀や軍法会議等の共通の話と
5軍それぞれのミッション、組織、装備、入隊・訓練プログラム等について触れる
用語集 (スラング含む) あり
内容は軍オタなら周知のことなのだろうけど私には面白かった

ただ、アメリカ人が書いたアメリカ人向けの本だから、殆どいい事しか書いてないけど
ジュネーヴ諸条約に関して、アメリカが問題になった事例がちょっと出てるくらい

77:名無し三等兵
10/02/21 22:40:15
全ての本に批判的な視線を求めるのはどうかね…

78:名無し三等兵
10/02/21 22:44:50
本を評価するモノサシは、偏狭な己の持つ1本だけで、
それに合わない本はめったくそに叩いてやるぜ!

79:名無し三等兵
10/02/21 22:57:00
本に批判的な内容を含める必要はないが
読む側に批判的な視点は必要 (単なる娯楽として読むのでなければ)

80:名無し三等兵
10/02/21 23:04:57
本に書かれた批判を無批判に取り込んでしまう人はままいるね。

81:名無し三等兵
10/02/21 23:11:40
    \  どんなミスも絶対に見逃さない /
.                           
               \       
    ヽ(^o^)       (/o^)      (^o^))
      ( )7       ( /      <  )
      < \     / く        / >
   """"""""""""""""""""""""""""""""""""""

こうですか?わかりません

82:名無し三等兵
10/02/21 23:36:59
343空の紫電改、鴛淵大尉機の写真が掲載されてる本ありますかね?

83:名無し三等兵
10/02/21 23:37:49
まぁ極力クロスチェックを心掛けるべきなんだよな
Aという本の内容の反証のためにBという本を読んで確信が持てたと思ったら、Bの参考文献にAがはいっていてふりだしに戻るということがあったりするが

84:名無し三等兵
10/02/22 01:11:32
リデル・ハートの『戦略論』新訳で出るね。

85:名無し三等兵
10/02/22 10:01:02
>>82
そもそも、343空の戦時中の写真自体がほとんどない。
菅野大尉機の写真も長く未発見だった。

戦後の米軍マークになってからの写真はだいぶ残されているが。

86:名無し三等兵
10/02/22 17:47:20 X0e86qOn
前スレで話題になっていた「パウル・カレル全否定論」の大木毅だけど
パウル・カレルを全否定する記事の載ったコマンドマガジンの次の号で
書いてる記事の参考文献にはDas Deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg
の第6巻が挙がっているんだよな。

■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合75■
スレリンク(cgame板:618-641番)

つまり大木毅はパウル・カレルがドイツ公刊戦史で参考文献に使われてる事実を
知っていたはずだけど、それをパウル・カレル全否定の記事では一切書かずに、
まるでカレルなんてドイツ史学会で全く相手にされてないようなネガな話だけ
延々と書き綴った上で「今後カレルの著作を資料として用いることはない・・・・
いや、できないだろう」 と資料的価値を全否定していたというわけ。しかも
「一部の政治的意図を有するものを除けば、知識階級に属する人間で、
カレルの著述を真実であるとみなすものは、もはや誰もいないであろう」
とまで書いて、カレルの価値を認めるのはナチチンパかバカだけだとほぼ断定している。

ドイツ公刊戦史の編者がナチシンパもしくは知識階級に属さない人間かどうかは言うまでもない。

大木は記事の中で、パウル・カレルはドイツに都合の悪い事実を知っていながら
「わざと書かない」ことで読者を誘導したことを批判しているけど、これじゃ本人も
パウル・カレルがドイツ公刊戦史で参考文献に使われている(都合の悪い)事実を
知っていながら「わざと書かない」で読者を誘導したと批判されてもしょうがないよ。
だって Das Deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg を参照しているんだからね。

87:名無し三等兵
10/02/22 17:54:17
もうええやん

88:名無し三等兵
10/02/22 17:59:11
>>86
派生へGO!

89:名無し三等兵
10/02/22 18:28:38
別にスレ違いだとも思わないけど。
これからの執筆家が使用するかどうかは別にして
カレル本にはカレル本なりの価値がある。
誰が何を参考にして書こうが原則自由。
今時カレルを主要なタネにして自説を展開しても
説得力がないだけの話。

90:名無し三等兵
10/02/22 18:35:51
ドイツ軍、諸説カレル 春の風

以下、軍ヲタ的連歌で。

91:名無し三等兵
10/02/22 18:41:51
>>89
自分なりの結論がある人同士の議論は、やっぱり別の所でするべきだと思うんだ。

さて、新たな本を読もう!

92:名無し三等兵
10/02/22 18:55:19
>>90
春の目覚めは 泥に沈んで

93:名無し三等兵
10/02/22 18:56:10
>>90
それにつけても 金の欲しさよ

94:名無し三等兵
10/02/23 00:36:14
大木さんなら軍事史研究局のフリーザー大佐と面識がありますよ

ソースは電撃戦という幻のあとがき

95:名無し三等兵
10/02/23 00:55:34
>>86
で、きみは、Das Deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg を読んだの?

96:名無し三等兵
10/02/23 01:02:00
オックスフォード大学出版局から英訳が出ているよ、
Das Deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg


97:名無し三等兵
10/02/23 10:02:52
つぅか今やカレル本の価値は
当時のドイツ軍統帥部の戦略的なものの考え方や見方、
作戦企図が読み取れる、といったレベルにとどまり、
事実関係のネタとしては既に陳腐化してる訳よ。

たとえば「~将軍は×××作戦を行うにあたり、○○という見通しに基づき
・・・を目的としたが、その結果は△△だった。あと1個大隊あれば(ry」
概略上のような文章があったとして、
上に書いた通り、「ドイツ軍の作戦企図と状況見通し」、つまり
「~将軍の×××作戦における作戦目的・・・と現状認識○○」を掴むには
それでよいかも知れんが、書かれた時代が古い為、
独側現状認識○○とソ連側の実態●●や、
独側の公式戦果/損失△△と裏取れた実際の戦果/損失▲▲が乖離してる以上、
事実関係のソースとしては使えない。

ましてや他者も指摘している通り、
その過程で起こった独軍側の残虐行為等が恣意的に無視されてたり、
結論として「あと1個大隊あれば(ry」的な情緒論に走っているならば、
カレルの経歴を無視するにせよ大木氏の批判の趣意は満更的外れでもない。

98:名無し三等兵
10/02/23 10:04:24
公刊戦史のネタ元になってる事を殊更に論い、
カレル本を全肯定したい手合いも居る様だが、
公刊戦史とてカレル本の記述の全てを参考にしたわけではあるまい?
仮にそうならば、わざわざカレル本とは別に公刊戦史を作るのではなく
カレルを公刊戦史編纂・研究チームのトップに据え、
更に必要なスタッフを加える形で「豪華版カレル本」を公刊戦史にすれば済むw

だいたい公刊戦史ってのは我が国の戦史叢書も含め、どの国のそれも
基本自国軍将校向けの戦史教科書としての性質を有する。
従って正確な事実関係の記述が重視される
(逆に言えばその記述さえ充実していれば足る)一般向け戦史本に比べ
当時の指揮官の作戦企図や現状認識と決心の内容に重きを置く傾向がある。

反ナチ政策により、旧国防軍やSS関係者と政府関係者との接触が
センシティブだった当時の西独において、
カレルの著作は、作戦レベルにおける独軍指揮官の、
こうした企図・認識・決心を把握する上では確かに参考になっただろう。 

しかし事実関係を裏付けるソースとしてそのまま使われたかは疑問だ。
だいいち当時の西独公刊戦史とて、今やソースと記述の古さは否めまい。

このスレに定期的に出る話題によれば、
我が国では近々戦史叢書の改定が行われると聞く。
ドイツで同様の動きがあるかは寡聞にして知らないが、
東西統一によって旧東独の所有する各種資料、
東欧自由化によって東側諸国の資料に門戸が開かれた今、
むしろドイツこそ公刊戦史の見直しを行うべきかも知れない。

99:名無し三等兵
10/02/23 10:28:24
>カレル本を全肯定したい手合いも居る様だが

見えない敵と戦ってる奴w

100:名無し三等兵
10/02/23 10:33:35
それで反論したつもりか?w

101:名無し三等兵
10/02/23 10:40:39
いや、俺はカレル本を全肯定したい手合いじゃないから
狂犬のように暴れまくる奴に反論するのもしんどい。

102:名無し三等兵
10/02/23 10:43:18
というか、「カレルはこんな馬鹿なことを書いていますけど、事実はこうですから
信じちゃいけませんよ、カレルのことなんて」
 という形でカレルの記述を引用した場合も、参考文献としてカレルの本が巻末
や脚注に記載される、という話になるんだよね

 類似例で言うと、
URLリンク(ja.wikipedia.org)

 こういう調査報告も、ねつ造とされた発表論文を細かく引用した上で、
「黄禹錫の論文に寄ればAとあるが、我々が検証した結果、Bと出た。
実験プロセスの過程は下記の如し」
 云々やるわけだ。
 で、当然参考文献やら実験関連のデータには、黄禹錫の発表論文も
記載される訳ね、その報告書には。
 どうして、参考文献とあるだけで「全肯定」となるのか。
 調査報告書とか読んだことがないのかな。

103:名無し三等兵
10/02/23 10:46:22
大まかには同意できるから、
カレル本肯定論者が存在するかどうかについての議論は派生でやってくれ。

104:名無し三等兵
10/02/23 10:47:04
だーかーら、派生議論スレにいけと・・・

ドイツネタはいつもこうなるんだよ。永久ループなんで
次は戦史叢書読破ネタか大井参謀や辻参謀の話にしちゃうおうぜ


105:名無し三等兵
10/02/23 10:49:11
辻政信 勝っているときは前線に気配りができる男

負け始めると(略)

106:名無し三等兵
10/02/23 10:49:25
>>102
飛行機10年乗り放題ワロタwww

107:名無し三等兵
10/02/23 10:54:11
>>105
突然塹壕に飛び込んできて
「戦況はどうか」
「見ての通り激しい砲撃下です。大変危険ですから退避してください!」
「そうか、しっかり頼む(・∀・ )≡シュタッ」

後にも先にも、弾雨の中最前線を駆け回り一兵士一兵士に声をかける参謀など
見た事がないと前線の兵士からは賞賛されている・・・

伝説の参謀、辻政信ッ!現在も生死不明・・・

108:名無し三等兵
10/02/23 10:56:57
辻ーんは参謀なんてやらず大隊長でもやっていれば…

109:名無し三等兵
10/02/23 11:14:22
辻ーんはアニメとかの主人公に本当に向いてるよな

110:名無し三等兵
10/02/23 11:43:24
これ↓は全肯定だろう
URLリンク(mimizun.com)
>881 :名無し三等兵:2010/02/18(木) 12:12:17 ID:???
>山崎雅弘は、まだまだカレルを批判できるレベルじゃあない。
>カレルの著作は、ドイツ陸軍版「戦史叢書」。
>内容に多少間違いがあるのが分かっていても、目を通しておかないとね。

>935 :名無し三等兵:2010/02/18(木) 19:32:13 ID:???
>パウル・カレルの著作の存在があまりに大きすぎて、
>アンチがいるってだけさ。
>戦史叢書だってアンチはいるぞ。



111:名無し三等兵
10/02/23 11:53:40
せっかく辻のターンにしたのに~

112:名無し三等兵
10/02/23 11:57:10
>>109
あれだけどこの戦線にも顔を出してるのは、アニメキャラ並みだよなw
226事件あたりの騒乱に絡み、満州で張作霖の葬式をやり、
日中戦争に従軍し、ノモンハン事件で大暴れ、
マレー電撃戦、ガダルカナル、ビルマ、で戦後もあれだろ。

そういえば最近辻の著作が復刻されてるけど、初版とは内容が違うらしいね。
ノモンハン事件の時に和平交渉をぶち壊した話なんかが省かれてると。

113:名無し三等兵
10/02/23 12:01:32
>これ↓は全肯定だろう

いや違う。お前の思い込みが生んだ幻想だ。

114:名無し三等兵
10/02/23 12:03:51
>>112
戦後も・・・って簡単に書けないくらい、いろいろやってるしなぁ。
任期中に行方不明になった国会議員なんてそんなにいないだろ。

ここのweb後半が新たな辻伝説だ。
URLリンク(kokkai.ndl.go.jp)

115:名無し三等兵
10/02/23 12:04:34
だから、カレル話は↓でやれ

派生議論スレ43
スレリンク(army板)

116:名無し三等兵
10/02/23 12:33:07
>>113
結局そうやって論点はぐらかせ返す刀で相手を罵倒するしか能がないのな
>>101同様w

117:名無し三等兵
10/02/23 12:37:37
だから、カレル話は↓でやれ

派生議論スレ43
スレリンク(army板)


118:Lans ◆xHvvunznRc
10/02/23 12:59:08
>112
だから、メレンティンも忘れないでくだしい。

西方戦役→北アフリカ→東部戦線(スターリングラード後)→ノルマンディー→東部戦線

119:名無し三等兵
10/02/23 13:37:04
辻の欠点は、負け戦でもハッスルして傷を広げたこと

120:名無し三等兵
10/02/23 13:44:54
誰かご存知ありませんか?
確か4、5年前のNHKBSで放送された、週間ブックレビューの中で、
確かノッポさん?が紹介された書籍で、ヒトラー、第二次世界大戦について
新事実が書かれた書籍を紹介されていたと記憶してますが、
誰かこの書籍について、心当たりがある方はいらっしゃいませんか?

121:名無し三等兵
10/02/23 13:52:30
>>120
URLリンク(www.nhk.or.jp)

こんだけ履歴残ってるから自力で探してみてくれ

122:名無し三等兵
10/02/23 13:56:39 29T7vC2N
>> どうして、参考文献とあるだけで「全肯定」となるのか。

カレル話は派生スレネタだというのは措くとして
そもそも「カレル全肯定派」なんて一人も存在しない。

「カレルも他の資料と同じで使い方次第」
「全肯定も全否定もどちらも愚か」

これが大勢の意見だと思うよ。
ドイツ公刊戦史が参考文献にしているというのは
単に「している」事実を指摘して「全否定」の姿勢に
疑問を呈しているいるだけなんだよ。

必死になって大木擁護書いてる人がいるけど
実在しない敵を相手に戦っているようだね。

そもそもカレルの記事内容に対する疑問なんて
戦史研究の分野では昔から言われてきたことで
別に珍しくもなんともない話。
だからみんな昔から脳内補正して読んできた。

それよか

>>大木は記事の中で、パウル・カレルはドイツに都合の悪い事実を知っていながら
>>「わざと書かない」ことで読者を誘導したことを批判しているけど、これじゃ本人も
>>パウル・カレルがドイツ公刊戦史で参考文献に使われている(都合の悪い)事実を
>>知っていながら「わざと書かない」で読者を誘導したと批判されてもしょうがないよ。

問題はこっちだろうね。カレルの記事がどうだろうと関係なく
「自説に都合の悪い事実はスルーして都合のいい事実だけを羅列」
という研究発表はスティネットの真珠湾陰謀論みたいなのと同類だと思うよ。


123:名無し三等兵
10/02/23 14:12:32
>>114
  本日の会議に付した案件
○国会法第三十九条但書の規定による
 議決に関する件(肥料審議会委員)
○旧軍港市国有財産処理審議会委員の
 任命同意に関する件
○日本電信電話公社経営委員会委員の
 任命同意に関する件
○緊急質問の取り扱いに関する件
○決議案の委員会審査省略要求の取り
 扱いに関する件
○議員辻政信君に関する件
○参議院予備金の支出承認に関する件

「議員辻政信君に関する件」が見事に浮いてるなw
ここだけ学級会の議題みたいだ。

124:名無し三等兵
10/02/23 14:13:57
流れを変えよたい……
そういえば最近、ウォーゲーム始めようかなと思っているのだけれどお勧めの書籍ある?
ハンドブックの方は昔のものばかり取り扱ってると聞いたので、出来れはそれ以外でお願いします。

125:名無し三等兵
10/02/23 14:14:59
>>113>>122
>「カレル全肯定派」なんて一人も存在しない。
ひょっとして「カレルに事実誤認やプロパガンダは全くない」とか
明文で書かないと「全肯定」じゃないとかいいたいのか?
なら「全否定派」とやらもおるまいよ。

だとしても読む度にいちいち脳内補正が必要な陳腐化した代物を
「戦史叢書」とか「あまりにも大きな存在」とか持て囃し
それに対する非難にケチつけなきゃ気に喰わない狂信っぷりは
全肯定に等しいわw

126:名無し三等兵
10/02/23 14:20:34
一人ジャンケンって楽しいんだろうか

127:名無し三等兵
10/02/23 14:27:16
相変わらず一行煽りしか能がないのなw

128:名無し三等兵
10/02/23 14:47:00 29T7vC2N
>>なら「全否定派」とやらもおるまいよ。

いるよ。

「今後カレルの著作を資料として用いることはない・・・・いや、できないだろう」
「一部の政治的意図を有するものを除けば、知識階級に属する人間で、
カレルの著述を真実であるとみなすものは、もはや誰もいないであろう」

こういう全否定を書いている人が。

しかし「知識階級」ってのもすごい思考形態だよね。
「知識人」じゃなくて。



129:名無し三等兵
10/02/23 14:47:53
>>121
どうやら、週刊ブックレビュー 2006年04月30日の放送の「ヒトラー・コード」ぽい
とんくす

130:名無し三等兵
10/02/23 14:51:27
そりゃ>>98で述べた理由から
一般向け戦史の書き手である大木氏からすれば、
プロパガンダ的歪曲や事実誤認が少なからず含まれるカレル本に対し
そういう見解を持ったと手何ら不思議はない。
てかその程度で「全否定」なら
>>110に例示されてるのも「全肯定」に等しいな。

131:名無し三等兵
10/02/23 14:57:46 29T7vC2N
中国人が南京大虐殺の死者数を年々水増しして
事実とかけ離れた数字になっていることは周知の事実だけど
そうだからといって一部の日本人が主張する
「中国人はウソばっかり捏造する連中」だから
「南京大虐殺は無かった」という「南京虐殺全否定論」が
自動的に正しいことを意味することにはならないよね。

大木毅のパウル・カレル否定論も
それと本質的には同じだという気がする。

「パウル・カレルが事実をいろいろ操作している」からといって
「だからパウル・カレルの著作は全部資料的価値がない」
という極論に一足飛びに飛躍するのは皮相的かつ短絡的だよ。
じゃないと聞き取り調査に協力した多数のドイツ人元軍人
の証言が全て無駄ということになってしまう。
ナッシュが書いてるように事実関係が正しい記述も多い。
スレリンク(cgame板:650番)

念のために書いとくけど
ここで問題にしているのは「パウル・カレル」じゃなくて
「大木毅のパウル・カレル全否定論」だから。
「パウル・カレルは問題だらけ」というのを
いくら執拗に書きたてたところで
だから「大木毅の全否定論は正しい」という証明にはならない。
ましてや不都合な事実を知っていて書かなかったのなら尚更。

まあネタが何であっても
個々の著者や著作、各ページの記述内容を
自分の頭で判断・評価できるだけの「知性」がある人なら
視野狭窄な「××全否定論」の類は相手にするなというのが
一連の騒動で得られた教訓だね。

132:名無し三等兵
10/02/23 14:58:32
>>129
読んだら書評もよろしくな

133:名無し三等兵
10/02/23 15:05:58
「今後カレルの著作を資料として用いることはない・・・・いや、できないだろう」
「一部の政治的意図を有するものを除けば、知識階級に属する人間で、
カレルの著述を真実であるとみなすものは、もはや誰もいないであろう」

これを

「だからパウル・カレルの著作は全部資料的価値がない」
ってのはタチの悪い歪曲だな。

で、ましてやここで言う「資料的価値」の性質及び対象が何なのかも触れず
ただ否定的なことを書いたが故に「全否定」と断じ
それに基づき延々ネガキャンするってのも「知性」が感じられんね。
それこそ「一部の政治的意図を有する」んだろうよw

それとも「経済的意図」か?w
そういう世界観を売り物にする商売及びその従事者と関係が深いとか。

134:名無し三等兵
10/02/23 15:15:32
>>85
ありがとう。
菅野機の写真って未発見だったんだぁ・・・初めて知った!

じゃあ模型関連本の鴛淵機の塗装パターンは生存者の証言等で考証したのかな?

135:名無し三等兵
10/02/23 15:22:15
>それとも「経済的意図」か?w
>そういう世界観を売り物にする商売及びその従事者と関係が深いとか。

某ポンチ絵師取り巻きの一人が作ったFAQの
パウル・カレル論争の恣意的なまとめ方見ると確かにそれもあるかもW

136:名無し三等兵
10/02/23 15:26:15 29T7vC2N
>それとも「経済的意図」か?w

そういや戦史や歴史の世界で名高い著者を貶めるような行為で
金儲けしようとする人もいるね。

別宮暖郎の「坂の上の雲ではわからない・・・」シリーズとか。

そういう「著名人を貶めて己の名を売る」というのは
人間として最も恥ずべき醜悪な行為じゃないかな。

137:名無し三等兵
10/02/23 15:31:30
>>136
「私は権威主義者です」まで読んだ。

138:名無し三等兵
10/02/23 15:37:21 29T7vC2N
なんだか粘着質に絡んでくる人がいるけど

>まあネタが何であっても
>個々の著者や著作、各ページの記述内容を
>自分の頭で判断・評価できるだけの「知性」がある人なら
>視野狭窄な「××全否定論」の類は相手にするなというのが
>一連の騒動で得られた教訓だね。

この結論だと何か不都合なの?

このスレ読んでる人ならよくご承知の
当たり前のことしか書いてないと思うけど。

139:名無し三等兵
10/02/23 15:41:16
「××全否定論」を「××全肯定論」に置き換えても同じ事が言える罠
それともアレか?自分のレスに一字一句了承するまでレス続けるクチか?w

>なんだか粘着質に絡んでくる
なんというお前が言うなw

140:名無し三等兵
10/02/23 15:42:53
>>137
別に権威は否定しないけど、
批判を許容できない程信じ込まれてもねぇw

141:名無し三等兵
10/02/23 15:55:11
>>138
なんつーか、大木の主張を「全否定」と決め付けた上で
それを「視野狭窄な「××全否定論」の類は相手にするな」と称し
とにかく封殺したいって意図が見え見えなんだよね。

ところが大木説にも一部の理があることについては>>98で述べたとおり。
そこを「全肯定or全否定」に論点すり替え、
延々粘着してきたのはどっちなんだか?w

そういう無理な論法で異論を封殺したがる偏狭さとのめり込み加減を
「全肯定」と言ってるわけよ?お分かり?w

142:名無し三等兵
10/02/23 16:04:09 R12KraFV
教本は、どこで買えるんですか?

143:名無し三等兵
10/02/23 16:12:49
>>142
まずどこ軍の何の教本なのか書きましょう。
旧軍や自衛隊の各種携帯教本なら神保町文華堂書店に扱いあり。

144:名無し三等兵
10/02/23 16:14:00
>>135
多分前スレとこのスレも似たようなまとめ方されるだろうよ。

145:名無し三等兵
10/02/23 16:22:30 29T7vC2N
>>141
俺のいいたいことは>>131で書いたから繰り返さないよ。

前スレでも誰か書いてたけど
0か1かみたいな硬直した思考パターンと
「都合の悪い事実は知ってても書かない」という批判対象と同種の姿勢に
少し疑問を呈してみただけ。

もちろん「全肯定」とか「全否定」の
言論を「発表」するのは自由だし
それを封殺なんてする力は俺にはないよ。

ただし、
>>一般向け戦史の書き手である大木氏
が、
>>「資料的価値」の性質及び対象が何なのかも触れないで

一般読者(戦史好きのシミュレーションゲーマー)に向けて

「今後カレルの著作を資料として用いることはない・・・・いや、できないだろう」
「一部の政治的意図を有するものを除けば、知識階級に属する人間で、
カレルの著述を真実であるとみなすものは、もはや誰もいないであろう」

と書いて、パウル・カレルの著作に対する否定的なイメージのみ植え付ける。

これが「パウル・カレルの著作は全部資料的価値がない」
という全否定の主張でないなら、一体なんなんだよ?
使い方が云々なんて件の記事には全然書かれていないし。

まあ「ソ連先制攻撃論」の守屋純みたいに大木毅も主張を変えて
「カレルも使い方を誤らなければ資料として使える」
という方向に路線転換する可能性はあるかもしれないけどね。

146:名無し三等兵
10/02/23 16:40:28
>一体なんなんだよ?
「事実関係の記述を中心とした
一般向け戦史”としては”価値がない。」ってこったろう。

>使い方が云々なんて件の記事には全然書かれていないし。
逆に言いたいが戦史叢書や自衛隊の戦史教本を除き
市販の戦史本なんてのは、
例えそれが「戦史好きのシミュレーションゲーマー」向けだとしても、
殆どが「素人向けに事実関係を解説する」だけだろ。

そしてカレルの(今となってはほぼ唯一の)価値
「当時の指揮官の作戦企図と状況認識及び決心」を知るなんて使い方は
そういう一般ニーズに合致しない極めて特殊な「使い方」だし、
「事実関係の把握」の点からすれば妨げにすらなりかねない。

>路線転換する可能性
知るかよw
「「著名人を貶めて己の名を売る」というのは
人間として最も恥ずべき醜悪な行為」じゃなかったのか?w

147:名無し三等兵
10/02/23 16:46:39 29T7vC2N
>「事実関係の記述を中心とした一般向け戦史”としては”価値がない。」ってこったろう。

スレリンク(cgame板:650番)から転載

『チェルカッシィ包囲突破戦』(下)より引用
 1966年に,パウル・カレルは彼の東部戦線の戦いの記念碑的解説の第2
部、『焦土(焦土作戦)』を出版し、丸まる1章がチェルカッシィの戦いに充
てられた。
 彼の戦闘の扱いの中で、彼は公的な歴史、戦後の解説、そしてベテランのイ
ンタヴューをまとめて、最初の真にバランスのとれた、作戦レベルでの戦闘の
解説を行った。
 彼は戦術的な詳細については詳しく書いていないが、彼の解説は戦闘を素早
く読み解くには最善のものであり続けている。
 同様に,詳細な戦時のソ連の作戦に関する戦闘後報告、選集は1944年9
~10月に印刷された「戦争経験に関する研究資料の収集」は重要であり、旧ソ
連で提示される公式の物語とは、しばしば議論のある、比較的飾り気の無い解
説であった。
 興味深いことに、この報告に描かれた戦術行動は、ドイツ軍の記録と並行し
ており全く似通っている。
 選集をドイツ軍の解説と並べて比較すれば、日付、場所、そして部隊の移動
は、ほとんど正確に対応するのである。
 もちろん、特定の交戦で認められた結果は異なっているだろうが、戦術的報
告における事象は共通している。

 著者のダグラス・E・ナッシュはウェストポイント出の米軍士官で、「砂漠
の嵐」作戦にも参加。
 95年にはフォート・レヴンワースの指揮幕僚大学の名誉指揮官を授与され
てる。
 この本の執筆には、マイクロフィルム化された、当時のドイツ軍の軍集団か
ら連隊に至る作戦日誌なども使われている。
 その上で、こういってるわけだ。

148:名無し三等兵
10/02/23 16:47:58 29T7vC2N
何度も書いて申し訳ないけど
自説に都合の悪い事実は無視して知っているのに書かないというのは
よくない姿勢だと思うよ。

149:名無し三等兵
10/02/23 16:52:56
>>147
同じスレにはこうもあるなw

>903 :名無し三等兵:2009/07/28(火) 19:27:54 ID:???
>>選集をドイツ軍の解説と
>>並べて比較すれば、日付、場所、そして部隊の移動は、
>>ほとんど正確に対応するのである。
>当たり前だ。
>てか同じ戦闘扱っててその部分からして記述が違ったら大変だろ?w

>>もちろん、特定の交戦で認められた結果は異なっているだろうが
>その異なる結果を照合・検証の上で正確な結果割り出すのが、
>「ウラを取る」って事じゃないのか?
>それがなされてない以上、
>単なる「ドイツ側記録のまとめ」以上の意味は無いんだよ。

>で、「解説」たるやお馴染みの「あと1個大隊あれば勝てた」だろ。
>平家琵琶や浪花節の類だなw

150:名無し三等兵
10/02/23 16:54:18
>>148
ならパウル・カレルも「良くない姿勢」だなw

151:名無し三等兵
10/02/23 16:56:16 29T7vC2N
論旨のすり替え。お疲れ様。


ところで、

>「当時の指揮官の作戦企図と状況認識及び決心」を知るなんて使い方は
>そういう一般ニーズに合致しない極めて特殊な「使い方」だし、

歴史ものシミュレーションゲーマーにとっては逆に
これこそが一番重要な情報なんだけどね、言うまでもなく。

だってプレーヤーの立場が「当時の指揮官」で
「作戦企図と状況認識及び決心」を自分で擬似追体験
するのがシミュレーションゲームの醍醐味なんだから。

知らないで書いてるのならしょうがないけど
知っていてわざとこんな重大な「事実の歪曲」しているのなら問題だね。


152:名無し三等兵
10/02/23 16:56:52
おっと>>149のネタ元は
URLリンク(mimizun.com)
>>901に対するレスな。
つかカレル信者の依拠するネタって共通してんのなw

153:名無し三等兵
10/02/23 16:58:06
>>151
じゃ、歴史のシミュレーションゲーマー以外には糞の役にも立たない訳だw

154:名無し三等兵
10/02/23 16:59:04
とりあえず専用スレでも立てて移動してくれ。

ここに書き続けないでくれ。

155:名無し三等兵
10/02/23 17:02:27 29T7vC2N
すまないね。悪かった。

まあ行間も含めて戦史書を読みこなしてる知的な人たちだったら
今回のやりとりでも行間からいろいろ見えてきたと思う。

偏った話題で延々と続けて申し訳ない。俺はもう引っ込むよ。

156:名無し三等兵
10/02/23 17:04:20
>>151
ところがその状況認識が間違ってた故
「あと1個大隊が(ry」と泣き言垂れてるのがカレル本じゃん。
何かい?勝ち負けではなく、
そういう独軍指揮官の負け惜しみを追体験するのが
あんたのいう「シミュレーションゲーム」とやらなのかい?w

157:名無し三等兵
10/02/23 17:28:34
そんなことより「補給戦」の話でもしようぜ

158:名無し三等兵
10/02/23 17:46:13
>>147
なんだゲーヲタの内ゲバかよ…(呆

159:名無し三等兵
10/02/23 18:28:57
馬鹿がグダグダ粘着しやがって。


160:名無し三等兵
10/02/23 18:46:15
放っておきゃ良いじゃん。
ゲーヲタ仲間の派閥争いだかライターのショバ争いだかで、
生活に影響しかねず必死なんだろ。察してやれw


161:名無し三等兵
10/02/23 18:58:29
海上護衛戦の海軍批判って後知恵の類だよね?

162:名無し三等兵
10/02/23 19:03:13
後知恵が怖くて回顧録が書けるか!馬鹿野郎!

163:名無し三等兵
10/02/23 19:09:24
当事者中の当事者による反省、じゃないのか?実際戦争中も喧嘩売りまくって仕事してたんだろうし。

164:名無し三等兵
10/02/23 19:10:54
>>161
その立場になった人だけがわかる苦労じゃないの?

大井参謀がもし水上艦艇勤務だったなら、燃料も弾薬も全部よこせ、
でないとこっちは戦争してるんだぞ、負けてもいいのか~って叫んでたかも知れん。

海上護衛戦って、終戦後8年で書かれた本なのに
それが今でも通用してるんだからすごいよ。

大和ブームのおかげで、例のセリフが受けて読む人が増えて良かったと思う。

165:名無し三等兵
10/02/23 19:12:48
>>147は該当のスレから転載と言ってるが、そもそもこのスレのレスが転載されたのが
リンク先のレスなんだよな。
ループはまだしも他所のスレの争いまで持ってるのは勘弁>ID:PTWgct43=ID:29T7vC2Nか

166:名無し三等兵
10/02/23 19:17:55
随分伸びていると思ったら、カレルネタかw
こういうネタは嫌いじゃないけど、どうもライター同士の抗争に発展しているみたいだねw
3人くらいのライターが書き込んでるのかな?
そろそろ専用スレ作った方がいいかも。

167:名無し三等兵
10/02/23 19:18:28
国を挙げての戦争に、水上部隊の伝統が何だ。水上部隊の栄光が何だ。馬鹿野郎!

って本人ボイスでの効果音とか電話の保留音が欲しい

168:名無し三等兵
10/02/23 19:23:01
>>166
それだけだと、いかにも隔離スレなんで誰も来ないでしょう。こういうのどうよ。
戦記小説といわれる本の、資料をクロスチェックして検証するスレ。

[作家]○○は参考文献として使えますか?スレ[小説]

169:名無し三等兵
10/02/23 19:25:59
>>165-166
つぅかゲーヲタと連中が崇め奉る売文業者の争いは当該板・スレでやりゃ良いじゃん。
軍板にまで飛び火させんなや。

170:165
10/02/23 19:28:24
>>169
当該板・スレの住人じゃないんで言われても困るわ。
別に話し続ける気も無いし。

171:名無し三等兵
10/02/23 19:29:55
だだだだれか今日読んだ本の書評を書いてくれ

172:名無し三等兵
10/02/23 19:43:24
すまねえ、今日読んだ本はリメイク版のあずまんが大王なんだわ。

173:名無し三等兵
10/02/23 19:45:54
えーと、今日はドリアーニ将軍が陸軍参謀長を免職になった辺りまで読みました。
再読ですけどね。

174:名無し三等兵
10/02/23 19:52:31
俺は大ちゃんの「主砲射撃準備よし!」だがこの流れじゃ書きねえorz

175:名無し三等兵
10/02/23 20:02:08
>>172
大阪の可愛さを軍事的に語ろうぜ

176:名無し三等兵
10/02/23 20:12:12
「戦略論の原点」の普及版(1995円)が再登場していたよ。

177:名無し三等兵
10/02/23 20:14:24
某白蛇のナ●ガがバカ笑いしてる本でもいいのか?>今日読んだ本の書評を書いてくれ

178:名無し三等兵
10/02/23 20:35:25
SFの『新任少尉、出撃!』だが構わんかね?

179:名無し三等兵
10/02/23 20:58:07
『教養人の東洋史 下』社会思想社、初版1966/4/15、今読んでるのは34版1990/6/15
抜粋すると
「アメリカとソ連が正面から戦えば、確かに世界大戦の可能性があった。また、志願軍と言う形式は、
アメリカと中国が正式の戦争状態になるのを避けさせた。
これは、永く人類に感謝されるべき賢明な処置であったといえるのではなかろうか。」

こんなんなら、同じ文脈で大東亜戦争も肯定できるわww
マルクス史観を堪能中ww

180:名無し三等兵
10/02/23 21:02:15
弓兵団インパール戦記で、暴露峠を筆者が四度目に往復するところまで読みました。

アキャブ方面(ビルマの沿岸)でも英印軍は攻勢に出てる中でのインパール作戦だったことが
部隊の動きで分かる。

そいと、ジンギスカン作戦ですが、筆者の大隊はアキャブへ進出するときにアラカン山系を
越えているんです。で、このときもビルマの農家から痩せ牛を買い付けて荷を負わせて、
荷が尽きて糧食無くなったら牛を食べるってことをしてる。

だから、牟田口司令官の創意工夫とか突拍子もない発案として否定するのは
ちょっと思いとどまったほうが良い可能性がでてきました。

次は烈のインパール戦記がやはり光人NF文庫で出てるので、そちらで宮崎繁三郎の
後退戦闘の様相について読む予定。

白骨街道こと靖国街道の話はいつ読んでも暗然、慄然とさせられます。

181:名無し三等兵
10/02/23 21:05:57
今更かつやや板違い気味だが、米原万里「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」。

筆者は一頃ロシア語同時通訳の第一人者として活躍したが、2006年56歳で逝去。
本書は筆者の少女時代、プラハのソ連大使館付属学校在籍当時親交のあった、
ギリシャ、ルーマニア、ユーゴスラビア出身の三人の少女との交遊と、
東欧自由化後の再会を描いたエッセイ。

まぁ筆者も含め各国共産党役員の子女と言う事で、
筆者や登場人物の言動や価値観は軽妙洒脱な文体にも関わらず若干の違和感を感じるが、
当時、西側とは言え軍事政権下で言論の自由が無かったギリシャや、
共産体制下でも封建社会の名残を留めたルーマニア、
一方、党高官にもそれほど特権が与えられなかったユーゴスラビア、
それぞれのお国柄と政権交代後の社会変化と影響を通し、
国家や民族の意味(筆者は所謂¨地球市民¨ではない)について考えさせてくれる好著。

なお筆者には本書の他にも「旅行者の食卓」「ロシアは今日も荒れ模様」
といったロシア・東欧事情や、
同時通訳の視点から「言語」を語る「シモネッタ&ガセネッタ」、
犬猫の生態を描いた「ヒトのオスは飼わないの?」等の小品を残しており、
軽妙洒脱ながらも博識ぶりを窺わせる優れたストーリーテラーであった。
つくづく早逝が悔やまれてならない。

182:名無し三等兵
10/02/23 21:17:28
インパールの影に隠れて菊兵団のフーコンは目立たないなぁ。

183:Lans ◆xHvvunznRc
10/02/23 21:27:39
>180
弓兵団は、いくつかの連隊戦記が戦友会により編纂されてます。
歩兵213/歩兵214/工兵33の各連隊については、その存在を確認済

たまに古書でも流れてるようなので、諭吉大隊と気力があれば
探してみるのもいいかも

184:名無し三等兵
10/02/23 21:34:00
アーヴィングの著作はどうですか?歴史修正主義の烙印押されましたけど。

185:名無し三等兵
10/02/23 22:13:13 29T7vC2N
手元にあるドイツ公刊戦史のDas Deutsche Reich und der Zweite Weltkriegを
数冊見てみたけどデビッド・アービングの「ヒトラーの戦争」とか「ロンメル」
「ドイツ空軍の悲劇」なんかは参考文献に挙がっているね。

「だから信頼できる」なんて短絡的に主張する気はないけど
信憑性や史学会の評価を判断する材料のひとつにはなるんじゃないか。

最近は「この本はダメだとわざわざ触れるために参考文献に使うこともある」
なんていう根拠不明で無理矢理な解釈して噛み付くヘンな人もいるから
うっかりしたことは書けないけどねw

186:名無し三等兵
10/02/23 22:16:47
そりゃまぁアーヴィングの所行が明らかになって裁判で負ける前だからねぇ。

187:名無し三等兵
10/02/23 22:18:11
いいから卓ゲー板に帰れよ糞ゲーヲタ。

188:名無し三等兵
10/02/23 22:24:57
>>179
貴氏のレスの意味がよくつかめないので、もうちょっとkwsk

189:名無し三等兵
10/02/23 22:39:36
>>178
ハヤカワの軍事SFってどう? 特に海外作家。
『彷徨える艦隊』の1,2巻は読んだ。
三次元の宙間戦闘は面白いけど、いまいち登場人物に感情移入できない。
文化が違うからなんだろうか。

>>179
おいらも、もうちょい前後の文章が欲しいお。

190:名無し三等兵
10/02/23 22:42:09
察するに、朝鮮戦争への介入の話じゃないか?
正規軍じゃなくて、義勇兵名目だったのは世のため人のためになった、感謝しろと。
ボランティア軍、志願軍、義勇兵、この辺の訳は揺れるからねw

191:名無し三等兵
10/02/23 22:44:08
>>189
老人と宇宙、彷徨える艦隊は面白いと思う。
カリン・ロワチーのシリーズは面白そうだけどまだ手は出せてないなぁ。
彷徨える艦隊は3巻から盛り上がってると思う。
副大統領閣下がうっとうしいのはスルーだ。

192:名無し三等兵
10/02/23 22:52:10
>>179
察するに朝鮮戦争のときの話だろ?
中国側の「志願軍」という名称が、「戦場を朝鮮半島内に限定したい」という
メッセージだったんだろうというのは、実態が正規軍だったことが明らかに
なった後ではほとんど通説化した見方だと思うんだが。
アメリカとしても戦場を広げたくないという点で利害が一致していたから、
「志願軍」の建前を受け入れた訳だし。

最初から両者の間に「限定戦争」という暗黙の了解があったという点で、
第二次大戦とは全く意味合いが違う。
マッカーサーの思惑通りに米中全面衝突まで行っていたら、話は違うが。

193:名無し三等兵
10/02/23 23:05:33
アーヴィングの著作は注や参考文献一覧がないね。

194:名無し三等兵
10/02/23 23:08:51
>>193
原書でもそうなん?

195:名無し三等兵
10/02/23 23:10:50
>>188,189
ああ、朝鮮戦争についての文章です

書き出しがこう
「中国はなぜ朝鮮に志願軍を送ったのであろうか。中国の指導者たちは、それはソ連がさんかしないですむようにするためであった、といっている。」
>>179に引用した文
「しかも、中国のはらった犠牲は巨大であった。」と続く

他にも北伐中の南京事件について英米の砲艦が南京市内を砲撃したことは書いてあっても、
国民革命軍が領事館を襲撃したことを書いてなかったり、日本が反対してたことを書いてなかったり

196:名無し三等兵
10/02/23 23:17:44
>>185
おーい、それ、幾らかかった?W

197:名無し三等兵
10/02/23 23:18:52
>>189
すまんが、『彷徨える艦隊』は未読だわ。

洋物の軍事SF(SFに限らんが)は元本職が書いてることが多いから、
軍オタ的な視点で読むなら大抵の奴は面白いと思う。
小説として楽しめる物となると、さっき挙げた『新任少尉』とか、
あとは有名どころで悪いが、
『エンダーのゲーム』や『宇宙の戦士』辺りなんかが面白かったな。

>>191
ロワチーは良くも悪くも女流って感じで、
ちょっと腐女子臭さと女々しさが多くてとっつきにくいところがあるから、
買う前に現物をぱらぱらめくってみた方がいいぞ。


198:名無し三等兵
10/02/23 23:19:07
まあ、現物を持っていなくても、「持っている」といって吹かすのは馬鹿でもできるからな

199:名無し三等兵
10/02/23 23:21:24
ID:29T7vC2Nがドイツ語読めるのなら、第一巻の内容くらいは書けるよな

 持っていないとする人の言葉を粉砕する意味からもぜひ書いてみようぜ

200:名無し三等兵
10/02/23 23:26:51
前スレでは菊地某による日本語訳もあるとか口走ってたしな。

案外ネット上で「~の著作が参考文献として引用されている」程度の解説
(恐らくは歴史修正主義系サイトに書かれたもの)読んだだけで、
実物に目を通した事は無いのかもなw

201:名無し三等兵
10/02/23 23:28:29
英訳本を持ってるんじゃないの?
てか俺も読んでみたくなった。
雨に留学したあとも軍ヲタを続けていたら図書館に行こう。

202:名無し三等兵
10/02/23 23:29:12
>菊地某による日本語訳

あるならぜひ欲しいもんだ

 それとドイツ語版と英語版では、経済に関する部分で重大な違いがあるんだが
現物を持っているのなら当然判っているよな

203:名無し三等兵
10/02/23 23:33:22
参考文献をNGワードにしちゃう勢いだよおいw

204:名無し三等兵
10/02/23 23:35:59
>>201
仮に持っているのならかなりの金持ちということになるが……文章からはそういう香りが
まったくしてこないな、彼のそれは

205:名無し三等兵
10/02/23 23:39:22
なんかもう嵐にしか見えん。
煽り愛するならコテつけろコテ。あぼーんするから。

>>197
洋物の軍事SFは元軍人の著者が結構多いから、意外な狙い目だよな。
シナリオが残念なこともあるけどw

206:名無し三等兵
10/02/23 23:44:30
>菊地某による日本語訳

906 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/02/18(木) 15:06:38 ID:???

>結局お前もあるか無いかも知らずにその「ご高説」を非難してんじゃん

とうとう逆切れか。
あるのを知ってるわけだが。菊地晟氏の著作(翻訳本)とか読んでごらん。

946 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2010/02/18(木) 20:13:01 ID:???
ドイツ公刊戦史はこれか?
   Das Deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg
英訳 Germany and the Second World War
菊地氏の訳書はカリウスの戦記、これは元は戦後連邦軍兵士の教育本。



カレルの本を低評価していた906が
いつまでたっても示すことができずにいたのに
結局カリウスの戦記だったというオチ

207:名無し三等兵
10/02/23 23:48:21
>菊地氏の訳書はカリウスの戦記、これは元は戦後連邦軍兵士の教育本。

公刊戦史とカリウスの戦記を取り違えるってどれだけゆとりというか、凄い奴だね、
ID:29T7vC2Nは

 当然、現物を持っているわけがないから、書いていることは信用ならないよな


208:名無し三等兵
10/02/24 00:19:52 0WNG7MEB
俺はID:29T7vC2Nだけどカリウスの戦記がどうたらと書いたのは俺じゃないよ。

ていうか俺はただ>>184のレスに対して自分の知ってること書いただけなのに
なんでこんな異様な絡まれ方するのか理解できない。

手元にあるドイツ公刊戦史のDas Deutsche Reich und der Zweite Weltkriegの
「現物」見てアービングの名前があったから、あるよと書いただけだ。
それが事実と違うというのか? 
アービングの名前は参考文献に出てないのか?

「案外ネット上で「~の著作が参考文献として引用されている」程度の解説
(恐らくは歴史修正主義系サイトに書かれたもの)読んだだけで、
実物に目を通した事は無いのかもなw 」とか
「当然、現物を持っているわけがないから」とか
自分の勝手な妄想だけでどんどん話を進められても困るよ。

他の人にも迷惑かけてるし
そういうのを「荒らし行為」っていうんだよ。
書籍・書評スレなんだから書籍の話をすればいい。

大木毅の異常な擁護といい今回の件といい
何がやりたいのか、さっぱりわからん。

209:名無し三等兵
10/02/24 00:26:04
>>208
自分の巣に帰ってくれ。
■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合75■
スレリンク(cgame板)

210:名無し三等兵
10/02/24 00:29:58
こたつちゃん、こんなところでもIDさらして迷惑かけているのかい
困った人だねえ

211:名無し三等兵
10/02/24 00:35:33
>他の人にも迷惑かけてるし
>そういうのを「荒らし行為」っていうんだよ。

ここ、笑うとこですか?


212:名無し三等兵
10/02/24 00:49:32 wdNMBSK2
>>209-211

213:名無し三等兵
10/02/24 04:32:44
>>206

で、>>196>>199の質問には答えられないのか?w

214:213
10/02/24 04:35:10 0QUZQjVb
>>213訂正

×>>206→〇>>208

215:名無し三等兵
10/02/24 07:35:08
何故ここまで、スレの流れを無視して粘着したがるのかがさっぱりわからん

先々月、ネットで古本で注文して先月その半額の値段でブクオフにおいていた
「図説 古代ギリシアの戦い」を読了
ミュケナイ時代からローマとの戦いまでのギリシア人の戦闘方法や戦争感をよくまと
めた良著
特に後継者戦争以降のヘレニズム時代の戦争が、何故それ以前に比べて動員兵力
が大きくなったのかという説明には個人的には目の鱗が落ちた気分

ただ気になる点が二つ
ペルシア戦争の記述がちょいと浅いかなという点、コレはまぁ重箱の隅
もう一点がアレクサンドロス大王の記述が非常に感情的としかいいようが無い
無論、作者が所謂「東西世界の融和を目指した英雄」としてのアレクサンドロス像を
否定したいのはわからなくも無いし、確かに暴君的側面を垣間見せるエピソードはい
くつかあるけど、それにしてはちょいと記述の仕方がいただけないかな
納得できる記述も幾つか見受けられるのにそこが残念

ペルシア戦争の記述に関しては「世界の戦史2 ダリウスとアレクサンダー」(人物往来社)
が古いけどテルモピュライの戦いの説が面白い
アレクサンドロス大王の東征に関しては森谷公俊著「アレクサンドロス大王」講談社選書メチエ
が特に緒戦の三つの会戦に重点を置いていて記述もわかりやすいし、別の切り口なら ピエール・
ブリアン著「アレクサンドロス大王」文庫クセジュなどがお勧め


216:名無し三等兵
10/02/24 07:45:24
>>208
どうでもいいけどこれ以上ageで書き込むな

217:名無し三等兵
10/02/24 07:49:26
他板の論争を持ち込む人が居なくなれば元に戻るだろうよ。

218:名無し三等兵
10/02/24 08:51:46
>>152に貼られたこのスレの過去スレでも
「肯定派」の主張・ソースが似通ってる所見ると
カレルの話題出るたびに現われちゃぁ張り付いてるんだろうよ。

それこそ「政治的意図」か「経済的意図」でもあるんだろう。
>>209のスレでage下記で似たような内容の主張してる奴の生業は
「フリーランス」だそうだからw

219:名無し三等兵
10/02/24 09:07:55
おはようございます。フリーランスの半ニートです。今日も2ゲット阻止頑張ります。

220:名無し三等兵
10/02/24 10:32:17
うむ。今日も一日頑張りたまえ。

221:名無し三等兵
10/02/24 10:54:10
カレルが大好きで、戦中に出た奴の写真を額縁に入れてリビングに飾っている人
かもしれないね、例の人
愛読書はアービングとカレル、クルト・マイヤーの戦記。


222:名無し三等兵
10/02/24 11:37:15
あとはヴェルナー・マーザーとかヨアヒム・ホフマンとかの
一連の歴史修正主義本もだろ。あと「急降下爆撃」とかもなw

223:名無し三等兵
10/02/24 12:06:49
彼のアイドルは、アドルフ

そういやフルトヴェングラーの父親の名前もアドルフだったな

224:名無し三等兵
10/02/24 12:36:53
スレにそぐわない書き込みばかりなので、ここで仕切りなおし。秘蔵ネタ?を


「通貨燃ゆ」谷口智彦

タイトルからは、円・ドル・ユーロの今後を占う経済本のように感じますが、
軍事ネタ満載。地政学、ドルの投資額からグルジア紛争を警告。すごいじゃないですか。
2005年の時点で、グルジア問題にこれだけ解説した本は
軍事関係でも少なかったのでは。もっと早く読んでいれば。

朝鮮戦争では、北が韓国銀行の内部へ侵攻した時の顛末、
あまり朝鮮戦争に詳しくない自分にとっては面白く読んでいるところです。

225:名無し三等兵
10/02/24 13:17:30
とりあえず、ここでカレルに少しでも批判的なレスすると
延々罵倒混じりの擁護しようとする奴は、
情弱のロートルかナチシンパかキモいゲーヲタしか居ないって事が良く解ったw

226:名無し三等兵
10/02/24 13:42:39
煽って召喚すんな

227:名無し三等兵
10/02/24 14:42:42
前々からわかっていたことだからねえ、カレルがうさんくさいってのは

日本軍の南方戦記に出て来る徴発(という名の掠奪)が東部戦線では
華麗にスルー……という段階で、もはやヘンの世界


228:名無し三等兵
10/02/24 15:05:09

ロシア人やウクライナ人を「劣等種族」呼ばわりしているドイツ人が、
なんもせずにいるはずがないのにそういう箇所は書かないのがカレル


229:名無し三等兵
10/02/24 15:55:50
それを踏まえて、使えるところだけ使えばいいだけなのになぁ

230:名無し三等兵
10/02/24 16:06:46
有名な人を見ると謗らないではいられない病

231:名無し三等兵
10/02/24 16:18:47
「少しでも批判的なレス」

少しでもだって。
自分の行動を客観的に見るのも
難しいよね。

232:名無し三等兵
10/02/24 17:00:26
まだ荒らしが常駐してるのかよ・・・


とりあえず本日休みだったので隣県の古本屋巡りを実行
ブクオフ含む六店ほどまわって、めぼしい戦果はリデルハートの
「ヒトラーと国防軍」ぐらいかな
その本を入手した古書店の店主に「岩波講座 世界歴史」全揃の
ばら売り(特別包装も紐結びもしてなかったので)できないか
聞いたら「三十二冊で16kだから高くないっしょ」と返された

店主問題なのは値段じゃない、運搬手段と置き場所だorz

233:名無し三等兵
10/02/24 17:10:35
>>232
全額払って、そこに置いてもらったらw

全巻とか全集とかになると、電子書籍が便利だね。
漫画家はDVD-BOXを出したりしてる。

234:名無し三等兵
10/02/24 17:11:49
ブックオフの文庫本だけど、著者あいうえお順だとばらけてしまうので
出版社別にしてくれると探しやすいと思うんだけどな。

光人社とかはコーナー作っていいと思うんだが。

235:名無し三等兵
10/02/24 17:45:00
戦前日本の政軍関係については、どの本がおすすめ?

236:名無し三等兵
10/02/24 18:39:21
>>234
光人社や学研M文庫はコーナーがあることも多いよ。
歴史小説かフランス書院系の後、あるいは岩波文庫の後あたりにまとまってることが多いような。
たくさんあると思って見たら第14空母戦闘群シリーズばかりだったときには、俺はがっかりだけど、
朝日ソノラマがたくさんあってウホウホのこともある。

237:名無し三等兵
10/02/24 19:01:11
学研M文庫は絶版になるのが早いのが欠点だよな。せっかく復刊してもすぐ
買わないと絶版になっちゃう。『南北戦争』とかはなかなか出回ってないし
アマゾンのマーケットプライスで1万3千円ついてたことあるし。

238:名無し三等兵
10/02/24 19:08:32
「ガンビアベイ」が欲しい

239:名無し三等兵
10/02/24 19:10:20
ブコフのNFは歴史小説コーナーにまとめられてることもあるかと思えば同じ店で作者別の中にぽつんと刺さってたりするから油断できない
そして光人社だと思ってよく見たら色の似てる光文社だったというオチもある

240:名無し三等兵
10/02/24 19:44:34
>>237
学研M文庫も少しずつ電子化されてきてるけど、
仮想戦記はあってもまだ有名どころは電子化されてないね。
電子書籍が嫌いな人でも、電子書籍が出れば
古本のプレミア価格も下がるだろうから、どんどん増やして欲しいんだが。

URLリンク(www.paburi.com)

241:名無し三等兵
10/02/24 19:47:28
URLリンク(www.paburi.com)

戦記物全般で言うと各社で200冊弱。結構読みたい物もある。

242:名無し三等兵
10/02/24 20:34:29
>>229
だから どれが使えるのか? という鑑別が難しいんだよ
スケールのデカイ、マインスィーパーみたいなもんだ

243:名無し三等兵
10/02/24 21:53:07
そんな泣き言いわれても…

一次資料をあさる人達の苦労ってそんなもんじゃないぞ。

244:名無し三等兵
10/02/24 22:08:27
>>237
M文庫悲しいぐらい売れてないんだよ…
中小書店には出回らないぐらい少部数しか刷ってなくても、それでも新古本屋に廃棄処分で流れる部分が少なからず…
仕事ついでであちこちのブコフ巡ってるとよくわかる。
あちこちの店に同じタイミングで程度上のブツが出まわるから在庫廃棄なのは一目瞭然…
初出荷以降完全に脚が止まって初版売り切り商売なんだろうな。

かなりヤバイ状況の癖に文化事業レベルのことやってるんだ、学研はw
再刊メインとはいえそれでも細々続いてるってことは、まあ大儲けじゃなくても一応黒字ではあろうとは思うんだが…


245:名無し三等兵
10/02/24 22:22:01
音頭に合わせて踊るのを(訪ねてきた、外部の)著者にも強制していたような
会社だから、何を考えているのか合理的に推測するのが合理的でない。

246:名無し三等兵
10/02/24 22:25:54
>>243
とはいえ、end user視点なら、「そんな苦労するよりは、グランツ読んだ方がいい」

て終わるだろ
もっとも日本語訳はあややだから、英語読めって話になるけど、そこさえ抜けたら
カレルの鑑別つけるよりよっぽど楽ってもんだ


247:名無し三等兵
10/02/24 22:34:08
森靖夫『日本陸軍と日中戦争への道』はどうですか?

248:名無し三等兵
10/02/24 22:37:22
>日本語訳はあややだから

そんなにひどいの?

249:名無し三等兵
10/02/24 22:43:47
>>246
グランツもロシアサイドの内容は優れているけど、ドイツサイドは弱いんだよね。
何しろ、いまだにZiemkeの「Moscow to Stalingrad」と「Stalingrad to Berlin」
が主要参考文献なんだよな。この2冊は決して悪書じゃないと思うけど、古いからね。
グランツの本は欧米ではドイツの記述はさらっと流してロシアの記述だけを抜粋して読め、
とまで言われているからなあ。帯に短し、たすきに長しなんだよね。

250:名無し三等兵
10/02/24 23:05:09
>>248
平易な英文の意味が正反対に約されてしまうくらい、凄い
長文が隣のページまでつながっていて「終わりはどこだよ」
という類いの奴を誤訳するなら同情するけど……20words
くらいの英文でそれをやられたのではなあ。

251:名無し三等兵
10/02/24 23:06:32
それ詳解の話?

252:名無し三等兵
10/02/24 23:07:51
URLリンク(www.asahi.com)
グーグル電子書籍、日本でも秋ごろ販売へ

さて黒船ですよ、現在も
URLリンク(books.google.co.jp)
で書籍の全文検索ができて便利。

全文検索で気に入った本をそのまま購入できるようになれば完璧だな。

253:名無し三等兵
10/02/24 23:22:39
「ばら物語」をめくってて戦場医療の歴史の本とかないかなぁ、と思ったんだが
誰か心当たりある人居る?

>>252
絶版本をデータ化しといて注文するとその場で製本してくれる奴は
上陸しないんだろうか。

254:名無し三等兵
10/02/24 23:41:53
>>243
しごく一般的な資料批判手続きだよなぁ。
何言ってるだか…。

255:名無し三等兵
10/02/24 23:42:57
>>244
こういうバカげたことやってるから儲からねーんだろw

256:名無し三等兵
10/02/24 23:43:56
研究者様がいらっしゃるようで。

257:名無し三等兵
10/02/24 23:50:58
「十五対一」とか「ノモンハン」読むときだっておんなじだろうにw

258:名無し三等兵
10/02/24 23:54:21
「空の技術」 渡辺洋二著
面白いですね。

が、航空モノはもう書かないのかな。
渡辺氏の新境地とはどういうものだろうか。

259:名無し三等兵
10/02/24 23:58:32
>>258
前作の文春文庫で、具体的にどうして続けられなくなったかを書かれているよ。

昔は本を出すたびに反応があって新たな当事者から証言を得られたが
最近はもう、本を出しても当事者からは何も反応がない。
だからもう自分の執筆スタイルを続けられないとな。




260:名無し三等兵
10/02/25 00:16:23
輸送船がらみでは、大内健二さんのがお勧めでしょうか?

261:名無し三等兵
10/02/25 01:52:11
>>260
戦時標準船とはどんなものかとか、そういう総論的な部分から知りたいなら、
大内さんの本はよいと思うよ。わりと体系的に良くできてると思う。

日本の戦時輸送船のエピソード集みたいな本なら、土井全二郎もいい。
現場の船員さんの声が聞きたいなら、「日本郵船戦時船史」などに色々。

無名船団のデータ集みたいな本なら、駒宮真七郎の「戦時船舶史」などがいい。
輸送船の保護を担当した陸軍船舶兵についての「陸軍船舶戦争」も出してる。
手に入りにくいけど、図書館にはそこそこ置いてある。

あと、戦時輸送船ビジュアルガイドも、模型誌の連載ベースの本だけど、わりと面白い。
塗装とか個々の船体の改装要領については、さすがに詳しい。
作者さんのホームページも面白い。

262:名無し三等兵
10/02/25 02:18:44
岩重さんのね。
あの人若いんだよなぁ。

263:名無し三等兵
10/02/25 10:30:46
輸送船関係で1冊だけ選べといわれたら「戦時輸送船団史」だな。

未だにこれを超える本はない。これも古本は高いが図書館で取寄せ可能

264:名無し三等兵
10/02/25 10:39:24
モンサンサラット「クルエルシー」、とうとう読まずに売ってしまったな

265:名無し三等兵
10/02/25 11:41:29
戦前日本の政軍関係については、どの本がおすすめ?


266:名無し三等兵
10/02/25 19:39:15
ネットの古本屋で『ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆〈1941‐1942〉 永岑三千輝 著』を買ったら
「謹呈 著者」って書いた栞が挟まってた。
多少痛んではいるが使用感無いし、こりゃどこぞの先生の蔵書かな?
にしてもこんなマニアックな本を書く日本人が居るとは思わなかったよ。

267:名無し三等兵
10/02/25 19:59:01
皆さんが復刊してほしい第二次大戦の軍人の回想録にはなにがありますか?

268:名無し三等兵
10/02/25 20:02:42
出版社の中の人がきたぞ
色々お願いしろ

269:名無し三等兵
10/02/25 20:20:07
復刊か。ならガムランを。
翻訳して欲しいのだったらもっといるし、他人が書いた伝記だったり、
WW1までいけばさらに増えるけど。

270:眠い人 ◆gQikaJHtf2
10/02/25 20:59:56
>253
ちょっと外した感はあるかと思いますが、ダグラス・スター著『血液の歴史』なんてのは
如何です?
第2部は血液と戦争と言う章立てで、近代戦争に於ける血液供給について書いてあり
ますね。

271:名無し三等兵
10/02/25 20:59:59
いいから中公はさっさと『電撃戦』と『失われた勝利』を再刊しろ!

272:名無し三等兵
10/02/25 21:06:46
マンシュタインと本郷氏の名文を安価で提供してくれ……

273:名無し三等兵
10/02/25 21:38:53
古本で買った白将軍の「韓国戦争一千日」に将軍の謹呈しおりが入っていたときは感動した

274:Lans ◆xHvvunznRc
10/02/25 21:41:02
>273
それ、私のにも入ってたw
ちなみにブクオフで入手

275:名無し三等兵
10/02/25 22:02:42
メレンティン『ドイツ戦車軍団』やデーニッツ『10年と20日間』は特に復刊してほしいな。
あと、レーダーやケッセルリンクの回想録も邦訳してほしい。

276:名無し三等兵
10/02/25 22:04:25
回想録の類が復刊するときは中公文庫ビブリオで復刊してほしいと思うのはおれだけ?

277:名無し三等兵
10/02/25 22:06:08
グデーリアンが戦前書いた戦車戦に関する本の日本語訳読みたいな。
あとロンメルが書いた歩兵戦に関する本も。

278:名無し三等兵
10/02/25 22:07:59
ランルザックの自伝を翻訳してくれ。

279:アドバンスト杜聖 ◆REH634FRNQ
10/02/25 22:11:20
気温高くても雨じゃなぁ…

280:アドバンスト杜聖 ◆REH634FRNQ
10/02/25 22:27:09
ごめん誤爆

281:名無し三等兵
10/02/25 22:32:15
気温高くて雨って最高じゃん。

南方で行軍する日本軍ごっこができる。

282:名無し三等兵
10/02/25 22:34:38
今日は本当に暖かかった。
ここ稚内でも5度まで上がって久しぶりに汗かいた。
雪じゃなく雨だったのも3ヶ月ぶりぐらいかな?

283:名無し三等兵
10/02/25 23:33:49
>>282
ええい、道民はフィンランド人か!

284:名無し三等兵
10/02/25 23:58:00
軍事関連書籍の図書目録みたいなものは出てる?そういうのがあると検索に
便利なんだけど。

285:名無し三等兵
10/02/26 01:01:04
近代日本軍事関係文献目録
URLリンク(rnavi.ndl.go.jp)

テンプレ入り希望

286:名無し三等兵
10/02/26 11:56:31
>>259
吉村昭さんが戦争ノンフィクションを書かなくなった理由にかなり近いね

さういう視点から見ると、公刊戦史部のリサーチ力って凄いな
ドイツじゃ確か、つい最近まで例の公刊戦史の刊行が続いていたはずだから

287:名無し三等兵
10/02/26 11:58:55
海軍反省会については10回目以降も刊行してほしいな。各論も気になるし。

288:名無し三等兵
10/02/26 11:59:38
陸軍の軍人は反省会のようなものは開かなかったのかな?

289:名無し三等兵
10/02/26 12:02:32
南洋作戦に関しては、海軍の補給力責めれば事済む。
「タマも飯もなくて戦が出来なかった」

もんだいは比島決戦以降か

290:名無し三等兵
10/02/26 12:06:48
辻政信と瀬島龍三の出席する陸軍の軍人は反省会w

血の雨が降りそうだ。

291:名無し三等兵
10/02/26 12:23:59
それ一般的にはリンチとか吊るし上げ大会って言うからw

292:名無し三等兵
10/02/26 12:50:01
石原莞爾も入れてやれよ

293:名無し三等兵
10/02/26 12:56:33
瀬島はまだしも、辻の前で何か言える元将校なんているのか?
いたとしても、辻に圧倒されて終わりだろ。

294:名無し三等兵
10/02/26 13:22:47
瀬島は戦時中の日記残してないのかな?あったらかなり重要な資料になるけど。

295:名無し三等兵
10/02/26 13:24:32
参謀本部で戦地視察した人は限られていて、その中の独りが辻

ドイツじゃだれがそれに当たるのかな?

296:名無し三等兵
10/02/26 13:27:53
戦争末期ならヴェンクとか。
ちゅうかヒットラーもたびたび行ってるんだから
それについていッてるだろ。

297:名無し三等兵
10/02/26 13:38:39 BYDMJnCn
防衛研究所には未公刊の軍人の日記が結構あるから、その中でも特に重要な
地位にいた人のが公刊されるといいな。

298:名無し三等兵
10/02/26 14:06:34
>296
それ戦地が向こうから来ているからw

299:Lans ◆xHvvunznRc
10/02/26 14:29:17
>295
参謀旅行の発祥はたしかプロイセンのはずですが、なにか?

300:名無し三等兵
10/02/26 14:40:00
>>298
それは辻ーんについても言えるような気がしないでもないw

本当、辻ーんや瀬島は調べれば調べるほど惜しい人物に思えて

301:名無し三等兵
10/02/26 15:56:09
>>295
シュペーアの自伝で前線視察の話があったと思う。

302:名無し三等兵
10/02/26 16:14:02
日本軍の将官クラスの回顧録ってあまり出てないね。

303:名無し三等兵
10/02/26 17:56:22
>>299
参謀旅行は平時にやるただの研修旅行だろうが。

304:名無し三等兵
10/02/26 18:14:22
古戦場巡りですね。staff rideといって、CSIとかで手引きが出てます。
だから、アメリカにいれば南北戦争の史跡、古戦場をそれを使って見学して回れる。

砲兵とかは旅団単位で前線に出張っている時代だから多少違いはあるけど
でも、当時使われてた戦闘兵器はリエンアクトメントで再現されているから、把握しやすい。

そこらは羨ましいといえば羨ましいか。

305:名無し三等兵
10/02/26 18:42:40
>>297
20年ほど前の話だけど、秦郁彦が、
防衛研究所が個人情報保護を理由に史料を見せなくなったって、何かに書いてたな。
たしか、歴史と人物だったかにノモンハン事件時の小松原日記を全文掲載しようとしたら、
防衛庁から差し止めが入って、結局は検閲が入った抄録になったと。

その後、どういう風になっているかは知らん。

306:名無し三等兵
10/02/26 21:06:48
でも田中新一や真田穣一郎とかの日記は公開されていて、研究でも引用されてるよ。

307:名無し三等兵
10/02/26 21:11:48
伊藤整一の日記は残ってないのかな?残っていれば、大戦の大半を軍令部次長の
要職で過ごした人物だから、軍令部の業務日誌が残ってない現在では軍令部の動き
がわかる貴重な史料になるけど。


308:名無し三等兵
10/02/26 22:00:37
>>270
ぐぐってみました。
目次をみると中々面白そうなので読んでみます。
ありがとうございます。
瀉血かぁ。

309:名無し三等兵
10/02/26 22:19:00 vptS8Z9w
パウル・カレル全否定論の大木毅が
軍事書籍・書評スレで批判されて激怒の反撃

■ウォーゲーム・シミュレーションゲーム総合76■
スレリンク(cgame板:36-番)

310:名無し三等兵
10/02/26 22:21:33
 先ほど、友人から電話がかかってきて、お前が非難されているという。また2chかと
思い、あれなら、もういいよと答えたが、今度は軍事板の書評スレだという。
 へ? ゲーム板じゃないのかい。だったら、言いがかりじゃない批判もあるかもしれな
いからと行ってみて……絶句した。一人、カレル信者みたいなやつがいて、私をあしざま
に罵っているのである。
 その論法は、こうだ。

 大木毅というやつがいて(つまり、私ですな)、『コマンドマガジン』にカレルを批判
する記事を書き、資料としては使えないとまで断じた。
 しかるに、ドイツの公刊戦史、"Das deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg"では、
カレルの著作を参考文献に挙げてあり、きちんとした資料として扱っている。大木は、こ
の公刊戦史を『コマンド』の記事でも使っているのだから(とくに、第88号の記事で挙げ
た6巻)、カレルが評価されているのを知っていたはずだ。
 つまり、大木は、カレルが歴史家として評価されているという、自分にとって不利な事
実を黙殺して、誹謗中傷したのである。

続く


311:名無し三等兵
10/02/26 22:23:14
 この世迷い言の当否をいう前に、"Das deutsche Reich und der Zweite Weltkrieg"につ
いて、説明しておこう。訳せば、『ドイツ国と第二次世界大戦』ぐらいになるか、ドイツ
連邦国防軍の軍事史研究局が、ドイツから見た第二次世界大戦史のスタンダードとするこ
とをめざして刊行した一大シリーズである。厳密にいえば、シヴィリアンの研究者も含め
た集団執筆による自由な研究の成果であるという点で、必ずしも連邦国防軍の「公刊戦史」
とはいえないのだが、それに準じるものと理解してよかろう。
 第1巻が刊行されたのが1979年で、完結したのが2008年。いちばん薄い巻でも、
四百数十ページ、厚い巻だと千三百ページ余りもあるという一大シリーズである。巻数は、
全10巻の予定だったが、5、9、10巻が厚くなりすぎて、2分冊になったので、実質
的には全13巻。
 私は、留学中にボン大学近くの古本屋で、4巻までの揃いを見つけたのを幸い、新刊が
出るたびに買い足していって、全巻持っている。
 なので、さっそく、各巻の巻末に付いている参考文献目録をチェックしてみた。
 はたして、書籍スレッドのカレル信者がいうように、ドイツ軍事史研究の集大成の一つ、
『ドイツ国と第二次世界大戦』は、カレルの著作を典拠として挙げていたか?

 結論から述べると、ただ一冊、第8巻を除き、残り12巻には、カレルの本など、まっ
たく挙げていなかった。書籍スレのカレル信者が、鬼の首でも取ったように記している、
問題の第6巻の参考文献目録をいくら眺めても、カレルの本など出てきたりはしなかった
のだ。
 しかし、第8巻に寄稿した筆者だけは、カレルの著作を評価し、資料として使ったので
はないのか?

続く

312:名無し三等兵
10/02/26 22:23:59
 ……もちろん、そうではない。

 いったい、『ドイツ国と第二次世界大戦』第8巻では、カレルの著作は、どのような扱
いを受けているのか。
 ここで参考文献目録に挙げられているのは、『焦土作戦』と『砂漠のキツネ』。
 まず、『焦土作戦』が、どこで引かれているのか、本文をたどっていくと、案の定だ。
パウル・カレルは、こんなことを書いているが、でたらめだという指摘をするために、第
2章第2節「『ツィタデレ』作戦の失敗」、135ページで引用されているのである。ド
イツ語の原文を引用し、私の試訳をつけてみよう。

Dieses Szenario befluegelte beispielsweise die Phantasie des deutschen
Militaerschriftstellers Paul Carell,der einen Wettlauf des III.Panzerkorps nach
Prochorovka inszenierte:"Wieder einmal,wie so oft in der Geschichte der
Kriege,hing eine schicksalhafte militaerische Entscheidung, die den weiteren
Verlauf des ganzen Feldzuges bestimmten musste,vom Lauf der Uhr ab,von
einem Tag oder gar einer Stunde.Die 'Weltminute von Waterloo' wiederholte
sich bei Prochorowka".Damit bezog er sich auf den Wettlauf bei Waterloo
zwischen dem preussischen Marschall Bluecher,der dem schwer in
Bedraengnis geratenen birtischen Feldherrn Wellington zu Hilfe eilte,und
Napoleons Marschall Grouchy,der diese Intervention vergeblich zu verhindern
suchte.General Kempf sei bei Prochorovka ebenso zu spaet gekommen wie
seinerzeit Marschall Grouchy.
【註番号略、ウムラウトとエスツェットを開いて引用。以下同様】

続く

313:名無し三等兵
10/02/26 22:24:40
 では、こうしてカレルを引用した、この章の筆者カール=ハインツ・フリーザー大佐
(文学博士)は、それに対し、どのような評価を下しているか。再び原文を引き、試訳を
付す。

Doch aus den deutschen Archivakten ergibt sich,dass es diesen Wettlauf am
12.Juli gar nicht gegeben hat und erst recht nicht die von Rotomistrov
beschriebene Panzerschlacht suedlich von Prochorovka.Im
betreffenden Abschnitt stand lediglich die 6.Panzerdivision mit hoechstens 44
Panzern.

しかし、ドイツの文書館史料からは、この7月12日の競走などまったくなかったし、い
わんやロトミストロフの記述したプロホロフカ南方の戦車戦など存在しなかったことがあ
きらかになる。当該戦域には、最大時で44両の戦車を有するのみの第6装甲師団があっ
ただけなのである。

 もう、おわかりだろう。『焦土作戦』の一部は、パウル・カレルの「空想」を粉砕する
ために引用されただけにすぎないのだ。

続く

314:名無し三等兵
10/02/26 22:26:12
 では、『砂漠のキツネ』のほうは、どう使われているか。
 当該箇所は、第6章第4節、1105ページ。この章の筆者、ゲルハルト・シュライバ
ー退役中佐(文学博士)は、ここで、OKW、国防軍最高司令部の戦時日誌と、日本でも
翻訳があるロンメル文書集(リデル・ハート編)、ケッセルリングの回想録に基づき、カ
セリーヌの戦いをめぐる概況を描写し、そこに註をつけ(註47)、「カセリーヌの戦い
の作戦的な事象と雰囲気については、質的にはさまざまであるが(die qualitativ
unterschiedlichen)」と留保をつけて、通俗的なものを含む15冊ほどの文献を挙げてい
る。そのなかには、必ずしも学術的でない読み物などもあるのだが、そのなかに『砂漠の
キツネ』もあるというだけのことだ。
 要するに、カセリーヌの戦いについて、玉石混淆になるのを厭わず、網羅的に文献を示
したから、『砂漠のキツネ』も入ったということで、けっして高く評価されているわけで
はない。それが証拠に、ここ以外で『砂漠のキツネ』に言及しているところなど、ありは
しないのである。

 以上、カレル信奉者の詐術を暴いてきた。
 なんとも悪質なやりようである。
『ドイツ国と第二次世界大戦』は学術書であり、日本国内では、なかなか実物を見ること
ができないが、権威ある文献であることだけは、よく知られている。
 くだんのカレル信奉者は、それを見越して、誰も本物にあたらないだろうと、たかをく
くり、『ドイツ国』でもカレルの著作は文献目録にあがっているなどとフレーム・アップ
し、カレルの権威を守ろうとしたのだ。
 しかしながら、これまでの論考より、このカレル信奉者は『ドイツ国』を読むどころか、
実物に接していないことは明瞭……いや、あるいは、本物を見てはいるのだが、だまし通
せるだろうと、敢えて虚偽を記したのかもしれない。
 なんとも、戦史ファンを馬鹿にしたやり口ではないか。

続く

315:名無し三等兵
10/02/26 22:26:52
 繰り返しておこう。『ドイツ国と第二次世界大戦』全13巻およそ一万ページ余のなか、
カレルが言及されているのは、第8巻の二カ所。それも、一つはカレルの「空想」を否定
するための引用であり、もう一つは、玉石混淆ではあるものの、カセリーヌ戦に触れた文
献を網羅するなかで挙げられたにすぎない。『ドイツ国と第二次世界大戦』全13巻中に
は、カレルの著作を歴史家として評価したところなど、ありはしないのである。
 にもかかわらず、ドイツの公刊戦史でもカレルは認められているなどと、真っ赤な嘘を
唱えるとは、ただ呆れるばかりだ。
 もっとも、自分に具合の悪いところをネグレクトし、都合のいい部分をフレーム・アッ
プするのは、まさにパウル・カレルのやり口である。信奉者は、師匠に倣うということで
あろうか。
 ともあれ、こんなデタラメがネット上に広まっていってはたまらないと考え、急ぎした
ためた。どれくらいの効果があるかはわからないが、カレル信奉者の妄説をくじく助けに
なればいいと思う。
 しかし、正直怒るのを通り越して、気味が悪くなった。
 ここまでしてカレルを守ろうとするのは、単に信者というだけでなく、何か政治的意図
でもあるのだろうか?
 というのは、このカレル信奉者の手口は、ネオ・ナチや歴史修正主義者が歴史を歪曲す
るやり方と似通っているからだ。なんともグロテスクなことではある……。

終わり


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