10/01/24 07:01:30
【ウィーン支局】AFP通信によると、チェコ紙ムラダー・フロンタ・ドネスは22日、
キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ(1928~67年)が、
ボリビアで殺害される前年の66年、別人になりすましてチェコスロバキアのプラハ近郊に身を潜めていたと報じた。
それによると、ゲバラはコンゴ滞在後、持病のぜんそくの発作に苦しみ、
チェコスロバキア情報当局の協力で66年3~7月、プラハの南東約25キロのラードビーに滞在した。
トレードマークのひげをそり落とし、髪も短く切り、交際していたドイツ人女性ら仲間数人と暮らしていたという。
ゲバラは当時、「ここはすべてがどんよりと灰色で生気がない。
これは社会主義ではなく、社会主義の失敗だ」と友人の一人に語ったという。
同紙の調査では、ゲバラは66年7月19日、ウルグアイのパスポートで出国し、
モスクワ経由でキューバに帰国。翌67年10月、ボリビアで政府軍に捕らえられ、銃殺された。
(2010年1月23日21時13分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)