10/01/27 22:05:42
9/9
>>588
帝国憲法の法律に関して・・・
既に述べた筈だか、やはり理解できなかったんだろう。
帝国憲法の法律とは、憲法改正と同等の事なんだよ。
何せ当の憲法で「権利の定義は法律に依る」としているのだから。
そして帝国憲法には議会の協賛が不要の「勅令」と呼ばれる現在の法律に当る物があった。
「法律に依る」とは勅令での制定が不可能であること、勅令と法律では法律が優先される事を差している。
そして法律の制定では「議会の協賛」が必須だった。
政党内閣では議会=政府で在るため、「現在の日本と同じく」危ういが
超然内閣では政府と議会に「癒着」はない為、議会の同意がなければ如何なる法律も成立し得ない。
勿論「治安維持法も」だ。俺は治安維持法に関しては、そこまで否定的ではないが、君の考えに立って述べるなら
治安維持法と云う悪法が議会の協賛を得て成立する、と云う事は、現行憲法を改正し、憲法から「基本的人権」を除く事と同義なんだよ。
つまりね、日本国憲法の改正手続きに依り、仮に民主党が「基本的人権」を憲法から除いてしまったら、悪いのは日本国憲法なのか?と云う事。
「臣民の権利」に関して…
君は起草者の制定過程の遣り取りを知らないからそう思えるんだ。
「ならば初めから議会を開設しなければ良い。憲法を制定しなければ良い。」
とは帝国憲法起草者の一人、井上毀が、ロエスラーの案に反論した時のもの。
議会を傀儡にする位なら、何故議会を、憲法を制定するのか?と憤った時のもの。
君は起草者の考えも知らずに、帝国憲法を非難しているが、それは恥かしい事じゃないのか?
誤解に関して・・・
何度も云うように「俺は君の云っている事は理解出来ている」よ。
問題はそれに対する返答が、俺の言い方が悪いのか、君の頭が悪いのかは知らないが、全く伝わっていない事にある。
だから「君に取っては」理解不能な返答だと感じ、それが「誤解をしている」と思わせているんだ。