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韓国 アラブ諸国初の原発受注
12月28日 6時12分
アラブ諸国で初めてUAE=アラブ首長国連邦に導入される原子力発電所の建設を、
大統領も現地入りして交渉にあたった韓国の企業が受注しました。
UAEはアラブ諸国では初めて原子力発電所を導入する計画を進めていて、これまで韓国が中心の
企業連合や、日本とアメリカが中心の企業連合などが激しい受注競争を繰り広げてきました。
韓国は交渉の最終盤にイ・ミョンバク大統領がみずからUAEの首都アブダビを訪れて
ハリファ大統領と会談する「セールス外交」が実り、27日にUAE側と契約を結びました。
契約は1400メガワット級の原発4基を建設するというもので、このうち1号基は8年後の
2017年に完成する予定です。韓国の企業連合が海外の原発の建設を受注するのは初めてで、
契約の規模は60年間のメンテナンスも含めておよそ400億ドル、
日本円で3兆6000億円余りに上るということです。
一方、世界有数の産油国であるUAEとしては、急増する国内のエネルギー需要を原子力で賄うことで、
輸出できる原油の量を増やし、外貨獲得につなげるねらいがあります。
また、隣国のサウジアラビアも原発の導入を計画しており、アラブ諸国としては原子力の技術を
導入することで、この地域で核開発を推し進めるイランをけん制するねらいもあるものとみられています。
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