09/11/03 21:54:23
しかしあの作家さんも不幸な方だったなあ。
軍人の指揮命令系統に従う、という誓いがどれだけ根強いものかわからなかったのかもしれない。
それは一般人の三原則 盗むな・傷つけるな・殺すな をオーバーライドするほど強力なものなのに。
だから軍人にクーデターを薦めるということは、
医者に「この患者を殺してくれよ」と言うに等しい、最大限の侮辱であり、存在意義の否定になる、
ということがわからなかったのかもしれない。
たぶんベランダで(仲間と思っていた)隊員たちになじられたとき、不思議に思ったんじゃないかな。
この関係は、最前線で戦った復員軍人たちが、市井の愛国者たちに眉をしかめたのと似た関係だと思う。