09/09/17 21:43:34
今日見た映画
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「砂漠の白い太陽」(英語字幕)
中央アジアのバスマチ運動を舞台にしたアクション映画。
あらすじ
ロシア内戦直後のトルクメニスタン。赤軍を除隊になった歴戦の兵士
スーコフは、帰郷の途中、カスピ海沿岸の近くの町で知り合いの士官に会い、
仕事を押し付けられる。それは、ゲリラの頭目アブダラーのハレムにいた
女たちの護衛だった。赤軍に追われて闘争したアブダラーは、自分の女たちを
自由にするぐらいなら殺してしおうとしていたのだ。かくして、熱砂の上に
スーコフとアブダラーの攻防が繰り広げられる…
ロシアではカルト的な人気のある作品で、この作品のヒットによって
ソ連映画に「中央アジアもの」のジャンルが確立された。
監督は「駅馬車」や「真昼の決闘」の影響を受け、西部劇とロシア民話の
英雄団を組み合わせてこの作品をつくったとのこと。
この手のジャンルは西側では、オステルン(Ostern:ドイツ語でEasternの意)、
レッド・ウェスタン、ボルシチ・ウェスタン等と呼ばれるらしい。
ロシアの宇宙飛行士は、出発の前日にこの映画を見るのが
一つの儀式になっているという。
ただ、脚本にはいささか難がある。スーコフに命を救われる牧夫のサイードとか、
革命前の税関所長で、今は密輸業者に身を落としているヴェレシチャーギンとかが
出てくるが、本筋にはあまり関係しない。