SBCTについて その11at ARMY
SBCTについて その11 - 暇つぶし2ch358:名無し三等兵
09/11/05 00:20:54
>>357
補足です
1958年から1960年にかけてこれら両障害線の完全稼動の下で掃討戦が行なわれました。
一大攻勢作戦を実施するため1959年に山岳地帯から住人を移動させ仮設キャンプに収容しました。
当時、ムスリム人口は900万人で、このうち100万とも200万人とも言われる人数を平野部や幹線交通路付近に強制移住させ、この後山岳地帯は動くものは射撃可能という
フリーゾーンを設定し、機動部隊3個師団プラスアルファを動員して、アルジェリア国内のゲリラ中核体を事実上壊滅させることが出来ました。
もっとも、モロッコ、チュニジアに避退していた3万以上のゲリラ戦闘員は難民にまぎれたまま無傷で1961年を迎えることになりましたが。

結局の所は、政治サイドが最後まで貫徹する意思があるかどうかに掛ってくる問題かもしれません。
それでもムスリム住民を終始二等国民扱いしてしまったのが大きかったのかもしれません。
1958年5月以降のパリではFLNによるテロ、極右極左のテロとムスリム出稼ぎ者にたいする暴行事件などが頻発していて感情的な面では解決不能な水準に達していた事情もあります。
冷戦初期にせよ21世紀の今にしても、結局この種の鎮定戦は物心両面の住民状態のコントロールと哨戒任務に当たる兵隊の膨大な頭数に掛っているのではないかと愚考します。


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