09/10/29 20:15:20
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強化陣地による防御と機動反撃の組み合わせによるシナイ半島の戦略縦深を生かした防衛構想で作られた
陣地。バーレブラインは第一線の小隊級強化拠点と第二線の砲兵陣地、砲兵道、さらに背後の平行道などからなる。
前方はスエズ運河があり、大砂堤と対人地雷に鉄条網で水障害を強化。
消耗戦争中の前線陣地としてエジプト側の砲撃(榴弾、迫撃、狙撃)に堪えるにあたっては意義があったが
その後の1973年の10月戦争(ヨムキプール戦争)では役割がはっきりせず、救援にかけつけた機甲部隊ともども
エジプト軍の攻勢に飲み込まれたと著者はみている。
末尾に幾つか現在も残る陣地の座標が書かれており、googleで探してみようと思う。