SBCTについて その11at ARMY
SBCTについて その11 - 暇つぶし2ch240:名無し三等兵
09/10/16 23:51:19
タリバンとの和解についてTimesに過去記事あり

August 21, 2009
Sir Graeme Lamb to head programme of reconciliation with the Taleben
Michael Evans, Defence Editor
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
英陸軍のGraeme Lamb退役中将がタリバンとの和解をつかさどるため、マクリスタルに招聘されたという記事
・地域レベルの和解と再統合のため活動すると、ペトレイアス大将はロンドンの米大使館で説明
・同大将とLamb中将はバグダッドでともに勤務した経験あり、中将はスンニ派武装勢力指導者らを説得

URLリンク(en.wikipedia.org)
WikiにてTell me how this ends, Robinson Lindaの内容はGambleの二番煎じでない部分があることを知る。
Gambleの索引にLamb中将は出てこない。これまでは評価が今一つ低く、Gambleが最良だという話を読んでいたので
手を出していなかった。書名はペトレイアスの口癖、in the company of heros でアトキンソンが良く使っていたもの
から来ているのだと思う。

#クライン孝子の英国ジャーナーリズムのプロパガンダにべったりという評価は少なくともこのスレには当てはまる。
米国のワシントンポストが基調となることが多い日本の国際面を普段読んでいて、違う視点をてっとり早く見つけ
ようとするとどうしても英国など英米圏の他国にたよりがちとなり、頻繁にイラクとアフガニスタンの話がでてくる
英国に偏る。独、仏、伊どれか一つでも読めれば話は違うのだけど。残念なことである。

241:名無し三等兵
09/10/17 09:19:28
Drum BCT’s Iraq deployment canceled
The Associated Press
Posted : Friday Oct 16, 2009 8:42:15 EDT
FORT DRUM, N.Y.
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍、第10山岳師団第1旅団の2010年1月に予定されていたイラク派遣を取り消し
・フォートドラムの報道官は同旅団がかわりにアフガンに派遣されるかは不明としている
・同旅団は展開可能な戦力プール(a pool of deloyable brigades)へと戻る

同師団ヘリ旅団はイラクから帰還中

#第173空挺旅団もイラク派遣の予定を急に変更してアフガン派遣となったことがWanatのCSI報告書では
取り上げられていた。現在、アフガンにいるストライカー旅団でも同様に振り替えられている。

>>240 指揮官が任意に使える予算が米軍では組まれている。地元開発援助に使うこととなっていて
統制について旅団でとりまとめるものが多かったと思う。CALLの公開部分でハンドブックをDLできた。

242:名無し三等兵
09/10/17 10:49:08
Italy Denies Taliban Payoff Claim
by SYLVIA POGGIOLI
All Things Considered
October 15, 2009
URLリンク(www.npr.org)

>>241 イタリアの報道人やシンクタンクからのTimes報道への反論あり
Mr. ALBERTO NEGRI (Journalist, Sole 24 Ore)は、とりわけ道路、橋、学校などを作るときは承諾をえるため
支払っていると発言、また、派遣されている部隊全てがタリバンに支払っているのは良く知られた事実だと話したとのこと

Mr. ROBERTO MENOTTI (Senior Research Fellow, Aspen Institute Italy)は
イタリアが支払っていたのはありそうなことだが、フランス側に知らせていなかったとは信じがたいと話したとのこと
我々がタリバンとよぶ勢力の少なくとも一部と取引する必要があり、同盟諸国間で一貫した方法で行うのが肝要だと発言

AP通信電は2008年8月のSarobi地区での仏軍10名戦死後、ただちにサルコジ大統領が現地訪問したことなどを補足

243:名無し三等兵
09/10/17 11:59:05
Colonel to troops: 'I'm proud of you'
URLリンク(www.usatoday.com)
第10山岳師団第3旅団長David Haight大佐の10月12日付の全旅団および配属の兵に当てた手紙
任務の意味を説明し、進展していると訴えるもの

以下のTimesでアフガン警官が米兵2名を射殺し逃亡した事件で取材に来た特派員が従軍牧師2名や
兵らに取材し、士気低迷と混迷し、任務の意義を見出せなくなっているという趣旨の記事が出たことへ
の対応

#バグダッドに派遣される予定がアフガン派遣となったと手紙の中で大佐は触れている

October 8, 2009
American troops in Afghanistan losing heart, say army chaplains
Martin Fletcher at Forward Operating Base in Wardak province
Picture: Peter Nicholls
URLリンク(www.timesonline.co.uk)

244:名無し三等兵
09/10/17 12:48:57
>>243 Times記事
取材した大隊2個?で兵1500名
・アフガン派遣9ヶ月目で戦死19、自殺1、肢体切断、重度の火傷などで約100名が本国帰還
これらで空いた枠の多くは補充されていない
・MRAPは二十数両が行動不能となっている
・基地の外での任務につけない兵十数名が事務仕事のみを割り当てられている

第87歩兵連隊第2大隊長Kimo Gallahue中佐は
大隊はWardak州を貫くカブール=カンダハル間の幹線道路の通行を確保し、
カブールへの攻撃を準備する場となるのを防いでいるとし、
平定戦(治安、開発、統治により地元住民の人心を収攬する)は労力を要する長期の仕事
であり、大隊は将来の成功の礎を築いていると語る

#戦地での個人補充についてはベトナム戦争物などで部隊ごとの入れ替えとの得失が論じられている
本国に後方拘置の隊が設けられて補充が送られているという話をイラク戦争で読んだことがあるが
今はやっていないのだろうか。

245:名無し三等兵
09/10/17 13:05:41
>>244 rear detachmentの編成例でreplacement platoon、補充小隊が設けられている。

July 2007
Family Readiness Group Handbook
Rear Detachment Command: Mission and Organization
Chapter 2
URLリンク(usacac.army.mil)


246:名無し三等兵
09/10/17 20:51:09
Afghan Recovery Report
Heratis Mourn Rebel Commander
But government says Herat now safer after death of Ghulam Yahya Akbari in fight with Afghan and foreign troops.
By Mustafa Saber in Siyawooshan Village, Herat (ARR No. 341, 12-Oct-09)
URLリンク(www.iwpr.net)
殺害されたGhulam Yahya Akbari
1980年代、ソ連侵攻にムジャヒディンとしてIsmail Khanとともに抵抗

・Paichenarに共産政府に対する勝利を記念してモスクを建立

1990年代、共産政府崩壊後、イスマイルカーンにHerat市長に任命される
1995年、タリバン、Heratを攻略し、イランに数年逃れるも帰還してタリバンと戦い始める
2001年、イスマイルカーンの元でヘラート州公共事業相に就任
2004年、イスマイルカーン、カブール中央政府のエネルギー相に就任。後任知事Sayed Hussain Anwarと合わず
2006年、同知事に罷免される 反政府武力運動を開始
・Gozara地区でシャリーア(ただし、音楽とテレビは認める)の厳格な解釈に基づく統治
・Siyawooshanを囲む丘陵に根拠地を設ける
ヘラート空港、時折国連基地を砲撃、誘拐などする
2009年1月、アフガンのヘリを撃墜したと主張(陸軍士官13名が亡くなる)。政府側は濃い霧で山肌に衝突と主張。

2009年、ヘラート州知事にAhmad Yusuf Nooristani就任。和解を試みたが、同意を得られずとのこと。

2009年2月、連合軍は部下14名とともに殺害したと発表。報道からほどなくして電話をかけて健在をアピール。
2009年8月、爆弾攻撃。市民12名が亡くなる。
・ヘラートの放送局、米軍とアフガン政府が10万ドル(500万アフガニ)の懸賞金を逮捕あるいは殺害につながる情報にかける
米軍とアフガン政府はこの広告を出したことを否定したが、数週間流れ続けた。

247:名無し三等兵
09/10/17 20:55:04
2009年10月8日、連合軍とアフガン治安部隊とSiyawooshanから22キロのChashma Khawaniにて戦闘、
部下22名とともに殺害される 16歳の子息、Mohammad Akbarがともに居た

5000名超の男女が葬列に従い、多数が見送る

Paichenar、建立したモスクのわきに葬られる

タリバン、Hezb-e-Islami、アルカイダとつながりがあったが、自身は否定、自立して活動していると主張
子息12名おり、そのうちの一人Zekiryaは2ヶ月前に連合軍に25歳で殺害されている。

以下の記事は2009年2月に殺害報道が流れた際のものらしい。経歴は大筋であっている。
Senior insurgent commander in Herat thought killed in strike
By BILL ROGGIOFebruary 17, 2009 7:20 PM
URLリンク(www.longwarjournal.org)

248:名無し三等兵
09/10/17 22:22:49
Fort Hood readies for return of 16,000 soldiers
The Associated Press
Posted : Thursday Oct 15, 2009 21:56:38 EDT
FORT HOOD, Texas
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍第1騎兵師団、2009年11月よりイラクから帰還開始
・地元集会にて軍当局から家族らに発表あり
・帰還後、本国滞在期間は1年以上あり
・師団長Daniel Bolger少将は衛星経由で帰還が間近であると話す


249:名無し三等兵
09/10/17 22:36:53
>>247 Longwarjournalで殺害後の続報あり Ghulam Yahya Akbari の部下ら68名が政府軍に投降。

68 Taliban surrender after commander killed in Herat
By BILL ROGGIOOctober 14, 2009 12:34 PM
Read more: URLリンク(www.longwarjournal.org)
URLリンク(www.longwarjournal.org)
ソースはアルジャジーラ、新華社通信などを引いている

40 Taliban militants surrendered to Afghan gov't in West
www.chinaview.cn 2009-10-13 23:00:04
KABUL, Oct. 13 (Xinhua)
URLリンク(news.xinhuanet.com)

250:名無し三等兵
09/10/17 23:10:36
By Jean MacKenzie and Mustafa Saber - GlobalPost
Published: October 15, 2009 06:44 ET
Updated: October 15, 2009 13:48 ET
SIYAWOOSHAN VILLAGE, Afghanistan
URLリンク(www.globalpost.com)
>>249 IWPRと構成同じ。より詳しく、相違点あり
たとえば、25歳の子息は8月に戦死、懸賞金放送は9月から。
タリバン、アルカイダとのつながりについてはlong war journalは重視し、IWPRは比較的抑えてあるか。

251:名無し三等兵
09/10/17 23:58:30
Stryker units testing new communications system
SCOTT FONTAINE; THE NEWS TRIBUNE
Published: 08/30/09 9:10 pm
URLリンク(www.thenewstribune.com)
Sierra Nevada CorporationのTacticompをストライカー旅団2個が装備してイラクで使う話
・第2歩兵師団第3旅団、第4旅団がイラクで実地に装備
・第3旅団は初夏にディヤラ州、第4旅団は今後(#記事古い)バグダッドへ派遣
・アフガニスタン南部では第5旅団がランドウォーリアを使用中

・ランドウォーリアとは別。動画の送信が可能な点が異なる。ストライカー装甲車の車載ネットワークシステムと適合せず、
別にPC持ち込んで接続する必要あり
・兵の携行重量は8ポンド。動画カメラ(ヘルメットや防弾ベストに装着)、スクリーン付き手元コントローラーなど
・旅団一式で1200万ドル

兵間でのテキスト送受信、チャットルームでのメッセージ同送可能。動画や静止画像を作戦センターに送信可能
・通信距離は兵士へは0.6マイル、車両へは1.8マイルまで アンテナや衛星の中継あれば延長可能

UAVからの動画受信可能

第4旅団の兵はイラクに装備を送り出した後、2週間前に装備をうけとり訓練開始
・車両や装備とともに訓練できないのは不満
・大隊では支給する兵を検討中。ランドウォーリアをイラクで使用した大隊の場合、小隊長以上としていた




252:名無し三等兵
09/10/18 00:06:38
>>251 Tacticomp、幾つか並んでいる
URLリンク(www.sncorp.com)


253:名無し三等兵
09/10/18 06:41:39
Iraq: Explosion Destroys Strategic Anbar Overpass
By Uthman al-Mokhtar
Washington Post Foreign Service
Correspondent Anthony Shadid contributed to this report from Baghdad.
Saturday, October 17, 2009; 2:35 PM
RAMADI, Iraq, Oct. 17
URLリンク(www.washingtonpost.com)
2009年10月17日、イラク西部アンバル州の州都ラマディにてユーフラテス河にかかる橋梁上でトラック爆弾爆発し、破壊される
・警察によると爆薬5トン。市内外の交通を統制する検問所を通過して、橋梁上で停車し車内に運転手は乗ったまま自爆
・この橋梁はヨルダンやシリアへの幹線交通路
・Ahmad Abu Risha(アンバル覚醒評議会のさきがけとなり、2007年9月13日に殺害された部族長の兄弟)の家に近い
・米軍も装備を国外に運び出すのに使っている
・両岸でトラック数百台が立ち往生し、迂回路をもとめて未舗装の道路に入り込んでいた

破壊された橋梁の画像あり
URLリンク(www.nydailynews.com)

ファルージャでも橋梁上で路肩爆弾攻撃あり イラク軍パトロールが通過中に爆発し兵4名死亡、14名負傷
・橋梁も破壊される
・路肩爆弾はファルージャ総合病院にてHussein Juma中尉は40ポンドで、専門家により主幹線道脇に仕掛けられたものと
話す

記事はアンバル州での治安悪化を指摘、背景として米軍撤退、武装勢力は残り、2010年1月の議会選挙に向けて
部族間の対立関係が悪化している
・住民はアルカイダの犯行だと非難し、1月選挙に向けて連合を組む交渉の余波であり、とりわけファルージャで大きなもの
となっているとしている

ラマディで17日夜、イラクの息子(部族自警団)指導者ら会合し、対応を話し合った
・指導者の一人、Hamid al-Haisは武器をとる準備はできていると語る

254:名無し三等兵
09/10/18 07:04:00
>>253
AP電によるとラマディの橋梁爆破で死者、負傷者無し
・橋梁の付近にイラク軍基地2箇所あり、米軍部隊が滞在している

おそらくはこの橋 ラマディ市街地はユーフラテス川両岸に広がる
URLリンク(maps.google.com)

英国内務省、難民申請を却下したイラク人40名をイラクに送還したが、そのうちイラク入国を許されたのは10名のみと発表
バグダッド空港にてイラク当局筋は英側の発表を否定、おおよそ30名のクルド人がイラクは危険すぎるとして英国に戻った
としている
・イラクに残った10名はアラブ人

255:名無し三等兵
09/10/18 07:43:41
October 14, 2009 11:34 pm
Congress honors 56th Stryker Brigade
By KATHY MELLOTT
The Tribune-Democrat
URLリンク(www.tribune-democrat.com)
ペンシルバニア州兵第56ストライカー旅団4000名は2009年9月に9ヶ月間のイラク展開から帰還
・Camp Tajiに展開、共同作戦800回超、旅団階梯の重要人物(high-value target)7名拘束
武器隠匿80箇所以上を発見
・PRTと連携して2200万ドルにおよぶ復興事業を行う
・戦死者2名


256:名無し三等兵
09/10/18 21:28:49
イラン南東部で、自爆攻撃。革命防衛隊の高官ら多数が死傷。イランの報道は米国の仕業と非難。

257:名無し三等兵
09/10/19 10:42:52
Beijing’s Afghan Gamble
By ROBERT D. KAPLAN
Robert D. Kaplan is a senior fellow at the Center for a New American Security
and a correspondent for The Atlantic.
Published: October 6, 2009
URLリンク(www.nytimes.com)
アフガニスタン・Lagar州のアイナク銅山の開発を中国企業が落札したことを枕に
米国がアフガン増派した場合、中国は米国の流血と財貨で得た治安で経済的利益を得、海への通路を獲得することとなり、
撤退・対テロ特化の場合は、中国のライバルであるインドが過激なイスラム勢力とパキスタン側国境で
対峙することとなり、経済発展と海軍に注ぐはずの資源をまわすこととなることで間接的に利益を得る。
 そもそも、地上介入は海洋帝国が世界の安全を確保する策としては拙劣でアフガンの場合の
ように近隣のランドパワーをより利するものである。海洋と航空からの戦力投射こそ妥当である。

もちろん、今撤退すれば、軍は士気阻喪し、友邦に信が置けぬことを明らかとし、敵の決意が我より
堅固なるを天下に示すものとなる。ゆえにアフガンに増派し戦い続けねばならぬ。

とはいえ、地上介入はアフガニスタンで打ち止めにすべきである。

というようなことを書いている。使っている言葉とか論旨構成は流し読みで改変して前後入れ替えなどあり。

#Imperial Gruntsを書いた人。
#ワシントンポストの寄稿、社説は他国についてある意味露骨であるが、率直な意見が時々出てくる。

アイナク鉱山については米国の報道協会で中国企業が落札した経緯を検証した報告が発表され、
続報が出てきている。

258:名無し三等兵
09/10/19 10:50:17
Report on the Aynak Copper Tender in Afghanistan: How China Won and The West Lost
08 October 2009 @ 03:41 pm ET
WASHINGTON, Oct. 8 /PRNewswire-USNewswire/ -
URLリンク(www.ibtimes.com)
>>257
記者会見の告知 2009年10月15日午後1時から 米国の報道協会(National Press Club)にて
James R. Yeagerが会見。

訂正 Logar州が正しい。

#Wardak州と並んで第10山岳師団の旅団が展開している地域だったと思う。
カブールから近い。

259:名無し三等兵
09/10/19 11:09:10
Twist in Iraq's democracy: anti-American party pushes electoral reform
Ahead of January elections, supporters of the Sadr movement cast ballots for individual candidates ?
rather than parties ? for the first time in a primary poll.
By Jane Arraf | Correspondent of The Christian Science Monitor
from the October 16, 2009 edition
BAGHDAD
URLリンク(www.csmonitor.com)
2010年1月予定のイラク議会選挙について、シーア派のシスタニ師は個人名を書いて投票できるオープンリストとするよう
求める布告を出す
・2005年は党名のみで選挙後に当選枠を各党で候補者に割り当てるクローズドリスト方式だった
選挙法の改正は現在、イラク国会で審議されているが通らない場合、2005年のクローズドリストで行われることとなる
・キルクークでの投票方法を巡る問題あり、アラブ人とトルクメン人はフセイン政権崩壊後のクルド人流入に対抗できる
特別な措置を盛り込むよう要求

サドル師派は立候補者を選考する予備選を実施。党員以外も投票可能。サドル師が現国会議員からの再出馬者を
選び、残りを予備選候補者から選抜するとのこと。
・投票できるのは15歳からで、国政選挙の18歳からより低い
・候補者の要件は大学卒、35歳以上、米国のため仕事をしたことがない(never have worked with the Americans)
サドル師の党員である必要は無い
・立候補したのは南部と中部でおおよそ7百名 有権者登録したのは約30万名
・バグダッドのRusafah側では53箇所に投票所設けられている
・サドルシティの投票所では男性301名、女性25名の候補者が予備選に出馬
・予備選の組織をイラク選挙委員会(Higher Electoral Commission)が手伝う

260:名無し三等兵
09/10/20 10:15:32
Decision on Afghan Troops May Wait
By PETER BAKER and SABRINA TAVERNISE
Peter Baker reported from Washington, and Sabrina Tavernise from Kabul, Afghanistan.
Brian Knowlton contributed reporting from Washington.
Published: October 18, 2009
WASHINGTON
URLリンク(www.nytimes.com)
2009年10月18日、日曜の報道番組でのオバマ政権のエマニュエル首席補佐官やケリー上院議員の発言をもとに
増派決定はアフガニスタンの大統領選の調査結果をカルザイ大統領が受け入れて決選投票かあるいはアブドラ元外相と
権力分割を受け入れるかして以降になるという見方
・ケリー議員はカブールにてカルザイ大統領と3日間で3回と会談を重ねている

#増派するのはいずれにせよ2010年前半のはず。ブッシュ政権のときよりも戦略決定の話が良く出てくるのは
政権の性格の違いからだろうか。

#ゲイツ、訪日訪韓の旅へ

261:名無し三等兵
09/10/20 14:26:22
Oct. 6, 2009 - Eisenhower Luncheon at the 2009 AUSA Meeting
Oct 16, 2009
By Gen. George W. Casey Jr.
Eisenhower Luncheon at the 2009 AUSA Meeting
6 October 2009
URLリンク(www.army.mil)
2009年10月6日のAUSA年次総会でのケーシー米陸軍参謀総長の演説

・ARFORGENで常時1個軍団、5個師団、20個旅団、支援9万2千名を即応態勢に置くという部分は
師団のうち1、2個、旅団のうち4、5個、9万2千名の多くを州兵・予備役が占めている
・MRAPについて歩兵、ストライカー、重旅団についてTRADOCは旅団戦闘団パッケージを作成し
爆発物処理や道路啓開チームなどの部隊に組み込む
・IEDのある状況下で作戦する歩兵戦闘車を5年から7年で開発する


ARFORGENは展開、訓練、再生のサイクルを部隊毎に繰り返すもの
・訓練(train-ready)にある部隊は訓練の完了度合いが様々であり、予想外の危機発生時には抽出して用いることも
ありえるだろう。今のところこの野力は無く、危機が生じた場合、部隊を一旦凍結して、投入先を変える必要がある。
we'd have to freeze the forces we have and have people change directions.

再生(reset)は兵が帰還し回復する期間。ARFORGENでは緩いテンポで6ヶ月間で再生するようにしてある。
全志願制の軍を維持する上で必要性がさらに増している。

#将来の戦争の様相は従来想定していたのと同じだが、紛争の姿は従来とは異なるとし、ガザ、南レバノン、イラク、
アフガニスタンを紛争のモデルとしてあげている。また、将来を予見するのは不可能であり、精々大きく外れないのを
望む限りとして、このため広範な任務に応じられる(versatile)戦力整備を唱えている。

262:名無し三等兵
09/10/20 14:50:42
Army Deploys 300th RAID Tower, Supporting Forward Base Protection
by Persistent Surveillance and Dissemination System PSDS2
URLリンク(defense-update.com)

>>261の演説で出てきたRAIDシステム 監視塔・監視係留気球でネットワーク化されている。
イラクやアフガニスタンのFOB等で使われているようだ。銃発射位置を音源・閃光源探知機器で探ったり、
レーダーや各種カメラを搭載。

#イラクで一時、乗用車に乗って移動する武装勢力の60mm迫撃砲チームという話が出ていたけど、これで探知
できたんだろうか。また、バグダッドのグリーンゾーンあたりでも使われているんだろうか。サドルシティーから
ロケット弾砲撃を受けることがしばしばあったはずだが。

263:名無し三等兵
09/10/20 19:07:59
SecNav: Cut half of oil use by 2020
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Friday Oct 16, 2009 13:39:30 EDT
URLリンク(www.navytimes.com)
2009年10月14日、マブス米海軍長官ら、海軍のグリーン化を目指した構想を発表
グレートグリーンフリート
原子力空母、原潜にその他艦艇は機関をハイブリッド化かエコ燃料を使う、艦載機も代替燃料使用し
グリーン化した空母打撃群を誕生させる
・名称は1907年に世界周航したグレートホワイトフリートにちなんだもの
・2012年に航海可能、2016年に展開可能
・環境保護団体の定義するグリーンとは異なる 放射性廃棄物が出るし、水上艦艇と艦載機は温室効果ガスを放出するため

海軍ではハイブリッド機関をMakin Islandに搭載しており、今後アーレイバーグ級でも試験する予定
2010年にF/A-18をバイオ燃料で飛行させる 海軍ではグリーンホーネットと呼んでいる

・新規装備選定にあたってはエネルギー使用、効率、ライフサイクルコスト、業者のエネルギー効率や指針も考慮する
・海軍の使う市販車の石油消費をハイブリッド車導入で2015年までに半減させる
・海軍の陸上施設の電力消費量の半分を202年までに代替エネルギーで賄う 可能であれば一般送電網へ供給する
コンウェイ米海兵隊司令官は米国内の海兵隊基地では外部からの電力を使わず、余剰発電分を売電したいと発言

・2020年までに艦艇、航空機、車両、陸上施設など米海軍省全体でのエネルギー消費量の半分を代替エネルギーで賄う
現在は17%を賄っている
マブス海軍長官によると40%が現実的な数字とは聞かされているが、困難であっても不可能ではないとの認識

・マキンアイランドのディーゼル、電気、ガスのハイブリッド機関を他の蒸気タービン搭載揚陸艦艇に搭載することを
米海軍は検討、とラフヘッド海軍作戦部長は語る

・ハイブリッド化したアーレイバーグ級の調達はまだ初期段階で、グリーン化した空母打撃群実現のコストも不明
・マブス長官によるとLCSについて設計変更の予定なし、LCSは全速時に燃料消費大とされる



264:名無し三等兵
09/10/20 19:20:50
October 20, 2009
Violence threatens Barack Obama’s pledge to pull troops out of Iraq
Oliver August in Baghdad
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
>>259 MNF-I司令官オディエルノ大将、Timesとインタビュー 
イラク議会に選挙法通過を求め、1月16日実施の予定を先延ばししないよう求める発言
・現在の米軍撤退の日程は1月選挙後に30日間から60日間、兵力規模を維持、その後8月末までに7万名を撤退させる
・撤退のスケジュールはかなり立て込んでおり、選挙が先延ばしされれば影響が出る
決断をするのは大統領だが、態勢について進言せざるをえなくなるだろう
・イラクでの撤退計画はアフガン戦略の実行に影響を与える 予定よりもイラク駐留兵力が大きいままであれば
交替し引き継ぐ部隊が必要となり、アフガンへは送れなくなる

・クルド人とアラブ人の緊張緩和の手立てを見出そうと務めている
・アンバル州でもテロリストの活動が認められる、ここ10日間、関心を引いている
アンバル州で細胞が出現しており、大変注意深く見守っている

265:名無し三等兵
09/10/21 07:31:55
last updated at 13:00 GMT, Tuesday, 20 October 2009 14:00 UK
US presence remains in divided Kirkuk
On the road with troops in Kirkuk
By Gabriel Gatehouse
BBC News, Baghdad
URLリンク(news.bbc.co.uk)
イラク北部の大都市キルクークは米軍が都市部にてイラク側と共同作戦を継続している
BBC特派員はイラク警察と米軍の共同による包囲捜索作戦を取材
イラク側はおおやけには米軍は必要ないというが、個人的には必要を認めている

266:名無し三等兵
09/10/21 08:53:32
last updated at 16:50 GMT, Tuesday, 20 October 2009 17:50 UK
Afghan election goes to run-off
URLリンク(news.bbc.co.uk)
アフガニスタンの大統領選、11月7日に決戦投票 第1回投票の首位と次位で争われる
・カルザイ大統領は記者会見で決選投票受け入れを表明
・アブドラ元外相はカルザイ大統領の受け入れに電話で謝意を表明したと語っている

267:名無し三等兵
09/10/21 10:11:24
October 21, 2009
Winter election looms as Hamid Karzai bows to pressure
Afghans are being asked to vote again on November 7, when the harsh winter will be drawing in
and some areas will be inaccessible to election officials
Jerome Starkey in Kabul
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
wardak州や北部のBadakhshan州ではすでに降雪。11月7日までにさらに選挙要員が立ち入れなくなる地域は広がる
とみられる
・ある西側筋は決選投票は金がかかり、暴力にまみれ、おそらくは不正があることだろう。
アブドラ候補がアフガニスタンのために決戦投票を辞退すればカルザイ大統領と同じく賞賛されると語っている

・タリバン報道官Zabiullah Mujahidは決選投票の妨害を予告
・アブドラ候補は選挙委が腐敗しており無能だと非難している
・決選投票の準備として、これまでに少なくとも200名の選挙委スタッフが交代させられている


268:名無し三等兵
09/10/21 11:14:59
>>267 解説記事
October 21, 2009
A race against time in hostile weather and terrain of Afghanistan
Tom Coghlan: Analysis
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
2週間で4千村以上に投票用紙など一式と選挙委スタッフを配置
村の多くは舗装道路から遠く離れている地域にあり
・有権者数は1700万名
・カブールは海抜1700m。東部国境地帯と北東部では山頂は7千mに達し、人の住む地域の多くも海抜4千mを超える
・11月半ばには高地帯は雪に閉ざされるのが通例
・中国と接するWakhan回廊(住民1万名ほど)は既に雪が降り、来年まで孤立

アフガン選挙委はロシア製のKamazトラックを使っている

武装勢力の活動はパキスタンからの浸透ルートが雪で閉ざされるため、低下し始めているが
ヘルマンド、カンダハル、その他砂漠地帯では大きく減っているわけではない

アフガンの僻地では越冬のため、薪を集め、食料を干して保存し、家畜のため草刈りする時期


269:名無し三等兵
09/10/21 11:37:46
Engine problems cripple Collins-class submarines
EXCLUSIVE: Patrick Walters, National security editor | October 21, 2009
URLリンク(www.theaustralian.news.com.au)
豪州海軍のコリンズ級潜水艦、スウェーデン製のHedemoraディーゼルに問題あり、更新する必要もありうる
・また、生産し保守整備に当っているアデレードのASC(国有企業)のドックの生産性、能率に問題あり
・オーストラリアン紙では、コリンズ級6隻のうち作戦任務可能なのは現在、わずか1隻で、この船も訓練任務を
大掛かりにしたもの以上をできるかは不明

John Faulkner国防相とGreg Combet軍需相(Defense Materiel Minister)はコリンズ級の活動状況の月毎報告を
海軍と国防省に求めている

270:名無し三等兵
09/10/21 21:28:58
2009年から2034年の米軍UAV開発と配備ロードマップ
URLリンク(www.acq.osd.mil)

兵頭二十八の放送形式にして検索できるようになっていることを知る。

■ 米国内の議論が『「自衛隊」無人化計画』に追いついてきたようです。
2009年10月21日 11:11
URLリンク(sorceress.raindrop.jp)

#保守の論陣を大真面目に面白おかしく張る人。


271:名無し三等兵
09/10/21 22:19:36
>>269 extended training missionは長期間にわたる訓練哨戒任務とでも訳すべきかもしれない。
訓練の内容ではなくて、期間的な長さを意味している可能性がある。

272:名無し三等兵
09/10/21 22:31:12
Karzai challenger to set conditions for second round of Afghan elections
Abdullah Abdullah says fraud still possible after incumbent gives in to international pressure for runoff vote
Jon Boone in Kabul
guardian.co.uk, Wednesday 21 October 2009 10.19 BST
URLリンク(www.guardian.co.uk)
アブドラ候補陣営、決選投票にあたっては不正をふせぐため条件を提示すると発言
・連合政権について、カルザイは関心が無いと発言、
アブドラは大統領と合意せよとの圧力はいかなる所からも一切受けていないと発言

・選挙委の地区スタッフ380名のうち200名が候補者や監視員の申し立てにより罷免される

決選投票の課題
・降雪による選挙の準備への差し障り
・カルザイ氏の地盤である南部ではタリバンの威嚇あり 
・国連側投票者がいない投票所(幽霊投票所)を閉鎖しようとしたが、カルザイ政権はこれを第一回投票では阻んでいた


273:名無し三等兵
09/10/22 09:26:33
Leavenworth deactivates Warrior Transition Unit
The Associated Press
Posted : Tuesday Oct 20, 2009 5:25:07 EDT
FORT LEAVENWORTH, Kan
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍、フォートレーベンワースの負傷兵援護隊(Warrior Trasition Unit)を閉隊
・当局は5月にフォートレーベンワースおよびアラバマ州の別の2隊を閉隊する計画を発表
・これまでに6つが閉隊されている

フォートレーベンワースの負傷兵は100マイル西のフォートライリーにて治療を継続
・フォートライリーでは施設を建設中 

この一連の動きは負傷兵数が減少したためである

274:名無し三等兵
09/10/22 11:57:54
Bomb kills Fort Lewis soldier in Afghanistan
strykers: 23-year-old California resident’s death is brigade’s first this month
SCOTT FONTAINE; THE NEWS TRIBUNE
Published: 10/21/09 12:05 am
URLリンク(www.thenewstribune.com)
第2歩兵師団第5旅団第17歩兵連隊第1大隊の兵、2009年10月17日 アフガニスタンにて路肩爆弾で戦死
・乗っていた車両の付近で路肩爆弾が爆発
・この爆弾で、ほかに兵2名が負傷
・この大隊の今回の派遣で戦死者は11名目
・大隊はカンダハルから北のArgahndab川両岸の村落や果樹園のある地帯で武装勢力と戦闘している
・旅団全体では8月に9名、9月に7名戦死し、10月では今回が初めて

亡くなった兵の経歴
2007年1月 入隊
M1戦車の乗員として訓練を受ける
イラク派遣される
2008年7月 フォートルイスに転属

275:名無し三等兵
09/10/22 12:06:23
Wednesday, October 21st, 2009 4:33 AM HST
Air Force prepares to bring F-22 jets to Hawaii
By Associated Press
HICKAM AIR FORCE BASE, Hawaii (AP)
URLリンク(www.kpua.net)
ハワイ空軍州兵のパイロット、F-22の操縦訓練を受けるためフロリダ州Tyndall空軍基地へ出発

米空軍ではハワイ空軍州兵のF-15C飛行隊をF-22へ2010年から転換開始する予定
・空軍州兵のパイロット27名がF-22を操縦することとなる
・最初の2機は2010年に到着、全18機が揃うのは2011年末

現在、F-22飛行隊はアラスカ州、ニューメキシコ州、バージニア州にある

276:名無し三等兵
09/10/22 19:12:57
After delays, LCS 2 completes builder trials
By Philip Ewing - Staff writer
Posted : Wednesday Oct 21, 2009 16:34:26 EDT
URLリンク(www.navytimes.com)
GD(Bath Iron Works)のLCS-2インディペンデンス、建造者試験を2009年10月21日に完了
・メキシコ湾で全速航行し時速45ノット、および44ノットを維持

2009年内に海軍の検査官が乗船して受領公試、その後引き渡し
・海軍のBill Landay(Rear Admiral)によると、年内に引渡し、2010年早くに就役が予定されている

7月に建造者試験を開始し、一時中断した理由
・ジェット推進機室の浸水、推進システムの振動と温度

2010年 LCS-1フリーダムの試験展開(南米および太平洋、水上戦闘モジュール搭載)の最中か
その後にLCS-1かLCS-2のいずれかが選定される
・これはLCS-2の試験展開が行われる以前のタイミングでの決断


277:名無し三等兵
09/10/23 00:37:50
Amphibious ops to become default mode for MEUs
By Gidget Fuentes - Staff writer
Posted : Tuesday Oct 20, 2009 5:22:24 EDT
URLリンク(www.navytimes.com)
米海兵隊のMEU(marine expeditionary unit)の任務、装備、訓練、特殊作戦能力に変化が起きている話
・これまではイラクやアフガンへの展開が多かった
・今後は戦域の海上予備として対海賊、対拡散などの任務への対応が増える このため
接舷乗り込み、立ち入り検査などのチームも必要となる
・特殊作戦能力については、かつてはシールズと組んでいたが今は他で忙しい。海兵特殊作戦軍もあるが
これも常時MEUの一部となるかは不明。このためフォースリーコンが復活する可能性がある。

などなど、細かに色々書かれている(流し読みのためまとめ方甘し)。

#ゲイツ訪日では普天間の辺野古移転がグアム移転への前提であるとの米側の立場の報道が良く聞かれた。
米海兵隊はこれからヘルマンド州などアフガン南部に部隊をローテして派遣するのものだとばかり思っていた。
MEUも艦艇に乗り組んで出すものの、結局はイラクなりアフガンなりに揚がって活動することとなるのではと
思うのだが、違うんだろうか。

278:名無し三等兵
09/10/23 00:58:24
In Afghanistan, Army cook transforms rations into a mean burrito
US soldiers at this tiny base in eastern Afghanistan line up an hour early for Spc. Jose Flores's delicious meals.
By Tom A. Peter | Correspondent of The Christian Science Monitor
from the October 19, 2009 edition
COMBAT OUTPOST ZEROK, AFGHANISTAN
URLリンク(www.csmonitor.com)
発信地はPaktika州?

米陸軍の司厨員が、アフガン派遣でCOP(基地防御戦闘のそなえある小基地?)が増えたため
本来の仕事である調理をする機会が増えたという話
・イラクでは大基地で民間企業が役務で調理、食堂運営などを手がけることが多かった

279:名無し三等兵
09/10/23 08:21:13
October 22, 2009
Government aims to impose rules on armed guards
David Robertson
URLリンク(business.timesonline.co.uk)
英外務省、民間武装警護企業に規制を検討
・外国での警護活動の行動規範を定めることを望んでいる
・政府のみならず、BPやシェルなど外国でサービスを受けている大企業もこの規範に従う企業のみを使うとみられる

この動きとは別にスイスは他国の民間警護企業を対象とする国際規制を定める動きを主唱
・米国はこの取り組みを支持

英外務省の契約状況
アフガニスタンの英大使館および外交官(ArmorGroup)、イラク・バグダッドの英大使館(Kroll)、イラクの英外交官(Control Risks)

280:名無し三等兵
09/10/23 08:44:27
October 23, 2009
John Kerry is reinvented as America’s link in Afghanistan
Giles Whittell in Washington
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
カルザイ大統領の説得にあたったケリー上院議員の話
・米シンクタンクのCFRにて講演
・以前から予定してたカブール訪問で将官らと会食中、駐アフガン大使(#アイケンベリー 退役陸軍将官)
からカルザイとの交渉が破綻していることを知らされる
・その夜、そして翌日午後とカルザイ大統領と会談、その後カンダハルへ飛んでからカブールに戻り
さらに交渉重ね、10月19日にイスラマバードへゆき、戻ってまたカルザイと交渉

281:名無し三等兵
09/10/23 10:23:38
October 21, 2009
Navy to Commission Energy-Efficient Amphibious Assault Ship Makin Island
URLリンク(www.defenselink.mil)
>>263 LHD-8 ワスプ級マキンアイランド 2009年10月24日に就役
同型の従来艦と異なり蒸気タービンではなく、ガスタービンを搭載
・太平洋艦隊の第3両用群に所属 定係港はサンディエゴ
・艦長はRobert Kopas大佐

URLリンク(www.makin-island.navy.mil)


282:名無し三等兵
09/10/23 10:40:41
October 20, 2009
DoD Announces Units For Afghanistan Rotations And Deployment
URLリンク(www.defenselink.mil)

2009年11月
米海兵隊第261中型ティルトローター飛行隊(MV-22オスプレイ装備)(ノースカロライナ州Jacksonville)
南部地域司令部担任地域へ派遣 海兵200名

2010年春・夏 ISAF部隊として
第101空挺師団第1旅団(ケンタッキー州Fort Campbell) 3700名
第2ストライカー騎兵連隊(ドイツ、Vikseck) 4000名

2010年秋 OEF アフガン治安部隊の訓練
第34歩兵師団第2旅団(アイオワ州兵) 3500名


283:名無し三等兵
09/10/23 14:12:32
OCTOBER 23, 2009
Japan Probes 1960s Nuclear Agreements With U.S.
Tokyo Leadership, Seeking Break With Past, Holds Fact-Finding Mission Into Once-Secret Pacts;
Gates Warns of Damage to Ties
By YUKA HAYASHI
TOKYO
URLリンク(online.wsj.com)
米国との自民党政権下での核兵器持込み容認についての事実調査についての話
・日本の政権交代と米国との対等な関係を求めるという外交姿勢などについて書いている
・ジョージワシントン大学のRobert Wampler教授は関連文書をNSA(National Security Archive)サイトにて公開

284:名無し三等兵
09/10/23 18:57:16
2nd Stryker Cavalry Regiment prepping for Afghan rotation
Vilseck soldiers mindful of combat danger seen by unit they will replace
By Seth Robson, Stars and Stripes
European edition, Friday, October 23, 2009
VILSECK, Germany
URLリンク(www.stripes.com)
第2ストライカー騎兵連隊(James R. Blackburn Jr.大佐)はアフガン南部の第2歩兵師団第5旅団を2010年夏に引き継ぐ
・大佐は2009年1月から上番
・5-2が激しい戦闘に見舞われているのはこれまで手薄な地域に入っているからと説明し、連隊の派遣時点ではまた
様相が異なるであろうという認識
・5-2はアフガンにストライカー装甲車を残置して帰還し、連隊が引き継ぐ
・連隊の原屯地滞在期間は18ヶ月間となり、2003年以降の米陸軍で最長

連隊はルーマニア軍第32山岳歩兵大隊(アフガン派遣経験あり)と共同で訓練
また、米陸軍第4歩兵連隊第1大隊ともホーヘンフェルスで任務予行演習を予定
・同大隊は中隊を交替でアフガンに派遣し、派遣予定の部隊のホーヘンフェルスでの訓練に役立てている


285:名無し三等兵
09/10/23 23:21:45
Deputy Commanding General (Support) 25th Infantry Division Multinational Division-North
Brig. Gen. Robert Brown
October 20, 2009
DoD News Briefing with Brig. Gen Brown From Iraq
URLリンク(www.defenselink.mil)
イラク北部の大都市モスル所在のFOB Marezから中継で記者会見
・2008年11月から多国籍北部師団副師団長(支援担当)
・2004年から5年には第25歩兵師団のストライカー旅団長(大佐)でモスルに展開

#この派遣期間にあった事件としてMarez基地食堂で起きた自爆攻撃あり
URLリンク(en.wikipedia.org)

MND-N(多国籍軍北部師団、定訳無し)は担任地域にクルド人自治区を含むことからイラク中央政府とクルド政府との
関係について米軍の公式説明を探る質問複数あり 
・ぺシュメルガとイラク軍の共同作戦について 現場での連携を深めるよう働きかけ 政治上層部の決断次第
・キルクーク市の警察署長がトルクメン人に交替するとの噂について確認
准将は根も葉もない噂だと否定、今も職にあると回答

他にはRKG-3投擲型HEAT手榴弾対策
スクリーン(狙撃対策での視界確保と、手榴弾を跳ね返すのを勘案して、透明防弾プレートなどを併用している模様)を
米本国で兵の発案をもとに開発、6週間程度で実現し、MRAP40両ほどにまもなく装着
RKG-3の製造国、流入経路は一つに絞りきれず

イラクからの撤退日程はどの程度調整が可能なのか、また後継の部隊は(12月に来る顧問・支援旅団と支援部隊だが
詳細明かさず)

国境警備の状況について
(前回自分が派遣されていたときは月70名と推定、現在ではイラク側の能力向上で月5名程度)
撤退で本国に送り返している装備、PKK(トルコ国内で分離独立武力闘争をしているクルド政党)の活動、などなど

286:名無し三等兵
09/10/23 23:23:37
#シリアからの流入もかつては毎月50名、現在は毎月5名、RKG-3についてもイランを非難するのを避ける
かつてはイラク北部を担当する師団長はディヤラとモスル、ニネヴェの状況ゆえ兵力増派を求めていたものだけど、今回は無し
#クルド人自治区について、軍事研究最新号に村上和巳のルポあり クルド人治安部隊要人にインタビューしている。
クルド情報機関の存在、イラク陸軍第16師団にぺシュメルガを出したことなどが書かれている。

村上和巳 公式サイト
URLリンク(www.k-murakami.com)

287:名無し三等兵
09/10/24 09:16:59
Fort Lewis brigade loses 18th of tour in Afghanistan
SCOTT FONTAINE; THE NEWS TRIBUNE
Published: 10/23/09 12:05 am | Updated: 10/23/09 1:48 pm
URLリンク(www.thenewstribune.com)
第2歩兵師団第5旅団第17歩兵連隊第1大隊の特技兵 2009年10月21日、カンダハル州にて
車両付近で路肩爆弾の爆発で戦死

・戦死した特技兵は22歳 カリフォルニア州Lockeford出身
2007年2月入隊、4ヵ月後にフォートルイスに配属 戦地派遣は今回が初めてだった

・同大隊の戦死者はこれで12人目


288:名無し三等兵
09/10/24 10:51:18
Japan: No base decision soon
Washington concerned as new leaders in Tokyo look to redefine alliance
By John Pomfret and Blaine Harden
Harden reported from Tokyo.
Washington Post Staff Writer
Thursday, October 22, 2009; 9:46 AM
URLリンク(www.washingtonpost.com)
普天間の米海兵隊航空基地の移転を巡り、日米関係に波風が立っているという記事

#日本で政権交代があり民主党の対米姿勢に変化が生じていることが原因という見立てでまとめている

実際には米軍の世界規模再編、中国の平和台頭などが背景にあり、韓国前政権同様に今後の立場を
模索する動きが日本で起きているという見方を米国はしているのだろう。

普天間移設・移転を巡っては報道相次ぐ。今朝のでは年内に嘉手納統合か辺野古か名護市長選を待たずに
決定するという話。

289:名無し三等兵
09/10/24 11:42:17
In Helmand, a model for success?
Influx of Marines and focus on security bring peace to a southern Afghan town -- at least for now
By Rajiv Chandrasekaran
Washington Post Staff Writer
Thursday, October 22, 2009
NAWA, Afghanistan
URLリンク(www.washingtonpost.com)
アフガニスタン・ヘルマンド州、州都Lashkar Gahから南西のNawa地区では2009年7月から米海兵隊第5連隊第1大隊と
アフガン治安部隊あわせて1500名が入り、治安を確保
・学校再開、バザールの店も営業している
・Nawaの人口は7万5千 つまり、100人につき兵2名という平定戦の人数比を丁度満たしている
・行政サービスの復興はこれから カブールに官吏の派遣を懇請していはいる

武装勢力は10マイル先のMarjaという町に逃げている
・1950年代から60年代に米国がソ連の影響に対抗するため砂漠に水路を掘った一帯で、この水路が
濠となって武装勢力を守っている
・また、水路はかつてはヘルマンド川流域をアフガンの穀倉としたが、今ではケシ畑となっている
・海兵隊は増派を受けるとみて、Marjaで大規模な作戦を計画 目下は兵力不足のためMarjaを掃討できず

#従軍取材のルールで本来禁じられている将来の作戦について触れている箇所があるのは、
成果を示し、増派を求める方針があるため? いずれにせよ武装勢力がすぐ先の地域に逃げて活動している
話は以前から出ていた。



290:名無し三等兵
09/10/25 22:34:59
イラクの首都バグダッドのグリーンゾーンで大爆発。死者130名

291:名無し三等兵
09/10/25 23:02:01
last updated at 11:51 GMT, Sunday, 25 October 2009
Baghdad blast toll 'passes 130'
URLリンク(news.bbc.co.uk)

>>290 訂正 グリーンゾーンの中ではなくて付近。
イラク司法省とバグダッド州政府庁舎、自動車爆弾2 死者132名、負傷者520名
現地の午前10時30分ごろ、立て続けに爆発 この時間帯は朝の出勤ラッシュの頃
・車爆弾は自爆であるか否かはイラク警察やその他治安筋で情報が錯綜しており不明
・2009年8月19日の中央政府庁舎に対するトラック爆弾2件で少なくとも100名が亡くなって以来の被害


292:名無し三等兵
09/10/26 00:43:48
October 25, 2009
Baghdad car bombs kill at least 132
Oliver August in Baghdad
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
現場はグリーンゾーンから北の官庁街
・午前10時30分、それぞれの現場付近の駐車場にて、1分未満で立て続けに爆発している
・被害者多数で、通りかかった一般車両も病院に負傷者を運ぶのに使われた
・黒煙が立ち上り、庁舎内は火事が発生しているのが目撃された
・現場は国営テレビ局から近い
・付近の建物のガラスが爆風で割れて、室内に吹き込んだ

293:名無し三等兵
09/10/26 01:20:23
Scores killed, at least 500 wounded in bomb attacks in Baghdad
By Anthony Shadid
Sunday, October 25, 2009; 9:16 AM
BAGHDAD
URLリンク(www.washingtonpost.com)
細部に違いあり
・1発目は午前10時15分ごろ、司法省、自治及び公共事業省付近の交差点で爆発
・25日は週明けの平日で道路は混雑していた
・2発目は、改装を宣伝する広告が出ていたバグダッド州政府庁舎を狙ったもの
・渋滞していた道路では巻き込まれて車が炎上、車内で人が焼かれる
・爆発から数時間後、マリキ首相は現場を訪れ、バース党とアルカイダの仕業だと非難

マリキ政権の治安維持能力に疑問が生じているとし、2010年1月総選挙と絡めて解説

#米軍のイラク撤退日程、計画への影響については書かない。

294:名無し三等兵
09/10/26 19:55:23
New brigade helps fuel growth in, around Knox
The Associated Press
Posted : Sunday Oct 25, 2009 15:20:39 EDT
FORT KNOX, Ky.
URLリンク(www.armytimes.com)
テキサス州Fort Hoodからケンタッキー州フォートノックスへ米陸軍第1歩兵師団第3旅団、移駐
・2005年BRACの一環。BRACは2011年までに完了を予定
・旅団3400名のうち半数はアフガン戦地派遣を経験
・千名が既にフォートノックスに配属、残りは201年夏までに移ってくる


295:名無し三等兵
09/10/26 20:54:26
New Fort Knox troops arrive
BY MARCUS GREEN
OCTOBER 16, 2009
FORT KNOX, Ky.
URLリンク(www.courier-journal.com)
>>294 元記事
陸軍人事コマンド(Army Human Resources Command)もフォートノックスに移駐
10月16日の開隊式では陸軍機甲センター司令官のJames M. Milano少将が訓示

#まだフォートベニングに移転してないんだろうか。

フォートノックスでは旅団司令部棟、食堂、居住棟2つ(1440名分)などを竣工(2億1800万ドル)

旅団の兵の家族の多くはElizabethtownとRadcliffに居住するが、中にはインディアナ州南部にいる者あり

記事では地元の対応、軍人子弟の学校受け入れ、水道、その他などの州政府予算の話に触れている



296:名無し三等兵
09/10/26 22:26:02
兵頭二十八 有坂銃 (光人社NF文庫)

日露戦争の戦闘の様相を知らぬため、野山砲が性能で劣るのを歩兵銃で補ったという構成の是非が分からない。
どちらかといえば、技術過渡期において後進国がどう先進国の技術を吸収し量産していくのかを、信管、砲弾、銃弾
などの開発にも筆をさいて跡付けているように思われる。そういえば、爆弾に関する著作もあったはず。

三十八式歩兵銃は三十式歩兵銃の機関部改修型であり、両者はともに有坂銃(アリサカライフル)として
欧米では扱われているとのこと、太平洋戦争開戦時において太平洋の米陸軍と海兵隊にはM1自動小銃が
配備されていなかったことなどが出てくる。後者については。父親たちの星条旗をみると、ボルトアクションと自動小銃
では著しくボルトアクションが不利である描写が出てくる。つまり、米国の工業製品を大量生産する能力がいかに
大きかったかを日本と比較すると実感できる話。

原著は10年前に四谷ラウンドから出ていたのを文庫化して収録したもの。

297:名無し三等兵
09/10/26 22:34:22
New Army parachute is official
By Matthew Cox - Staff writer
Posted : Sunday Oct 25, 2009 21:45:54 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍、落下傘を円形傘のT-10から方形傘のT-11へ切り替えへ
・新型傘は輸送機より飛び出してから開傘まで6秒、ヘリからの場合8秒かかる

契約額2.2億ドルで5万個、メーカーは
Airborne Systems North America、Aerostar International Inc.、BAE Systems

・T-10は50年間使用されている
・T-11の支給は2009年夏に開始、今後8年かけて切り替え
・T-11はT-10よりも降下速度が小さく、着地時の負傷が減る
・吊り下げ重量はT-10から40ポンドふえて400ポンドまで
・ナイロンとテフロンコート支持索で、重量はT-10の44ポンドより増えて53ポンド(主傘38ポンド、予備傘15ポンド)

298:名無し三等兵
09/10/26 23:27:44
14 Americans killed in 2 helicopter crashes
HEIDI VOGT - The Associated Press
Associated Press Writers Rahim Faiez, Todd Pitman and Robert H. Reid contributed to this report from Kabul;
Noor Khan reported from Kandahar.
Posted : Monday Oct 26, 2009 9:18:55 EDT
KABUL
URLリンク(www.armytimes.com)
アフガニスタン西部で米軍ヘリ1機 墜落
・武装勢力との銃撃戦の現場から離脱中に墜落 米兵7名と米国文民3名死亡、米兵11名と米文民1名とアフガン人14名負傷。
・タリバンはアフガン北西部Badghis州Darabam地区でで米軍ヘリ1を撃墜と主張 本件と同一か確認できず
・連合軍は機体回収の作戦を開始したと米軍報道官は話している

アフガン南部で米軍ヘリ2機が戦闘中に衝突し墜落
・米兵4名死亡、2名負傷

10月25日、ワシントンではオバマ政権が安全保障チームと6回目の会合

アブドラ候補、カルザイ現大統領、決選投票前の連立交渉を否定
・アブドラ候補は記者会見で決選投票実施にあたり選挙委委員長Azizullah Lodinが信頼に欠けるとして辞任を要求
・また、選挙期間前からカルザイ候補のため運動していた大臣複数名の罷免も求めている
・要求が受け入れられなかった場合の対応については留保

10月25日、カブールにて大学生数百名が二日連続で、米軍がコーランを焼いたとして抗議し投石
・2週間前、Wardak州にて作戦中の米軍がコーランを焼いたと主張
・米軍側はタリバンが噂を流していると否定
・鎮圧のため消防車で放水、警官数名が負傷
・Wardak州、Khost州でも同様に抗議の動きあり


299:名無し三等兵
09/10/27 01:33:32
DEA personnel among 14 dead in Afghan copter crash
October 26, 2009 -- Updated 1543 GMT (2343 HKT)
Fourteen Americans were killed Monday in two helicopter crashes in Afghanistan.
STORY HIGHLIGHTS
NEW: Three were the first DEA personnel to be killed in Afghanistan
Seven U.S. service members and three U.S. civilians were killed in one crash
Four other U.S. service members killed when two copters collided Monday
In the crashes, 28 others injured, including one U.S. civilian
Kabul, Afghanistan (CNN)
URLリンク(edition.cnn.com)
2009年10月25日、アフガニスタン西部で墜落した米軍ヘリ、死亡の米政府文民3名はDEA(麻薬取締局)職員
・麻薬密輸業者の施設を急襲して、戦闘。抵抗する武装勢力と交戦し、殺害。
その後、現場から離脱しているときにヘリが墜落
・アフガニスタンでDEA職員が死亡するのはこれが初めて


300:名無し三等兵
09/10/27 18:09:25
Al-Qaida claims responsibility for Baghdad suicide bombings
Terrorist group says it carried out double attack in which at least 155 people died
Haroon Siddique and agencies
guardian.co.uk, Tuesday 27 October 2009 08.40 GMT
URLリンク(www.guardian.co.uk)
>>293 死者155名、負傷者700名に増える
死者にはデイケアからの帰途にミニバスで現場を通りかかった子供二十数名が含まれている
・アルカイダ上部組織は武装勢力が良く使うサイトで攻撃声明を発表

8月の同様の事件では死者132名、負傷者は500名弱
・8月の事件後、マリキ首相はシリアが政権転覆をもくろむバース党関係者をかくまっているとして非難
・イラクとシリアはともに大使を召還
・シリア側は関与を否定




301:名無し三等兵
09/10/27 18:31:25
Prerelease: Ahmed Rashid Takes On the Crisis in AfPak
by Ahmed Rashid
10.21.2009
From the November/December 2009 issue of The National Interest.
URLリンク(www.nationalinterest.org)
タリバンの著者によるアフガニスタン戦略の蹉跌を指摘する論考らしい。未読。

302:名無し三等兵
09/10/27 20:21:18
New all-terrain vehicles arrive in Afghanistan
Oct 26, 2009
KANDAHAR AIRFIELD, Afghanistan (Oct. 23, 2009)
By American Forces Press Service
URLリンク(www.army.mil)
2009年10月22日、アフガニスタン南部カンダハルの空港にM-ATV 空輸される
・今後、現地にて官給品を取り付ける
・初めて到着の車両8両は現地で支給される部隊の整備と操縦手の訓練に用いられる

・車両重量は約25000ポンド 銃手1名+乗員4名
独立サスペンション
・メーカーはオシュコシュ 2009年6月に受注

記事に出てくる者
Lt. Col. Richard Haggerty, the Regional Command South deputy director for acquisitions, logistics and technology
Anthony Deluca, the Kandahar site lead for the mine-resistant, ambush-protected, or MRAP, program

303:名無し三等兵
09/10/27 20:29:22
>>295
Casey: Infantry-Armor merger boosts Army's 'full-spectrum' operations
Oct 21, 2009
FORT BENNING, Ga. (Oct. 20, 2009)
By Vince Little
URLリンク(www.army.mil)
機甲センターおよび機甲学校のフォートノックスからフォートベニングへの移転は2011年を予定


304:名無し三等兵
09/10/28 04:27:39
>>301 表題は バルチスタンのトロツキー Trotsky in Baluchistan
以下、斜め読みでまとめる もっと色々細かくあれこれ言及し、豊かな細部があるが
覚えている範囲。

アフガニスタンのタリバンはパキスタンを拠点とし、ISIの容認や軍の支援を受けて
他ならぬパキスタン国内に追随する運動を作り出しているほか、ウズベキスタンを
始めとする中央アジア諸国、さらにはロシア、インド、中国にも波及する危険性がある。

タリバン指導者は1993年から2001年の経験からアフガニスタンのイスラム革命を保つには
周辺諸国でも同じ過程が進み、その支援を受ける必要があると学んだ。

パキスタンは安全保障上の見地からパキスタンタリバンとアフガンタリバンを分離し、
後者を支援しつつ前者を叩く一方で、アメリカに面従腹背の姿勢をとっている。

アメリカはアルカイダではなく、タリバンの脅威がアフガン国境をこえて地域全体を不安定化
する危険性を認め、タリバンを相手とする戦略を推進し、資源をわりあて、地域諸国と関与し
アフガン新政権に対し、良き統治を求めるべきである。


305:名無し三等兵
09/10/28 04:34:10
October 22, 2009, 12:11 PM
Cheney Slams Obama on Afghanistan Policy
By HELENE COOPER
URLリンク(thecaucus.blogs.nytimes.com)
チェイニー前副大統領、オバマ政権の逡巡を攻撃
・アフガン戦略についてブッシュ政権は無為であったわけではないと弁護し、政権引継ぎ前に検討しオバマチームに
伝えたとしている

このほか、ブッシュ政権の政策でオバマ政権で変更があったもの
グアンタナモ、東欧へのMD配備などについても言及

#動画見ておらず

306:名無し三等兵
09/10/28 04:44:52
Afghanistan and Iraq: Perspectives on U.S. Strategy
Oct 26 2009, 01:12 PM by Dr. Jack
URLリンク(usacac.army.mil)
2009年10月22日、米連邦下院軍事委員会の監督調査小委で行われた公聴会への安全保障関係の専門家の事前提出草稿
から抜書きしたもの


307:名無し三等兵
09/10/28 15:32:33
New-look Stryker team trains to help finish mission in Iraq
By Gregg K. Kakesako
POSTED: 01:30 a.m. HST, Oct 26, 2009
POHAKULOA TRAINING AREA, Hawaii
URLリンク(www.starbulletin.com)
米陸軍第25歩兵師団第2旅団、2010年夏にイラク北部へ派遣
・旅団長Malcolm Frost大佐(43歳、2009年6月上番)、2007年に第3旅団でイラク派遣 アフガン派遣1回も経験
・兵4300名(ママ) ストライカー装甲車322両
・旅団の各大隊長6名は前回の15ヶ月間戦地派遣から2009年2月に帰還後、全員交代
主な下士官も多数が離れた 兵2千名が除隊もしくは転属

旅団には高級士官50名近くが配属されて、安定化訓練チーム(stability training team)として
イラク治安部隊指揮官の訓練にあたる

記事は小隊がハワイ島で都市戦闘演習をするのを取材
・2009年11月末まで2週間の実動訓練をハワイ島で順繰りに行う
・2009年12月にスコーフィールドでコンピュータ上にて大掛かりな図上演習
ストライカー装甲車をカリフォルニアへ送り出すに先立ち、兵員シートのとりつけ、防弾床板、発電機の性能向上形への交換
などを行う
・2010年2月にカリフォルニア州のNTCにて旅団演習(担任地域の経済、民族構成、状況にあわせた想定を用いる
ことを考えている)
・クウェートでは鳥篭装甲、車長用防弾ガラス(法王のガラス、pope's glass)をとりつける

308:名無し三等兵
09/10/28 15:47:57
‘Af-Pak Hands’ Strives for Continuity in U.S. Mission
By John J. Kruzel
American Forces Press Service
WASHINGTON, Oct. 27, 2009
URLリンク(www.defenselink.mil)
アフガンおよびパキスタン専門の配置を300名規模で用意する

アフガニスタン南部および東部での6ヶ月間から12ヶ月間の配置
米国本土では統合参謀本部のパキスタン・アフガニスタン調整班、
米中央軍センター(Center of Excellence)、米特殊作戦軍、統合特殊作戦軍の配置を4年から5年のサイクルで
繰り返し専門知識と現地との人脈を確保
・計画の調整は米中央軍、NATOのISAF、米統合戦力軍および各軍
・将校の兵科は情報、特殊作戦、戦闘兵科、工兵、民生?(civil-military operator)など

計画はマレン統合参謀本部議長が推進、マクリスタル大将(ISAFおよびUSFOR-A司令官)も賛同
・これまでは部隊が戦地から帰還すると別種の任務についてしまうのが通例だった
・300の配置のうち121はこの計画の一環で作られたもの
・将校は国防外国語学校(Defense Language Institute)にてダリ、パシュトン、ウルドゥ語を16週の課程で学ぶ
・現在、おおよそ30名が受講している

309:名無し三等兵
09/10/29 20:15:20
URLリンク(www.amazon.com)

強化陣地による防御と機動反撃の組み合わせによるシナイ半島の戦略縦深を生かした防衛構想で作られた
陣地。バーレブラインは第一線の小隊級強化拠点と第二線の砲兵陣地、砲兵道、さらに背後の平行道などからなる。
前方はスエズ運河があり、大砂堤と対人地雷に鉄条網で水障害を強化。
 消耗戦争中の前線陣地としてエジプト側の砲撃(榴弾、迫撃、狙撃)に堪えるにあたっては意義があったが
その後の1973年の10月戦争(ヨムキプール戦争)では役割がはっきりせず、救援にかけつけた機甲部隊ともども
エジプト軍の攻勢に飲み込まれたと著者はみている。

末尾に幾つか現在も残る陣地の座標が書かれており、googleで探してみようと思う。

310:名無し三等兵
09/10/29 20:51:56
US defense bill approves money for Sons of Afghanistan
By Dan Murphy | Staff writer 10.28.09
URLリンク(features.csmonitor.com)
国防歳出法案にオバマ大統領署名 アフガニスタンでCERP(指揮官緊急対応資金)の形で武装勢力を統合する予算13億ドルが
含まれている
・統合(reintegration)とはこの場合、武装勢力に資金を供し武力闘争を停止し、あわよくば情報を見返りにえること
・イラクで覚醒評議会、イラクの息子など自警団が治安戦で大きな役割を果たしたが文化の異なるアフガニスタンで通用するかは
不明
・10月25日のバグダッド官庁街での爆弾攻撃(死者150名以上)などはマリキ政権が給与支払いと公職登用を
渋っているゆえ、自警団の中に武装勢力の活動を黙認する者がでていると専門家は考えている

311:名無し三等兵
09/10/29 21:53:51 glpJyd+q
Brother of Afghan Leader Said to Be Paid by C.I.A.
By DEXTER FILKINS, MARK MAZZETTI and JAMES RISEN
Published: October 27, 2009
KABUL, Afghanistan
URLリンク(www.nytimes.com)
既に邦紙で報道されている内容 カルザイ現大統領の弟であるAhmed Wali KarzaiはCIAから定期的に資金を受け取っていた
という疑惑
・カンダハル郊外にあるタリバンのオマル師の旧邸をCIAと米特殊作戦部隊に提供
この邸宅はCIAの指揮下で活動するKandahar Strike Forceが拠点として使用 
この部隊はカンダハル市内外で武装勢力を襲撃している。過去には許可を得ぬまま政府当局者に対して
作戦を行ったと非難されている
・同部隊は2009年6月にカンダハル州警察長官Matiullah Qatiを銃撃戦で射殺 この事件は今に至るも説明されぬまま

312:名無し三等兵
09/10/29 22:04:38 glpJyd+q
CIAにタリバンに通じる者を仲介

8月末のアフガン大統領選で現職カルザイ氏のため不正工作を大規模に行った疑いあり
・書類上のみに存在する幽霊投票所を南部ででっちあげ
麻薬取引への介在も疑われている
・ヘルマンド川に掛かる主要橋梁を支配しており、麻薬密輸業者のトラックに通行料を課している

米国の対麻薬作戦はライバルを取り除いており、カルザイ氏弟を利する形となっている
・2005年に米国はタリバン統治時代に麻薬を牛耳っていたHajji Bashir Noorzaiをニューヨークにおびき寄せて逮捕
2009年に終身刑の判決が出た
・2006年にHabibullah Jan(地元軍閥、カンダハル州選出議員)DEA(米国の麻薬取締局)にカルザイ氏弟が
Haji Juma Khanと組んでNoorzaiの地盤の一部を引き継いだと語っている

313:名無し三等兵
09/10/29 22:52:11 glpJyd+q
URLリンク(www.youtube.com)
2009年10月、アフガニスタン首都カブール近郊のWardak州にて
第10山岳師団第71騎兵連隊第3大隊A中隊第3小隊、MSRジョージアを見下ろす基地に発電機をロバと人力で運び上げる

#基地の状況が良く分かる動画。

314:名無し三等兵
09/10/30 03:22:06
>>309 エジプト軍が博物館として一般公開しているバーレブラインの陣地
Taoz Zeidar
スエズ市とスエズ運河南端を火制下におく155mm砲座6門があった。
岩石を砕いたのを大きな金網の籠に入れて砲爆撃に備えて砲座の上に積んである。
幹線道路との分岐点に第四次中東戦争の勝利記念像あり
URLリンク(maps.google.com)

315:名無し三等兵
09/10/30 16:11:48 AAkua/Hj
Seven Fort Lewis soldiers killed in Afghanistan, one in Iraq
; BY DEBBIE CAFAZZO AND MATT MISTEREK; THE NEWS TRIBUNE
Published: 10/28/09 10:21 pm | Updated: 10/29/09 1:28 pm
FORT LEWIS, Wash. --
URLリンク(www.thenewstribune.com)
2009年10月27日、アフガニスタン派遣中の米陸軍第2歩兵師団第5旅団で8名戦死
うち7名は第17歩兵連隊第1大隊の兵で、パトロール中に乗っていたストライカー装甲車が
仕掛け爆弾の攻撃を受けたことによるもの
残る1名は別の爆弾攻撃で亡くなる

フォートルイスの同旅団後備隊司令はBrian Pugmire大佐
同隊付牧師はKenneth Hegtvedt大佐

2009年10月のアフガンにおける米軍戦死者数は55名と過去最高

#
TNTのデータベースによると10月21日時点で第17歩兵連隊第1大隊の戦死者は12名 今回の7名を加えると19名となる

316:名無し三等兵
09/10/30 16:12:28 AAkua/Hj
U.S. to Protect Populous Afghan Areas, Officials Say
By THOM SHANKER, PETER BAKER and HELENE COOPER
David E. Sanger contributed reporting.
Published: October 27, 2009
WASHINGTON
URLリンク(www.nytimes.com)
オバマ政権内部のアフガン戦略の議論は増派の是非から増派の規模へと焦点を移しつつあり
・アフガンの人口密集地(ジャララバード、カブール、カンダハル、ヘラート、マザリシャリフ、クンドゥズなど大都市と村落帯)
10箇所に兵力を集中させる方針が浮上
・タリバンの駆逐は不可能と結論、アルカイダの復帰を阻み、タリバンを封じ込め弱らせつつアフガン治安部隊の育成を促進する戦略
・ゲイツ国防長官は政権要人と軍上層部の間でバランス役となっている

317:名無し三等兵
09/10/30 16:13:08 AAkua/Hj
・マクリスタル大将は増派があった場合、最初の2個旅団を南部(うち1個をカンダハル)、次の1個を東部、別の1個をアフガン国内予備として使う
考えを説明
・大将は人口密集地の範囲をひろげて農業地帯、経済地帯、主要道路(リングロードおよびイラン、パキスタンとの接続路)を
含めることを望んでいる
・ヘルマンド川流域に部隊を置き続けるかについて政権内部で論議となる可能性あり
アフガンの人口3%を連合軍の2割を割いて守る意味に政権内部で疑問がでている ヘルマンド州は肥沃な農業地帯でケシ栽培
盛ん。英軍と今年から米海兵隊が増派されて駐留

・先月ごろから米軍は僻地の基地から撤収し、1千名近くが他任務へと振り替えられるように
・2009年10月30日、オバマ大統領は統合参謀本部と会合する これでアフガンを巡る政権内の協議は7回目となる

#ケリー上院議員のCFRでの講演と思われる内容が引用されている

318:名無し三等兵
09/10/30 16:13:49 AAkua/Hj
U.S. Speeds Aid to Pakistan to Fight Taliban
By ERIC SCHMITT
Jane Perlez contributed reporting from Islamabad, Pakistan.
Published: October 28, 2009
WASHINGTON
URLリンク(www.nytimes.com)
米国のパキスタンへの軍事援助が膨らんでいる。しかしパキスタン側は援助が表立つことを望んでおらず
また引渡しの速度と内容に不満あり
・今年の7月に引き渡された援助(5億ドル)にはMil-17ヘリ10機 攻撃ヘリコブラの部品、携帯などの通信傍受装置1300万ドル、夜間暗視ゴーグル200個、
昼夜間スコープ100個、防弾ベスト9475着などあり
・米国へのパキスタン軍人の留学、とくに対テロ関係も増やされている

319:名無し三等兵
09/10/30 16:14:25 ZUlmyRyp
Seven Fort Lewis soldiers killed in Afghanistan, one in Iraq
; BY DEBBIE CAFAZZO AND MATT MISTEREK; THE NEWS TRIBUNE
Published: 10/28/09 10:21 pm | Updated: 10/29/09 1:28 pm
FORT LEWIS, Wash. --
URLリンク(www.thenewstribune.com)
2009年10月27日、アフガニスタン派遣中の米陸軍第2歩兵師団第5旅団で8名戦死
うち7名は第17歩兵連隊第1大隊の兵で、パトロール中に乗っていたストライカー装甲車が
仕掛け爆弾の攻撃を受けたことによるもの
残る1名は別の爆弾攻撃で亡くなる

フォートルイスの同旅団後備隊司令はBrian Pugmire大佐
同隊付牧師はKenneth Hegtvedt大佐

2009年10月のアフガンにおける米軍戦死者数は55名と過去最高

#
TNTのデータベースによると10月21日時点で第17歩兵連隊第1大隊の戦死者は12名 今回の7名を加えると19名となる

320:名無し三等兵
09/10/30 16:14:31 AAkua/Hj
・2001年9月11日のテロ以降のパキスタンへの軍事援助は合計で120億ドル、このほかアフガン国境に10万名規模の部隊を
展開する費用を米側が毎年10億ドル補償している
・このほか、パキスタン空軍のF-16に高精度の赤外線探知ポッドを供与、パキスタン陸軍および民兵を訓練する特殊部隊を
150名へと過去8ヶ月間で倍増

パキスタン側は米側がプレデターやアパッチなど最新兵器を与えないとして不満をもっている

321:名無し三等兵
09/10/30 16:15:17 ZUlmyRyp
U.S. to Protect Populous Afghan Areas, Officials Say
By THOM SHANKER, PETER BAKER and HELENE COOPER
David E. Sanger contributed reporting.
Published: October 27, 2009
WASHINGTON
URLリンク(www.nytimes.com)
オバマ政権内部のアフガン戦略の議論は増派の是非から増派の規模へと焦点を移しつつあり
・アフガンの人口密集地(ジャララバード、カブール、カンダハル、ヘラート、マザリシャリフ、クンドゥズなど大都市と村落帯)
10箇所に兵力を集中させる方針が浮上
・タリバンの駆逐は不可能と結論、アルカイダの復帰を阻み、タリバンを封じ込め弱らせつつアフガン治安部隊の育成を促進する戦略
・ゲイツ国防長官は政権要人と軍上層部の間でバランス役となっている
・マクリスタル大将は増派があった場合、最初の2個旅団を南部(うち1個をカンダハル)、次の1個を東部、別の1個をアフガン国内予備として使う
考えを説明
・大将は人口密集地の範囲をひろげて農業地帯、経済地帯、主要道路(リングロードおよびイラン、パキスタンとの接続路)を
含めることを望んでいる
・ヘルマンド川流域に部隊を置き続けるかについて政権内部で論議となる可能性あり
アフガンの人口3%を連合軍の2割を割いて守る意味に政権内部で疑問がでている ヘルマンド州は肥沃な農業地帯でケシ栽培
盛ん。英軍と今年から米海兵隊が増派されて駐留

・先月ごろから米軍は僻地の基地から撤収し、1千名近くが他任務へと振り替えられるように
・2009年10月30日、オバマ大統領は統合参謀本部と会合する これでアフガンを巡る政権内の協議は7回目となる

#ケリー上院議員のCFRでの講演と思われる内容が引用されている

322:名無し三等兵
09/10/30 16:16:30 ZUlmyRyp
U.S. Speeds Aid to Pakistan to Fight Taliban
By ERIC SCHMITT
Jane Perlez contributed reporting from Islamabad, Pakistan.
Published: October 28, 2009
WASHINGTON
URLリンク(www.nytimes.com)
米国のパキスタンへの軍事援助が膨らんでいる。しかしパキスタン側は援助が表立つことを望んでおらず
また引渡しの速度と内容に不満あり
・今年の7月に引き渡された援助(5億ドル)にはMil-17ヘリ10機 攻撃ヘリコブラの部品、携帯などの通信傍受装置1300万ドル、夜間暗視ゴーグル200個、
昼夜間スコープ100個、防弾ベスト9475着などあり
・米国へのパキスタン軍人の留学、とくに対テロ関係も増やされている

・2001年9月11日のテロ以降のパキスタンへの軍事援助は合計で120億ドル、このほかアフガン国境に10万名規模の部隊を
展開する費用を米側が毎年10億ドル補償している
・このほか、パキスタン空軍のF-16に高精度の赤外線探知ポッドを供与、パキスタン陸軍および民兵を訓練する特殊部隊を
150名へと過去8ヶ月間で倍増

パキスタン側は米側がプレデターやアパッチなど最新兵器を与えないとして不満をもっている

323:名無し三等兵
09/10/31 01:53:34
>>315 戦死した兵の身元公表される
October 29, 2009
DoD Identifies Army Casualties
URLリンク(www.defenselink.mil)
2009年10月27日、OEFにてアフガニスタンのArghandab流域にて、敵が乗っていた車両を仕掛け爆弾で攻撃。
所属は全員、第2歩兵師団第5ストライカー旅団戦闘団第17歩兵連隊第1大隊で
二等軍曹が1名 27歳、三等軍曹が24歳、29歳、27歳、24歳の4名、特技兵が1名 22歳、上等兵が1名で25歳 合計7名

324:名無し三等兵
09/10/31 02:03:37
>>299 アフガニスタン西部で墜落したのはMH-47
October 29, 2009
DoD Identifies Army Casualties
URLリンク(www.defenselink.mil)
2009年10月26日、OEFでアフガニスタンのDarreh-ye BumにてMH-47が墜落 以下の7名が戦死
第160特殊作戦連隊(空挺)第3大隊(ジョージア州Hunter陸軍飛行場)
准士官 36歳、40歳の2名、二等軍曹 24歳の1名、三等軍曹 23歳、26歳の2名

第7特殊作戦群(空挺)第3大隊(ノースカロライナ州フォートブラッグ)
一等軍曹 32歳の1名 二等軍曹 28歳の1名

325:名無し三等兵
09/10/31 12:25:00
U.S. official resigns over Afghan war
Foreign Service officer and former Marine captain says he no longer knows why his nation is fighting
By Karen DeYoung
Washington Post Staff Writer
Tuesday, October 27, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)
邦紙で既報 Zabul州PRTの上席代表である米外交官がアフガン戦争の戦略目的に自信が持てなくなったとして辞任
・辞任したのはMatthew Hoh 36歳 米海兵隊大尉でイラクへ戦地派遣の経験有 父は消防士
経歴
タフツ大学卒後、出版社で事務職
1998年 海兵隊に入隊 5年間日本や国防総省で勤務 イラク戦争初期に除隊
国防総省文民となり、イラク・ティクリートで復興事業を管理 イラク人5千名を雇用、道路やモスクを建設
イラク特別監査官から成功した稀な復興事業と評価される

2005年 米国務省と関係あるBearingPointに就職 ワシントンでイラク担当
2006年 海兵予備役で招集をうけアンバル州で中隊を指揮
2006年12月 アンバル州Hadithaダムでヘリ墜落事故 同乗の友人Joseph T. McCloud少佐ら4名を失う
2007年春 帰還 3ヶ月が過ぎたころPTSDの症状(不眠、夢など)でる 酒を飲んで酔いつぶれる
・FXの”Rescue Me"をみる(WTCで親友を亡くして罪悪感に囚われる消防士のドラマ)
・McCould少佐の家族を訪ね、妻に謝罪
・帰還後、自殺した中隊の兵の葬儀に海兵隊を代表して参列

326:名無し三等兵
09/10/31 12:25:52
2008年 友人から国務省がアフガンで1年任期契約で更新可能の外交官を求めていると知らされる
2009年 ジャララバードで2ヶ月間、旅団司令部にて文民スタッフとして勤務 Korengal渓谷で長年作戦せざるをえない
理由を研究(4月にマレン統合参謀本部議長が訪れて問うたのがきっかけ) アフガン戦争に疑問を持ち始める
2009年 Zabul州PRT上席代表となる
カンダハル在のアフガン南部PRTの長であるFrank RuggieroはHohを極めて有能とし、Zabul州の米文民3名の中で
代表にすえる
2009年8月20日 アフガン大統領選 投票率低し 大規模不正発覚でさらに疑問膨らむ
2009年9月10日付けで辞職を願い出る
駐アフガン大使アイケンベリーにカブールに呼び寄せられて大使館スタッフの職を提示され慰留されるも断わる
米国でホルブルック特使からもワシントンでチームに加わるよう提示され、一旦は受け入れるも1週間後に断る

10月21日ごろ 辞任が決まる
10月23日 ワシントンポストのインタビューを受ける
10月23日の週 バイデン副大統領の外交顧問Antony Blinkenの招きで同氏と面会予定

327:名無し三等兵
09/10/31 19:14:01
>>326
Zabul州PRTではNaseri知事をはじめとする当局者の政治力と影響を強めるため活動、
目に見える形の成果はさほどなかったが、米政府の代表としてはうまくやれたとHohは述べている

アフガニスタンの武装勢力が武力闘争を続ける原因については辞職願に詳しく書かれており
記事にもまとめられている
URLリンク(www.washingtonpost.com)
谷ごとに自立勢力が割拠しており、アフガン政府・治安部隊や連合軍を外部からのいらざる容喙とし排除しようと
している。これら勢力はタリバンのイデオロギーやナショナリズムなどとの関係は無く、ただ資金を受け取り
権力基盤を保つためのみに攻撃する

328:名無し三等兵
09/10/31 19:17:43
また、都市部と地方部で大きな対立があり、田園的・宗教的・文盲で伝統的な地方部と、世俗的で教育あり現代的な
都市部との間で内戦が起きていると見て、前者はパシュトンの武力闘争(insurgency)を支持していると書いている。

Naseri知事はZabul州内で活動する地元武装勢力は190あると話したとのこと Hohは誇張はあるかも
しれないが、家族、村、谷と資金提供者のみに忠誠を抱く住民がその実像だと語る

#これに関して、戦術レベルでの武装勢力の社会統合を戦略レベルでの和解とを切り離しつつ進める話が
army timesにでている。DDR(復員、武装解除、社会統合)のR(reintegration)を進める体制を築きつつあるが
政治家の言明がやや先行しているという懸念の声もあわせてでている。
記事にはカルザイ大統領の弟がCIAから資金提供を受けているというNYTimesの記事ででてきたFlynn少将登場。

329:名無し三等兵
09/10/31 19:22:23
Allies turn Afghan insurgents into partners
ISAF seeks to reintegrate insurgents back into society
By Sean D. Naylor - Staff writer
Posted : Friday Oct 30, 2009 17:16:23 EDT
KABUL, Afghanistan
URLリンク(www.armytimes.com)
>>328の元武装勢力の社会統合をISAFが進めている話 長文 Timesが書いていた英軍のGraeme Lamb中将
やその後継のRichard Barrons少将も体制の話で触れる箇所あり

330:SBCT太郎
09/10/31 22:11:40
URLリンク(www.colgen.net) Robert Scales退役陸軍少将のコンサルタント会社
経歴でハンバーガーヒルの戦いで戦闘していたことを知る。

331:名無し三等兵
09/11/01 07:27:46 C7Gz2//S
Rival to Karzai Said to Be Ending Afghan Campaign
By DEXTER FILKINS and ALISSA J. RUBIN
Carlotta Gall contributed reporting from Kabul, and Jeff Zeleny from Washington.
Published: October 31, 2009
KABUL, Afghanistan
URLリンク(www.nytimes.com)
2009年11月7日のアフガン大統領選決選投票から、アブドラ元外相撤退の見込み
・11月1日午前に記者会見の予定
・焦点は撤退時の声明でカルザイ大統領を非難するかにうつる 米国および西側外交筋は非難を控えるよう説得している

332:名無し三等兵
09/11/01 17:08:11 Tgt5TvI4
Diplos Get Their Own Armored Vehicles, War Zone Survival Gear
By Nathan Hodge October 29, 2009 | 10:19 am
URLリンク(www.wired.com)
米国務省、緊急対応文民団(the Civilian Response Corps)向けに装甲車両28両などを調達
・このほか医療セット、太陽光充電器、事務所開設セット、防弾ベスト、ヘルメット、太陽光式通信機器なども揃える
Gearing Up the Civilian Response Corps
Posted by DipNote Bloggers on Oct 06, 2009 - 04:30 PM
URLリンク(blogs.state.gov)
一方、Zabul州PRT上席代表を辞任したMatthew Hohについて
正規の外交官ではなく、一時契約(12ヶ月間、更新1回可能)な暫定要員であるとの声あり
正規外交官は筆記、口頭、体力試験などを勝ち抜いた者が任用されるが、この暫定要員はオンラインで応募し
一度の面接試験(場合によっては電話越しで)で任用されるという話。

333:名無し三等兵
09/11/01 18:29:08
Obama seeks study on local leaders for troop decision
AFGHAN PROVINCES TO BE ANALYZED
Details should help president determine need
By Scott Wilson and Greg Jaffe
Washington Post Staff Writers
Thursday, October 29, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)
2009年10月26日、オバマ大統領はアフガニスタン全34州の指導者(州知事、部族長老)等々の情報をあげるよう求める
・ゲイツとジョーンズ安全保障担当補佐官はマクリスタルに4万4千名案の詳細を説明するよう求める
・オバマ政権でのアフガン戦略検討の会合はバイデン、ゲイツ、ジョーンズ、クリントン、エマニュエル首席補佐官ら
少数の者に絞られている

334:名無し三等兵
09/11/01 18:31:51
・10月30日の統合参謀本部との会合前に州ごとの詳細な情報が届けられる見込み
マクリスタルの4万4千名増派案で、各州毎に増派が必要な根拠を把握するとともに
アフガン中央政府との関係のほか、地方レベルでの連携を探る動きでもある

新戦略発表は11月11日からのオバマ大統領の10日間アジア歴訪前になると見られていたが、帰米後になる可能性あり
・増派ペースを含めて、まだ幾つかの案が検討されている
・中央政府の安定を保ちつつ、地方を地元指導者の手に委ねられないか、
武装勢力の分断(タリバン政権の復帰を望む層と、外部からの侵略に抵抗している層)は可能かなどを検討する
・カルザイは政権8年近くだが、政府は腐敗し、権力はカブール以外に及ばぬままで、地方では地元勢力の支配が強い
・しかし、地元指導者の権力を認めることはカルザイ氏弟の例もあると批判あり

バイデン案は6万8千名で米軍規模を維持、アフガン治安部隊育成と対テロに傾斜、パキスタンの対タリバン作戦を支援
するものだが、たとえば、アフガン治安部隊の育成について 治安が悪いままでは入隊者や再任率に悪影響あると指摘あり

335:名無し三等兵
09/11/01 21:33:31
NYT reporter David Rohde's kidnapping account: Lessons for Afghanistan policymakers?
By Ben Arnoldy | Staff writer of The Christian Science Monitor
from the October 23, 2009 edition
KABUL, AFGHANISTAN
URLリンク(www.csmonitor.com)
NYTimesの記者が2008年11月にタリバンの一派にカブール近郊Logar州で通訳兼地元ジャーナーリスト、
運転手の2名とともに誘拐され、2009年6月に通訳と自力で脱出、市内のパキスタン軍基地に逃げ込むまでの顛末を
書いているのだが、その体験記に登場するタリバンの戦士はアルカイダとの接触でイデオロギーを強く纏っていること
を指摘し、和解と統合、あるいはタリバンとアルカイダの分離が容易に可能かに疑問を投げかけている。

336:名無し三等兵
09/11/01 23:06:43
>>335
そのNYTimesのシリーズ 全5回に分けて掲載される
HELD BY TEH TALIBAN
By DAVID ROHDE
Published: October 17, 2009
URLリンク(www.nytimes.com)

19日時点で読者とのQAを行っている 同紙の編集方針、素材の扱いについてはBill Kellerが応じている
Q. and A.: Held by the Taliban
By DAVID ROHDE AND BILL KELLER
URLリンク(atwar.blogs.nytimes.com)

337:名無し三等兵
09/11/01 23:30:10
>>336 訂正 全6回

背景などを補足説明する動画
URLリンク(projects.nytimes.com)
捕らえていた武装勢力は、映画のバンドオブブラザーズ、ウィンドトーカーズを見、
デルタフォースというシューティングゲームで遊んでいたこともあったと話している。

338:名無し三等兵
09/11/01 23:52:06
Colonel foresaw his own death: His memo to MoD warned helicopter shortage would cost lives... weeks later he was dead
By TIM SHIPMAN, DEPUTY POLITICAL EDITOR
Last updated at 11:11 AM on 31st October 2009
URLリンク(www.dailymail.co.uk)
2009年7月1日、アフガニスタン・ヘルマンド州Lashkar Gahの北で仕掛け爆弾で戦死したウェールズ近衛第1大隊長は
前月6月5日付けのNATO機密の週報でヘリが不足していることを指摘していたことが判明、再度、アフガン派遣英軍の
ヘリ不足の問題が取り上げられている
・英国防省筋が野党である保守党のAdam Holloway議員へ漏らしたもの

339:名無し三等兵
09/11/02 01:07:00
August 21, 2009
Crashed British Chinook destroyed to keep it out of Taleban hands
The Chinook was hit by small arms fire as it was taking off
Michael Evans, Defence Editor
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
今年8月下旬の記事 アフガニスタン・ヘルマンド州Sanguin北で英特殊作戦部隊を下ろして離陸したところ小火器の射撃を受けて
炎上、500m離れた地点に不時着。機体が敵手におちるのをきらって航空機から500ポンド爆弾投下して破壊
乗員は2機目に拾われて全員無事。
英軍のチヌーク保有数は27機 8月21日時点の推定でアフガン派遣されている機体は10機から13機
うち特殊作戦向けに増加装甲と武装を施してあるのは3機から4機
・1990年代に特殊作戦向け専用チヌークが導入されることとなり、2001年にボーイングから先進アビオニクス搭載の
マーク3型8機が引き渡される。しかし、契約にソフトのノウハウの授受が含まれておらず、英国の耐空認証を受けられず
悪天候下や夜間の飛行ができぬまま、WiltshireのBoscombe Downの格納庫に仕舞われたまま。
・2004年になって、国防省は2億1500万ポンドでこの8機の改良をボーイングと契約交渉開始、妥結まで30ヶ月もかかり、
その間に英軍がアフガン南部ヘルマンド州へ3300名派遣されることに
・その結果、国防省は改良をキャンセルし、特殊作戦向けの仕様を通常の兵員輸送型へ戻すことを決定
8機に掛かった費用は総額5億ポンドで、使えるのは早くても2010年から

340:名無し三等兵
09/11/02 22:14:11
U.S. combat injuries rise sharply
Three-month total in Afghanistan surpasses 1,000
By Ann Scott Tyson
Washington Post Staff Writer
Saturday, October 31, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)
米軍のアフガンでの戦傷兵毎月350名のペース
・2007年半ばのイラクで駐留15万名につき月600名、2009年現在のアフガンでは駐留6万8千名につき月350名と
イラク増派時を上回る比率
・連合軍戦傷の原因の7割から8割は仕掛け爆弾
・2009年8月の仕掛け爆弾の発見および爆発数は1000件超 それまでの月最高の2倍以上となった
・仕掛け爆弾はMRAPを破壊できるほどの威力のものあり、また、徒歩の兵を狙う傾向も出ている

341:名無し三等兵
09/11/02 23:50:47 s2z8F+nU
DARPA Network Challenge
URLリンク(networkchallenge.darpa.mil)
米国内の幹線道路脇10箇所で、赤い気球を浮かばせる
気球10箇所全ての緯度経度をサイトで一番速く報告した者に賞金

SNSやウェブでの協力のあり方を探る実験らしい


342:名無し三等兵
09/11/03 00:04:41 s2z8F+nU
>>341
参加者は国籍問わず、ただし、会社単位では不可。未成年者は保護者や両親の同意が必要。
12月5日の午前10時から午後4時まで、気球は掲揚される。賞金4万ドルは1位のみで2位以下は無し。

報道発表は2009年10月29日付 ツイッターで遂次最新情報を提供とのこと
URLリンク(www.darpa.mil)

343:名無し三等兵
09/11/03 00:42:21 qxtPM7QH
October 11, 2009
Taliban 'daisy chain' kingpin captured in Afghanistan dawn raid
British troops in Helmand province are hitting back at the Taliban ‘daisy chain’ offensive
Miles Amoore in Sangin
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
アフガン南部ヘルマンド州Sanginでの英軍ライフルズ連隊第3大隊の偵察小隊が徒歩パトロール中、仕掛け爆弾に遭遇
1, 膝深さの灌漑水路に罠線でロシア製手榴弾が仕掛けられているのをポイントマンが見過ごす、小隊の軍曹が気づき岸辺に戻る
2, 最初の仕掛け爆弾から15m先に105mmロケット弾転用の爆弾が仕掛けられているのを別の兵が発見
3, タルカム粉と蛍光スティックで設置箇所を示して、小隊は並木の連なる水路と住居の間を抜けて大豆畑まで後退
4, 爆弾処理チームが現場に来たころには既に仕掛け爆弾は、罠線ともども武装勢力が取り払った後 タルカム粉と蛍光スティック
も見つからず


344:名無し三等兵
09/11/03 00:48:40
October 11, 2009
Taliban 'daisy chain' kingpin captured in Afghanistan dawn raid
British troops in Helmand province are hitting back at the Taliban ‘daisy chain’ offensive
Miles Amoore in Sangin
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
アフガン南部ヘルマンド州Sanginでの英軍ライフルズ連隊第3大隊の偵察小隊が徒歩パトロール中、仕掛け爆弾に遭遇
1, 膝深さの灌漑水路に罠線でロシア製手榴弾が仕掛けられているのをポイントマンが見過ごす、小隊の軍曹が気づき岸辺に戻る
2, 最初の仕掛け爆弾から15m先に105mmロケット弾転用の爆弾が仕掛けられているのを別の兵が発見
3, タルカム粉と蛍光スティックで設置箇所を示して、小隊は並木の連なる水路と住居の間を抜けて大豆畑まで後退
4, 爆弾処理チームが現場に来たころには既に仕掛け爆弾は、罠線ともども武装勢力が取り払った後 タルカム粉と蛍光スティック
も見つからず

345:名無し三等兵
09/11/03 01:05:21 qxtPM7QH
Sanginでは英兵が基地を出発するなり、武装勢力の斥候が位置を通報する ときには凧をあげて英軍の位置を知らせる
・武装勢力は過去の英軍の行動をよく観察しており、銃撃や爆発へどう対応するかをこころえて、小火器で撃ち掛けて
仕掛け爆弾の罠へ追い込むことなどもある
・ヘリの着陸地点に仕掛けて、負傷兵を運ぶ担架を狙うことあり
・6個の爆弾を組み合わせて罠を作ることあり

過去6ヶ月間でSanginでの英軍戦死者は24名、負傷者137名 仕掛け爆弾によるものが9割を占めている

英軍は今夏パンサークロー作戦でLashkar Gahに集中していたヘリ、無人機、航空機をSanginへ転じて
IED多発地帯をヘリで飛び越えて、仕掛けているチームを撲滅するストーム作戦をここ2ヶ月行っている
・基地からの徒歩パトロールは仕掛け爆弾にあった時点でその対処に専念することになる
・一方、基地をとりまく敵の仕掛け爆弾多発地帯の先で活動すれば、武装勢力は自らを守るよう爆弾の仕掛ける場所を変え
ざるをえなくなる


346:名無し三等兵
09/11/03 01:07:10 qxtPM7QH
・9月21日、ライフルズ連隊第2大隊A中隊はWushtanを夜明けに急襲 アパッチが長銃身の火器を携えた2名をヘルファイアで
殺害、爆発物の痕跡がある2名を拘束
・10月5日、Sanginでタリバン司令官の住居を夜間に急襲 爆弾の調達と訓練をしていたとされる司令官を拘束
・タリバンの下級指揮官らの通信を傍受すると、司令官はイスラムを学びに出かけていると話していた
・英軍指揮官は自分であれば、上官が捕まるか殺害されれば怯えるものだ、航空機材と人間情報が増えたので
爆弾を仕掛ける組織をつきとめ、撲滅できるようになったと話す

しかし、10月8日、Sangin付近の露天市で、ディーゼル油125リットル入り缶7個の脇に大型爆弾を仕掛けてあるのが
発見される アフガン軍が発見し英軍爆弾処理専門家が解除したものの、武装勢力がなおも浸透できることを示している


347:名無し三等兵
09/11/03 01:25:52
3 RIFLES Afghanistan
URLリンク(www.army.mod.uk)
2009年10月19日、英陸軍ライフルズ連隊、第2大隊から第3大隊へヘルマンド州北部Sanginを引き継ぎ
引継ぎが行われたのはFOB JACKSON
・第3大隊の派遣期間は2010年4月まで

348:名無し三等兵
09/11/03 11:53:18
宇宙ステーション補給機(HTV)技術実証機の再突入について
平成21年11月2日
宇宙航空研究開発機構
URLリンク(www.jaxa.jp)

last updated at 03:36 GMT, Monday, 2 November 2009
Japanese freighter makes re-entry
URLリンク(news.bbc.co.uk)
HTV技術実証機 予定通り大気圏突入し、燃え尽きる 一部の部品は太平洋に着水
・米国のスペースシャトル退役後のISS(国際宇宙ステーション)補給の一角を担う
・他の無人補給船はロシアのプログレス、欧州のATV、米国民間SpceXのDragon、Oribital ScienceのCygnus
DragonとCygnusは2010年末以降に就役
・HTVとDragonは非与圧区画にISSのドックポートを通れぬ大型機器を搭載できる

今回の飛行でHTVは4.5トンの貨物(科学機器含む)をISSまで運搬

349:名無し三等兵
09/11/04 00:43:06
今月のパンツァー 90式、サマワ派遣の陸自車両改装、陸自北転演習での鉄道輸送など読みどころ多し。
90式はTK-X調達開始を前の総まとめを意図。サマワは96式装輪装甲車、軽装甲機動車、高機動車、3トン半トラックなど
にわけて写真等で判明している点をまとめ。列車輸送はJR側の体制(無蓋貨車の手持ち数、現在の用途、陸自での
列車輸送訓練、臨時プラットフォーム架設の訓練などを含めて幅広く背景をまとめている)

今月のモデルグラフィックス
風立ちぬ 零戦を世界各国機と比較して冷静に位置づける視点を感じる。
ばら物語 砲兵指揮官と軍指揮官の緊密な協同ってことになるんだろうか。

350:名無し三等兵
09/11/04 00:55:29 zavyeZHm
今月の正論 兵頭二十八のアフガン治安戦の話 全体として反論するにも賛成するにもこちらの勉強が不足。
北支治安戦の巻を読む必要性を認識する。道路整備とはいっても、リングロードは仕掛け爆弾でぼろぼろになり
治安悪化もあって通行不可能となったとかいうが放射路にフラックタワーというのはどうなんだろう。

しかし、10km先の路肩で怪しいことしている奴がいるからといって、タワーから榴弾砲を撃つわけにもいくまい。
結局はイスラエルのパレスチナ分離壁や東西ドイツ国境のベルリンの壁、アルジェリアの東にフランスが築いたような
防御線などを作って、物理的に遮断する話になるのではないか。秦の始皇帝が軍を民衆にさらさせず秘密裏に
移動できる大道路を建設してたことになっているのを思い出す。これが近いかもしれない。


351:名無し三等兵
09/11/04 01:03:19 zavyeZHm
また、イラクのマリキ政権がバスラで行った騎士の突撃作戦はアフガンで再現できるのだろうか。連合軍は西側の流儀
の制約がある以上、かつてのローマ人のように都市を攻め滅ぼして生き残ったのは奴隷として売り、跡地に塩を撒く
というわけにはいかない。地道な兵力貼り付けによる都市部と周辺ベルトの治安回復と、戦術レベルでの統治、経済建設、
民兵の社会統合、麻薬栽培からの転作奨励などを調整しつつ平行してやっていく以外手はないと思う。
 しかし、戦術レベルで治安を安定させて治安部隊が育成されつつあっても、それは国政レベルでは、支援相手の政権が
自由度を高め、あるいは各政治勢力が策動する余地を広げるという形でまず現れる。この場合、連合軍はパンチバッグ、
藁人形として使われる危険性がむしろ増す。この点では中央政府もやはり同様の弱点を抱えている。国内を揺らしたい
政治勢力がいれば、中央政府に対して派手なテロをするのが一番打撃が大きい。


352:名無し三等兵
09/11/04 01:11:27
道路建設というのは中央政府の物理暴力装置の作用を及ぼすための何かを整えるべきというふうに読むべきであって、
環状であっても放射状でもいいのではないか。そして、今のところ、字義通り道路だけしか帝国統治の具体的な発現を
知らないから、主張を補うことも反論することもできない。理科系教育番組のフラックタワーからの放送がその別な発現
なのだろう。理系教育が狂信からの解放をもたらすんだろうか。しかし、マイクロ水力発電やマイクロ風力発電は可能性が
ある。アフリカの少年で実例があったということになっている。たぶん、従来からの様々な主張を追っていないから
この辺がわかりにくいのだろう。

353:名無し三等兵
09/11/04 01:25:44
フラックタワー(高射砲塔)がアフリカに所在?

354:名無し三等兵
09/11/04 01:27:55
>>55
同盟国軍も洒落が効いているw
興味深い

355:名無し三等兵
09/11/04 13:17:15
アルジェリア、対チュニジア側のモーリス線や対モロッコ側のシャール線は基本海岸線からサハラ砂漠の
地傍変化線までの約300kmしか伸びていませんでした。

ほぼ10kmおきに自動射撃で遠隔操作される105mm砲
障害の眼前50m幅の地雷原
主障害有刺鉄線が3列、このうち高圧電流が流れる有刺鉄線が並行に2線
接触センサーと投光器
1~2時間おきの巡察とそれに必要な自動車用道路と鉄道
万一の突破に備えて待機するヘリと固定翼、そして空挺部隊
それらを維持する片側数万(モーリス線だけで一晩あたり8~10個連隊程度を稼動させ、交代を含めるともっと必要)膨大な兵站
しかも、モーリス線の場合は険峻な地形と敵勢力内のど真ん中に設置しなければならなかったので、南北の線は切れ目なく続いていたが
東西の並行線は間隙が多く、その広さは第1線から第3線まで70kmを越えている。3線キッチリ並んでいたのは全工程の半程度。いわゆるザル状態。
シャール線はその点を汲んで地中海からBeni Ounifの西方70kmまで、ほぼ全線3列並行化している。

それでも数万人の強行突破や坑道戦術のうち、数%は成功しアルジェリア国内に浸透していた。
結局は聖域たる隣国に打撃を加えることができなかった為、もぐら叩きに終始していた。
モロッコ、チュニジア、マリなどに諜報機関による中堅指導者の暗殺や施設装備に対する破壊工作が実施されるも、芳しくは無かった。

アフガニスタン国内のみに目を向けるのであれば、隔離壁もありかもしれないが、所詮はコテ先だけの対症療法。
そもそも、欧米軍を防御線の維持に投入するにはあまりにも兵力は過小すぎるし、アフガン軍・警察の腐敗はどうしようにも無い。
根治治療するのであれば、パキスタンに大部隊を介入、アフガン・パキスタン住民をゲリラから引き離し味方に付け、敵対勢力は徹底撃破、しかないと思う。

356:名無し三等兵
09/11/04 18:25:15 NWcKdG/2
>>353
アフリカ・マラウィのある少年が自学と創意工夫の末、風力発電に成功した物語については
当スレ>>208にBBCの記事リンクあります。

フラックタワーについては、兵頭氏の比喩ですが、具体的には例えばパレスチナ分離壁や
万里の長城、あるいはハドリアヌスの長城などが近いでしょう。
 フラックタワー自体の実物はオーストリアのウィーン、ドイツのハンブルク、ベルリンに現存している
ようです。ご存知と思いますが以下にリンク。
URLリンク(www.youtube.com)

>>354 万葉集を兵役に出頭するとき携えていった例が日本でありますが、それと近い位置を
アメリカのSFは持っているのかもしれませぬ。インディアンの創世神話を読むわけにもいかぬのでしょう。


357:名無し三等兵
09/11/04 21:21:13 NWcKdG/2
>>355 詳しくありがとうございます。アルジェリア戦争の場合はフランスがインドシナ戦争を戦って敗北し、
その後、多くの仏系入植者がおり、アルジェリア人の間ではフランス本土への出稼ぎが常態化しており、
フランスの一部となってかなりの年月がたっていた地域が舞台という点が色々大きいかと思います。

お話の国境警備線の投資の大きさも仏の自国領にアルジェリアを留める努力という観点からすると
また違ってきます。もう一つが軍自体の規模でしょうか。冷戦後の今と、冷戦初期の各国軍の規模を比べるのは
酷ですが。

アフガニスタンについては、民族宗派間の内戦が勃発しているわけでもなく、対立する各軍閥が戦争で疲弊している
わけでもないのが大きいかもしれません。イラクでは街区毎に隔離壁を作り、検問を集中させ、人口の移動を制した
のも増派時の戦術としてありました。2009年8月4日ごろの新聞で、そろそろ隔離壁を取り払おうかとマリキ政権が
動き出したところで、8月下旬、10月下旬と中央官庁への大型爆弾攻撃で流れが停滞していますが。

358:名無し三等兵
09/11/05 00:20:54
>>357
補足です
1958年から1960年にかけてこれら両障害線の完全稼動の下で掃討戦が行なわれました。
一大攻勢作戦を実施するため1959年に山岳地帯から住人を移動させ仮設キャンプに収容しました。
当時、ムスリム人口は900万人で、このうち100万とも200万人とも言われる人数を平野部や幹線交通路付近に強制移住させ、この後山岳地帯は動くものは射撃可能という
フリーゾーンを設定し、機動部隊3個師団プラスアルファを動員して、アルジェリア国内のゲリラ中核体を事実上壊滅させることが出来ました。
もっとも、モロッコ、チュニジアに避退していた3万以上のゲリラ戦闘員は難民にまぎれたまま無傷で1961年を迎えることになりましたが。

結局の所は、政治サイドが最後まで貫徹する意思があるかどうかに掛ってくる問題かもしれません。
それでもムスリム住民を終始二等国民扱いしてしまったのが大きかったのかもしれません。
1958年5月以降のパリではFLNによるテロ、極右極左のテロとムスリム出稼ぎ者にたいする暴行事件などが頻発していて感情的な面では解決不能な水準に達していた事情もあります。
冷戦初期にせよ21世紀の今にしても、結局この種の鎮定戦は物心両面の住民状態のコントロールと哨戒任務に当たる兵隊の膨大な頭数に掛っているのではないかと愚考します。


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