09/10/06 10:33:38
Association of the United States Army
As Delivered by Secretary of Defense Robert M. Gates, Washington, D.C.,
Monday, October 05, 2009
URLリンク(www.defenselink.mil)
ゲイツ米国防長官の米陸軍協会での演説
演説中、大統領に助言するにあたって率直かつ内密に行うべきという下りが出てくる
これが報道でアフガン戦略を巡る将官のメディア発言に対する牽制を意味すると取り上げられている
演説のあちこちから拾う
陸軍現役の54万7千名への拡張は今年これまでで完了。さらに2万2千名の一時的な増員を認めている。
この増員で部隊の増設は行わない。ストップロスを打ち切り、兵の本国滞在期間を増やすのが目標。
・入隊資格の要件免除の大半を陸軍はとりやめ。今年の入隊者の90%以上が高卒
・顧問支援旅団1個がイラクに派遣されており現地で訪問した。この旅団は通常旅団からわずか数ヶ月で
改編されたもので、部隊増強もわずかなものだった。
2010年末にはイラク派遣旅団はほぼ全てが顧問支援旅団となる。やがてアフガンでもそうなる。
・TRADOC司令官デンプシー大将のもと、諸兵科連合センターでは教範作成のサイクルが大幅に短縮
されている。顧問支援旅団の教範はわずか数ヶ月で書上げられた。
陸軍が平定戦向けの駐留軍となり、通常戦能力を失うのではという向きがあるが、例えば2008年の
サドルシティーにおける戦闘にみられるように航空力、砲兵、情報捜索偵察を都市の錯雑地形を
機動しつつ調整する能力が必要とされる現状を見ていない議論である。
先週、アフガニスタンにM-ATV(アフガン向けMRAP)が初めて届けられた。これは初回契約締結から
わずか3ヶ月後である。2010年には千両単位で配備する予定である。
その他、家族対策(子供、配偶者、住居)の本予算組み込みによる恒常化、新GI法の施行開始
なども話している。