SBCTについて その11at ARMY
SBCTについて その11 - 暇つぶし2ch50:名無し三等兵
09/09/18 10:06:38
>>34
台湾への武器売却(F-16)と米中戦略対話や国防総省高官の中国訪問での中国の反応、
日本へのF-22売却について太平洋軍で把握している範囲のことなどが書かれている。

米中関係次第で進む様々な課題や再開したばかりの米中軍事交流を考えれば、
棚上げが続いていた台湾への大規模な武器売却の実現は遠のいたという感触。

F-22については日本の外務省と防衛省はいまなお購入の意思を表明しているが
Obey条項のため見通しは良くない。

また、最後で三沢のF-16全部と嘉手納のF-15の一部の撤退の話をあげている。
現在、三沢にはF-16 40機 嘉手納にはF-15 50機以上 がいる

U.S., Japan discuss shake-up of fighter jets
By Teri Weaver and Chiyomi Sumida, Stars and Stripes
Pacific edition, Wednesday, September 16, 2009
TOKYO
URLリンク(www.stripes.com)




51:名無し三等兵
09/09/18 10:15:36
Tuesday, September 8, 2009
'We're pinned down:' 4 U.S. Marines die in Afghan ambush
By Jonathan S. Landay | McClatchy Newspapers
GANJGAL, Afghanistan
URLリンク(www.mcclatchydc.com)
前スレ最後のほうであげていたアフガニスタン東部Knuar州での伏撃の話
・米兵4名が戦死。音声で記者は銃を渡されて使うと覚悟したところやっとヘリが到着したと
言っている。他に戦闘があり来るのが遅れたという話。


52:名無し三等兵
09/09/18 11:43:10
Sep 14, 2:51 PM EDT
AP IMPACT: Illiteracy undermines Afghan army
By FISNIK ABRASHI
Associated Press Writer
KABUL (AP)
URLリンク(hosted.ap.org)
アフガン国軍育成の話
国全体の識字率は25%だが、軍入隊者では10%とさらに低い。
これは応募者の社会階層が低いことが影響している。

記事の地の文や談話であげられている字が読めないと不利な点
地図判読ができない
また、訓練で教えられた内容をノートに取れない
道路標識を読めない
下士官の育成が困難となる(指揮官の筆述命令を遂行する責任があるため)

一方、武装勢力側もこの事情は同じだが
政府の支配が揺るいでいる地区へ展開する必要のある政府軍に対して、地元の案内を受けることができ、
地元で戦うことが多く、地形に慣れ親しんでいるので地図もコンパスも不要

#教範をイラスト入りにしても、最低限の文章は必要。
また、複雑な装備などの教習の補助、自学自習などや、野外に最低限の教範を携行したり、
軍隊手帳などの管理もできないし、給与計算などの人事、兵站関係でも困ることになる。
米軍にダリ語話者は少なく、活用しようとすれば教範を作成し、教授法を確立し、基礎的な
交通検問所での会話などを実地に即した形で訓練するなどがまず優先されるべきだけど、それもできない。
したがって、the best defenseが言うように米軍をそのまま写した軍隊ではなく、現地に合った軍隊を
作る必要がある。つまり、初期の中国人民解放軍などが近いのではないか。


53:名無し三等兵
09/09/19 00:28:05
今書店に出ている歴史群像 田村尚也の教範比較連載

捜索の話。仏軍と独軍の戦間期における扱いが大きく異なるが、これは両者が
第一次世界大戦で経験した戦場の霧、錯誤について、仏軍では指揮官の
決心に基づく機動計画(攻勢、防勢)を中心に使用、兵站などを各計画を定めて
ゆき、情報計画に基づいて入手すべき情報を定め、捜索を行うという順序で流れる。

各階梯の作戦において機動計画はおそらくテンプレ化しており、それにみあった捜索活動が
教範で定義される形式。

これに対して、ドイツ軍は捜索を章で独立させて、攻撃とは別個とし、多大な分量を割いている。
これは遭遇戦を計画により避けるのではなく、所与として受け入れて、各階梯指揮官が
柔軟な判断を行うのを重視しているから。

ではなぜ、仏軍が統制と計画による整然とした戦闘を構想し、一方、独軍では遭遇戦と
流動的な戦闘を先見したのかまでは踏み込んでいない。恐らくは哲学やら思想やら
第一次世界大戦の戦禍に対する社会気分などが関わっているのだろうし、筆者にとっては
課題となっていると思われるが、今のところここまでは教範の比較から言えるという範囲に
留めてある。

是非是非、歴史群像アーカイブにまとめて欲しいと思う。

ぺリリューもの、それから天地人にあやかっての直江兼続の最上攻めの城話も前号に続きあり。

54:名無し三等兵
09/09/19 00:39:55
Naval War College Considers Irregular Warfare
NEWPORT, R.I. (Sept. 15, 2009)
URLリンク(www.usnwc.edu)
米海軍戦争大学、不正規戦に関する学術会合を2日間にわたって開催
・基調講演はマクマスター准将(米陸軍教義訓練軍)、ジョン・ナグル(CNAS)、トム・リックス。
海軍戦争大学の海軍戦闘センター・戦略研究部が主催
本になるとのこと

#the best defense foreign policy にて知る。



55:名無し三等兵
09/09/19 00:56:11
Starship Troopers, by Robert A. Heinlein
URLリンク(www.navyreading.navy.mil)
米海軍の兵士向け推薦図書に宇宙の戦士が入っている
音声で冒頭部分らしきさわりがちょこっと聞ける。

書籍のほかCDでもいいらしい。

56:名無し三等兵
09/09/19 01:01:37
Aircraft Carriers at War; A Personal Retrospective of Korea, Vietnam, and the Soviet Confrontation (new),
by James L. Holloway III
URLリンク(www.navyreading.navy.mil)

ほかにこのリストで面白そうなもの。筆者は朝鮮戦争のとき空母パイロットで、
ベトナム戦争で第七艦隊司令官、その後海軍作戦部長をし、大統領任命の調査団にたびたび加わった。

各グループ向けをざっと題名だけみると
中国関係、インド関係の書籍が複数点、リスト入りしている。

57:名無し三等兵
09/09/19 15:41:07
THURSDAY, SEPTEMBER 17TH, 2009 AT 3:18 PM
"Stronger, Smarter, and Swifter Defenses"
Posted by Jesse Lee
URLリンク(www.whitehouse.gov)
オバマ大統領の東欧ミサイル防衛兵器配備に関する発表

58:名無し三等兵
09/09/19 20:10:58
Office of the Press Secretary
FOR IMMEDIATE RELEASE
September 17, 2009
Fact Sheet on U.S. Missile Defense Policy
A "Phased, Adaptive Approach" for Missile Defense in Europe
URLリンク(www.whitehouse.gov)

>>57でイランに関する情勢判断が多少詳しい。
短・中距離弾道弾の開発は従来の予想を上回る速さで進んでいるが、長距離では下回る。
イランの弾道弾の脅威がもっとも差し迫っているのは米国の同盟国、パートナー国家、
中東および欧州に勤務する米国軍人および文民とその家族である。

具体的な計画について
2011年ごろまでに
現行の実証済みシステムを展開
海上イージス、SM-3(ブロックⅠA型)、AN/TPY-2レーダー
欧州に対する弾道弾対応

2014年ごろまでに
SM-3(ブロックⅠB型)の海上発射型・地上発射型、より性能の高いセンサー
短・中距離弾道弾に対する防御範囲の拡大

2018年ごろまでに
SM-3(ブロックⅡA型)
短・中距離および戦域弾道弾対応

2020年ごろまでに
SM-3(ブロックⅡB型)
中距離および戦域弾道弾と合州国に対する将来の大陸間弾道弾対応

59:名無し三等兵
09/09/19 20:28:12
>>58
AN/TPY-2は車力村(旧市町村名)に展開しているミサイル弾道捕捉・追跡と他システムにキューイング
できるXバンドレーダー
URLリンク(www.raytheon.com)

週刊オブイェークトにて東欧ミサイル防衛配備の政策転換で
SM-3の多弾頭迎撃型の開発予算が復活したのかと調べている話あり。

#ロシアと中国を同時に敵に廻すことはしないだけなんじゃないんだろうか。


60:名無し三等兵
09/09/19 20:33:04
Peter Paul & Mary - Blowin in the wind (Tonight In Person 1966)
URLリンク(www.youtube.com)

中央で歌っているマリーが亡くなったとのこと。ベトナム戦争の頃の反戦運動の象徴。

AC-47の愛称に持ち歌の一つがなったが本人は抗議していたという話をどこかで
読んだ覚えがある。ベトナム 戦場の真実 だったかもしれない。

61:名無し三等兵
09/09/19 20:42:04
FORT LEWIS: Soldier dies in Germany from illness
Scott Fontaine、THE NEWS TRIBUNE
Published: 09/18/09 12:05 am
URLリンク(www.thenewstribune.com)
米陸軍第2歩兵師団第5旅団第1歩兵連隊第2大隊の三等軍曹 ドイツで9月16日に戦病死
戦闘以外での疾病に9月11日に疾患したと発表されている。詳細は不明。

亡くなったのは
Robert David Gordon II 22歳 アラバマ州River Falls出身
2005年6月、米陸軍に入隊
2006年12月、フォートルイスに勤務
2009年7月、アフガンへ初の戦地派遣

旅団ではこれまで12名が亡くなる。うち11名は路肩爆弾による。旅団は総員3900名で
原罪、カンダハル州とZabul州にあり。


62:名無し三等兵
09/09/20 06:06:34
URLリンク(www.chathamhouse.org.uk)
2009年9月17日、就任したばかりの英陸軍参謀総長、チャタムハウスで講演

Timesによると
アフガニスタンでの敗北は英国の評価に関わると話している
ダノット前参謀総長と異なり、装備と人員の不足で政府をあからさまに批判するのは避けている
とのこと。未読。

63:名無し三等兵
09/09/20 06:28:27
Battle of Wanat Historical Analysis: Rough Draft Release
Jul 30 at 8:08pm by David Tate
URLリンク(www.battlefieldtourist.com)
2008年7月13日、アフガニスタンのヌリスタン州Waygal地区で起きた米軍第173空挺旅団と武装勢力
の戦闘に関するCSIの研究草稿がUpされているブログ

未読。草稿全体がUPされているように思える。


64:名無し三等兵
09/09/20 22:50:34
>>63 草稿全体の8分の1くらいまで読み進める(ページ数不明で大雑把)。

Wanatに小隊拠点を設けようとした時期は、引継ぎ旅団が到着しつつあり戦力が一時的に倍増する
期間であったことが分かる。したがって、単純に自由になる兵力数という意味では多少恵まれていた
かもしれない。

損害を多数出した小隊の親中隊は3個小隊のうち1個を別部隊に派出しており、兵力の節用を
図られていた部隊。2個小隊のうち1個小隊は即応部隊、もう1個小隊でWaigal渓谷に二つの小隊拠点
(戦闘外哨)を維持していた。この谷には9つの村あり。

第173空挺旅団の前の第10山岳師団のスパルタン旅団(第3旅団? 記憶忘れ)は
インクの線作戦をとり、道路を媒介として地元と融和し小隊拠点2つの維持ができていた。
しかし、第173はイラクからアフガンへ派遣直前に展開地が切り替えられ、部隊上下が準備不足。
地元との不和が積み重なり、親大隊ごと平定戦における住民の治安重視の姿勢から、通常戦的な
姿勢とと切り替わっていく。

ガルラでは地元村との関係が確立できれば拠点におく兵士の数は削りこんでいいとは言っていたが
7、9、12、15ヶ月間で交代していく場合、地元との人脈と関係を引き継げるとは限らない。

Waigal渓谷はKunar州とNuristan州の境界が半ばを通っており、Wanat(通称)はNuristan州側に位置する。
Nuristan州はKunarから1993年に分離、新設された州。谷の中で言語が使う民族集団が二つ居住。
また、民族集団以外でも様々な違いがあり。

COPBella付近での直前のアパッチによる民間人ら17名死傷事件で亡くなったのは診療所の医師と
看護婦のほか、商店主なども含まれている。

65:名無し三等兵
09/09/21 01:22:44
>>64 しかし、第2章を読み進めていくと、引継ぎ部隊が到着しているか今一つはっきりせず
中隊では備品・装備の検査(定数など)、イタリアへ送り返すための(第173はイタリア駐屯)税関手続き、
そしてCOPベラ付近でのアパッチ誤爆による民間人死傷者でのAR15-6調査の対応で忙しく
引継ぎ作業に大隊や中隊は係りきりであったとしている。

また、引継ぎでの輸送にヘリが使われてワナットの基地設営の資材輸送に使える分が足りなかった
ともしている。

66:名無し三等兵
09/09/21 10:19:45
>>65 さらに読む。トム・リックスが言っていたように、或いはシアトルタイムズあたりで報道されていた
ように小隊長の上の中隊、大隊指揮官の誤謬、錯誤ではなくて、戦力が不足している中で最善を
尽くした結果のことだったように思える。

また、平定戦であらゆる作戦線を住民の掌握と治安で集約するとしても、ひとたび住民との関係が
悪化した場合、そこからどう融和、あるいは住民の占領への容認を取り戻すかはあまり論じられて
こなかったのではないかと思う。
 かつては米軍の存在を受け入れていた住民の協力が得られず面従背反があからさまな状況で
住民の態度を理由に民生援助を停止し、あるいは情報戦能力(大隊で2名のみ、専従だったのか
不明)で歴然とした格差が武装勢力との間にある(タリバンの外国人戦士を除けば全員が地元の
言語を話せるらしい)とすれば、一旦喪った信頼、容認を取り戻すのは難しいのかもしれない。

かといって、民生援助(医療、獣医、建設、給水? ポンプ修理?)を友好敵対の区別なく
住民に行うにはおそらくは資源が不足している。

となれば、一度信頼・容認を喪った場合、小隊拠点を新設・維持させるには中隊規模の兵員と資源を
注ぎ込んで駐留させて、住民の容認を獲得する必要がある。

また、できれば、迫撃砲で相互支援できる範囲、距離で拠点を設け、ヘリの数を増やし、
地元警衛の訓練を強化し、地元村落に密着した位置と、戦術上有利な位置に警戒陣地を設けと
やるべきことは多い。

67:名無し三等兵
09/09/21 12:20:14
>>64
>>66
なんと言うか、全般状況がアルジェリア戦争と瓜二つだな・・・

68:名無し三等兵
09/09/21 15:01:14
>>67 アルジェリアにおけるフランスのほうが多少有利だったのかもしれません。

植民地独立、民族の解放というイデオロギーはあるにしても、仏はアルジェリアに入植し
コロン(仏人系農場主など)がおり、アルジェリア人に統治当局として対することができ、
住民はほぼ仏語をある程度理解しており、兵士が即席で村落の学校教師となることができる。

また、転向した武装勢力の者や、村の青年には仏への出稼ぎ許可という形で逃すこともでき、
家庭の経済(仕送りがあったと思える)に大きな影響を与えられる。

さらに正統なる政府なので、仏政界での動きが大きな影響を与えることができ、占領統治側と
一体となった社会階層が存在する。




今のアフガニスタンやイラクでは、第三国における内国防衛で、その国の政府の正統性を
確保しつつ共同し、武力を制限的に行使して、と極めて厄介です。

アメリカは他国に占領された経験が無い、少なくとも1812年のあたりまで遡らないと無いので
占領される側がどのような手立てを使うのかに今一つ疎く、相手の出方の背後にある意図、事情を
察知しにくいところがあるのかもしれない。

69:名無し三等兵
09/09/21 20:29:45
URLリンク(media.washingtonpost.com)

マカリスタルISAFおよびUSFOR-A司令官のアフガン戦略検討報告書の公表版
ワシントンポストに掲載される。

70:名無し三等兵
09/09/22 06:19:50
>>66 救援で2個小隊が来ているのをみると、引継ぎ部隊が到着していたことが有利に働いていた
可能性はある。

しかし、ここらは即応予備(QRF)を大隊や中隊がどの程度用意しておくものなのか知らないため
判断できず。

71:名無し三等兵
09/09/22 17:48:23
>>70 第三章 分析のところで、第173から後続旅団に部隊の引継ぎが行われている最中で
第173の6個大隊のうち4個はすでに引継ぎ済みでアフガニスタンから帰還していたとある。

したがって、兵力が一時的に倍となる時期を過ぎてから、Wanatに小隊拠点を作る作戦を
開始したことになる。

ARFORGEN(陸軍戦力培養モデル)を分析のところの冒頭で取り上げて、第173が
イラクからアフガニスタンへ転じられた背景を説明。ここは書き直したのだろうか、それとも
なにかの含意があるのか、批判の言葉が頭にでてきたわりには説明が些か足りないように思う。
転用決定時点はイラクへの派遣予定部隊の前倒しによる増派と駐留期間を12ヶ月間から
15ヶ月間に延長しての兵力捻出が行われたころ。

クリントン軍縮、あるいは平和の配当軍縮、あるいはパウエルが統合参謀本部議長として
取り組んだ陸軍師団削減・海兵隊規模削減の余波とはいえるけど、どっちにしろ1990年代後半に
国家建設をバルカン半島でやってたわけで、一旦軍を小さくすると拡大するのは戦争が
始まってからというのはアメリカの歴史で繰り返されている。

72:名無し三等兵
09/09/23 05:14:11
>>71 しかし、がCOP RanchhouseとCOP Bellaの二つがWaigal渓谷(Wanat村のある渓谷)に
ある当初の状況が、引継ぎ時点では二つとも引き払った状況になるとすれば
地元住民に対する情報作戦うんぬんに関わらず、Waigal渓谷から叩き出された、撤退したとしか
言いようが無いだろう。

土地の接収について、アフガン現地での慣行と米国社会や国際社会での慣行とが異なる
という主張が複数個所で繰り返されている。これは人類学的見地による知見を人文情報
(human terrain)チームが得たとして、どの程度受け入れて行動するのかという点もあるし
(西洋化以前の現地文化を強調し、グローバル化し西洋の搾取として現地社会が見る可能性もある)、
西洋の法規範に則る軍隊として、自国の法規範に反する行動はとりがたい。

また、ヘリや近接航空支援などで示威すれば、何らかの影響があったという見方も書かれている。
一方で民生(医療、獣医、人道支援物資配布)や宣伝・情報の欠如を度々指摘しているものの、
武断的な威圧で攻撃を抑止する可能性にも触れていると見るべきか、ここらは草稿段階では
分かりがたい。ともかく、地元村落との関係が不十分であり確立できていなかったことが大きいと
見ているのだろう。

到着したアフガン国軍部隊と海兵隊顧問3名をWanat内の村落パトロールにすぐ出さなかったこと、
或いは、小隊の兵を基地設営・建設よりも村落パトロールに廻すべきだったのかについては
部隊防護と地元社会との関与のパラドックスの例だと思う。


73:名無し三等兵
09/09/23 17:21:16
>>72
人文情報はこの草稿の頭で谷間の情勢、家屋のつくりや家業などが大雑把に北部と南部で
違うということが書かれている。

しかし、現地社会の慣習、文化はタリバンの浸透で揺れており、
従来のトロイカ(宗教指導者 部族長老 中央政府の代理人など)から宗教指導者が
頭一つ抜けた状況となっているとアクシデンタルゲリラは書いている。

また、西洋化の波もイスラムと重なるようにある程度は来ているのではないか。

となれば、人文情報に基づいて現地の慣習や文化を構成して、それにしたがって占領施策を
進めるというのも危険が潜んでいることになる。

概して人類学ではいかに現地は西欧社会と異なる独自の文化規範に基づいているかを強調し
また、そういった独自性への愛着、ロマンが下地となっている。このため、近代化や西洋の文物
導入の面などは見逃される可能性がなしとしない。

それに、軍は西洋の法規・倫理に基づいて成り立っており、これに反する行動をとることは
自己の存在自体と矛盾を引き起こし、組織、集団の基礎を危うくしかねない。たとえば
拘束者の処遇と尋問関係がこの好例。

>>69 かなり直截な表現で新戦略と増派の必要性を訴えている。

イギリスでTimesが1千名(情報元によっては規模はこれ以下という話もあり)の増派を検討
しているとのこと。7月のイラクはバスラ撤退まではバスラに4千名規模、アフガンに8千名規模
派遣している。このほかNATO諸国で派遣人員に廻せる余力があるのは仏、独、伊とのこと。
現在、英は9千名を派遣。現役陸軍は10万名を少し上回る規模。

#英の郷土軍の規模と海外派遣の可能性、実際に行われているかについては知らず。

74:名無し三等兵
09/09/23 17:38:42
>>73のTimes記事 ワシントンポストでマクリスタル報告が公開されたのに触れている箇所あり
September 22, 2009
Army draws up plan to send 1,000 more troops to Afghanistan

(Omar Sobhani/Reuters)
British soldiers in Helmand at the start of a mission in July
Michael Evans and Giles Whittell
URLリンク(www.timesonline.co.uk)

75:名無し三等兵
09/09/24 09:58:40
>>73 しかし、フランスの人口学ではイスラム圏について全く別な見方をしていることを知る。

URLリンク(ja.wikipedia.org)エマニュエル・トッド

英語版よりも日本語版がより詳細。
URLリンク(en.wikipedia.org)

76:名無し三等兵
09/09/24 10:13:43
>>75
詳細な著書紹介
URLリンク(ja.wikipedia.org)帝国以後

#ローマ軍団もゲルマン人にトイトブルクの森で殲滅食らってたり、ハドリアヌスの城壁を越えて
進んだ軍団が1個消滅したり、ダキア人やパルティアを相手に苦労しているので、陸上戦力が
航空・海洋戦力と比較して劣るというのは、歴史を通じておきており、陸戦の本質によるものでは
ないかと思う。

戦争の様相が複雑で、敵がどのような企図をもって戦争を構想するかも陸戦の帰趨を大きく左右するが
海洋・航空ではこのような要素は比較的小さい。今のところ、輸送機に対する自爆特攻などは
行われていない。展開先の空港に対するロケット弾攻撃や、ディエンビエンフーのような空挺堡
が包囲されるといったことはあるんだけど。


77:名無し三等兵
09/09/24 10:28:12
Pennsylvania National Guard's 56th Stryker Brigade returns from Iraq
By Barbara Miller
September 23, 2009, 5:17PM
URLリンク(www.pennlive.com)
第56ストライカー旅団(ペンシルバニア州兵)、ほぼ全員が帰宅
・9月21日、Fort Dix(ニュージャージー州)を第328本部中隊(フィラデルフィア)が発つ

先週末から今週頭にかけて第328旅団支援大隊(Lancaster、Lebanon)が帰宅していた

78:名無し三等兵
09/09/24 10:44:05
Home at last
Published Wednesday, September 23, 2009
URLリンク(www.newsminer.com)
第25歩兵師団第1旅団、アラスカにほぼ全員が帰還

79:名無し三等兵
09/09/25 08:10:04
Peter W. Singer: From crop-dusting to counterinsurgency?
By: PETER W. SINGER
Examiner National Security Columnist
September 22, 2009
URLリンク(www.washingtonexaminer.com)
COIN機導入に反対する主張
・装備できるのは早くて2013年 その時点まで対内乱戦をイラク、アフガンその他で続けているか不明
・A-10やF-15、F-16などの機体と違って通常戦での第一線機ではない
・一方、ゲリラ側の対空能力も増している
・内乱で援助している政府の空軍の訓練に使うとしても肝心の相手はF-16或いはプレデターの導入を望んでいたりする
・UAVも能力が向上しており、有人のCOIN機よりも滞空時間は長く、搭載量も倍であり
監視能力もGorgon Stareなどであがっている

などをあげている

推進派の主張としては
地表近くを緩速で飛行でき、地上の状況を視認しやすく、政府軍の顧問と訓練に使える

仕様は飛行時間5時間 180ノット巡航 500ポンド爆弾2発搭載 施設の整わぬ飛行場から運用可
空軍は100機調達を検討しているとのこと

P・W・サンガーの近著は"Wired for War: The Robotics Revolution and Conflict in the 21st Century" (Penguin, 2009)

80:名無し三等兵
09/09/25 08:31:27
>>79 Gorgon Stareの話

以下適当な理解
UAVに従来の動画像カメラに加えて搭載するもの。12のカメラが束になってて半径4km以内
にあるそれぞれ別個の目標に向けて断続的に撮影するものらしい。
従来の動画像カメラの視界が狭く、目標の車両がふいに視界外に出てしまい追跡できなくなる
ことがあったが、それを補うものらしい。

#カメラが12個あるのか、12方向をカメラが順繰りに首振りでみているのかそこらは曖昧。

2010年春にMQ-9リーパー 10機が搭載する。昼夜とも使用可能。

やがてはMQ-4グローバルホークや有人機にも搭載予定
Gorgon Stareの重量は1100ポンドで軽量化できればプレデターと陸軍のウォーリアにも搭載可能
DARPAでは30から60の視角をもつ広域空中センサーもやがて研究の俎上にのぼるとしている

米陸軍では2006年に同種のConstant Hawkを、米海兵隊も2007年にAngel Fireをそれぞれ導入
これらは有人機に装備されている

Angel Fireでは複数の画像のうち同時送信できるのは1つのみで、昼間のみ使用可能だった
Gorgon Stareは同時に複数送信可能

New Reaper sensors offer a bigger picture
By Michael Hoffman - Staff writer
Posted : Thursday Feb 19, 2009 7:39:15 EST
URLリンク(www.airforcetimes.com)

81:名無し三等兵
09/09/25 17:20:46
今月のモデルグラフィックス
ばら物語 絵柄がちょっと変わったんだろうかと思うようなアングル続く。姉妹を描き分けるためらしい。

風立ちぬ 沈頭鋲の話。鋲打ち機を見たことが無いというくだりが出てくる。分からないことは分からない
と書いてあるのが面白い。

オバマさらなる増派ありえるか。
読売でパキスタン国内での空爆強化と対テロへの切り替えの可能性の話に触れている。
米中央軍司令官ペトレイアス大将、ワシントンの記者クラブで基調講演

#数日内に大きな動きがあるような話がある。マクリスタルの戦況報告、戦略検討報告に続いて
増派要請があるとされている。

82:名無し三等兵
09/09/26 04:37:41
Stewart brigade adjusts to light infantry life
By Russ Bynum - The Associated Press
Posted : Thursday Sep 24, 2009 16:23:41 EDT
DAHLONEGA, Ga.
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍第3歩兵師団第4旅団は機甲旅団から軽歩兵旅団へ改編中
・来年遅くには派遣可能に仕上がる予定

第64機甲連隊第4大隊は第15歩兵連隊第3大隊へ生まれ変わっている
兵の40%が前大隊からの在隊者
・2008年12月の帰還後、戦車操縦手、砲手、整備兵らは他部隊へ転出、ブラッドレー搭乗の歩兵
らの多くは残り軽歩兵へ転換

2007年発表の米陸軍拡張で機甲から軽歩兵へ転換するのはこの旅団のみ

第3歩兵師団参謀長Tom James大佐(第4旅団長の経験あり)はフォートスチュアートは
ミシシッピ川以東の陸軍駐屯地では最大で、軽旅団とするのは現在の戦争の要求にかなったもの
話す
・これまで第3師団は機甲旅団のみ


記事はアパラチア山脈を3日間で50マイル踏破する行軍訓練をかつてブラッドレーに搭乗して機動
していた歩兵が行うさまを書いている

#フォートブリス(テキサス州)とかは軽歩兵旅団あっただろうか。しかしテキサスはフォートフッドも
ある。ここらは調べないと分からないが、満遍なく軽歩兵旅団を各地に散らして戦地派遣の負荷を
できるだけ均等に分散するようにしているのかもしれない。
逆に米西海岸は海兵師団が1個に州兵の機甲旅団はあるけど、ハワイ、フォートルイス、アラスカと
ストライカーに軽歩兵のみ。韓国に1個あるだけとなっている。

83:名無し三等兵
09/09/26 05:44:19
Riverines Stand Ready to Roll on Iraq’s Waterways
By Army 1st Lt. Chris Dunphy
Army 1st Lt. Chris Dunphy serves with the Multinational Division South’s
17th Fires Brigade public affairs office.
Special to American Forces Press Service
CONTINGENCY OPERATING BASE BASRA, Iraq, Sept. 22, 2009
URLリンク(www.defenselink.mil)
米海軍第2河川舟艇隊、イラク南部に展開
・米陸軍第17砲兵旅団(fires brigade)の戦術統制下で、3個分遣隊に分かれて活動
・イラク派遣は2007年の結成から2回目
バスラではまだ日が浅く、イラク側の沿岸国境警備隊、河川警察、陸軍と関係を構築し始めている段階

84:名無し三等兵
09/09/26 17:59:55
シアトルタイムズの記者、カンダハル入り。Zabul州にゆき、第2歩兵師団第5旅団の大隊にて
従軍取材の予定。

September 25, 2009 at 12:30 PM
Kandahar Air Field on a growth spurt
Posted by Hal Bernton
KANDAHAR AIR FIELD
URLリンク(seattletimes.nwsource.com)
同旅団の広報を担当する兵らも最近着いたばかり。C-130で9月24日、カンダハル入り
・カンダハルでは基地の兵舎、施設を建設中で、テントが立ち並んでいる

85:名無し三等兵
09/09/27 21:08:57
Navy Seeks to Allow Women to Serve on Submarines
By Ann Scott Tyson
Washington Post Staff Writer
Saturday, September 26, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)

マレンは第17代統合参謀本部議長。2007年10月1日に上番
URLリンク(www.jcs.mil)

記事は2期目の上院軍事委員会での指名公聴会への事前回答書において
女性の潜水艦(SSGN、SSBN、SSNの別は不明)への乗り組みを認める姿勢である
ことを報じている。

Tuesday, September 15, 2009
9:30 AM
Room SD-106
Dirksen Senate Office Building
To consider the nomination of:
Admiral Michael G. Mullen, USN
for reappointment to the grade of admiral
and reappointment as the Chairman of the Joint Chiefs of Staff.
URLリンク(armed-services.senate.gov)

86:名無し三等兵
09/09/27 21:25:30
URLリンク(armed-services.senate.gov)

これの20枚目で記述あり

>>85 記事は1990年代の戦闘参加除外を廃止してから海軍では水上戦闘艦艇、戦闘機などに
女性が配置されるようになったことをあげている

ラフヘッド海軍作戦部長は今週、声明にて女性の部隊配置を進めるのに賛意を示しつつ、
解決すべき課題はなおあるとしている。

潜水艦への女性乗り組みでの課題
居住空間が狭い 攻撃型の場合、150名が寝室三つの家一軒分の空間で生活する。
士官は15名、三人部屋で全員でシャワー、トイレ、バスタブ1つを共同使用している。
女性士官が乗り組むには三人部屋を女性向けに振り分け、シャワーなどは時間制にすることになる

女性の再任率は15%、男性の30%超と比べて低い。また女性は家族を持つため20代後半に
軍を退くことがもっぱらである。海軍は2007年に出産後の陸上勤務期間を1年間に延長する措置を
再任率引き上げを狙って導入している。

潜水艦乗員数は士官3600名、兵16000名と小規模であることから女性数が増えるとギャップが生じえる。

女性乗り組みが実現するには
女性士官、兵の訓練と、人材を絶えず供給される体制の確立などで数年を要する
まずは小規模な先駆事業を開始するとのこと

海軍が女性乗員を受け入れる理由の一つは工学系を含む大学卒者の女性比率の上昇がある

他国ではスウェーデン、スペイン、ノルウェー、カナダ、オーストラリアで女性乗員がいる
だが、これらの国の保有する潜水艦はディーゼル型で、哨戒期間は米海軍の原潜ほど長くない



87:名無し三等兵
09/09/27 21:34:45
Navy Launches Archer-Class Submarine
URLリンク(www.youtube.com)
RSS Archer シンガポール海軍のAIP潜水艦 ゴトランド級と同等らしくスウェーデン海軍の訓練を
受けている

登場人物は全員が英語を話している。

88:名無し三等兵
09/09/27 21:57:05
>>85 議事録も公開されている
URLリンク(armed-services.senate.gov)

>>86 目次を見る限り、質問されている範囲はきわめて広く、全軍に及んでいる。


89:名無し三等兵
09/09/27 23:08:34
Army to allow Iraq war objector to resign
By Audrey McAvoy - The Associated Press
Posted : Saturday Sep 26, 2009 12:05:12 EDT
HONOLULU
URLリンク(www.armytimes.com)
イラク戦争派遣を拒否し軍法会議にかけられたワタダ中尉、10月2日をもって除隊に
・中尉の弁護士が25日に明らかにしたもので、フォートルイスの広報官Joseph Piek氏も
除隊を確認。

#
これで軍法会議の再審はないまま、一件に決着がつく模様

90:名無し三等兵
09/09/28 03:16:04
Army looking into lighter Abrams tank
By Kris Osborn - Staff writer
Posted : Saturday Sep 26, 2009 10:08:10 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍、M1エイブラムスの軽量化を検討
構想をとりまとめているのはケンタッキー州フォートノックスの機甲センター
フォートノックスとジョージア州フォートベニングにまたがる機動戦センター(the Army Maneuver Center)
が主導

また、これと平行してM1A3の開発が進められている
2014年に原型車両 2017年から配備が目標

米陸軍では2050年までエイブラムスを維持する計画

軽量化の利点として橋梁を渡りやすくなることをあげる

#イラク戦争でイラク軍がユーフラテス川に掛かる橋梁の桁を爆破したことが一度あったとは
思う。米軍工兵が破壊部分の画像を本国に送って助言を受けたことが取り上げられていた

また、バグダッド東郊で米海兵隊が運河の手前で少し足踏みしたことがある。
水陸両用車でわたったんだったかな。詳細は忘れた。

91:名無し三等兵
09/09/29 16:48:19
Mullen to stay on as Joint Chiefs chairman
By Rick Maze - Staff writer
Posted : Monday Sep 28, 2009 11:53:03 EDT
URLリンク(www.airforcetimes.com)
2009年9月25日、マレン統合参謀本部議長、上院にて二期目の続投を承認される。任期は2年間。

記事ではアフガニスタン戦略と絡ませて書いている。

また、イラクからの撤退と並んでイラクからアフガンへの装備の輸送について最後に触れている。


92:名無し三等兵
09/09/29 17:45:51
Third Army implements new strategy to move equipment into Afghanistan quicker, more efficiently
Media Release No. 20090927-01
Third Army/U.S. Army Central Public Affairs
KUWAIT (September 27, 2009)
URLリンク(www.arcent.army.mil)

米中央軍(第3軍)はアフガンへ派遣される部隊の装備所要を33%削減
また、帰還部隊と派遣部隊との間での装備移管も定めている

第3軍は中央軍戦域で装備と部隊を動かしている


これに関連する記事
Equipment exodus begins
Army moves ‘to get ahead’ of drawdown with early removal
By Kris Osborn - Staff writer
Posted : Sunday Sep 27, 2009 10:25:39 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
2011年のイラク撤退を前にイラクから装備、物資の運び出しが開始されている
陸軍装備コマンド(Materiel Command)

記事に登場するBrig. Gen. John F. Whartonは以下に人事が発表されている
URLリンク(www.defenselink.mil)

93:名無し三等兵
09/09/29 18:11:51
Bomb kills Fort Lewis-based Stryker soldier
Afghanistan: 16th death for 5th Brigade, 2nd Infantry division
THE NEWS TRIBUNE
Published: 09/29/09 1:41 am
Scott Fontaine
URLリンク(www.thenewstribune.com)
アフガニスタンに7月に派遣された第2歩兵師団第5旅団で、16名目の戦死者
このうち10名は第17歩兵連隊第1大隊に集中

これまで戦地派遣されたストライカー旅団で1個大隊(本部+列線3個中隊、500名程度)で
10名を超える戦死者が出たことは5回あるが、いずれも12ヶ月間、あるいは15ヶ月間の派遣期間
を通じての合計であり、3ヶ月目時点で10名に達したのは空前のこと



94:名無し三等兵
09/09/29 18:13:01
記事末尾にこれまでのフォートルイスの旅団での損害がまとめてある
5-2 16名(2009年から10年 アフガニスタン)
第17歩兵連隊第1大隊 10名

4-2 戦死者なし 2009年から10年 イラク 現在派遣中

3-2 2名 2009年から10年 イラク 現在派遣中

4-2 37名 2007年から8年 イラク
第23歩兵連隊第2大隊 16名

3-2 49名 2006年から7年 イラク
第20歩兵連隊第5大隊 14名
第3歩兵連隊第2大隊 13名
第23歩兵連隊第1大隊 11名

1-25 35名 2004年から5年 イラク
第24歩兵連隊第1大隊 12名

3-2 20名 2003年から4年 イラク

95:名無し三等兵
09/09/29 19:34:28
US military united on Afghanistan troop request
Gen. Stanley McChrystal, the top US commander in Afghanistan,
delivered his request for more troops to top military brass at a secret meeting in Germany this week.
By Gordon Lubold | Staff writer of The Christian Science Monitor
from the September 26, 2009 edition
WASHINGTON
URLリンク(www.csmonitor.com)
先週、マクリスタル大将は軍上層部とのドイツ国内での秘密会合で増援を要請
・9月28日の月曜日にはオバマ大統領まで届くとのこと

#増援規模についてはマケイン議員が4万名だと語っている報道あり

軍は2007年1月増派のときと違い、増派が必要な点では一致。ただし規模についてまで
一致しているかは不明。

政権内部ではバイデン副大統領は増派に否定的で、目標を選んでの攻撃と小規模の部隊派遣
という立場らしい。

96:名無し三等兵
09/09/29 19:46:03
Defence deal looms with Japan
Peter Alford, Tokyo correspondent | September 22, 2009
URLリンク(www.theaustralian.news.com.au)

政府、豪州軍との相互協定を検討 社民、反発も (09/21 11:30)
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)

豪州と日本は物品役務相互提供協定を結ぶ方向へ進むとのこと

97:名無し三等兵
09/09/29 19:52:18
No US request for more Afghanistan troops in Stephen Smith meeting with Robert Gates
Brad Norington Washington correspondent | September 29, 2009
URLリンク(www.theaustralian.news.com.au)
豪州スミス外相、米国防総省でゲイツ国防長官、ジョーンズ安全保障担当補佐官らと会談
増派要請は無し

豪州側は現在の1550名が上限であることを再確認

98:名無し三等兵
09/09/30 17:49:44
サンチェス回想録 ようやく読み終わる

アブグレイブの拘束者虐待への関与疑惑と2003年から2004年7月までのイラク占領を
担ったCJTF-7司令官(中将)としての失敗が中心にあり、そこから組み立てられている向きが
強い。

2003年のバグダッド攻略とフセイン政権崩壊後のCFLCC(中央軍の陸上部隊司令部)の
イラク撤退について、445ページあたりに大規模戦闘終了後の計画であるエクリプスⅡの
存在をうかがわせる記述あり。詳細と作戦名については不明。

CFLCCからCJTF-7への移行について、ラムズフェルドは後者の司令官として2名を面接し
サンチェスを選んだとの記述がある。もう一人は誰だったのだろう。

また、ペトレイアスはMNSTC-I司令官就任発表時、ブッシュ大統領の脇に着席?して
記者会見をワシントン?でしていたとのこと。

#この両者をあわせるともう一人の候補者はペトレイアスだったのかもしれない。CJTF-7司令官
の選に漏れたその者がサンチェスに連絡して来る下りがあり。

イラクでの米政府文民の代表たるブレマーと、ラムズフェルド国防長官とサンチェスとの関係は
良好なものとしては描かれていないようだ。ことにエクリプス関係の話が出て来る前後は
ラムズフェルド回想録あたりでまた別な視点があるのではないか。ブレマーとの関係が酷い
ものであったことはwikiに書かれているが、その背景としてはCJTF-7の司令部要員の不足が
あげられる。これについてはOn PointⅡでも大きくとりあげられていた。

ドイツ帰還後も第Ⅴ軍団長として留まり異例の3年以上もその職にあったことについては
政権要部での処遇決定、陸軍上層部の支援、本人がヒスパニック系として南方軍司令官を
望んだことなどが関わっているようだ。この点wikiの記述はサンチェスに厳しめと思われる。

99:名無し三等兵
09/09/30 18:32:49
平和構築 東大作 著を読み始める。中途での感想。

国連が定義する平和執行、平和維持と平和構築とは、それぞれを担う国の実情に応じて
一応の定義としてあるだけではないかと感じる。

カンダハル県(province)の南部スピンボルダック郡(district)の学校教師のみせた
タリバン側の脅迫状の実物写真、またCDC(開発協議会、community development council)は
面白い。

さらに、国連中心主義ではないけどイラクでのブラヒミ代表の活動により2004年の主権返還
が可能になったと書いている。ここらはブレマー回想録、サンチェス回想録では良く分からない
部分。

東ティモールの話もキルクラン(歩兵大隊長として平和執行、平和維持に関わる)の本を補う
のに貴重。

100:名無し三等兵
09/09/30 19:02:50
last updated at 06:08 GMT, Tuesday, 29 September 2009 07:08 UK
US soldiers killed in Philippines
URLリンク(news.bbc.co.uk)
Jolo島内陸丘陵部の町Indanan近くにあるフィリピン海兵の基地付近で
車両が仕掛け爆弾にやられ、米兵2名、フィリピン海兵1名が戦死、フィリピン兵2名が負傷。

フィリピン軍によるとIndananの町は先週にアブサヤフから奪取したばかり

米軍はフィリピン南部に300名を派遣して訓練と顧問に当っている。
戦死者がでるのは2002年に1名が港湾都市Zamboangaで爆弾で亡くなって以来。


フィリピン国軍改革
URLリンク(www.dnd.gov.ph)
毎年陸軍歩兵大隊12個、海兵大隊2個を能力向上させ6年間で陸軍72個 海兵隊12個を
人員完全充足、装備支給、再訓練する。

101:名無し三等兵
09/09/30 19:12:42
第4回難民映画祭 東京にて 戦場にワルツを が先行上映される。
10月3日土曜日 午後3時30分 イタリア文化会館(靖国神社近くらしい)
URLリンク(unhcr.refugeefilm.org)

102:名無し三等兵
09/10/01 07:15:09
28 Sep. 2009
''Afghanistan and NATO: The Way Forward''
Speech by NATO Secretary General Anders Fogh Rasmussen
at the Atlantic Council of the United States
URLリンク(www.nato.int)
米国でのラスムセンNATO事務局長の演説
・米国に対しNATOおよびNATOパートナー諸国がアフガンで多大な貢献をしていることを
認識せよ
・アフガニスタンへの移行のため、まずアフガン治安部隊の訓練、装備支給が重要である
・NATO改革は来年春に草案がまとまり、秋には採択される予定となっている

アフガニスタンは米国6万8千名態勢(年末までに #現在は6万5千名程度とか報道されてたような)
NATO諸国およびNATOパートナー諸国で3万5千名を派遣している。過去18ヶ月間で9千名の増加。
これまで兵力を削減した国は一つもない。


103:名無し三等兵
09/10/01 09:18:10
ECRETARY-GENERAL RECALLS DEPUTY SPECIAL REPRESENTATIVE FOR AFGHANISTAN
30 September 2009
URLリンク(www.un.org)
アフガン副特別代表ガルブレイス氏、解任される

背景については
U.N. Official Fired After Clashing With Boss Over Afghanistan Election
By Colum Lynch
Washington Post Staff Writer
Wednesday, September 30, 2009; 1:42 PM
UNITED NATIONS, Sept. 30
URLリンク(www.washingtonpost.com)
アフガン大統領選挙で徹底調査を主張し、政府の安定を重んじるカイエイデ特別代表と衝突

Peter Galbraithはホルブルック特使の盟友と見られていたが、最近は米国からほとんど公では
支持をうけていなかった
・何週間か前に米国に戻っており、バーモント州にいるらしい。
今月頭にはポスト紙の電話インタビューを受けている

カイエイデらは2004年の大統領選の結果からみて、カルザイは不正に関わらず勝利したとみている。
ガルブレイスはカルザイは不正無しでは勝てなかったとみており、カルザイの地盤である南部の地域で
投票所の数を減らそうとしたという

#投票所ごと捏造されたと思われる例があったとされていたと思うが、それの対策だろうか。

104:名無し三等兵
09/10/01 16:33:31
米陸軍現役部隊、重旅団2個をストライカー旅団へ改編へ
軍団の機甲騎兵連隊も消える

Army converting 2 HBCTs to Stryker BCTs
By Gina Cavallaro and Kris Osborn - Staff writers
Posted : Wednesday Sep 30, 2009 19:07:12 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
2009年4月の予算大鉈で米陸軍は48個旅団整備から45個で打ち止めへと転換、増設予定だった
重旅団3個を削っている

Army Timesが入手した計画文書によると
2011会計年度第1四半期に第1機甲師団第1重旅団(テキサス州フォートブリス)
2012会計年度第1四半期に第3機甲騎兵連隊(テキサス州フォートフッド)
がそれぞれストライカー旅団へ改編される
・改編で完全な作戦能力をえるには24ヶ月間を要する

また、1個ヘリ旅団が増設される 装備はSBCT化される第3機甲騎兵連隊のヘリ大隊、
Longknife Squadronのものを使う。改編対象の2個旅団の装軌車両などは他の重旅団
へ廻る

・第1機甲師団第1旅団は現在、イラクへ派遣中で、帰還後の2011会計年度第1四半期
、つまり回復期に改編する
・第3機甲騎兵連隊は2009年1月にイラクでの3度目の派遣から帰還。次の戦地派遣は
発表されていないが、改編は回復期に行うことから2010年秋に1年間派遣されるとみられる

#第1機甲師団第1旅団はFCSの実験旅団となっていたことがあったと思う。

105:名無し三等兵
09/10/01 16:45:51
>>104
wikiのFCSの項目にある程度載っているがどの旅団かちょっとすぐには分からない。

FCSの有人戦闘車両の後継のサイト
旅団地上戦闘車両
URLリンク(en.wikipedia.org)
URLリンク(www.bctmod.army.mil)

米陸軍協会(AUSA)2009年年次総会は2009年10月5日から7日
URLリンク(www.ausa.org)
陸軍参謀総長かその代理が午餐会で演説すると思う

日程では10月6日 チケット制で55ドル
URLリンク(www.ausa.org)


106:名無し三等兵
09/10/01 19:56:46
>>105
この資料で第1機甲師団第5旅団が
AETFarmy evaluation task forceであることが判明
URLリンク(www.bctmod.army.mil)

#第1機甲師団は第1歩兵師団とともに欧州帰還をやっていて、BRACがあり、その後
旅団1つずつがそれぞれ欧州にとどめおかれる形で中断している状況だったと思う。
第1歩兵師団は顧問訓練旅団に転じられるなど変化が大きかったが、第1機甲師団は
比較的、重旅団のままで推移していたような。


107:名無し三等兵
09/10/01 22:14:35
>>106 装備にBCTがわざわざ入っているのは現行の旅団編制にあわせて今最も必要とされる装備を
スパイラル開発で作り次第支給していくという意味合いらしい。

FCSの有人戦闘車両と斬新すぎた無人ロボット車両を除いた各要素であることに変わりは無い。

108:名無し三等兵
09/10/01 22:32:54
Wanatの戦いの続報 CENTCOMが海兵隊戦力軍司令官を指名し、調査を行う

What happened in Wanat? (X)
Wed, 09/30/2009 - 6:28pm
URLリンク(ricks.foreignpolicy.com)
中央軍司令官ペトレイアス大将は米海兵隊戦力軍司令官Richard F. Natonski中将を指名、
2008年7月13日、アフガニスタンのNuristan州Wygal郡Wanat村で起きた戦闘について
その実際と状況を調査する

AR15-6調査はwikiにリンクがある。未読。米陸軍が行ったもの。

109:名無し三等兵
09/10/01 23:51:22
>>103
Diplomat in Kabul Leaves in Dispute
U.N. Deputy Head of Mission Differs With Boss on Recognizing Flawed Election
By Pamela Constable and Karen DeYoung
Washington Post Foreign Service
Wednesday, September 16, 2009
KABUL, Sept. 15
DeYoung reported from Washington.
URLリンク(www.washingtonpost.com)
解任に至る経緯が書かれている。
ガルブレイスは9月13日に米国に帰国
直接の契機は9月2日にアフガン選挙委に”実体の無い”投票所(投票者が治安上の懸念で
これなかったところ)での得票を除外する合意を破っていると抗議。

90分以内に、カルザイは米国大使のカール・アイケンベリを召喚し、ガルブレイスの行動に抗議

Rangin Dadfar Spanta外相はガルブレイスをその日の午後、会合に呼び出す

エイデ特別代表はガルブレイスに意見が異なると話し、自身の見解をアフガン政府に伝える

9月7日 アフガン選挙委は実体のない投票所の開票結果を集計に含める方針継続を決める

9月8日 同委、カルザイが90%超え開票時点で過半数を獲得したことを発表

110:名無し三等兵
09/10/02 01:17:08
Navy says both sides are on equal footing for LCS
Friday, September 25, 2009
By SEAN REILLY
Washington Correspondent
WASHINGTON
URLリンク(www.al.com)
沿岸戦闘艦艇(LCS)のメーカー一括選定の話
・米海軍はLMとGD、いずれも平等な立場にあるとの声明を出す
・米海軍では別な造船メーカーに勝者案で発注を出す予定であり、米国の各メーカーは
アルミ船体の水上戦闘艦艇を現在のところ建造していないことから
アルミ船体のGDが不利との見方が出ていた


111:名無し三等兵
09/10/02 10:44:54
マクリスタルの戦況報告を読み始める。アクシデンタルゲリラと書き方や言い回しが良く似ている。
ことに主張を端的にまとめた表現、

敵が我々を軍事的に打ち負かすことはありえぬ、しかし、我々が墓穴を掘ることはありえる

などはそのままそっくり。この訳は正確、無難な訳でないが。

#なので、デビッド・キルクレンが下書きしたのかも分からない。

米軍、アフガン増派規模についてarmy timesに顧問訓練部隊と海兵1個師団という話が
28日あたりから出ている。イラクのアンバル州は海兵隊から米陸軍1個旅団へ引継ぎ。

海兵隊の歩兵部隊が大型編制で小銃手が多いのはスモールウォーで歩兵の頭数を増やす
という側面もあるのかもしれない。上陸戦での損耗に堪える意味合いや、個人単位での補充をせず
減耗を許容しつつ部隊単位で入れ替える人事、部隊運用などとの関係の話は覚えているのだが。

112:名無し三等兵
09/10/02 10:59:57
>>111 しかし、両者に共通する要素はそれ以前からの引用ということもありえる。

例えば、
security may not come from the barrel of a gun は毛沢東の言を踏まえているだろう。
毛沢東がさらに誰かを引いている可能性もあるが。或いは毛沢東以外の何者かを経由して
この報告に引かれている可能性もある。

military reviewだと連名で論文が出てることも多い。誰が書いたかは良く分からないが
少なくとも署名はしてある。

113:名無し三等兵
09/10/02 16:09:59
ワシントンポスト 
パキスタンのバルチスタン州クエッタにあるというタリバンの評議会について
米国が関心を向けているという記事

#カンダハル州など国境を挟んだアフガン側に米国やISAFが部隊を出したことで
取り組む下地が整いつつあるという判断らしい。ただし、バルチスタン州では
今のところUAVでの爆撃はやっていないとも書かれている。でもバルチスタン州に
UAVの運用基地はあったはず。

もひとつ タリバンの資金はケシ栽培と麻薬は従で、国際的な寄付の流れこそが主
という記事も出ている。

#これはホルブルック特使あたりが言ってたのがTimesに出てた覚えがある

114:名無し三等兵
09/10/02 16:18:54
>>112 話の組み立てもキルクレンに似ている。

たとえば、直接の戦闘はプロパガンダ(脅迫、宣伝、威圧)を支える活動であり、プロパガンダは
冬季にも行われており、銃火を交えての戦闘がある時期と、活動休止期のサイクルなどは
無いという主張などは近い。

むしろ、他にも色々な主張を取り込んでいるはずだが、ほかの論者の主張の影響を
拾いにくくなっているのはこちらが資料を全然読んでないせいか。

115:名無し三等兵
09/10/02 17:44:44
続き 半ば読み

古典的な対内乱戦、住民の保護を目標とし、現地政府の統治確立を目的とする線への回帰と
麻薬対策や空爆、部隊防護重視などの線を論駁する意図がはっきりしている。

新たな戦略と資源投入というのは、古典的な平定戦への回帰と、それを可能とするだけの
兵力、そしてアフガン政府治安部隊と各階梯で提携できるだけの部隊規模という感じらしい。

一般公開版だが、タリバン側の勢力分析、戦略策定の実際などの箇所のごく一部を除いては
削除され伏せられている箇所は少ないことになっている。削除箇所はREDACTIONの語が入る。

116:名無し三等兵
09/10/02 21:08:31
続き 28枚目

ISAF部隊の展開は住民の保護、ことに脅威に晒されている住民の保護を優先とするという
話で、具体的にどのように兵力を配置するかについて3つのカテゴリーを設けているとある。

このカテゴリーの説明については丸ごと削除されている。これまでの削除箇所と違い
段落の末尾などで削除する形式ではなく、削除されている中身が具体的に想像できる形で
検閲している。

#ここらはキルクレンの著書から関連箇所を拾えば推測できるのかもしれない。

117:名無し三等兵
09/10/03 07:43:53
Local Afghan patrols invested in peace
Updated 9/14/2009 12:04 AM
By Jim Michaels, USA TODAY
MAIDAN SHAHR, Afghanistan
URLリンク(www.usatoday.com)
アフガニスタンのWardak州の武装自衛団計画Public Protection Programの近況
・計画は米政府が資金支出し、アフガン政府を通じて支給
・民兵らはAK-47で武装 オリーブドラブの制服着用
・地元ではGuardiansと呼ばれている
・現在537名が参加、1200名に拡大する予定
・月の支給額は一人につき124ドル(24ドルは食料手当、やがて74ドルへ増額される)

担当しているのは特殊作戦部隊の者で、現地ではShawn Satterfield少佐、カブールではDavid Baker大佐

記事時点で最近、NATOと国防総省の者がカブールから南西20マイルにあるMaidan Shahr村を
訪れて計画の実際を視察

5月と6月にあった攻撃で5名の戦死者をだしている

この記事ではアフガン政府は元タリバン戦士の統合については方針を定めていないとし、
軍閥や連なる者に権力を与え武装する結果となるのを懸念しているアフガン当局者もいる

駐米アフガン大使Said Jawadはアフガン軍と警察が訓練されるまでの繋ぎとしては有用とし
つつも地方で権力を握る者は、夕食に招きたくなるような者ではないと話す

米軍筋は参加者はアフガン政府とNATOが審査しており、アフガン治安部隊に組み込まれる
としている
Satterfield少佐は部族や地元指導者は人員募集に携わることはあるだろうが、部隊の指揮を
とるわけではないとしている

#Tor Gulはどうなったんだろう。ここらはマクリスタルの戦略報告ではタリバン、地方官憲、地元有力者
は汚職、腐敗、麻薬などを通じて一体化しているという話になってたが。

118:名無し三等兵
09/10/03 08:29:53
MRJ 三菱重工などの子会社三菱航空機のジェット機が海外から発注を獲得した話

URLリンク(www.mrj-japan.com)
確定50機 追加オプション50機
これまでは全日空の確定15機 追加オプション10機のみだった


Trans States Signs For 50 MRJs
Oct 2, 2009
Bradley Perrett/Beijing
URLリンク(www.aviationweek.com)
引渡しは2014年開始で5年から6年かけて
なお、ランチカスタマーの全日空も引渡しは2014年
・機種はMRJ70(78席)かMRJ90(92席)でのちほど決定する。三菱側はMRJ100の提案を検討
・契約価額は発表されていないがMRJ90は1機、4千万ドルとされる

最近(last manoth) 三菱航空機はMRJで大幅な設計変更をし、主翼を複合材から金属へ切り替えている
この変更でMRJ70は軽量化されるとのこと


119:名無し三等兵
09/10/03 08:44:28
>>117 Tor Golはこの記事には出てくるが2009年7月9日時点。
Can Afghanistan’s New “Guardian” Militia Restore Security in the Provinces?
Publication: Terrorism Monitor Volume: 7 Issue: 20July 9, 2009 04:16 PM Age: 85 days
By: Wahidullah Mohammad
URLリンク(www.jamestown.org)

120:名無し三等兵
09/10/03 11:52:17
>>108
CENTCOMの報道発表
USCENTCOM appoints investigating officer to review 2008 Afghanistan combat action
U.S. Central Command
MACDILL AFB, Fla. (Sept. 30, 2009)
URLリンク(www.centcom.mil)
2008年7月13日、アフガニスタンNuristan県Wygal郡Wanat村での戦闘行動の実際と状況について

AR15-6の調査が完了したのちに浮上した事項について
戦術階梯より上の状況について調査する

Petraeus orders new investigation into Wanat
By Michelle Tan - Staff writer
Posted : Wednesday Sep 30, 2009 21:32:40 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
Michael Oates少将(第10山岳師団長経験あり)が副調査団長を務める

中央軍報道官Bob Pruchaは期待していたほど徹底しておらず、13日の事件につながるあらゆる細部を
網羅していないという情報がある と語っている

121:名無し三等兵
09/10/04 00:58:35
>>100 亡くなった米兵2名の氏名公表される
DATE POSTED: OCTOBER 1, 2009
PRESS RELEASE: Two Special Forces Soldiers killed in the southern Philippines
FORT BRAGG, N.C. (USASOC News Service, Oct. 1, 2009)
URLリンク(news.soc.mil)
第1特殊作戦群(空挺)第3大隊(ワシントン州フォートルイス)
Christopher D. Shaw一等軍曹(37歳、ミシシッピ州Natchez)
フィリピン派遣は二度目

Jack M. Martin III二等軍曹(26歳、オクラホマ州Bethany)
イラク戦地派遣経験あり フィリピン派遣は初めてだった

122:名無し三等兵
09/10/04 02:33:16
Team Introduces Afghan Farmers to Saffron
By Army Pfc. Melissa Raney
Special to American Forces Press Service
LAGHMAN PROVINCE, Afghanistan, Oct. 2, 2009
URLリンク(www.defenselink.mil)
米陸軍州兵の農業支援チーム、アフガニスタンのLagman州でサフランを試験導入
・ケシより価格が高く、育てやすく、栽培に水はほとんどいらない(アフガンは旱魃が多い)

陸軍州兵は米国内の農業州から1年間で農業技術、家畜飼育などの技能をもつ州兵の
チームをアフガンに派遣している

General: National Guard is key in Afghanistan
By John Vandiver, Stars and Stripes
Mideast edition, Tuesday, June 23, 2009
STUTTGART, Germany
URLリンク(www.stripes.com)


123:名無し三等兵
09/10/04 15:46:57
For troops, Afghanistan 'like Vietnam without napalm'
The men of Bravo Company have a bitter description for the irrigated swath of land
along the Arghandab River in Afghanistan, where 10 members of their battalion
have been killed since the beginning of August: "Like Vietnam without the napalm."
By Hal Bernton、The Seattle Times
JELAWUR, Afghanistan
URLリンク(seattletimes.nwsource.com)
米陸軍第2歩兵師団第5旅団第17歩兵連隊第1大隊B中隊の話
・2009年8月以降、大隊の損害は戦死者10名、負傷者30名
・損害は仕掛け爆弾(ブービートラップ、埋設爆発物)が多い

同大隊(Jon Neumann中佐)はカンダハル州Arghandab川流域に展開している模様
・周囲は砂漠だが、川の付近では緑地帯が広がり、果樹園あり
・中佐によると現在は掃討中で、保持・建設はできぬ
・この地域では米国が後ろ盾となっているアフガン政府を支持していた有力な部族指導者が死亡、
カリスマある警察署長が負傷など、タリバンの春季攻勢の成功で、勢いづいている

・Adirah村では2004年に日本の資金で作られた学校あるが、子供を学校に出席させれば夜にタリバンが
来て親を殺す恐れがあるとある長老はB中隊に語る。
・Jelawur村ではタリバン政権崩壊直後に国連は再建計画を完遂したが、現在では村の通りを
兵が歩くだけで緊張がある

兵の間には標的にされぬよう肩パッチを外している者あり

B中隊はストライカー装甲車24両を装備
・爆弾攻撃や整備のため現在はそのうち3分の1が使用不能
派遣当初は兵員152名と編制定数を下回っていた。現在、各小隊は負傷(爆弾の衝撃によるものふくむ)
で減耗している
小隊定員は40名超だがある小隊は32名、別な小隊は当初39名が先週は22名となっている

爆弾はいたるところにあり、ストライカーの操縦手は道を外れて砂漠を走る箇所あり
ある小基地への経路は手製爆弾多く、兵は車両でなく徒歩で行く

124:名無し三等兵
09/10/04 15:48:11
#ストライカー装甲車が24両の箇所
URLリンク(www.globalsecurity.org)
FMのこの版だと中隊本部2、機動砲小隊3、迫撃砲班2、野戦救急1、火力支援1
小隊3個で合計12 中隊全部で21両。他の中隊から小隊1個の増援を受けているのだろうか。

125:名無し三等兵
09/10/04 16:43:51
Services prepare for Afghanistan plus-up
Details of request for more trainers, combat troops unknown
By William H. McMichael - Staff writer
Staff writers Michelle Tan, Gina Cavallaro, Trista Talton and
Amy McCullough contributed to this report.
Posted : Monday Sep 28, 2009 20:46:11 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
マクリスタルの戦略検討報告のさわりを紹介しつつ、アフガン増派規模を占う記事
米陸軍現役旅団はイラクに11個、アフガンに5個展開
イラク派遣兵力の削減がアフガン増派の前提となる

米海兵隊はイラクのアンバル州から撤退、あとをフォートブラッグの米陸軍旅団に引き継ぐ
・現在、アフガンに1万名(第2海兵遠征旅団)超派遣。コンウェイ海兵隊司令官は1万8千名を
限度とすると明言
・2MEB(海兵遠征旅団)は第3海兵連隊(歩兵大隊5個、軽装甲偵察大隊1個)基幹
ヘルマンド、Farah、Nimruz州の11地区に展開
このほか、1個海兵特殊作戦中隊がアフガンに派遣されている

マレン統合参謀本部議長は2009年9月15日の指名公聴会にてアフガン軍を25万名に拡大
するには顧問が2千名から4千名必要と発言

マクリスタルの前任であるマキャナン大将はさらに少なくとも1万名の増派を求めていた。

#これに関連してMNF-I司令官オディエルノ大将はDoDで記者会見し、削減ペースについて
数字をあげて予定見込みを話している

126:名無し三等兵
09/10/04 21:10:55
アフガニスタン北東部ヌリスタン州で、米軍とアフガン治安部隊合同の基地が
ヘクマティヤル派の攻撃を明け方から受けて、米兵8名戦死、2名負傷。
アフガン治安部隊の者が(#連れ去られたのか)、人質となっている。

タリバン側の発表では警官35名を拘束 タリバンの州評議会で処分を決する


#Wanatの戦いと良く似ているとのこと。

October 4, 2009
Ten US soldiers killed in Afghanistan
Martin Fletcher in Forward Operating Base Airborne in Wardak Province
URLリンク(www.timesonline.co.uk)

このほか、Wardak州で、アフガン警官が米兵に手榴弾を投じてAK-47を撃ち、逃走
米兵2名が死亡
・第10山岳師団第87歩兵連隊第2大隊の副長Jason Henneke少佐、大隊長Kimo Gallahue中佐
の発言が引用されている

127:名無し三等兵
09/10/05 02:41:31
>>126 米兵2名負傷は誤り。アフガン兵2名戦死が報じられている。
産経ではこのほかアフガン警官1名戦死。

#Wanatの戦いでは合同基地のアフガン部隊には米海兵隊の顧問3名が配置されている。
Wanatでは米兵9名戦死で27名負傷だったと思う。

CSMの記事取りまとめではWashington Postが一番詳しい記事らしい。

#基地二つというのは、ある村落付近の高地の上に米軍部隊、裾にアフガン部隊が
それぞれ拠点を構えていたとのこと。武装勢力は裾を襲ってから上を攻撃したらしい。

Afghanistan: Deadliest attack on US forces
Eight American troops and two Afghan soldiers died in Saturday's attack
on two remote outposts in Afghanistan. More pressure for a US strategy shift?
By Kristen Chick
posted October 04, 2009 at 10:07 am EST
URLリンク(www.csmonitor.com)

128:名無し三等兵
09/10/05 03:07:36
4,000 US troops to exit sooner from Iraq. More ready for Afghanistan?
By next summer, more than half the US troops in Iraq will have come home.
Meanwhile, General McChrystal wants up to 40,000 more in Afghanistan.
By Gordon Lubold | Staff writer of The Christian Science Monitor
from the September 30, 2009 edition
WASHINGTON
URLリンク(www.csmonitor.com)
米連邦下院軍事委員会でMNF-I司令官オディエルノ大将、イラクから4千名を撤退
2010年1月のイラク選挙は12万名態勢になると発言

#その後ワシントンにて10月1日、DoDで記者会見している >>125

129:名無し三等兵
09/10/05 04:44:12
Colonel Randy A. George
4th Brigade Combat Team Commander, 4ID
URLリンク(www.hood.army.mil)

>>127 AP通信の記事で出てくる大佐は第4歩兵師団第4旅団長


130:名無し三等兵
09/10/05 04:53:13
Colonel: Carson troops ready for Afghanistan
May 01, 2009 3:21 PM
TOM ROEDER
THE GAZETTE
URLリンク(www.gazette.com)

>>129 旅団旗降納式は2009年5月1日
2008年1月にイラク派遣から帰還 その後旅団の兵は昨年のみで400時間の肉体練成をし
20マイル行軍に参加、一日2回ジムで鍛えている(workout)

フォートカーソンの旅団でアフガン派遣は初

最近の数ヶ月、旅団兵員の空枠を埋めるため兵が送られてきていた


131:名無し三等兵
09/10/05 04:58:24
>>130 訂正 肉体練成→体力練成

PBSのアフガン戦争特集動画 the best defenseで紹介されていた
URLリンク(www.pbs.org)

132:名無し三等兵
09/10/05 12:12:56
URLリンク(www.wired.com)

WIREDのアフガン従軍取材特派員、帰国へ
8月20日の大統領選挙の前から入り、ヘルマンド州で米海兵隊中隊に従軍取材。

7月13日 ドバイ空港第2ターミナルの光景
URLリンク(www.wired.com)

133:名無し三等兵
09/10/05 21:36:47
>>132
Air Force in A-stan: Still Dropping Bombs
By Nathan Hodge August 4, 2009 | 3:14 pm
BAGRAM, Afghanistan
URLリンク(www.wired.com)
A-10がアフガンの対地直協で活躍している話
第74遠征戦闘飛行隊(ジョージア州Moody空軍基地)の場合、3月にアフガン入りして
飛行時間12200時間、500ポンド爆弾数百発を投下、30mm機関砲弾の発射数は54000発。

134:名無し三等兵
09/10/06 02:06:33
October 5, 2009, 8:28 AM
After the Attack
By TIM HSIA
Capt. Tim Hsia is a U.S. Army active duty infantry captain
URLリンク(atwar.blogs.nytimes.com)
Kamdeshの戦闘のニュースをうけて書かれている
CALLのハンドブックは編纂に時間がかかる教範にかわって、どの基地にもある

Wanatの戦いの公式報告書公表が遅れている

今後の戦略指針がどうなるか(増派か、技術に頼るか)決定が不明

などの話が書かれている

後半は死者が出た場合の部隊での対応と、残された兵の感情の動きを伝えている

#CALLの資料はごく一部をのぞき、
かつては誰でもネットが使えれば閲覧できたが現在はAKOの向こうに囲われている


135:名無し三等兵
09/10/06 07:52:35
F-22 problems linked to rain in Guam
By Erik Holmes - Staff writer
Posted : Monday Oct 5, 2009 11:53:34 EDT
URLリンク(www.airforcetimes.com)
5月から9月までアラスカ州エルメンドルフからグアムに派遣されていたF-22飛行隊では
湿気で整備上の問題があったという話
・飛行隊は第525戦闘飛行隊(派遣中は、第525遠征戦闘飛行隊)

・機体の冷却系が湿気を取り込んでしまい、回路がショートしたり故障したという
・整備と契約業者は修繕し、対策(部品の防水コーティングなど)を立てた

136:名無し三等兵
09/10/06 10:33:38
Association of the United States Army
As Delivered by Secretary of Defense Robert M. Gates, Washington, D.C.,
Monday, October 05, 2009
URLリンク(www.defenselink.mil)
ゲイツ米国防長官の米陸軍協会での演説

演説中、大統領に助言するにあたって率直かつ内密に行うべきという下りが出てくる
これが報道でアフガン戦略を巡る将官のメディア発言に対する牽制を意味すると取り上げられている

演説のあちこちから拾う
陸軍現役の54万7千名への拡張は今年これまでで完了。さらに2万2千名の一時的な増員を認めている。
この増員で部隊の増設は行わない。ストップロスを打ち切り、兵の本国滞在期間を増やすのが目標。
・入隊資格の要件免除の大半を陸軍はとりやめ。今年の入隊者の90%以上が高卒

・顧問支援旅団1個がイラクに派遣されており現地で訪問した。この旅団は通常旅団からわずか数ヶ月で
改編されたもので、部隊増強もわずかなものだった。
2010年末にはイラク派遣旅団はほぼ全てが顧問支援旅団となる。やがてアフガンでもそうなる。
・TRADOC司令官デンプシー大将のもと、諸兵科連合センターでは教範作成のサイクルが大幅に短縮
されている。顧問支援旅団の教範はわずか数ヶ月で書上げられた。

陸軍が平定戦向けの駐留軍となり、通常戦能力を失うのではという向きがあるが、例えば2008年の
サドルシティーにおける戦闘にみられるように航空力、砲兵、情報捜索偵察を都市の錯雑地形を
機動しつつ調整する能力が必要とされる現状を見ていない議論である。

先週、アフガニスタンにM-ATV(アフガン向けMRAP)が初めて届けられた。これは初回契約締結から
わずか3ヶ月後である。2010年には千両単位で配備する予定である。

その他、家族対策(子供、配偶者、住居)の本予算組み込みによる恒常化、新GI法の施行開始
なども話している。

137:名無し三等兵
09/10/06 10:49:06
Reports from the 2009 AUSA Annual Meeting
10/5/2009
URLリンク(www.ausa.org)
陸軍近代化として
1、ネットワーク重視 2、FCSの成果である能力向上パッケージを全旅団へ配備
3、MRAPを旅団装備に組み込む ストライカー旅団や道路啓開部隊に配備する
4、FCS有人戦闘車両に代わる地上戦闘車両の初期構想を固める

ことをケーシー陸軍参謀総長は語っている

#MRAPをストライカー旅団に配備するとすれば、まず砲兵大隊、それから列線大隊、中隊の
ハマーの入れ替えあたりからだろうか。ストライカー装甲車自体をMRAPと入れ替えることは
あるんだろうか。

138:名無し三等兵
09/10/06 17:02:08
>>136

牽制云々の箇所はマクリスタル大将がロンドンで演説した中で、増派を戦略検討報告にある
ような率直な表現で訴えたことについての反応らしい。
ジョーンズ国家安全保障担当補佐官もゲイツと同じく、指揮系統をふまえての進言が
望ましいという発言をしている。

Officials consider strategies in wake of attack
By Anne Gearan and Lara Jakes - The Associated Press
Posted : Monday Oct 5, 2009 19:08:04 EDT
WASHINGTON
URLリンク(www.navytimes.com)
今後、米大統領は週に2回、安全保障担当高官らと会議する

ゲイツのAUSA演説では、アフガン戦略の決断はオバマ大統領にとって重大なものとなる
と述べている

米連邦議会、両院協議会で国防予算の歳出法案を協議
相違点はLCSの発注数、C-17の追加調達の可否、F-35の代替エンジンの可否などが
報道されている

139:名無し三等兵
09/10/06 17:11:18
Army to add combat aviation brigade by 2011
By Gina Cavallaro - Staff writer
Posted : Monday Oct 5, 2009 16:39:57 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
米陸軍、ヘリ旅団1個を既存ヘリ部隊を束ねて創設
・発言したのは陸軍航空センター司令官(アラバマ州Fort Rucker司令)のJames Barclay少将
・2010年に創設し、12ヶ月から18ヶ月間で立ち上がる

駐屯地は不明、陸軍が決める
・イラク派遣されるヘリ部隊が帰還後に加わる
・ブラックホーク飛行中隊や独立の飛行隊があるが、これらを旅団としてまとめる

これまで米陸軍ではモジュラー化改編でヘリ旅団11個を創設
・これらヘリ旅団はイラクへ輪番派遣されるのがもっぱらであった
・アフガニスタンでは航空機材の需要が増派にともない増大している


140:名無し三等兵
09/10/06 17:52:37
>>138 イギリス、ロンドンのIISSでのマクリスタル演説
URLリンク(www.iiss.org)

TimesではISAF副司令官(英軍中将)が4万名増派を支持するとインタビューで
語っていたことがあった。

141:名無し三等兵
09/10/06 18:23:32
2009年9月27日放映の60ミニッツ、マクリスタル密着ルポとインタビューで構成されている
URLリンク(www.cbsnews.com)



142:名無し三等兵
09/10/06 21:41:27
Not Enough Troops?
URLリンク(www.cbsnews.com)
ワナットの戦いで、多数の戦死者を出した監視哨の動画のある報道特集
この監視哨は基地を見下ろす丘の上にあったが、さらに周囲にはこの丘を見下ろせる
建造物などがあったと未公表だがネットに置かれていたCSIの研究は書いている。

#戦死した兵の一人が撮影し遺族が提供したのだと思われる。シアトルタイムズ
がとりあげていた者だろう。


143:名無し三等兵
09/10/06 21:43:23
>>140 8つの質問に答えるかたちでアフガン戦略を古典的な平定戦にしたがって
立て直すことを平易な語り口で訴えるもの。

井戸を村落に掘る一つをとっても、村落に様々な予想もしていなかった影響を与える
ことを話し、アフガンでは容易な解決策など無いことを述べている。

144:名無し三等兵
09/10/07 08:05:56
>>143 質問は7つ。

How To: Run an ‘Honesty Trace’ to Counter Roadside Bombs
By Nathan Hodge August 25, 2009 | 1:47 pm
URLリンク(www.wired.com)
アフガニスタンで、道路を外れて野外を走行しているにも関わらず仕掛け爆弾の損害が出ている対策
・民生GPSで辿るルートを記録し、PCで地図に重ね合わせると、経路が重なる部分が判明する

その手法を機器の操作を含めて詳しく解説したpptへのリンクが記事中にあり。

同じ目的で
北アイルランドでは英軍はトレーシングペーパーを自隊の辿った経路に落としていた
とのこと
IRA側にも一目瞭然だが、既に辿られた経路に入った場合は攻撃を予期できる利点がある。



145:名無し三等兵
09/10/07 10:08:27
6 soldiers killed in Afghanistan return to U.S.
The Associated Press
Posted : Tuesday Oct 6, 2009 16:58:27 EDT
DOVER AIR FORCE BASE, Del.
URLリンク(www.armytimes.com)

>>134 おそらくこの戦闘での死者とみられる米兵6名の遺体が米国東海岸ドーバー空軍基地に到着
公表された氏名は
Sgt. Joshua J. Kirk of South Portland, Maine;
Spec. Michael P. Scusa of Villas, N.J.;
Spec. Christopher T. Griffin of Kincheloe, Mich.;
Pfc. Kevin C. Thomson of Reno, Nev.;
Sgt. Vernon W. Martin, of Savannah, Ga.;
Spec. Stephen L. Mace of Lovettsville, Va.

146:名無し三等兵
09/10/07 11:51:23
Shootouts, Pot Fields and Spy Drones: Danger Room in Afghanistan (Bumped)
By Noah Shachtman October 2, 2009 | 5:10 pm |
URLリンク(www.wired.com)
アフガニスタン・ヘルマンド州ではケシの裏作でトウモロコシ、メロン、大麻が栽培されている。


147:名無し三等兵
09/10/07 12:30:13
>>140
Senate defeats bid to force general's testimony
By LARA JAKES and ANDREW TAYLOR (AP) ? 5 days ago
WASHINGTON
URLリンク(www.google.com)
10月1日、米連邦上院、マクリスタルを召喚しての証言させる提案を59対40で否決
・提案したのはマケイン
・民主党の否決の理由は、増派要請が検討すらされていない時点で議会で説明するのは不適切



148:名無し三等兵
09/10/07 12:52:03
Strykers to Deploy to India for Exercise
By Fred W. Baker III
American Forces Press Service
WASHINGTON, Oct. 6, 2009
URLリンク(www.defenselink.mil)
ハワイの第25歩兵師団第2旅団第14騎兵連隊第2大隊の兵200名とストライカー装甲車17両を
インドへ派遣し共同演習する
・演習は10月12日開始、2週間。インドの首都ニューデリーから南東275マイルのBabinaにて
・インド軍も同規模の部隊を出す
・演習は人道支援関係が含まれず、ストライカー装甲車や組み込みの情報ネットワークを
つかったものになる
・また、仕掛け爆弾に備える共同訓練も行う 派遣される米兵の半数以上はイラク派遣を経験した
ばかり
・同旅団はこの共同演習後、数ヶ月以内にイラクへ派遣される予定


この演習は2年以上も計画されてきたもの
・2009年9月、米太平洋軍司令官Keating提督はインドを訪問し、インド側は軍事関係の強化に
前向きだと発言している

149:名無し三等兵
09/10/07 22:26:34
October 7, 2009
Obama rejects 'Biden option' on Afghanistan
Philippe Naughton
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
2009年10月6日、オバマ大統領は共和党および民主党の議会指導者らとホワイトハウスで会合
アフガン戦略について語り合う
・マケインは部隊が敵火にさらされている中で決断を躊躇っていると非難し、大統領が応酬する一幕
があった
・大統領はバイデン副大統領が押していると伝えられる兵力を削減し国境地帯での対テロに
任務を限定する案を否定
・一方で増派規模は4万名ではなく1万名に近いという話

英国では10月6日、前陸軍参謀総長のダノット退役大将がthe Sunのインタビューで2千名増派を要請し
700名のみ実現したと暴露。
英国は現在の9千名にさらに500名の追加を検討(英軍では1000名を検討していると伝えられていた)

150:名無し三等兵
09/10/08 00:57:07
October 5, 2009
American strategy of winning trust of Afghan people is high risk
Tom Coghlan: Analysis
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
住民の支持を獲得する作戦方針では、砲兵のいる大規模基地と支援を受け村落のそばに
設けられた基地に分散することになるが、小基地は多数の敵が集結し奇襲してきた場合脆い
ことを指摘。

末尾で1986年にソ連軍は僻地を敵手に委ねて交通動脈と人口の中心のみを守る方針に
切り替えたことをマクリスタルの人口密集地への兵力集中策は想起させると書いている。

#ソ連のアフガン撤退は1989年だったと思う。

151:名無し三等兵
09/10/08 01:19:46
Amid Afghan Policy Debate, What About Pakistan?
by JACKIE NORTHAM
October 7, 2009
URLリンク(www.npr.org)
アフガンへの増派規模と戦略見直しに関心が集まる中、パキスタンの重要性と
アフガン戦略策定に際してはパキスタンへの影響を考慮すべきという意見を専門家から聞いてる記事
・バイデン副大統領の対テロ強化については、パキスタン国内世論が激しく反発するのみという
意見を載せている


152:名無し三等兵
09/10/08 09:43:03
CSA says Army will balance mission, troops for Afghanistan
Oct 6, 2009
WASHINGTON (Army News Service, Oct. 6, 2009)
By C. Todd Lopez
URLリンク(www.army.mil)
2009年10月6日、ワシントンのAUSA年次総会にてケーシー米陸軍参謀総長、演説
・2011年までに現役は派遣1年、本国滞在期間2年、予備役は派遣1年、本国滞在期間4年のサイクル
実現を目指す
・旅団のモジュラー化(標準化)は90%完了
・陸軍現役の6万5千名増員は2009年5月に完了、その後7月に2万2千名の一時増員が認められて
当年度分の5千名増員を完了
・ARFORGEN(戦力を培うサイクルモデル)では現役、予備役あわせて1個軍団司令部、5個師団司令部、20個旅団戦闘団、
支援部隊9万2千名を常時、供出可能
・今後5年から7年間で新型の歩兵戦闘車を部隊に配備する
・MRAPを部隊に組み込む


#第Ⅴ軍団、第Ⅲ軍団、第ⅩⅧ空挺軍団のサイクルに第Ⅰ軍団は入れるんだろうか。
また、米陸軍だと中隊長などの上番は2年を一区切りにしているようだが、1+2のサイクルの場合、
戦地にいかずに職を終える者が出てくるような気がする。自らともに訓練して戦地に率いていくのが
理想なのだろうけど、ここらはどうなるんだろう。任期を3年に延ばして中隊長に任じられているうちに
少佐まで昇進する、あるいは大尉、少佐と2回中隊長か副長を経験するような感じにして幅を持たせる
んだろうか。

もう一つは顧問・訓練旅団がこの1+2サイクルに入ってるのかどうか。



153:名無し三等兵
09/10/08 09:50:59
>>145 戦死した米兵8名全員の身元が公表される
October 07, 2009
DoD Identifies Army Casualties
URLリンク(www.defenselink.mil)
所属は第4歩兵師団第4旅団戦闘団第61騎兵連隊第3大隊
Staff Sgt. Vernon W. Martin, 25 of Savannah, Ga.
Sgt. Justin T. Gallegos, 27, of Tucson, Ariz.
Sgt. Joshua M. Hardt, 24, of Applegate, Calif.
Sgt. Joshua J. Kirk, 30, of South Portland, Maine.
Sgt. Michael P. Scusa, 22, of Villas, N.J.
Spc. Christopher T. Griffin, 24, of Kincheloe, Mich.
Spc. Stephan L. Mace, 21, of Lovettsville, Va.
Pfc. Kevin C. Thomson, 22, of Reno, Nev.

二等軍曹1、三等軍曹4、特技兵2、上等兵1

154:名無し三等兵
09/10/08 10:18:06
DoD identifies casualties from Afghan assault
By Michelle Tan - Staff writer
Posted : Wednesday Oct 7, 2009 16:38:06 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)
>>153 米兵の戦死8名、負傷24名

武装勢力の推定は150名から200名で、小火器、RPG、間接射撃を用いていた。

155:名無し三等兵
09/10/08 12:40:40
Petraeus Treated for Prostate Cancer
By ERIC SCHMITT
Published: October 6, 2009
WASHINGTON
URLリンク(www.nytimes.com)
米中央軍司令官ペトレイアス大将は前立腺ガンで放射線治療を受けた
・2009年2月に判明し、初期段階にある。2ヶ月間、ウォルターリード陸軍医療センターで治療を受けた
・治療期間中、ワシントンで週に4,5日間、政策検討に携わったほか、海外訪問も1度している
・現在56歳

アメリカでは年に3万名が前立腺ガンで死亡、男性のガンによる死亡者数では肺ガンについで2位



156:名無し三等兵
09/10/08 16:41:47
>>154 Wanatの戦い、CBS、ワシントンポスト、その他で一斉に取り上げられている。

ワシントンポストは3日間の連載。
これは最終日 現在のWanatやKorengel渓谷の状況を伝えるもの。
現在、担任している大隊は支谷から撤退し、本谷であるPech川流域に集中する方針。

They Feel Like Outsiders and They Don't Want to Be'
The U.S. hopes that Afghans in areas along the Pech River will embrace progress,
but much unrest remains.
By Greg Jaffe
Washington Post Staff Writer
Tuesday, October 6, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)

記事中にはWanatの戦いで戦死した尉官の父親(陸軍退役大佐、ヘリパイロット)が登場。
第173空挺旅団長(当時)の大佐とは親密な間柄で、子息を知人の旅団に預けたのだという。
説明を受け、渡された報告書を読み、やがては調査の必要を訴えるに至るまでの経緯について
特集した記事もあり。

157:名無し三等兵
09/10/08 17:10:44
>>156 CSIの研究草稿その他、Wanatの戦いを巡る資料がDL可能
URLリンク(www.washingtonpost.com)


158:名無し三等兵
09/10/08 21:26:56
>>157 他の標準型旅団と異なり、歩兵大隊が1つ多いストライカー旅団の利点は
小隊拠点を設営、構築するときなどや掃討作戦を行うときに発揮されるのかもしれない。

もっともそれも道路が繋がっていればの話であって、Wanatの場合はCamp Blessingから
COP予定地までの最後の1マイル半は道路は未舗装で車両の通行はできず、徒歩で
行くしかなかった。

CSIの研究は戦死した中尉の父親と陸軍のやりとりを踏まえて、さらに疑問点をついて
反論する内容と見ることができる。父親は積極的に資料を提供したと記事にある。

159:名無し三等兵
09/10/08 22:02:26
>>158 1個歩兵大隊が多い利点は道路機動が可能か否かとは関係が無い。
小隊が村落との関係を確立し、状況を把握し、地元の戦士がタリバン側につかないと
見極められるまでの間、歩兵の頭数が多い意味は大きい。

村を巡回して状況を把握するにも、村の中の人間関係を知るにも、医療援助などを
村落の者全員を対象に行うにしても、陣地を掘るにしても人数は必要。

地元の戦士が参加すれば、タリバンを攻撃陣地に案内し、米軍陣地を観察し、ロケット弾や
弾薬その他を運搬、隠匿し、攻撃に加わわりと、タリバン本来の戦士のみよりも攻撃規模は大きくなり
準備も大規模で手が込んだものになる。

ことにアパッチが1時間位で到着するとあっては、攻撃開始から30分以内あたりまでに
陣地の弱い箇所に打撃を与えて、できれば外周を突破し、陣地内を撮影、捕虜か遺体を確保し
後退するまでをやる必要がある。

>>156の記事でも触れられているように本谷に集中するといっても支谷とは接続しており、
そこを拠点に本谷の幹線道路で待ち伏せしたり、村落に浸透し、脅迫・威嚇・暗殺などを組み合わせた
情報作戦を繰り広げることもありえる。一方、本谷の経済開発が進展すれば支谷の住民、長老は
タリバンの支配下にいるがゆえに置いてけぼりにされることに不満を感じるようになるとも米軍側は
みている。
 ここらはアクシデンタルゲリラでも書かれていた。このように経済の作戦線を使う場合は地元政府
の主導で行うことが望ましいとしていたが。

160:名無し三等兵
09/10/09 01:34:28
October 07, 2009
DoD Announces Replacement Units for Afghanistan Rotation
URLリンク(www.defenselink.mil)
2010年春、第101ヘリ旅団(combat aviation brigade)(ケンタッキー州フォートキャンプベル) 2800名
ISAFの支援を供するため

2010年夏、第4歩兵師団第1旅団戦闘団(コロラド州フォートカーソン) 3300名
アフガン治安部隊の訓練及び指導を引き続き行うため

#派遣期間の長さが書かれていない。

161:名無し三等兵
09/10/09 10:14:26
October 9, 2009
Barack Obama: Taleban can be involved in Afghanistan future
The Taleban issued a statement on their website declaring that
they had "no agenda to harm other countries"
Tim Reid in Washington
URLリンク(www.timesonline.co.uk)
米政権高官によると、オバマ大統領は大規模増派には否定的で、アフガンでの敵はアルカイダとし
タリバンについては政治への関与も受け入れる考え
・権力の座に戻り、中央政府を支配することがないよう戦うが、アフガンで何らかの役割を
果たすことは受け入れる

大統領はアルカイダを追い詰めるのに必要な規模の増派を送る方向へ傾きつつある
・現地司令官マクリスタル大将は4万名の増派を求めているが、これを無視することになる
・マクリスタルは古典的な平定戦略のみがアフガンでの敗北を免れる唯一の策と主張している

英首相官邸は8日、オバマ大統領と40分間、TV会議をした

一方、タリバンはサイトで他国に害をなす意図は無いと発表。米政権内部での論争を見てとる
ほど政才に長けていることを示している。

米政府の論争には、
カルザイ政権が信用を失ったことが平定戦略を失敗させかねないと懸念
パキスタン政府が国内で積極的に過激勢力と戦う姿勢に転じたことも作用している

162:名無し三等兵
09/10/09 11:02:27
>>161 元はAP電
Source: Obama leans toward limited troop boost
By Jennifer Loven - The Associated Press
Posted : Thursday Oct 8, 2009 20:26:17 EDT
WASHINGTON
URLリンク(www.armytimes.com)
オバマ政権は連日、アフガン、パキスタン戦略を巡り協議
・バイデンは兵力規模を6万8千名程度で維持し、プレデターなどUAVや特殊部隊を大幅に増やす
のを主張
・クリントンは手の内を明かしていないものの、兵力増派を総じて支持しているがマクリスタルが
求めるような大規模とは限らない

マクリスタルは1万から4万名まで選択肢を幾つか進言するも、4万名を強く推している と伝えられている

163:名無し三等兵
09/10/09 11:47:00
OCTOBER 9, 2009
Top Troop Request Exceeds 60,000
Commander Prefers 40,000 for Afghanistan, but His Report Gives Obama 3 Options
By PETER SPIEGEL and YOCHI DREAZEN
Jonathan Weisman contributed to this article
URLリンク(online.wsj.com)
マクリスタルの増派要請はこれまで伝えてられていたように4万名が最大ではなく
ごくわずかな追加、4万名、6万名超の3つだったとのこと
・マクリスタルが勧めるのが4万名案であることは変わらず

初報はABCテレビで、当局者も認めている


164:名無し三等兵
09/10/09 23:33:35
Friday, October 9, 2009
Stryker unit ordered to Iraq
Schofield brigade, just back from war this year, heads back next summer
By William Cole
Advertiser Military Writer
URLリンク(www.honoluluadvertiser.com)
ハワイの第25歩兵師団第2旅団(SBCT)、イラク派遣公表される
兵員4300名、ストライカー装甲車(19トン)約400両を装備
・同旅団は2009年2月と3月にイラクのバグダッド北部、Taji、Tarmiyah、Abu Ghraibから帰還
・2010年夏に派遣予定

イラク駐留兵力は現在12万3千名 2011年末まで5万名が駐留する予定
・2009年10月末に12万名、2009年末に11万名まで削減

ハワイの部隊では
第25歩兵師団第3旅団(3500名)がほぼ帰還し終えている
第25歩兵師団司令部は11月に帰還予定

2009年8月に第25ヘリ旅団(2400名)がイラク北部に1年間の予定で派遣
同旅団はヘリ100機近くを持ち込んでいる

#DoDでイラク派遣の次3個旅団+1個機甲騎兵連隊が発表されている

165:名無し三等兵
09/10/09 23:44:12
October 08, 2009
DoD Announces Units for Next Iraq Rotation and Extension
URLリンク(www.defenselink.mil)
顧問・支援旅団(advise and assist brigade)として活動し、現在派遣中の部隊と交代する
派遣開始は2010年夏で、合計1万5千名。

第3歩兵師団第4旅団(ジョージア州フォートスチュアート)
第25歩兵師団第2旅団(ハワイ、Wahiawa)
第3機甲騎兵連隊(テキサス州FortHood)
第1騎兵師団第4旅団(テキサス州FortHood)

MNF-I司令官の要請により
第1騎兵師団司令部の派遣期間を23日間、第Ⅱ海兵遠征軍の部隊を同じく79日間延長する
これは2010年1月の選挙に続く期間に対応し、また、海兵隊部隊と装備を整然と復員するのを
支援するための措置


166:名無し三等兵
09/10/10 01:02:15
General's D.C. Trip Put Off as Strategy Talks Drag On
By Karen DeYoung and Greg Jaffe
Washington Post Staff Writers
Friday, October 9, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)
2009年10月9日、マクリスタルISAFおよびUSFOR-A司令官がワシントンに行き、オバマ大統領
との会議に直接、出席するのは延期される
・ジョーンズ国家安全保障担当補佐官やゲイツ国防長官は、正式の指揮系統を経て政権に軍の
意見を伝える姿勢であり、ブッシュ政権当時、MNF-I司令官ペトレイアス大将が議会証言などや
報道記者会見に出て増派戦略を説明し、世論の支持取り付けに奔走したのと違いをみせている

一方、マクリスタルの進言が受け入れられず戦略が変更されず増派が実現しなかった場合、
同司令官の立場が弱まる可能性がある

#マクリスタルはマキャナンを更迭し、統合参謀本部作戦部長から司令官へと据えたもので
今年半ばの人事だった
この記事の書き方だと、軍上層部は戦略見直しと増派を支持、しかし、司令官の報道への露出や
政権の意思決定過程への関与は前政権と異なり、正式の手順を重視ということだろうか。
軍上層部と政権に亀裂が生じているという見方だけでは単純すぎるのかもしれない。

167:名無し三等兵
09/10/10 02:15:43
Emerging Goal for Afghanistan: Weaken, Not Vanquish, Taliban
By Scott Wilson
Washington Post Staff Writer
Friday, October 9, 2009
URLリンク(www.washingtonpost.com)
オバマ政権内部で、アフガン戦略の検討が進む中、
タリバンについては覆滅はできないと判断し、
中央政府への脅威とならず、アルカイダがテロを計画する安全地帯を提供できない程度まで
弱体化するのを狙う方針であることが判明

政権ではアフガンでの敵をアルカイダと定め、タリバンと区別しているとし、ギブス報道官の発言を引用

一方、タリバンについては政権内部にレバノンのヒズボラになりえるとみる者あり
・テロ組織と米政府はみているが、レバノン国内で政治的な支持があり、政治過程に時には
脅迫をもって参加することあり
・地域を不安定化する要因ではあるが、米国に対する脅威ではない

アフガン戦略について、政権にはアルカイダに絞った方針を唱える者がいるが、
マクリスタルの平定戦略を支持する軍指導者もいる

マクリスタルは今後12ヶ月以内で米国および連合軍部隊がタリバンから主導権を奪取できるかが
決すると戦略見直し報告で述べている

168:名無し三等兵
09/10/10 02:17:15
(つづき)

しかし、アフガン政府の正統性は大統領選挙で大規模な不正があったという疑惑で揺らいでいる。
また、マクリスタルはアフガンの住民を保護するため部隊を都市や町へと再配置しているが、
広大な土地をタリバンにわたすこととなる

タリバンを弱体化させるのにどの程度の規模の兵力が必要なのか検討されている
オバマ大統領は短期に兵力を削減することは考えていないと議会指導者に話している

バイデン副大統領は現在の兵力規模を維持、アフガン部隊の訓練を早め、アルカイダに対する
無人機攻撃を増し、パキスタンの国内でのタリバン対策を支援することを主張

169:名無し三等兵
09/10/10 03:22:55
Inaugural Flight Transiting Russia
Ian Kelly
Department Spokesman
Washington, DC
October 8, 2009
URLリンク(www.state.gov)
ロシア、米国にISAFのための兵器空輸の領空通過を認める
その初回飛行が行われたのを歓迎するという声明

2009年7月モスクワでの大統領会談で合意されたもの
兵器以外の物資輸送についてはすでに合意があり、過去数ヶ月円滑に輸送されている

170:名無し三等兵
09/10/10 03:31:03
Forces leave Afghan base hit in deadly attack
By Todd Pitman - The Associated Press
Posted : Friday Oct 9, 2009 12:21:06 EDT
KABUL
URLリンク(www.armytimes.com)
2009年10月3日に武装勢力の攻撃をうけ米兵8名、アフガン人3名が戦死した
アフガニスタン東部・ヌリスタン州Kamdeshにある基地から米軍撤退
・タリバン報道官によると、撤退後、基地と地元のアフガン警察本部を米国は爆撃

タリバンはただちに連合軍部隊を撤退させたと、勝利宣言し、町にタリバンの旗を掲げた

撤退はかなり以前から計画されていたもの
・基地は攻撃でほぼ焼け落ちていたが、これは撤退時期とは無関係という

171:名無し三等兵
09/10/10 04:00:35
Afghans puzzled by Obama's Nobel win
With the nation still wracked by violence and the president weighing a troop increase,
the peace prize leaves people across the region scratching their heads.
By Laura King
October 9, 2009 | 11:06 a.m.
Reporting from Kabul, Afghanistan
URLリンク(www.latimes.com)
オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したという報に困惑するアフガン人の声
・アフガン人の多くは字が読めず、地方の者はノーベル賞を知らない

銀行職員、カブールの店主(インド大使館前の爆弾事件で店のショーウィンドーが揺れた)
などの発言を名前をだして書いている

カルザイ大統領は受賞を歓迎
・オバマ政権との関係ははっきり冷え切っていると書いている


172:名無し三等兵
09/10/10 11:41:08
Pakistan turns to drones of its own
Pakistan's citizens are irked by U.S. drones, and its requests to buy them from
Washington have been rebuffed. So it owns and operates Italian-made models,
a version of which it is developing itself.
By Alex Rodriguez
October 9, 2009
Reporting from Kamra, Pakistan
URLリンク(www.latimes.com)
パキスタンは米国に無人機の調達を打診したが、機体の情報や運用がパキスタン側情報機関を
通じて武装勢力に流出することを米国は懸念し拒絶
このため、イタリアからFalcoを導入しSwatで運用開始したほか、Pakistan Aeronautical Complexで
Falcoの国産化にイタリアと共同でイスラマバードから東のKamraで取り組んでいる
・Falcoは米国のUAVと異なり武装は搭載できない、滞空時間は8時間から14時間で
プレデターが40時間を記録したのと比べると短い

Kamraではパキスタン側技術者は訓練中で国産化にはまだ数ヶ月掛かる
・その間、イタリアから二十数機を導入することを決定
・パキスタン空軍では国産化された機体を8機から10機の生産を望んでいる
・FalcoはイタリアのSelex Galileo社製

これまでパキスタンの航空企業は地対空の標的機などは生産してきた

パキスタンへ米国はUAVの情報を提供することがある。一方、パキスタンも米国に攻撃目標の情報を
提供することあり


173:名無し三等兵
09/10/10 16:30:13
Gates puts 3-stars atop Afghanistan commands
Staff report
Posted : Thursday Oct 8, 2009 18:43:35 EDT
URLリンク(www.armytimes.com)

William B. Caldwell中将(現在、カンザス州フォートレーベンワース 諸兵科連合コマンド司令官)
を アフガン治安部隊訓練コマンド(Combined Security Transition Command-Afghanistan)
およびアフガンNATO訓練団(North Atlantic Treaty Organization Training Mission-Afghanistan)

David M. Rodriguez中将(現在、在アフガン米軍副司令官)
を、ISAF戦力軍司令官(International Security Assistance Force Joint Command)に
それぞれ任命。

October 08, 2009
General Officer Announcements
URLリンク(www.defenselink.mil)

しかしロドリゲス中将は現在のところ、ISAFのサイトで名前が出てこない
URLリンク(www.nato.int)
ここでは英軍海兵隊中将が副司令官 2008年10月に就任
URLリンク(www.nato.int)

ISAFのサイトは情報が古い模様 本国に帰還し、下番した第101空中強襲師団長が
RC-East司令官のままで掲載されている。
URLリンク(www.clarksvilleonline.com)
URLリンク(www.nato.int)


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