09/05/20 23:30:13
>>763
隻腕の司令官と言うと、日本海軍に塚原二四三大将がおられました。
塚原大将は第一連合航空隊司令(少将)として漢口に赴任していた昭和14年10月3日、
新機材の領収を見届けるために一連空の主だった幹部と一緒に飛行場の戦闘指揮所に
いたところを中国空軍のSB爆撃機に空襲され、左腕に重傷を負って切断しました。
これによって塚原中将(14年11月に進級)は艦隊司令の道を断たれましたが、
航空畑の将官として貴重な存在だったために退役することもなく現役を続行、
昭和16年9月に陸上基地部である第十一航空艦隊司令長官としてマレー沖海戦・
比島・蘭印方面作戦を戦い、ラバウルにも進出しています。
のち航空本部長・横須賀鎮守府司令長官を経て昭和20年5月に大将に進級。
これは井上成美とともに日本海軍最後の大将進級でした。