09/05/13 13:19:51
>戦争をするということは、外交的には自国の対外要求が通らず、
>これを実力で実現するということであって
戦争とは政治的意思を強要するために物理的手段に訴えるもの、という理解であれば
それは別に間違ってないです。が、「実現」させるためには戦果が必要なのですね。
敵の野戦軍を撃滅するとか、どこかの重要都市を占領するとか、重要な交易路を確保するとか。
そして、敵国にああこりゃ負けだどうしようもない、と思わせる。講和交渉をして、
この地域から撤退してやるから、この街は割譲しろよな、某国反政府組織への支援はあきらめれ、
と強いる。そこへ至るまでの手順が、戦争計画です。
>それをどの程度まで成功させれば、
>希望の講和条件実現は可能か、という点だった
条件のハードルの高低を考慮して、毎回丁寧に決めることになります。
しかしそれを事前に決めても、じっさいは上手くいくとは限らない、という点が疑問なのでしょうか。
そうですね、ぜんぜん上手くいかないです。実際の勝ち負けは時の運なので、
事前の目標よりも低いレベルで講和をまとめざるをえなくなるのはザラ。
とはいえ出たとこ勝負で始めてしまうと、勝っても負けてもブレーキをかけられなくなる。
というか史実の太平洋戦争がそれだったわけで。
どこでブレーキをかけていいのかわからなくなります。