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地政学総合スレ4 - 暇つぶし2ch658:名無し三等兵
10/03/05 14:28:50
北西航路
URLリンク(graphics8.nytimes.com)

クリッパールート(南緯40度の海域の強風を利用した航路)
URLリンク(upload.wikimedia.org)

帆船 - Wikipedia
ティークリッパー(19世紀)
19世紀には紅茶を運ぶための快速船「ティークリッパー」が中国からイギリスまで新茶を届ける速さを競い合った。
最初に届けられた新茶は高値で取引されるため、船主に莫大な利益をもたらしたのである。
この競争は「ティーレース」と呼ばれ、「カティーサーク」、「サーモピレー」などのティークリッパーがしのぎを削りあった。
ティークリッパーは外洋を高速で帆走できるよう、標準よりも細長い船型をしている。
例えば「カティーサーク」では縦の長さは横幅の6倍に達している。
微妙な操船が困難になる細長い船型が可能になった背景には、蒸気機関によるタグボートが普及し、
曳航によって出入港ができるようになったことが挙げられる。

19世紀は帆船から蒸気船に主役が交代した時代でもあった。
19世紀前半あたりでは、石炭の補給の問題から蒸気船は比較的短距離の航路での運用に限られていたが、
給炭地が整備され、蒸気機関の性能が向上するにつれ蒸気船の優位性が明らかになってきた。
蒸気船の優位を決定的にしたのは、1869年のスエズ運河の開通である。
スエズ運河一帯はほとんど無風であるため、蒸気船の独擅場だったのである。
帆船はその恩恵に与ることが出来ず、上述の「ティークリッパー」の多くは中国航路から、
オーストラリアからの羊毛輸送に転向を余儀なくされ、やがて姿を消していった。


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