09/10/09 20:17:04
>>283
『平和の地政学』で、訳者の奥村氏が余談として書いている
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日本の国会議員である麻生太郎氏は、
小泉政権の外相時代に「自由と繁栄の弧」という極めて地政学的なアイディアを明らかにしているが、
これもマッキンダーのハートランド論というよりは、むしろスパイクマンの
リムランド論を裏返しにしたものであると考えたほうがスッキリする。
つまり、紛争の起こりやすいリムランドに安定した民主性国家を根付かせて、
経済的に繁栄させる手助けをすることにより、世界平和に貢献しようということなのだ。
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しかし、リムランドの民主国家が繁栄すれば、リムランドは安定すると言えるのだろうか?
発展した国家は相応のパワーを希求するだろうし、
必ずしも自明ではない気がするんだが