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Boughton, James M. (2001). "The Case Against Harry Dexter White:
Still Not Proven" (PDF). International Monetary Fund.
URLリンク(www.imf.org)
のベノナに関する概要(15-16頁)
ベノナによって解読された40年から48年にかけてのソ連スパイ
の電信約5000通のうち15通が、ハリー・ホワイトについて言及
している。
この電信から確証できるのは以下の4点である。
①ホワイトは44,45年にしばしばソ連の役人と会っていた。
これはホワイトの当時の財務省の役職上の、正規で重要
な役割である。米ソは同盟国であり、ホワイトはブレトン
ウッズ会議の米国代表団長であった。
②ホワイトから情報を集めることが、KGBの重要な目標であった。
ホワイトにはロイヤーやジュリスト、後にリチャードといったコー
ドネームがつけられたが、これはホワイトに不利な話ではない。
モーゲンソー財務長官(Nabob)、FDR(Kapitan)といったコードネ
ームがつけられている。定期的なコードネーム変更は、KGBが貴重な
情報源を守るためであり、それ以上にKGBは資金提供を考えていた。
ホワイトはソ連に必要な情報を与えることのみを望んでいたが、
ソ連はより高い機密を明らかに欲していた。