09/04/24 06:52:54
人工知能を持ったロボットが、自分で仮説を立てて科学実験を繰り返し、
正しい答えを見つけることに成功したと、英国の研究チームが3日付の
米科学誌サイエンスに発表した。
将来は“ロボット科学者”誕生につながる可能性があるという。
チームは「人間とロボットが、研究室で一緒に働く日が来るかもしれない」と話している。
ロボットは「メンデル」と名付けられ、入力された情報を基に実験計画を立てるソフトのほか、
実験結果を分析するソフトなどを搭載。
パンの発酵などに使われる酵母が持っている未知の酵素(タンパク質)を発見するという課題を与えたところ、
20の仮説を立てて実験を繰り返し、実際に酵素の候補を絞り込んだ。
チームが検証したところ、実験結果は正しいことが確認されたという。
ただ、メンデルはハード、ソフト両面に不安定な部分もあるため、現時点では試作品扱い。
チームは「ダーウィン」と名付ける次世代のロボットで、マラリアなどの治療薬の開発を目指したいとしている。
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