09/08/09 17:24:50
>>900
>対空射撃能力がそれによって下がるという根拠は? 射撃弾量は圧倒的に増えてるんだが。
>命中精度が下がったら、対空射撃の効果がその分下がる。
MG34→MG42という進化によって「対空射撃の効果が下がる」という論証になってない。
URLリンク(homepage3.nifty.com)
>MG42は毎分1200発という驚異的な発射速度とその命中精度の良さ、また銃身交換も本
>当に容易に行う事ができたし、多少荒っぽく扱っても作動不良は起こさなかった。
MG34
発射速度 800~900発/分 、銃口初速 755m/秒
MG42
発射速度 1,200~1,500発/分、銃口初速 975m/秒、884m/秒
MG42は開発コンセプトからも「対空射撃性能の向上」が明確に要求されている。
MG34より初速も発射速度も操作性も良くなり、MG34よりも泥や埃に強くジャミング
しにくくなっている。
>MG34は900発/分の高い連射速度を備えていたが、航空機は開戦後急速な進歩でスピー
>ドが向上しており、対空機関銃として使用する場合は、より高い連射速度が求められていた。
URLリンク(www5d.biglobe.ne.jp)
「MG42がMG34より対空射撃能力が劣る」わけがない。
906:名無し三等兵
09/08/09 17:28:25
>900
>金属製機なら簡単に穴塞げないかのような書き方だな。それって有意な差なのか?
>金属機の修理には溶接器具とか、木製機なら必要ない道具が必要になるから、
>修理は木製機の方が楽だよ。ソ連と同様に木製機を運用していた英軍でも、
>木金混合のハリケーン運用上のメリットとして「メンテの容易さ」が指摘されている。
Bunのサイトにもあるように木製機は耐久性、耐候性にも劣るので、具体的な作業工数等の
比較も出てない以上、総合的な整備性において金属製より有利だという結論にはならない。
有意な差において修理が楽かどうかも不明。英軍の例を出すなら、米軍では金属製機だって
空き缶を延ばしたものを切って穴をふさぐことをやっていた。
>>900
>このポジションは小口径弾にも耐えられないって意味。
>金属製にしても、装甲がなければ小口径弾に貫通されて中の人がやられるのは同じだよ。
>>901
>金属外皮の防弾効果は当てにできるものではない。
小口径弾によって貫通される頻度が、木製機との比較において金属外皮が有利なのは
上96艦戦の例、世傑の記述(金属なら跳弾が可能であること、耐弾性が向上したこと)、
合板との強度比較の数字>>887により明らかである。
>>891
>il-2の外皮はもっと厚くて、5mmもある。
5mmの合板の厚さがすべて硬化処理されたものだという証拠を出してみてくれよ。
想像ではなくて
907:名無し三等兵
09/08/09 17:37:05
>>901
>「金属機なら敵の小口径弾を喰らっても大丈夫」
そんなことはどこにも書いてない。耐弾性において木製機に勝るのが明らか、ということを書いている。
また、日本機とソ連機を比較しているのではなく、同じソ連機における木製と金属製の場合の違いを
比較しているのである。96艦戦や安藤大佐の話も、同じ日本機による木製と金属製における比較の例
である。
>>902
世傑62、63Pの図を見ると、後部銃手の下面には装甲はついていない。
908:名無し三等兵
09/08/09 17:38:22
>903
>一般的に、現代のジェット機や、対地攻撃機には有効ではない」とさ。
現代の話じゃん。また、上のベトナム戦>828の例からも疑問である可能性がある。
>>903
>>897の他の内容は、何が言いたいのかよくわからない。
>小銃弾は殆んど当たらないってあなた自分で書いてるし>>851
>「小口径の対空砲」ってil2の最大の脅威になった20mmや37mmのことじゃん。
小銃弾は命中しない場合が多いが(航空機を撃墜した例はある)、小口径の機銃弾は上>904他により
脅威であることは明らか。
>>745
>そのころの敵(独軍)は小口径弾で戦ってたわけじゃないから
キミのこの記述はどんな角度から見ても明確な誤りである、ということが
言いたいのである。
>20mmや37mmのことじゃん
20mmや37mmの射高(NFドイツの火砲によると軽対空砲である2~4cm砲は
高度1500m付近の航空機に対して有効)を考えるとその可能性は薄い。
909:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/14 21:51:24
>>904
>キミは撃墜されなければ大丈夫、と考えている節があるが、もちろんそれは違う。
なんで違うんだい?撃墜されずに帰還できれば、機体も貴重な
パイロットも再利用可能じゃん。小口径弾を浴びてもパイロットと機体がちゃんと
帰ってくるなら、il-2は小口径弾に「耐えた」って言うっしょ?
>装甲されていない面積の広い翼や胴体、銃手席の非装甲部等ならなおさら
>「撃墜には至らないまでも戦闘力が削がれる」部分である。
翼や銃手席が金属製であっても、地上から深い角度で撃たれたら、
穴が空いてしまうのは同じですよ。
>(翼)は金属製化によって「耐弾性が向上した(世傑32P)」のも事実
その文章からわかるのは
il-2(金属製翼)の耐弾性>il-2(木製翼)の耐弾性
ということだけ。あなたの主張は
(小口径弾に耐えられるレベル)>il-2(木製翼)の耐弾性
でしょ。世傑P.32の話はあなたの主張を裏付けるものではないよ。
>耐えられない=被撃墜、ということを意味しない
撃墜や致命傷ではなく、小口径弾で傷や穴ができることを「耐えられない」と
表現するなら、当時の金属機だって「小口径弾に耐えられない」ことになりますが。
>曳光弾により照準が妨げられる、心理的プレッシャーを与えられる
そういう効果を「嫌がらせ」って言うんじゃないの?
少なくとも、俺はそう理解していますが。
910:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/14 21:52:42
>>905
>「MG42がMG34より対空射撃能力が劣る」わけがない
俺は「MG42がMG34より対空射撃能力が劣る」とは書いていないよ。
俺の意見を要約すると
MG34⇒MG42で発射速度が1.5倍になったけど、射撃精度が低下しているし
弾の威力はそう変わらないから、対空射撃の効果が5割増しになるわけではない。
ゆえに、防弾装備を持った敵に対してのMG42による対空射撃は、
MG34による対空射撃と同様に嫌がらせの域を出ない
といったところ。
>>906
>具体的な作業工数等の比較も出てない以上、総合的な整備性において
>金属製より有利だという結論にはならない
BUNのサイトには
「大量の消耗と補給が行われていた戦時中には(耐久性、耐候性の問題は)目立たなかった」と。
整備性と耐久性、耐候性の問題は別だよ。
金属機と木製機を比較した場合
金属機の修理には相応の教育を受けた人間と、
それ用の装備が必要になるから、木製機の方が修理が容易であったのは事実。
作業工数のデータなんて出す必要もない。
メンテが楽だった話はハリケーンの英Wikipにリファレンス付きで書いてある。
911:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/14 21:54:01
>>906
>小口径弾によって貫通される頻度が、木製機との比較において金属外皮が有利なのは
>上96艦戦の例、世傑の記述(金属なら跳弾が可能であること、耐弾性が向上したこと)、
>合板との強度比較の数字>>887により明らかである。
木製合板とジュラルミン外皮が同じ厚さであれば、あなたの言うとおり
貫通頻度で金属機が有利になるだろうね。だけど、木製合板でも厚さを増すことで強度を上げられる。
>>887に貼られたWikiPのデータが正しいなら、胴体を構成する外皮の強度は
il-2>>零戦ほか日本の金属機
になってしまうから、世傑の技師の話は、そのままソ連機に適用できない。
96艦戦が12.7mmに耐えた例も、金属機ならではの現象ではないようだし
(il-2も木製の非装甲部に12.7mm以上の弾丸を受けて生還した例が複数ある)
発射されてから時間が経って運動エネルギーが落ちていたら、
飛行機の外皮を貫通できない事例は起こりうる。
>>887が正しければ、外皮の貫通に必要なエネルギーも、
外皮の厚いソ連木製機>>外皮の薄い日本金属機
になってしまうから、「木製機では兆弾出来ない」とするあなたの主張には根拠がない。
また世傑には「翼の金属化で耐弾性が向上した」とは書いてあるが
「それまでは小口径弾にも耐えられなかった」とはどこにも書かれていない。
この文章は
「ソ連の木製機は耐弾性なさすぎ 小口径弾にも耐えられなかっただろう」
というあなたの主張の裏付けには全くならない。
>5mmの合板の厚さがすべて硬化処理されたものだという証拠を出してみてくれよ。
>想像ではなくて
貴方の引用してきたWikiPにilやYaKの胴体や翼に強化合板が使われたって書いてあるよ。
912:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/14 21:57:19
>>907
>日本機とソ連機を比較しているのではなく、同じソ連機における木製と金属製の場合の違いを
>比較しているのである
いや、あなた日本機とソ連機を比較して
「金属構造の日本機なら背後からの7.7mmを跳弾出来るが木製のソ連機ではできない」
って主張していたじゃん。日本とソ連の木製合板の性能差も、厚さの差もガン無視してさ。
俺は
il-2(金属製翼)の耐弾性>il-2(木製翼)の耐弾性
であることは否定してないよ。俺が否定しているのは
「ソ連の木製機は耐弾性低すぎ 小口径銃弾にも耐えられなかっただろう」
というあなたの意見だ。
913:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/14 21:58:23
世傑その他の記述をまとめると
世傑P.32「木製から金属製への変更で耐弾性が上がった」
から
il-2(金属製翼)の耐弾性>il-2(木製翼)の耐弾性
世傑P.46「7.62mm程度は物ともせずに突進できた」
P85「(He111などの)防御火器を物ともしないで機関砲をブチ込みry」
赤軍興亡史3(>>838)
から
il-2(木製翼)の耐弾性>(小口径弾に耐えられるレベル)
世傑P.65から
il-2(木製翼)の耐弾性>日本の金属機(防弾装備なし)の耐弾性
歴史群像 太平洋戦争2(>892)の記述から
(小口径弾に耐えられるレベル)>日本の金属機(防弾装備なし)の耐弾性
並べたら
il-2(金属製翼)の耐弾性>il-2(木製翼)の耐弾性>(小口径弾に耐えられるレベル)>日本の金属機(防弾装備なし)の耐弾性
このようになるのでは?
もしソ連の木金混合機を「耐弾性低すぎ。小口径銃弾にも耐えられなかった」とするなら
同じ基準だと同時期の日本機も「耐弾性低すぎ。小口径銃弾にも耐えられなかった」という
結論になるけど、あなたはそのように考えているの?
あともうひとつ質問。
ドイツの7.5cm歩兵砲で「射程10km」ってどれのことだい?
914:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/14 21:59:50
>>908
>現代の話じゃん
違うよ。カンマで区切ってあるし
modernはaircraft designed for the ground attack role
にはかかってない。
aircraft designed for the ground attack roleが
現代のものなら、今の「aircraft designed for the ground attack role(地上攻撃機)」は
Su25もA10もほぼ全てジェット機なんだからわざわざ, or~と分けて書く必要もない。
aircraft designed for the ground attack role
がil-2を含んでいることは、WikiP原文のリンクからもわかる。
>20mmや37mmの射高(NFドイツの火砲によると軽対空砲である2~4cm砲は
>高度1500m付近の航空機に対して有効)を考えるとその可能性は薄い。
「1500mまで有効」つっても、地表付近から高度1500mまで、
同じ密度で砲弾を撃ち込めるわけではない。
敵機の飛行高度によって、有効射程内でも命中率は変わってくる。
20mm法の対空砲火も、高度によって密度の濃い部分、薄い部分があるんだよ。
MG34/42みたいな機関銃だって、当時('42)の米の資料では700-800mまで「有効」と書いてある。
でも、機関銃が「最も威力を発揮する高度」はもっと下。
「ヨーロッパ爆撃戦記」の記述だと、高射機関砲、機関銃とも高度150mくらいが
「最も効果を発揮できる高度」だって。
あなたの引用した文章だと、ソ連のパイロットたちは独高射機関砲の射程内だが、
命中率の落ちる(と彼らが考えた)500-600mを襲撃高度に選んだってことでしょ。
そもそも「機関銃」≠「小口径の対空砲」だし。
文献でも機関銃(Machine Gun)と対空砲(AA Gun/Artillery)は区別されている
915:名無し三等兵
09/08/17 14:01:00
909 :墓 ◆OYxT9PNEKpHC :2009/08/14(金) 21:51:24 ID:???
>なんで違うんだい?撃墜されずに帰還できれば、機体も貴重な
>パイロットも再利用可能じゃん。小口径弾を浴びてもパイロットと機体がちゃんと
>帰ってくるなら、il-2は小口径弾に「耐えた」って言うっしょ?
機体に損害を蒙り場合によっては後部銃手が死傷してる以上、大丈夫なわけないよ。帰還後に廃棄される
こともあるし、世傑83Pのように「小口径弾で撃墜される場合もあった。」
>翼や銃手席が金属製であっても、地上から深い角度で撃たれたら、
>穴が空いてしまうのは同じですよ。
木製型よりも金属製のほうが跳弾等になり「耐えられる」可能性が大きいと
いう話をしているんだが。
>撃墜や致命傷ではなく、小口径弾で傷や穴ができることを「耐えられない」と
>表現するなら、当時の金属機だって「小口径弾に耐えられない」ことになりますが。
そうだよ。耐えられないのは金属製も同じ場合だってもちろんあるよ。だが世傑32Pにも
あるように抗堪性は金属製の方が向上してる。
>「曳光弾により照準が妨げられる、心理的プレッシャーを与えられる」
>そういう効果を「嫌がらせ」って言うんじゃないの?
>少なくとも、俺はそう理解していますが。
嫌がらせじゃねーよ。照準が妨げられるってことは任務に失敗する場合があるてことじゃん。
心理的プレッシャーでも操縦を誤ったりする可能性がある。これは軽視できない。
916:名無し三等兵
09/08/17 14:02:55
910 :墓 ◆OYxT9PNEKpHC :2009/08/14(金) 21:52:42 ID:???
>防弾装備を持った敵に対してのMG42による対空射撃は、
>MG34による対空射撃と同様に嫌がらせの域を出ない
といったところ。
小口径弾で撃墜されることがあった、という世傑83P上の脚注と矛盾する。損傷を被れば、または
照準が妨害されればそれはもう「嫌がらせ」でもなんでもない。重大な脅威である。キミの基準だと
攻撃機が任務を遂行できなかったり、場合によっては後部銃手が死傷したり機体に大穴が開いたり
大きな損傷を被ったり帰還後機体を廃棄したり撃墜されたりした場合も「嫌がらせ」レベルなのかw
>BUNのサイトには
「大量の消耗と補給が行われていた戦時中には(耐久性、耐候性の問題は)目立たなかった」と。
>整備性と耐久性、耐候性の問題は別だよ。
>金属機の修理には相応の教育を受けた人間と、
>それ用の装備が必要になるから、木製機の方が修理が容易であったのは事実。
耐久性、耐候性に劣る木製機をその要素を考慮せずに整備してもいいみたいな書き方だな。劣化した木製機は
整備しなくてもいいのか? 耐久性、耐候性の問題は目立たなかったのかもしれないが、もちろんそういう
問題が無くなったわけではない。整備性と耐久性、耐候性の問題は別じゃない。 上>>808のような木製機が
耐空性に欠ける場合でも整備しなくていいのか? 木製機の修理やメンテには「相応の教育を受けた人間と、
それ用の装備」が必要でない、という証拠を出してみてくれ。
917:名無し三等兵
09/08/17 14:09:15
>911 :墓 ◆OYxT9PNEKpHC :2009/08/14(金) 21:54:01 ID:???
>だけど、木製合板でも厚さを増すことで強度を上げられる。
だから、それは想像でしかないじゃん。キミが書いてるように「ソ連軍の使用した厚さ5mmの木製合板」
がすべて硬化処理されていて、それがジュラルミンより耐弾性が勝る(例えば金属外皮が跳弾できない
場合でも跳弾するなど)って証拠を出してくれと言ってるんだが。
>>>887に貼られたWikiPのデータが正しいなら、胴体を構成する外皮の強度は
>il-2>>零戦ほか日本の金属機になってしまうから、
どこをどう読んだらそんな結論になるんだ? だから、厚さ5mmがすべて硬化処理されてる、
という証拠を出してくれと言っている。
>96艦戦が12.7mmに耐えた例も、金属機ならではの現象ではないようだし
推定ではなく根拠を出してほしい。爆撃機の損失の話は爆撃機が標的としては
大きいのと動きも鈍いのとで「根拠」には不適切。
>(il-2も木製の非装甲部に12.7mm以上の弾丸を受けて生還した例が複数ある)
だから何? 何の証明にもなってない。
>>>887が正しければ、外皮の貫通に必要なエネルギーも、
>外皮の厚いソ連木製機>>外皮の薄い日本金属機
>になってしまうから、「木製機では兆弾出来ない」とするあなたの主張には根拠がない。
「木製機では跳弾出来ない場合があり金属性だと跳弾できる場合がある」という根拠は散々既出。
918:名無し三等兵
09/08/17 14:14:30
>想像ではなくて
>貴方の引用してきたWikiPにilやYaKの胴体や翼に強化合板が使われたって書い>てあるよ。
小口径弾でも穴が空き…(以下、繰り返しなので略)
「5mmの厚さすべて硬化処理されたものだ」とどこに書いてるんだ、と聞いている。
>>912
小口径銃弾にも耐えられなかった、という証拠、データも散々既出している。
世傑83Pには写真と脚注が(以下、略)
>>913
「防御火器を物ともしない」場合もあったってだけ。小口径弾でも穴が開き、撃墜されることもある
という証拠は散々既出。よって「小口径弾に耐えられるレベル」という結論にはならない。
>ドイツの7.5cm歩兵砲で「射程10km」ってどれのことだい?
7.5cmGebg36は歩兵砲ではなく山砲だったので訂正する。
>>914
on occasion with notable success, の意味をキミはどう考えてるんだい?
>MG34/42みたいな機関銃だって、当時('42)の米の資料では700-800mまで「有効」と書いてある。
>でも、機関銃が「最も威力を発揮する高度」はもっと下。
>「ヨーロッパ爆撃戦記」の記述だと、高射機関砲、機関銃とも高度150mくらいが
>「最も効果を発揮できる高度」だって。
「最も効果を発揮できる高度」のレンジについては何m以上で何mまでか、という記述は「ヨーロッパ爆撃戦記」には無い。
また、この本にも書いてるように高度150mなら発見されにくく、ごく短時間で射界を飛びぬけられるという大きな利点があり
(とくに機関銃に比べて追随性の劣る2cm以上の機関砲なら尚更)、“高射機関砲、機関銃とも高度150mくらいが「最も効果を
発揮できる高度」”であるかは疑問。
919:名無し三等兵
09/08/17 14:17:17
>あなたの引用した文章だと、ソ連のパイロットたちは独高射機関砲の射程内だが、
>命中率の落ちる(と彼らが考えた)500-600mを襲撃高度に選んだってことでしょ。
>そもそも「機関銃」≠「小口径の対空砲」だし。
>文献でも機関銃(Machine Gun)と対空砲(AA Gun/Artillery)は区別されている
キミ自身が書いてるように、高度600m程度なら炸裂弾を使用していない機関銃弾は命中率だけでなく
威力も落ちる。だが2cm砲以上の機関砲は炸裂弾が多いのでそうはいかない。よってIL2が600m程度を
飛行したってのは機関銃弾対策であることは明らか。ちなみに日本軍92式重機関銃でも対空照準用高射用具は
1000m以下で有効に射撃できるような仕様である。また、92式の普通実包でも射程4100mで25mmの松材を
貫通する。これより口径・初速・発射速度とも大きいMGは木製機にとっては大きな脅威だな。
ヨーロッパ爆撃戦記にも「B24に対してQ列車も7.92mm機銃で矢継ぎ早に撃ち上げる」という記述がある。
小口径の機銃弾は上>904他により脅威であることは散々既出なので明らか。
>>745
>そのころの敵(独軍)は小口径弾で戦ってたわけじゃないから
キミのこの記述はやはり、どんな角度から見ても明確な誤りである。
920:名無し三等兵
09/08/17 20:32:29
とりあえず・・・
木製機の利点
・工数が減らせる
イタリアの例ではマッキMC202(金属機)に対しSAIは工数が4分の1。
おまけに製作は航空機の専門でない工員。
(WWⅠのドイツではピアノ職人・家具職人なんかだったはず)
このSAIは1000馬力未満のエンジンで最高速度600キロ・急降下速度900キロ(戦後測定)
20mm2門、12,7mm2門の優秀機です。
・機体表面が滑らかに成型出来る。
モスキートの高速化に貢献。
・ちょっとした修理なら簡単。
貫通弾痕などは搭乗員でも修理できる。
木製機の欠点
・重量が増加する為、大きなエンジン出力が必要。
軽戦などには不利だが大型機なら成型の滑らかさで相殺できるもよう。
・耐候性・耐久性に劣る
佐貫氏によると、WWⅠのフォッカーDⅦは2年で飛行不能になるとの事。
ただし、前線で2年ももてば御の字とも。
モスキートなどは今でもフライアブルな機体が現存。ただし、1機のみ・戦後生産機。
・耐弾性
リベット工法と連続接着で構造的には木製の方が強い。石炭酸樹脂は難燃性にも
優れるから火災面でも若干下がる程度。
問題は桁等の構造材だと思う。こればかりは金属製のほうが強い。おまけに修理が
かえって難しくなる(通常の整備兵と違う専門家が必要)
耐弾性の面では金属製に軍配が上がる。
この辺を自軍の戦術に合わせて使い分けるって事でしょう。
あと、シュトルモビクの後席は懲罰兵が担当だとか・・・銃を撃てる防弾板って言われても
しょうがないような・・・
921:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/19 01:55:27
>>915ほか
>機体に損害を蒙り場合によっては後部銃手が死傷してる以上、大丈夫なわけないよ。
>帰還後に廃棄される こともあるし、世傑83Pのように「小口径弾で撃墜される場合もあ
>った」
前に書いたけど、運が悪ければTigerだってM4/75やT34/76に側面や後面を
抜かれて撃破される。でも、それをもって
「Tigerは装甲弱すぎ 小口径砲弾にも耐えられない」とは言わんでしょ。
小口径弾であなたの言うような打撃を受ける確率が
許容範囲内におさまってるなら、それは「小口径弾に耐えられる」って言うんだよ。
あなたは世傑P.83をよりどころに「il-2が小口径弾に耐えられなかった」と主張しているようだが世傑の記述を抜粋すると
P46「7.62mm弾程度は物ともせずに突進できた」
P85「防御砲火を物ともせず23mmをブチ込むことができた」
P83「小火器で主翼や尾翼をやられて墜落するこ と も あ っ た」
小火器でやられたり、後部銃手の死傷、帰還後廃棄みたいな打撃を受けるのは
レアケースなんだよ。防御火器に耐えられるのは一般論なんだよ。小口径火器に耐えられないって認識されてたら、il-2の戦闘機化なんて案は出ないよ。
あなたは「防御砲火を物ともしない場 合 も あ っ た」と小火器に耐えられる
場合がレアケースだったように書いているが、それは捏造引用だよ。
元の文章(背傑P.83)でレアケースとされてるのはこっち↓だよ。
「小火器で主翼や尾翼をやられて墜落するこ と も あ っ た」
これは引用した米WikiPとも完全に一致する記述だ。
Although the firearms used by the infantry can be used to engage air targets, on occasion with notable success, they are in general not effective against modern jet aircraft, or aircraft designed for the ground attack role
歩兵火器も対空射撃に使われうる。そして、良い結果を収めることもあるが
全体的に見て、現代のジェット機や地上攻撃機には有効ではない
なんで「防御砲火を物ともしない場 合 も あ っ た(>>918)」とかセコイ捏造してるの?
相手も同じ本を持ってるんだからバレるに決まってるでしょ
922:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/19 01:59:29
>>916
>劣化した木製機は整備しなくてもいいのか?
>耐久性、耐候性の問題は目立たなかったのかもしれないが、もちろんそういう
>問題が無くなったわけではない。
劣化して寿命が来たら廃棄だよ。
でも戦時なら経時劣化で駄目になる前に戦闘や事故で失われることの方が多いから、
耐久性や耐候性の問題は「目立たなかった」んだよ。
>整備性と耐久性、耐候性の問題は別じゃない。
いや、別だよ。ちゃんと整備してても寿命はくるし、その寿命は
木金混合機の方が短い。でも経時劣化が起こる前に損失してしまえば、
耐久性の問題は前面に出てこない。
ちゃんと動いている間の整備は、木製機の方が楽だ。
>木製機の修理やメンテには「相応の教育を受けた人間と、
それ用の装備」が必要でない、という証拠を出してみてくれ
イギリスの例だけど、ハリケーンとスピットファイアを比較した場合のハリケーンの利点は
「ハリケーンは簡単に穴が塞げる。だけど全金属のスピットはより高度な
技術を持った労働者が必要で、損傷の修理はハリケーンの方が楽だった」
だってさ(RAF博物館)。
923:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/19 02:01:23
>>917
>だから、それは想像でしかないじゃん。
薄い一枚板より分厚く重ねた板の方が強度があり、
貫通が難しいのは当たり前。想像の入る余地なんてないよ。
>「ソ連軍の使用した厚さ5mmの木製合板」がすべて硬化処理されていて
白樺の薄板にフェノール樹脂を染み込ませて強度と難燃性を与え、
何層にも重ねて接着した強化合板だよ。
ソースは(Polymer Science, Series D. Glues and Sealing Materials, 2008, Vol. 1, No. 2, pp. 83?)
>ジュラルミンより耐弾性が勝る(例えば金属外皮が跳弾できない
>場合でも跳弾するなど)って証拠を出してくれと言ってるんだが。
いや、同じ厚さならジュラルミンの方が強いよ。
ただ、日本機の場合外皮は0.5mmしかない。ソ連機の外皮は1.5-5mm(資料により異なる)
ソ連の強化合板とジュラルミンとの強度差が>887の通りなら
強度比較だと ソ連機の1.5-5mm強化合板>>日本機の0.5mmジュラルミン になってしまう。耐弾性で比較した場合に
ソ連の木金混合機(防弾あり)>>>日本の全金属機(防弾なし)
となってしまうことも、世傑P.64の記述から裏付けられる。
フェノール強化合板で作られたI16と全金属で作られた97戦の比較試験でも、
I16の頑丈さが評価されていたわけだし、ソ連機の外皮(強化合板)の強度が
日本機のジュラルミン外皮に劣ると考えるのはおかしい。
924:墓 ◆OYxT9PNEKpHC
09/08/19 02:03:13
>>917
> >(il-2も木製の非装甲部に12.7mm以上の弾丸を受けて生還した例が複数ある)
>だから何? 何の証明にもなってない。
いやいや。「>96艦戦が12.7mmに耐えた例も、金属機ならではの現象ではない」ことの
証明になっていますよ。
>「木製機では跳弾出来ない場合があり金属性だと跳弾できる場合がある」という
>根拠は散々既出
ソ連に劣る木製材しか作れなかった日本の例、それも「真後ろから敵が撃ってくる」という
限定的な状況の例しかだしてないじゃん。あなた。どこが「散々外出」なのかね。
>>919
>よってIL2が600m程度を 飛行したってのは機関銃弾対策であることは明らか。
いや、それ間違ってます。
機関銃は「小口径の対空砲」とは別の武器です。
それに以前も書いたけど、小口径の対空砲(20-37mm)は1500mまでの高度を
まんべんなくカバーできるわけじゃない。
有効高度内でも弾幕の密度の低い部分、濃い部分ができるんだよ。
(il-2で戦ったパイロットの記録だと、高射砲の弾幕が濃い高度域がは3 -5層くらいあったって)
だから、600mから投下して云々ってのは機関銃対策じゃなくて高射機関砲対策だよ。
弾幕の薄い高度から爆撃したかったってだけの話。
925:墓
09/08/19 02:15:31
>>920
興味深い話Thanks
ソ連でもIL2の木製胴体は家具工場で作ってたみたいですわ