09/03/18 23:22:00
>>360
職務権限が絡んだ饗応接待に対する見返りという話もある
昨年8月21日午前、航空幕僚監部がある市谷から遠く離れた石川県の航空自衛隊小松基地に、二人の男性が姿を見せた。
一人は懸賞論文を主催した年総合開発「アパグループ」代表で「小松基地金沢友の会」会長でもある元田に外志雄氏、
もう一人は同会事務局長のM氏である。基地関係者の話。
「元谷氏らは時間にして全体で40~50分間、F-15という戦闘機に体験搭乗しました。そのうちの20~30分間は、実際に上空を飛んでいます」
F-15は全幅13.1メートル、全長19.4メートル、最大速度はマッハ約2.5で航続距離は約4600キロ。世界有数の戦闘能力を持つ名戦闘機で、
全国の8飛行隊などに約200基が配備されている。米空軍や空自出は「イーグル(鷲)」の愛称で親しまれ、
登場するパイロットは「イーグルドライバー」と呼ばれる。だが、元谷氏らの体験搭乗には、ある種の不自然さがぬぐえない。
小松基地にF-15が始めて配備されたのは85年だが、資料で確認できる89年以降、同機に登場した民間人は元谷氏らが初めてで、
通算でもわずか3人しかいない。いかにも異例中の異例だが、それだけではない。
「防衛省の訓令と空自の隊規に従い、積極広報という意味で、友の会会長をしている元谷氏らに対し、当方から体験搭乗の案内をしました」(基地関係者)
公募という形をとらず、いわば「コネ」で戦闘機に乗せていたのだ。
加えて、戦闘機を飛ばすと莫大な燃料費がかかるが、体験搭乗はもちろんただ。
未体験のG(重力)を肌で感じた元谷氏らは、非常に満足した様子だったという。
一方の田母神氏は当時、現職の空幕長。搭乗前、同基地から空幕長に対して、
元谷氏らをF-15に搭乗させていいかどうか伺いを立てる「進達文書」という内部文書が送られていた。
「最終決済し、許可を与えたのが、当時の田母神空幕長だったことは間違いありません」(空幕広報室)
となると、立派な「職務行為」である。公務員が第3者に便宜を図る一方で、
懸賞金と言う名の現金を受け取る・・・その金の趣旨が「見返り」ならば、「贈収賄」という言葉が頭に浮かんでくる構図なのだ。