09/11/08 19:43:17
>>360
そのデータ鉄鋼という分類の混乱が見られるように思いますが。
1938年のソ連の「鋼鉄」生産高は1,560万tでご提供のデータよりやや少ない。
しかし別に銑鉄1,588万t、伸鉄1,250万tが加わり合計では4,398万tに達します。
もっともこの銑鉄、純粋な銑鉄生産を指すのか後に鋼鉄へ加工されたものも含むのかは不明ですが。
ここだけ見るとご提供の数字は鋼鉄だけの統計なのかなとも思ったのですが。
1943年の日本は鋼材だけで628万5千t(朝鮮満洲を含む)でご提供資料の880万tに及びません。
一方、銑鉄などを含む鋼塊生産高は883万8千tとご提供資料に相当します。
というわけで他国はともかくとして日ソについては鉄鋼の定義が違ってしまっていると見られます。
ソースは「日本戦争経済の崩壊」「ソ連邦年鑑」など。