09/02/10 04:42:38
オーストラリア南東部をなめるように相次いで発生している山火事で、人間たちの悲劇の陰に隠れ、
忘れられている犠牲者がカンガルーやコアラといった野生動物や、牛や羊などの家畜たちだ。
公式発表によると、今回の一連の山火事での死者はこれまでに少なくとも130人に上っているが、
燃え朽ちた動物たちを数えようとした者は誰もいない。
オーストラリア野生生物保護協会(Wildlife Protection Association of Australia」代表のパット・
オブライエン(Pat O'Brien)氏は「カンガルーやワラビーも、森林に住んでいた動物たち・・・ポッサムや
コアラもみんな死んでしまった。野生生物にとって悲惨な、恐ろしい状況。大打撃だ」と深刻だ。
家畜の被害も大きいとみられるが、正確な数はまだ把握されていない。しかし各メディアは、道路
沿いに牛や羊の焼死体が多数、転がっていると報じている。ある地元紙には、重傷のやけどを負った
家畜の羊を苦しみから救うため、自らのライフルで撃ち殺す農場主の写真が掲載された。
取り乱したままの生存者たちからは、決死の人命救助を行っている間にペットを