09/02/02 22:33:30
>>868
パパンは、自然発生的な天才的人材に頼ったイングランド式産業発展
に限界を感じているのですね。
でまぁ早い頃から、このままではアメリカ、フランス、ドイツに追い抜かれると
危機感を持っていまして。
早い頃からイングランド上院で教育改革を訴えていたのですが、誰も聞く
耳を持たない。
で、イングランドが自業自得で沈没するのはかまわないが、ウチの領土と
領民まで引きずられて沈没したら、ご先祖様にあの世で合わせる顔がない。
ってんで、「教育は天才を生み出さない。だが、教育は秀才は量産する」と
猛然と自領内の教育改革に乗り出すのです。
無論、公爵領は初期の産業革命で成功していた地域ですから職人階級の
発言力も強く、彼らを説得するのは骨が折れましたが、
「エンジニア初等教育を学校で学ばせると、後の徒弟教育が楽だった」
と、ひと世代20年かけて納得させたのでした。