09/02/04 09:48:50
★ロシア、ルーブル安止まらず 1998年危機以来の苦境
【モスクワ=古川英治】ロシアの通貨ルーブルの下げが止まらない。
大規模なルーブル買い介入にもかかわらず対ドル相場は1998年のデノミ以降の最安値を連日更新し、
中央銀行が維持するとした「防衛ライン」(1ドル=約36ルーブル)割れが確実な情勢だ。
原油安の影響で2009年は財政赤字とマイナス成長が濃厚となっており、
債務不履行と通貨切り下げに追い込まれた98年の経済危機以来の苦境に陥っている。
ルーブルの対ドル相場は30日、1ドル=35ルーブル台と、昨年7月の高値から50%超下落した。
中銀は連日数十億ドル規模のドル売り介入を繰り返しており、外貨準備高も急減している。
ある国内銀行の幹部は「首相からはルーブル売りを控えろとの指示がきているが
誰もが外貨確保に走っている」と話す。(07:00)
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.co.jp)