09/09/07 20:51:57
>>674を読んで、思いついた逆ネタ。
かなり前に、榎本率いる幕府海軍が早期に降伏し、海軍が海兵隊を保有するという話があった。
それの西南戦争バージョンで。
西南戦争に派遣された海兵隊の中には、土方歳三率いる旧新撰組の面々の姿もあった。
生きるために海兵隊に志願した彼らは、大久保らの思惑から(かつての同志を殺すのに、旧薩長軍の影響の強い陸軍は使えない)、
明治維新後の肥前や萩の乱を、自らが官軍として先頭に立ち、叩き潰してきたのだ。
そして、西郷軍を城山に追い込んだ政府軍の中にも、当然、海兵隊の彼らの姿があった。
それを見た桐野らは思わず慨嘆した。「かつての賊軍が、官軍となり、自らが賊軍となるとは、何とも言えぬ。」
だが、土方らの内心も似たようなものだった。「近藤さん、官軍となった私たちをあの世で温かく迎えてくれますか。」
城山の戦いは、日本史上で最後の内戦の終結を告げるものだったが、双方に複雑な思いを抱かせる戦いでもあったのだ。