09/03/05 19:19:46
ドイツの末路を見てください。
ドイツは、日本の数倍(約4倍)の国力があり、日本よりはるかに先進国家だったのです。
もちろん、効率的な大日本帝国が出現すれば、史実よりも戦争が長引く可能性はあるでしょう。
ですが、史実と同じように初戦で幸運に恵まれた戦争展開だったとしても、一九四七年までに日本は降伏せざるを得ないでしょうね。
そして、皆さんが忘れている、もしくは見なかったことにしている最も重要な点に、日本の国家財政そのものがあります。
そう、日本は大東亞戦争開戦の時点で、すでに国庫が大きく傾いていたのです。
つまり、どんな形であれ戦争が終わった時点で、日本はアメリカ資本の大量投入を行わなければ、
輸血の止まった重症患者のように失血死するしかないです。
うまくいっても、ノースコリア化です。
そして、この点から見た場合の最も悲しい結論は、
戦争をしてもしなくても、国家戦略的に日本の敗北は動かないという事です。
だからといって、無軌道な戦争に賛同するわけではありませんが、進むも止まるも結果は同じという事を当時の為政者達が認識していたからこその戦争だったと思えてもきます。
当時のアメリカの軍事力(=総合的国力)のすごさは、アメリカの一般公文書から簡単に分かるんですから、時の為政者が知らないわけありません。
史実と同じ開戦に至ったレールの上では、日本に勝機ナシ。
こればかりはどうにもならない、というのがやはり結論になるでしょう。
やっぱり、アメリカってファンタジーが通用しないからキライです。