09/04/24 12:24:57
>>648
書名すらあげず思想家名だけだけどねw
>>639で言いたかったのは>>637は恐らくはクラウゼヴィッツの戦争論の当時の科学技
術水準における微に入り細に入った説明を読んで汎用性が無いと感じたんだろうけど、
むしろこの本は戦争の本質論(政治との関係)と重心理論、戦力集中の原則等々の基
本原理の明確化において評価されるべきでありそれ故現在でも好評価を保っているん
では、って事。
またこういった点を理解することによって戦争の本質論からのトップダウン的アプローチ
を目指したクラウゼヴィッツと、作戦からのボトムアップ的アプローチを目指したジョミニ
の違いが明確化され、その後形成される両学派の違いが理解できるんではって事でも
あるね。ハートやフラー(そしてマハンも)がなぜジョミニ学派と目されるかもこのあたり
の話だし。
また個人的にはクラウゼヴィッツもジョミニもその理論においてはサックス元帥の「戦場
の霧」に強く感化されており、こういった意味で近代戦略論の嚆矢はやはりサックス元帥
なんだろうと思う。尤もこれも一面的な理解に過ぎないのかも知れないけど。
>>649
ごめん、自分はただ>>637に反応した横レスだったんで。お茶汚し失礼。