09/01/10 07:11:35
勝野金政の遺稿の執筆メモにはつぎのような過激なゴーリキー批判の語句が書きつらねられている。
「マキシム・ゴルキー、晩節を汚すな」
「ソ連文学の課題・社会主義レアリズムに名作なし」
「晩節を汚したマキシム・ゴルキー;社会主義レアリズムとゴルキー文学」
「ゴルキーくたばれ!」
また『白海の岸に立ちて』というタイトルで構想された作品の一節には、「視察に来たゴルキーに対する抗議」
が予定され、そこにはつぎのような文言が記されている。
「視察に来たゴルキーに与う。ルナチャルスキー、ジノーヴィエフ、その他ロシア人のスイス、フランス亡命者
の中にいた頃のゴルキーと、スターリンの使徒になった晩年の堕落した彼を笑う。」