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ジョン・レノン John Lennon
彼についてはあらためて語るまでもないだろう。ビートルズそしてソロ
へと、ジョン・レノンが音楽界へ残した功績はあまりにも大きい。
そんな偉大なレノンはEJとも交友が深かった。当時、2人のことを
ダブル・ジョンなどと総して呼ばれたりもしていた。レノンは「エルトンは素晴らしい。彼は人間としても、
また彼の仕事も好きだ。」それから、EJはニューヨークでレノンとまた会うことになる。
1974年、夏、レノンはニューヨークに住むことに決め、オノ・ヨーコとの
別居や、アメリカ移民局の退去命令などのストレスなどと戦いながら、
アルバム「心の壁、愛の橋-Walls And Bridges」を製作していた。レノン
はEJに「僕のレコーディングに来いよ。」と誘った。EJは、そのアルバム
の中の「真夜中を突っ走れ-Whatever Gets You Thru the Night」と
「予期せぬ驚き-Surprise Surprise」の2曲のレコーディングに参加した。
今度はEJが「カリブに来いよ。一緒にルーシー・イン・ザ・スカイをやろう。」
と言うと、「僕はこれからロサンゼルスへ行き、それからカリブへ行くよ。」
とレノンは即OKした。
EJは「真夜中を突っ走れ」のレコーディング中にこの曲がナンバーワン・ヒットすると確信していた。
レノンは「それほどじゃないさ。いいとこまでいくかもしれないけど、
ナンバーワン・ヒットにはならないよ。」そこでEJは、「もし、このレコードがナンバーワンに
なったら僕のステージにゲスト参加してくれ。」こうして2人は約束を交わしたのだった。
この曲は1974年11/16付けでEJの予言通り見事に1位となる。
レノンはビートルズのメンバーの中で最初にソロ・シングルを出しているが、
ナンバー・ワン・ヒットを出したのは一番最後であった。しかもその1位はこうした
意外なところから生まれたのだった。レノンは約束を守らなければならなくなり、
同年11/28の感謝祭の日、ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンの
EJコンサートにゲスト参加して約束を果した。