★★★同志スターリンと語らい合うスレ【87】★★★at ARMY
★★★同志スターリンと語らい合うスレ【87】★★★ - 暇つぶし2ch197:名無し三等兵
08/12/23 14:13:44
父(※ショスタコーヴィチ)は、彼のファンのひとりで、スターリンの命令で銃殺刑に処せられた
ミハイル・トゥハチェフスキイ元帥とよく交際していたようです。作曲家の
ヴェニアミン・バースネルは、父から聞いたというこんな話をしてくれました。

トゥハチェフスキイのところへお客に行った数日後のこと、父はボリショイ・ドーム、
つまり、レニングラード管理局内務人民委員部へ呼び出されたんです。
そこで取調官は、
「あなたはトゥハチェフスキイのところへ行きましたね。
トゥハチェフスキイが客人らと同志スターリンの殺害を計画しているのを耳にしたのでは?」
と尋問する。
父が否定すると、取調官は
「考えてみてください、思い出せるでしょう。あなたと一緒にトゥハチェフスキイの
ところへお客に行った者の中から、すでに証言がとれてるんですよ」と。
父は、そんなことはいっさいなかったし、何も覚えていない、と主張しつづける……。
「あなたにぜひともその会話を思い出してもらわねば」と取調官は脅迫するように言い、
「明日午前十一時まで期限を与えよう。明日、もう一度ここへ来てください。話の続きをしよう」

父は生きた心地もなく帰宅しました。父は、トゥハチェフスキイに背くような証言はすまいと決意して、
逮捕される心づもりをしてたようです。翌朝、父は再びボリショイ・ドームへ顔を出し、通行証を受け取り、
あの取調官の執務室近くに腰をおろしました。一時間が過ぎ、二時間が過ぎても、呼び出されません……。

しまいに、 廊下を歩いていたKGBのある職員が父のところに来て、 「なぜそこに座っているのですか? 
ずいぶん長時間ここに座っておられるようだが……」と声をかけたそうです。父が「待っているんですよ。
取調官Nが私を呼ぶはずですから」と言うと、「Nですか?」と職員が聞き返して、「じゃあ、待たなくてもいい。
彼は昨夜、逮捕されましたから。どうぞお帰りください」と言われました。
こうして、ショスタコーヴィチは、大げさな言い方ではなく、文字通り奇跡的に逮捕を免れたというわけですよ。


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