09/02/11 23:09:30
「ああ、だから中東では美少女フィギュアやガンプラは全然売れない。大体京都に奴らが興味を引くようなものがあるわけ…そうか…」
内海は勢いよく立ち上がった。
「彩香君。君の母校に連絡入れといた方がいい。随行員達の年齢が若すぎる理由も判った!奴らの目的は『お持ち帰り』だ!防大にも連絡しろ。外務省の対外政策の道具になるなとな!」
「あら?防女は鬼門じゃなかったんですか?」
彩香が楽しそうに聞くと、内海は真剣な表情で答えた。
「ああ、鬼門だ。が、ここ(市ヶ谷)以外の他省庁や、他国の諜報機関にも防女マニアはワンサカ存在している。万一『お持ち帰り』でもされたらウチの信用はガタオチだ!急げ!ボクは副本部長に掛け合ってくる。外務省に好き勝手されてたまるか!」
「えらく熱心ですわね?」
「当たり前だ!仕事が増えるのは困るんだ!考えてみろ。このテのケツ拭きは全部ウチに来ることになってるんだぜ…」