09/01/13 20:10:45
>>156
検索してみたが分からなかった
アドレスを教えてください
165:555
09/01/13 21:37:44
植村直己とか大藪春彦(笑)の著作を読んで卒業ネタを練ってますけど…
何かおすすめの本てあります?
166:名無し三等兵
09/01/14 01:48:02
>>164
建てた人間も忘れてるみたいな過疎BBSだから
知る必要もないかと
167:名無し三等兵
09/01/14 19:54:56 seWB7YC+
>>163
地味だけど怪しからんスタイルの持ち主なんですな?
ますますアイドル向きですな。
同様なケースで一発で撥ねられたガイバーな某学生とは大違いだ
168:名無し三等兵
09/01/15 19:56:15
>>166
そうはいっても
知りたくなるのが人の常
誰か教えてください
169:名無し三等兵
09/01/15 20:11:02
168追加
検索してみたがよくわからなかったです
大分昔の話かもしれないけれど
見てみたい(ちなみ防女暦は約1年9ヶ月くらい)
170:名無し三等兵
09/01/16 20:28:56 Y6VVxYp7
防女分校
URLリンク(www.freebbs.biz)
171:名無し三等兵
09/01/16 21:31:42
>>170
THANKS
172:名無し三等兵
09/01/16 22:12:11
防女内の各クラブや寮とかでの「利権」ネタとか考えたい
オヤツと自家製アルコールとかは”ガーデン「屯田兵」”とか。
防女サーバーを介さない私設回線とか、就寝点呼後に校外に行くルートの管理(当然、起床点呼まで)
とか、色々ありそうなんだな
173:名無し三等兵
09/01/17 03:58:52
前スレの後遺症なのかSS書きさんとか設定論争者とか
減少しているな。
軍板全般の傾向かな
174:名無し三等兵
09/01/17 14:31:44 tRGawLi3
これって防女怪談に使用できないかな
URLリンク(ameblo.jp)
URLリンク(ameblo.jp)
175:名無し三等兵
09/01/17 16:57:39
>>172
私設回線は埋蔵金摘発のときに発覚して大騒ぎになったらしい
>>173
ここだけだと思う
去年の夏くらいから555氏の登場回数が減ったこと
あと低脳君の荒らし騒動(漫画板や自衛隊板には出没している)で
住民が引いてしまった事が原因だと思う
176:名無し三等兵
09/01/18 02:01:02
防女学生(1年生)って、「国内」では容姿端麗と言うことになっているけど
海外ではどうなんだろうね?
日本じゃ”う~ん”な お方が欧州ではモテモテとか、中近東では「ぽっちゃりさん」が
大モテとか聞くんだが。
容姿端麗と言っても、プロ!レベルでは無いんだし、どんな反応されてるか気になる。
・・・屯田兵とかは「おらが村が一番の娘っ子(美人)」とかかなぁ
177:555
09/01/18 13:50:27
千尋が、PMCとの「サマーキャンプ」で、過酷な隊員の経済状況と
それを生む土壌(各国の政治状況)に感じるところがあり
「政治で変えられるんなら、一発やってみるか…」
と思い立つ
用務員の石橋さん(仮名)はそっち方面になぜか詳しく
「大学で政治について学ぶ事も大事ですよ」
とアドバイスを受け、
「試験代金払って苦労するこた~ない」
と無視していたセンター試験に臨んでいる
みたいなコトを考えてみた
彼女が政治家になると、「武闘派」に分類されるだろう…
(たまたま、ニュースでセンター試験があったからでして、
SS化なんぞ考えてません)
178:名無し三等兵
09/01/18 14:33:55
各国から出自が色々な”社員”たちの「過酷な経済状況」ネタのSSとかを
お待ちしております。
防女って、中でのたくってる学生はサテオキ実際はもの凄く恵まれた教育・福祉環境なんだな。
千尋あたりはソコラ辺を全く自覚してないだろうから(彼女もある種の箱入りである)
”社員”たちとの四方山話の時に「若い乙女に生き腐れ」みたいな調子で話して
密かな反感を・・・・
翌日からの「訓練」の時に「ギブ!ギブ!」とやってもオチルまで許してくれなくなったりとか。
期待しております
179:名無し三等兵
09/01/18 15:51:44
>>165
卒業試験のSSに千尋を使ってください
何か起こしそうなオーラが漂っている
180:名無し三等兵
09/01/18 17:24:22
大昔にあった防女イラストだけど
URLリンク(mars.x0.com)
marsa3125.zip
DL boujyo
181:名無し三等兵
09/01/19 14:06:19 qYTt++xI
防女って設定が蓄積されてるからSSもOKだけど
4コマ漫画もいける気がする・・・
182:名無し三等兵
09/01/20 01:15:09 o8BBap6Z
ある日の防女で、ヒマしてる学生が
「あんたってさぁ、どうしてウチの学校に願書だしたの」
「「・・・・小学校の時に嵌ったマンガで「将来の夢は秘密諜報員」とか言ってたんよ
で、ちょうど防女が有名になり始めたところで、お父さんが買ってた雑誌で
特集組んでて、国立の軍事学校で自衛隊だけが進路でないのを見て
ダメモトで願書だした受かった」」
「ふ~ん・・・で、なんで卒業後の行き先が会計隊なのよ」
「「・・・人生色々あんのよ」」
「・・・ごめん」
183:名無し三等兵
09/01/20 20:46:30
>>182
卒業間近の生徒の会話ですな
相方の進路はどこになるのだろうか
184:名無し三等兵
09/01/20 23:48:10 S1Q4oVDv
それでも、統合出身の基幹要員候補なんだけどな
185:名無し三等兵
09/01/21 20:49:36
>>184
となるとサムライガールの後輩ですね
186:名無し三等兵
09/01/21 22:41:21
統合も共通は、ともかく専門知識・技能については中で更に細分化してるから
187:名無し三等兵
09/01/22 00:10:18 qqLyCw31
,ダガーナイフの所持が法で禁止されたけど、休暇中、東京で
考えも無しに袖の裏に隠して、私服で買い物をしてたら
ナンパはお断りだけど若い警官に職務質問されて・・・
運悪くナイフが見つかって、所轄へご案内
さて、これからどうする?
188:名無し三等兵
09/01/22 23:54:18 YCk5nq1L
見込みのありそうな学生にだけ、高等部進学から卒業まで
ナイフコンバットをみっちりと叩き込む、元傭兵のオッチャンの話とか
189:名無し三等兵
09/01/23 16:52:16
>>188
寿司屋の娘(統合1号生)にナイフコンバットを叩き込んで
代わりに魚の捌き方を教えて貰う元傭兵のオジサン
190:名無し三等兵
09/01/23 18:20:13 HzIHSBae
あの娘は、現場より官僚の方が向いていると思うけどな
191:名無し三等兵
09/01/23 21:07:44
>>187
罪を認める代わりに
その条件としてキャットファイト大会に参加や
名門女子校への潜入捜査を行う
(555氏や212氏のSSにそんな話があった)
192:名無し三等兵
09/01/23 21:24:34
正直つまらん
193:名無し三等兵
09/01/24 16:20:06
>>190
堅物すぎる点ではまさにそう
同じ専攻だった先代の風紀委員長の方が
まだ柔軟な感じがする
194:名無し三等兵
09/01/24 18:17:40
中堅幹部養成校であり、兼、国家公務員訓練校と言ってもおかしくないくらい
卒業生の公職在籍率が高い学校だしな。
この10年くらいは、結婚退職や民間への移籍も減ってるようだし。
ほとんどが、自衛隊と警察と海保(あと、少数が消防庁のような防災関係)なんだが。
80年代以降、警察関係に進むのが増えてるから(大学卒業組も含めて)
そろそろ、内国治安系と自衛隊内局・制服組の中枢に防女同期が
現れ始めていてもおかしくはない
学閥がそう言う部分で構築されていくと、防女卒業のステータスは益々高くなるが
防女卒業見込みと言うだけで、欲しがる省庁や企業が群れるのはやはり問題だと思う
195:名無し三等兵
09/01/24 23:46:30
SSが8割方できました。
あとの2割にどのくらいかかるか……。
196:名無し三等兵
09/01/25 00:55:22
これは楽しみ
あと、555さんのBlog投稿SS・ネタの移植とかもお願いします
197:555
09/01/25 10:46:02
採用の闇(1) 縁故不採用
「はぁ、おっしゃることはよくわかりました。ええ…それは倫理的な問題にもなりますので、私の裁量では…はい…申し入れの趣旨は十分理解いたしました。ええ、それでは…」
午前8時40分。各種の半ば儀礼的な業務を済ませ、執務に入ったばかりの某地方都市の首長の執務室で、部屋の主は中央官庁の重職にある人物との電話を終え、受話器を戻すとため息をつき首を振った。
恐らく、この時期には良くある話…地元の有力者、関連企業、官公庁などから身内、もしくは利害関係を共にする者の身内、もしくは親族の自治体職員『推薦』だろう。
推薦人物が自治体職員としての資質を十分に持ち合わせていれば箔が付くのだが、この手の推薦された連中は、真っ当な社会人の資質すら持ち合わせていない場合が多い。
そして、地方公務員の実務スキルが低いのは世間一般の知るところである。
「農水省から採用の申し入れですか?」
やけに丁寧な市長の電話応対に疑問を感じたのか、平成の大合併以前から彼を支えてきた秘書室長が電話の内容について彼に疑問を投げかけた。
縁故採用は半ば必要悪と彼は認識している。採用者を『人質』にとれば、自治体運営も円滑に進む。しかし、相手が例え農水省の高官であったとしても、『買い手』である市長がここまでへりくだる理由はないはずだ。
「縁故採用ならな…逆なんだ」
市長は困惑を隠しきれない表情で答え、続いて彼に尋ねた。
「今までに特定の人物を『採用するな』と圧力かけてくる事なんてあったか?」
「合併前の町の時代も含めて、圧力をかけてくるのは、両翼の連中とプロ市民だけだったと思います。農水省がマークしている大人物がウチの採用試験を受けてるんですか?」
「農水省だけじゃない。昨夜、自宅に流通会社の代表取締役から直接電話があった。採用すればウチが誘致しているトラックターミナルの件は白紙に戻すと半ば脅迫された」
「なんです?それ?それにしても『縁故不採用』とは…」
「わからん…とにかく、受験者が何者か知りたい。すまんが総務に連絡を取って受験者の情報を…」
そこまで話した時、卓上の電話が鳴った。市長は受話器を取り、取り次いだ秘書と二言三言言葉を交わし、秘書室長に電話の主を告げた。
「今度は防衛省からだ…ここには自衛隊関連施設なんぞ1つもないんだが…」
198:名無し三等兵
09/01/25 13:44:12
>>197
投入乙
例の双子の話ですね
海外の情報機関や人材派遣会社、大手軍需産業や与党議員からも
同様の電話が入っているかもしれない(笑)
>>195
お待ちしています
199:555
09/01/25 14:17:45
>>196
こっちに書き込んでないのって何でしたっけ?
200:名無し三等兵
09/01/25 14:55:39
>>198
BS3+の途中から最後まで
BS4の一部
DEEP PURPLE
201:200
09/01/25 16:07:30
>>198ではなく>>199でした
202:555
09/01/25 16:45:56
>>200
BS4もDEEP PURPLEも終わってませんね…
203:555
09/01/25 20:32:37
採用の闇(2) ドラフト
-都内某所-
「それでは皆さん、よろしいですね?」
進行役の男が開会を告げると、ホテルの会議室に集まった連中が一斉に頷いた。
官公庁関係者と思われる…それぞれが所属する官公庁の匂い…雰囲気を滲ませた背広姿の主席者は緊張を全身に漲らせる。
「交渉権を獲得した官庁の皆様に申し上げます。交渉権は官庁間での優先交渉権でしかありません」
彼は言葉を切って続けた。
「官公庁の勧誘はほぼなくなりますが、PMCや民間企業、地方自治体等の勧誘は減った訳ではありません。民間に持ってゆかれることのないようご注意下さい。尚、就業については最終的には個人の自由意志に委ねられます。よろしいですね?」
彼は全員の同意を確認すると、手元の原稿を読み上げた。
「では、第1順目指名を発表します。外務省、総務省、内閣府、法務省、厚生労働省指名、統合運用科所属…」
…近年の各省庁間の過剰な勧誘合戦、省庁間の軋轢軽減のため、各官庁の担当者レベルで密かに防女生のドラフト会議が開催されたるのを知る人間は少ない。
204:555
09/01/25 20:35:12
採用の闇(3) 民間の動き~神田佐久間町のケース
「社長、キ○ガイみたいに履歴書が送りつけられてくるんですが…それも営業部宛に…」
『会社の良識』と呼ばれている専務兼営業部長が書類…バインダーに挟んだ履歴書の束を社長の前でヒラヒラさせた。
残念ながらヒラヒラというレベルではない。ご丁寧なことに『作品』らしきものが納められてるDVD媒体まである。
「ウチは求人票なんて出してないだろ?」
机上のメモ用紙に数字とも記号とも言えない怪しげなマーク※を書き込んだ社長は、視線を専務に移した。
「勝手に送り付けてくるんです。この不景気、勝ち組に自分を売り込もうと必死みたいですね?」
「ウチのどこが勝ち組なんだよ?財務状況知ってるだろ?それに、即戦力じゃないと(ウチは)採らないよ。第一、明日から先が読めないのに新卒鍛えてるヒマなんてない。そりゃ、実力が判れば採りたいよ…タダでさえ人手不足なんだから…」
社長の言葉に苦笑して専務は答えた。
「採用試験を世間並みにやってみたけど惨憺たるモンでしたからねぇ~あれは、問題が悪いです…文系の学生に解析幾何の問題出して解けるはずないじゃないですか?大体大学の4年間で基礎学力なんかどっかに蒸発してますよ…」
茶化した専務に真面目な顔をして社長が答えた。
「CGやるんだったら微分積分、行列、ベクトル演算は必須だろ?ウチの若手でも微分方程式位は暗算で概算が出せるぞ?まぁ、おおよその解を経験則で覚えてるだけだけど…」
「昔の海軍の砲術士官は弾道方程式を暗算で解いてたらしいですからね。で、我が社の採用計画はどのようにされるので?今ならお『買い得』の人材が溢れてますよ?」
「要らん!アメリカが破産しようが、M$がリストラしようが我が社の採用計画は変わらん!『社運をかけて』あっちゃんを獲得する!社員にはそう伝えてくれ。それと…あっちゃんにもな…」
専務の言葉に社長はきっぱりと新規採用計画の変更を否定した。
※口の悪い人間はWOC(Write Only Caracter)と呼んでいる
205:555
09/01/25 20:35:44
採用の闇(4) 民間の動き~某流通企業のケース
-東京都内-
「社長室の秘書ポストを新規に2名増やしてください。そうですね、『特務秘書』という肩書きで…統括は私が兼任します」
「今の秘書の陣容ではご不満ですか?」
納得しかねるものがあったらしい。初老の秘書室長が半ば責める様な表情で不備を問いただした。
「秘書課の皆さんは本当に良くやってくれます。が、私の『代理』は務まりません。いえ…業務上(の問題)ではないのです。影武者…おわかりですか?」
社長の言葉に一瞬考える表情を見せた秘書室長は、何かを理解した顔になった。
「なるほど…あのお嬢さん達ですね…確かにあの方達なら社長の代わりが務まります…しかし…」
「しかし?何でしょう?」
「何かスパイ映画みたいですね…」
「『事実は小説よりも奇なり』正直そう思いました…ああ、採用担当者と契約ヘッドハンターを寄越すように手配してください…それと防衛省の採用担当者の接待をお願いします。いざとなれば私が出ます」
206:555
09/01/25 20:37:29
スペルミスがあった…
「h」が抜けてました…
207:名無し三等兵
09/01/25 20:43:50 3YLDFwbk
乙!です
これで、双子の進路が分れればおもしろい。
片方は、堅気の公務員で、もう片方は・・・・お嫁さん(笑)とか
自分の努力と高度隠蔽工作で採用された、非上場の名門企業だったが
あっという間に、若旦那と縁談を仕組まれて!
でも、「いい人」だったら・・・・防女箱入り娘はガードは高いが陥落したら早いと見た!
208:名無し三等兵
09/01/26 13:27:11
腹違いの双子の物語に期待しています。
他にも双子はいるかもしれませんが、片方だけ防女に行って
片割れは娑婆で普通の女子校生してるとかあるかも。
で、胸元だけが際立ってふくよかな女子高生と、胸元だけが残念な防女学生 とか
209:名無し三等兵
09/01/26 20:30:44
555さん投下乙
新作に期待しています
210:555
09/01/26 22:30:16
>>209
卒業試験ネタを書いてます
何かものすごくワイルドになっちゃってます…
参考文献が大藪春彦と植村直己ってのが悪かったかな…
211:名無し三等兵
09/01/26 23:10:28
それこそ防女の卒業試験ですな。
大期待です
212:名無し三等兵
09/01/27 02:10:19
俺の場合はイジメなんて生易しいレベルじゃなかった。
まず、学生時代は男子だけでなく女子にまで陰湿な嫌がらせをされていた。
得にAって女は俺の学生ライフを最も狂わせた人間だったな。
クラス全体にハブられて、ぼっち状態の俺に罵るような言葉を四六時中浴びせ掛けてきたし、
下校の時はおろか、登校の時まで自宅の前でわざわざ待ち伏せをして粘着してくる徹底ぶりだった。
男子連中から弁当を隠されて腹を空かせていた時なんか、自分の弁当を無理矢理俺に食わさせたくせに、
「礼をしろ」とか言い始めて、俺の唯一の安息日である休日にそいつの買い物の荷物運びをさせられたこともある。
高校を卒業。無事大学に進学してやっとイジメから開放されたと思ったら、同じキャンパスにそいつも入学していた事を知った時は目眩いがしたよ。
偏差値の低いクラスのメンバーが誰も入れないような難関大学に死ぬような思いをして入ったというのに……
「あら、奇遇ね」とか言いながら意地悪く笑ったあいつの顔は今でも忘れられない。
結局、社会人になってからもその女は執拗に俺をイジメてきた。
大学4年時。今度こそ確実に逃げ出す為に超一流の企業へ就職すべく廃人のような生活も送ったにも関わらず、
またしても「あら、奇遇ね」と言いながら奴は現れたんだ。
ちなみに、就活シーズンにそいつの顔が死人のようにやつれていたから、柄にもなく心配してやったら
「お前のせいだ」と因縁をつけられたのも覚えている。
そういえば大学受験の時も、あいつは一時期もの凄くやつれていたような気もするが……まあ関係ないだろう。
そして今、人の家に強引に押し入って、食事は疎か寝床すらも勝手に奪ったその女が一枚の紙切れを俺に突き付けてきた。
何だかよく分からない細かい文字が沢山書いてあって、その中にある小さな白枠にハンコを押せと迫ってくる。
嫌がらせに使われるに違いないと踏んだ俺は、慎重にその枠にハンコを押したらどうなるかをに尋ねてみた。
そうしたら、そいつは「あんたの苗字を貰ってやる」と意味不明なこと言いやがった。
なんだよ苗字を貰うって?顔を真っ赤にしているけど、きっとアレは笑いを堪えているのだろう。
ハンコを押したらまた酷い目に合うに違いない。
213:名無し三等兵
09/01/27 03:21:37
コピペ乙
4行目でオチがわかったw
214:名無し三等兵
09/01/27 17:45:32 889M0p30
潜入系SSネタで、ツンデレ防女学生とゆーのがありましたな
215:名無し三等兵
09/01/27 18:58:22
● もしも日本が米英に負けていたら ●
1 :のび太の大東亜戦争:2009/01/05(月) 23:09:46 ID:0kmeaiwu0
もしも、あの大東亜戦争において、金甌無欠の我が大日本帝国が
万が一にも、鬼畜米英に負けるような事になっていたら……。
今頃、大日本帝國はどうなっていたんだふか……を考えてみるスレです。
スレリンク(history2板)
216:209
09/01/27 20:42:43
>>210
そういわずに頑張ってください
でもこれが終わると
例の双子やハリセン、セレブなどが卒業ですね
何か寂しい気もします
217:555
09/01/27 21:34:26
>>216
そ~ゆ~点では、もう1年食らい続けたい様な気がします
双子の「デビュー」は2号生9月頃ですんで…
下書きへの注文なんかを「あっち」にいただけると嬉しいですね
218:名無し三等兵
09/01/27 22:15:19
時系列が一緒と言うわけでないし、あえて、卒業とかしなくても・・・・
個人的見解ですが
219:名無し三等兵
09/01/28 16:40:24 bZzDmpSw
過去スレに、小娘の癖して外見や物腰が二十代半ばに見える学生ネタが・・・
220:名無し三等兵
09/01/28 20:42:47
>>217
双子の中学部や高等部1年の話を読んでみたい
あと両用3人娘や源田さつきをはじめとする強襲科の生徒の話も
(両用3人娘は555氏もSSに書いている)
221:名無し三等兵
09/01/28 22:22:44
リクエストするのは自由だが、あくまでもそれだけだからな
222:名無し三等兵
09/01/29 21:02:14
入試シーズン到来
当然、入試期間中は授業はないはずなので
生徒たちは訓練に励んでいるはず
223:名無し三等兵
09/01/30 11:59:42 8IumBlSe
防女の場合は、入試に関わらない専門教官や助教が多いから
日常とたいして変わらないのだがな
224:名無し三等兵
09/01/30 15:42:54
防女でも、駆け落ちする生徒はいるの?
そしたら、やっぱ捜索されて連れ戻されるの?
225:名無し三等兵
09/01/30 16:08:33
中等部の時は、ほとんど学校敷地外に出れないし
高等部になったら、卒業して公職について三年間の
強制服務を終わらせてから障害は実力で排除・・・と考えるくらい
頭が回るように教育してると思うぞ。
第一、出会いの機会がほとんど無い「箱入り」ばかりだからな。
故に、「遠距離恋愛の相手なら尼寺か防女」とか言われてるし
男関係の傷の少なさから、子女を入学させたり婚姻の相手と考える
上流が多いというのに。
あと、男が敷地内に忍びこもうとしても多分無理だからあきらめてね
226:名無し三等兵
09/01/30 20:19:12
>>224
こいつはスペックが高くても高確率で喪女予備軍となる防女の
恐ろしさを、あれ?なんだこんな時間にチャイムが
ちょっと待ってて
227:名無し三等兵
09/01/30 21:03:10
>>225
忍び込んで、憲兵隊につかまったら最後
生きて出られないと言う伝説があるらしい
228:名無し三等兵
09/01/31 16:15:34
>>223
ズゴックが田沢たちをしごいているのですね
229:名無し三等兵
09/01/31 16:23:13 EYSDciK+
自習や自己訓練に勤しむ者とかね
自分の成績や機能特性について詳細な記録・分析結果が
毎週更新・配布されるから(しかも、それらは単位制で取得タイムスケジュールが横並びではない)
空き時間や自由時間に、不得意な部分を埋めるとか得意な分野を更に伸ばすかは
自己管理の範疇
人それぞれだが、道場で汗を流すとか第二外語の訓練に費やすとか
図書館と自習室・もしくは寮の自室で資格試験の勉強をするとか・・・
あと、睡眠不足をひたすら解消するとか、重要なのは卒業認定単位の修得と
卒業後の進路で後悔しないことなので、だらだら過ごすような余裕持ちは居ないんだな
230:555
09/01/31 23:04:53
卒業試験の様子
足跡一つ無い、稜線から続く雪の斜面に純白の落下傘が舞い降りた。
落下傘の、小柄な女性らしいライダーは、基本に忠実に5点着地を決めようとしたが、敢えなく雪の中に潜り込む。この季節、大地は揺るぎないものではない。
ほぼ全身を雪中に埋没させた彼女は、稜線を吹き抜ける風に半ば煽られながら自分自身が作った穴から這いだし、身体を踏ん張ってサスペンションラインを手繰りよせはじめた。
彼女の頭上…煌々と光る月明かりの空に輸送機のエンジン音が冷たく響き、夜空にまた落下傘が開いた。
「…さぶっ!セレブやら社長の影武者やってたから、肉体労働はキツイな…」
たぐり寄せた落下傘のサスペンションラインを特別に携行を許可された柄頭の長い無反りの短刀で手早く切り離しながら、彼女はつぶやいた。
大雑把にラインとキャノピーとを分離し、キャノピーを折りたたむ。貴重な物資だ。無駄にはできない。緊張が解け、やっと寒さに気がついたらしい、彼女は身震いすると、稜線を見上げた。風は微風とはいえ、体感温度を低下させるには十分な風量だ。
「こりゃ雪崩が来たら一発だわ…やっぱ、ここはヤバいよねぇ~ほ~ちゃん…あ…居なかったんだ…」
防女統合運用諜報科1号生、中沢瑞樹は寒さのせいか、それとも自嘲なのか判りかねる笑みを浮かべ、雪崩をさけるべく、雪の斜面をかき分けていった。
231:名無し三等兵
09/02/01 01:07:21
ここまで鍛えられ、その能力と精神を試された人材が
「アタシ、地方公務員としてヒッソリ生きていたいんデス」と言っても
世間が許さんと思う(笑)
商社に就職して、世界中を資源開発と日本の利権獲得の為に
防女同窓ネットワークを駆使して飛び回ってる”お方”とかは
多分存在しているだろうが。
232:名無しSS書き
09/02/01 15:41:45
SS投下します。
233:防女にいきたい!1
09/02/01 15:43:46
「あいこー、みんなとうち来ないぃ?」
「ごめーん、またねー」
つきあいわるーい、という声を背に、愛子は校門を走り出た。ランドセルの中で筆箱が
踊っている。家まで歩いて15分。約1キロの道のりを走り続けるのが愛子の習慣だ。
運動会のリレーではアンカーだし、持久走は学年で五指に入る。背は低いが、走るのには自信がある。
(でももっと早く、長く走れなくちゃ……!)
黒い輪ゴムで結わえただけの短いお下げが跳ねる。住宅街を走りぬけ、片側3車線の幹線
道路にかかる歩道橋を駆け上がり、古びた商店が並ぶ横丁を通り過ぎて駄菓子屋と歯医者
の角を曲がれば、あっという間に愛子たちが住む社宅だ。出し巻き卵みたいな形の階段を
くるくる3階まで駆け上がる。
「ただいまー!」
真ん中に横長の新聞入れがついた鉄のドアは結構重い。玄関を入ると短い廊下、突き当り
の安っぽいドアを開けると6畳の子供部屋。子供部屋と言っても愛子の勉強机があるとい
うだけのことで、父母の衣服が入ったたんすもこの部屋にある。ふすまを隔ててやっぱり
6畳の茶の間兼父母の寝室。母親がお嫁入りのときに持ってきた三面鏡もテレビと一緒に
ここにある。廊下の突き当りを右に入ると10畳ぐらいの台所兼食堂で、引き戸で茶の間と
仕切られている。要するに3つしかない部屋がL字型に並んでいるだけだ。ふすまと引き
戸は寝るとき以外開け放して使っている。廊下の左側には手前からお風呂とトイレが並ん
でいる。古びた鉄筋コンクリート4階建て、2DKの小さな社宅だが、やっと中堅に入る程
度の会社には建て直しも難しい。
234:防女にいきたい!2
09/02/01 15:44:44
愛子が飛び込んだのは台所兼食堂だ。夕食の下ごしらえをしていた母親が「お帰り」と
笑顔で振り向く。テーブルの上には和風のお皿に載ったあんぱんとコップに入った牛乳が用意されている。左手の茶の間にランドセルを放り出し、あんぱんに手を伸ばそうとした
愛子に「手を洗ってからね」と優しく声がかかる。素直にお風呂場に行って(洗面所など
という洒落たものはこの家に存在しない)洗面台で手を洗い、牛乳とあんぱんを平らげる。
茶の間経由で勉強机に行き、布のカバンをつかんでドアから廊下に出る。
「行ってきまーす!」
いってらっしゃい、今夜はカレーよ。母親の声が追いかけてくる。今度の行き先は学校と
は逆方向で、学校より少し遠い。2車線のバス通りをずっとまっすぐ。かばんの中で
カンペンケースがからから鳴る。途中で道いっぱいに広がってだらしなく歩く女子高生
たちの間を縫って追い越す。
「でさー、やってんじゃねえの?」
「おめ、ふざけんなよー」
「でもそれマジやばくない?」
バカだ。こいつらほんとにバカだ。茶髪に化粧に超ミニのスカート。色とりどりの爪に、
耳にはピアス。男言葉と女言葉の区別もついてない。こんなバカどもを放っておいたら
日本はどうにかなっちゃう。たったったったっ、と走りながら愛子は日本の将来を憂う。
大きな交差点を曲がり、JR駅前のロータリーを抜け、愛子が走りこんだのは有名中学を
目指す大手学習塾だ。
235:防女にいきたい!3
09/02/01 15:45:49
「愛子ちゃん、今日も早いねえ」
アルバイトのチューターがカウンター越しに声をかける。
「もうじき模試だから」
さすがに少々息が切れたようだが、元気に応える愛子。「わかんないとこ、あったら聞いて
いいですか」
「もちろん」チューターもこの塾のOGで、有名私大の文学部に通っている。授業はしな
いが、子供の質問に答えるぐらいのことはする。
授業が始まるまでにはだいぶ時間がある。2階以上に設置されている教室には上がらず、
ロビーのテーブルで問題集を開く。手続きカウンターの向こうでは講師たちが授業の準備
をしている。壁には塾の宣伝ポスター、有名私立中学の募集ポスター、模試の解説。愛子
も時々顔を出す成績優秀者一覧。必読図書や受験情報誌でいっぱいの本棚もある。
カウンターの端をまわってチューターが近づいてくる。スーツ姿の講師とは違い、
ブラウスにパンツのラフな服装だ。
「愛子ちゃん、ホントに私立は受けないの」
「うん」ノートを開き、ペンケースを開ける。学校では禁止されているキャラクターつき
の鉛筆は、塾専用のペンケースに入れてあるのだ。全てきれいに尖っている。
「もったいないなあ、昔の私よりできるのに……」薄いピンクのきれいな爪がテーブルを
こつんとひとつ、叩く。「桜蔭、女子学院まではいかなくても白百合とか……」
顔を上げた愛子がまっすぐな視線で言う。
「私は防女一本だから」
236:防女にいきたい!4
09/02/01 15:46:50
愛子が防衛女子校を志望するようになったのは、やはり父親の影響と言えるだろう。高卒
で中堅企業の営業マンになった彼は、さしたる教養も、軍事や政治の知識も持っていない。
しかし父親―愛子の祖父―が保守的な考えをもっていたことや伯父が軍人だったこと
もあってか、左翼には強い警戒心を抱いていた。テレビで活躍する革新政治家や左翼評論
家の発言に「なに言ってるんだ」などと容赦のない合いの手を入れたり、警察官や消防士、
自衛官といった公益性の高い職業に敬意を払う父親を見て、愛子にも知らず知らずのうち
に保守的な意識が芽生えたようである。亡き伯父の飛行服姿の写真を見せて「パパの伯父
さんはね、『彩雲』っていうものすごく速い飛行機に乗っていたんだよ」などと誇らしげに
教えたこともあった。幼い愛子は友達に「愛子のご先祖さまは、さいうんっていうゼロ戦
に乗って戦ったんだよ、世界でいちばん速かったんだよ」と自慢したものだ。
そうした傾向が決定的になったのは、父親が陸上自衛隊の駐屯地祭に連れて行ったときで
あった。自衛隊を見せてどうこうしようというつもりもなく、ただ愛子が喜ぶだろうと
いうだけのことであったが、普通科の一糸乱れぬ行進、巨大な戦車、火を噴く榴弾砲、
飛び交う対戦車ヘリコプター、手を振る愛子に直立不動の敬礼を返してくれた一等陸尉、
そして「守りたい人がいる」という標語……その日から愛子の心は陸上自衛隊でいっぱい
になった。本屋で見つけた「自衛隊装備年鑑」をねだり、「違うよ、これは戦車じゃなくて
89式装甲戦闘車だし、こっちは75式155ミリ自走榴弾砲だよ」などと父親の誤りを訂正
するようになった。「彩雲というゼロ戦」と言っていたころとは段違いの知識である。自衛
隊員になるためには身体が丈夫でなきゃダメだ、重い荷物を背負って何キロでも走れる
ようでなきゃダメだと聞いて学校の行き帰りはもちろん、ヒマさえあればそこらを走る
ようになり、それまではどっちかといえばひ弱な女の子であった愛子は校内トップクラス
のランナーになった。
237:防女にいきたい!5
09/02/01 15:48:44
そして小学5年の春、昼休みの図書室でふと目にした新聞の活字に愛子は釘付けになった。
「舞鶴市郊外にある防衛女子校」
防衛女子校……?そんな学校があるの?
5年生にもなると、そろそろ進学の話題も出るようになる。公立中に進むつもりでのほほん
としているグループと、3年、4年のころから塾に通って私立を目指すグループに、クラス
の中もなんとなく分かれた感じになってくる。愛子はもちろんのほほん組だ。勉強はでき
る方だったが、家計が苦しいのは見ていてもわかるし、両親とも高卒で就職しているから、
自分もそうなるんだろうと思っていた。
防衛女子校、防衛……。すでに陸自オタ並みの知識を持っていたから、防大はもちろん
知っている。防大のような勉強をする女子大?だったら防衛女子大だよね。じゃあ中学校か高校……?
(真知子先生に聞いてみよう!)愛子の担任はまだ若いが、頼りがいのあるタイプ。進学
情報にも詳しく受験組のよき相談相手となっている。職員室に駆け込んできた愛子に
「防女かぁ……」苦笑して腕を組みながら「ちょっとあっちで話そうか」
真知子先生は、職員室を出た。あとを見送る教師たちが、苦い顔を見合わせる。
進学指導室としても使われている小会議室に入ると、小さなテーブルをはさみ向かい
合って座る。
238:防女にいきたい!6
09/02/01 15:49:59
「防女かぁ……」
もう一度言うと、今度は白いブラウスの腕と一緒に黒いタイトスカートの脚も組んで天井
を仰ぐ。表情は柔らかいが、やはり苦笑が浮んでいる。
「学校としては悪いところではないよ。学習レベルは非常に高い」
一般中高と同じ学習をする傍ら、英語と第2外国語を徹底して仕込まれる。そのほか護身
術、格闘術をはじめとする軍事教育を施される。学費と諸経費は無料、それどころか給料
まで支払われると聞いて、愛子は目を輝かせた。
「じゃあお金がなくても行けるんだね」
「寮生活になるからお小遣い程度の仕送りは必要かも知れないけど……給料が出るから
それもいらないかなあ」長い髪をかきあげて
「でも先生としてはあんまりお勧めできない……かな……?」
「なんで?」
「うーん、愛子がそのうち防女って言うんじゃないかとは思ってたんだけど」
教師としては教え子を戦争に関わらせたくないこと、自衛隊の意義は認めないわけでは
ないが自分の教え子を危険な職業に就かせたくないこと、それから……
「さっきの職員室の雰囲気、気づかなかった?」
「……?」
「先生たちの中には、自衛隊絶対反対のひともいるんだよね」
理由はいろいろだけどね。ちょっと目をそらすようにしてまた苦笑が浮ぶ。
「真知子先生は大反対まではしないけど、できれば普通の中学に行って欲しいなあ」
愛子は口を尖らせて、考え込む。
「先生……さっき危険な職業って言ったじゃん?」
「うん」
「じゃあおまわりさんも消防士もダメ?大工さんだってハシゴから落ちたら危ないよ?」
「うーん、そりゃそうなんだけどね。すすんで苦労させたくないっていうか」
「じゃあ危ない仕事は誰がやったらいいの?他のひとにやらせたらいいの?」
そうだねえ、真知子先生は笑った。「愛子の言うことは正しいよ」
239:防女にいきたい!7
09/02/01 15:51:04
職員室に戻った真知子先生のデスクに、図工の教師が歩み寄ってきた。よれよれのスーツ
に汚れた白衣、サンダルを引きずり白髪交じりのもじゃもじゃ頭をかきながら
「真知子先生、先生のところの小柳愛子、ありゃなんなんでしょうなあ」
「なに、とおっしゃいますと?」真知子先生はとぼけてみせる。
「いやあ、なんだか自衛隊だとか、今度は防衛女子校に行きたいだとか……なにか特殊な
家庭なんでしょうかなあ」
「家庭はご両親と彼女の3人暮らし、お父様は普通のサラリーマンのようです」
右のほほに感じる強い視線は、組合活動に熱心な50代の女教師だ。授業にも熱心ではある
が社会科で米軍基地反対運動を取り上げるなど、少々偏った思想の持ち主と見られている。
他の教師たちは見て見ぬ振り。教頭が、あ、そうそう……とわざとらしくつぶやきながら
廊下に出て行った。
「うちの学校から防女が出たなんてことになると、平和教育はどうなっているんだと
言われかねませんよ」ため息をついて、
「小柳の指導も、どうかよろしくお願いしますよ」
「ありがとうございます、努力致しますわ」にっこり笑って答えると、女教師の視線が
いっそう強く頬に突き刺さった。
240:防女にいきたい!8
09/02/01 15:52:23
「礼!」日直の号令を合図に、先生さようなら、みなさんさようなら、と子供たちの声が
響く。足音、話し声、椅子と机のがたがたする音の中、
「愛子、ちょっと来て」教卓から真知子先生が呼んだ。
ランドセルを背負い、駆け出そうとしていた愛子は机と旧友たちの間を縫って
「先生なに?」
「さっきの話だけど」今度は苦笑ではない、頼りがいのある微笑と真剣なまなざしが見つめる。
「真知子先生は愛子を応援することにした。がんばれ」
「え……?」
「防女に行きたいなら、がんばれ」
ぽん、と両手が肩にかかる。チョークの粉が愛子の肩につく。
「私立受験並みに勉強しないとだめだから。いまからやれば間に合うから」
その日、愛子はランドセルを背負ったまま家を通り過ぎ、歩けば40分前後の道のりを走った。
大きなガラスのドアを身体で押し開け、カウンターに歩み寄る。
「あの、すみません」
「はい、こんにちは」向こう側で事務員が立ち上がる。愛子は大きく息を吸い込む。
「小5受験コースのパンフレットを下さい」
241:防女にいきたい!9
09/02/01 15:54:50
ロビーで夕方まで自習した後、受験コースをあんぱん1個でこなすのは、結構ハードだ。
もう6年生の秋。本番まであと半年である。すっかり暗くなった街を、やはり走って家
まで帰る。
(今日はカレーだったっけ……ちょっとおなか空かしていくか!)
二つのバス通りを直角に曲がっていくだけで家に着くのだが、愛子は少し遠回りすること
にした。いつもの曲がり角を通り過ぎ、昔は刑務所だったという公園まで行ってぐるりと
回って帰ることにした。大通りに比べれば暗いが、何度も走っているコースだ。
(今日の算数は難しかったけど、山本くんあたりはわかってるみたいだったなあ、
やっぱり開成とか受ける子は違うなあ)
たったったったっ、大通りからコンクリートで固められた川沿いの道に入り、薄暗い公園
の外周を回って少し走ったところで(あ……)愛子は立ち止まった。
バイクが3台、しかも暴走族みたいな改造バイクだ。柄の悪そうな若者が3人、
そして彼らに取り囲まれるように若い女が立っている。女はブラウスにジーンズ、
スニーカーといったシンプルな服装だが、なにか舞台女優のようにしなやかな立ち姿だ。
愛子はあわてて公園の立ち木の陰に隠れる。
(なんだろう……、インネンとかいいがかりとか、そんな感じ?)
しかし、女の態度は落ち着いているようだ。
(それとも友達なのかな……)
「なんだよ、あんまり冷たくすんなよぉ」へっへっと笑いながら鼻に銀のピアスをした男が言う。
(やっぱりインネンつけてるんだ!)ぞっと鳥肌が立つ。
「減るもんじゃなし、ちょっと付き合ってくれてもいいんじゃね?」これは裸に革の
ベストを着た大男だ。腕には刺青がびっしりと刻まれている。恐怖、嫌悪感、軽蔑、怒り、
いろんなイヤな感情がいっぺんに押し寄せる。
(あんなバカそうな連中が……許せない……!)
「オラァ、気取ってねえでこっち来いよ!」3番目の金髪の男が女の肩をつかんだ。
242:防女にいきたい!10
09/02/01 16:01:14
(ど、どうしよう、警察?でも携帯なんか持ってないし……大声出す?そしたら私だって
危ないよぉ……でも……)
足許を見回す。落ちていた太い木の枝を両手でしっかりとつかむ。
(こんなもので戦えるわけじゃないけど……でも戦わなきゃいけないかも……!)
女が男の手をゆっくりと払った、ように見えた。手首の骨が砕ける音と同時に、金髪の
絶叫が響き渡り、急に消えた。女の第2撃が鳩尾に入り、気を失って崩れ落ちたからだ。
「お、おい、どう……」
鼻ピアスが声をかけようとした瞬間、女が風のようにふわりと身を寄せ、自分の頭より
高いキックで頭を蹴り飛ばした。横ざまに吹っ飛ぶ鼻ピアス。どざざっ、派手な音を
立ててアスファルトに倒れたまま身動きもしない。
「ふ、ふわあ」
刺青が後ずさりした。いちばん離れた位置に立っていたことが彼にとっては幸いした。
あっけなく背中を見せるとあわててバイクにまたがり、地面を蹴って進みながらエンジン
をかけようとする。女に追うつもりはないようだが、完全にパニックに陥っているため
何度も転びそうになりながら必死にエンジンをかける。
ぶおん、とようやく轟音が響き、そのまま走り出そうとする。
(あ、逃げる……!)
愛子は木の枝を持ったまま陰から飛び出した。
「待てー!」叫びながら、よたよたと目の前を通りすぎようとするバイクの前輪に木の枝
を突っ込む。
「うわあ!」加速しようとした瞬間に前輪がロックしたため、前転でもするように
ひっくり返った。
243:防女にいきたい!11
09/02/01 16:02:24
(やった!)愛子が振り向くと、意外な加勢に驚いた表情の女が駆け寄ろうとしている。
「くっそ……このガキ!」立ち上がった刺青が背後から愛子の腕をつかむ。
「いやあああ!」暴れる愛子を簡単に捕まえ、盾にするように女に向かって叫ぶ。
「く、来るんじゃねえ!このガキぶっ殺すぞぉ!」
大きな掌が首に食い込む。それだけで視界がモノクロームになった。苦しい。
立ち止まった女が、ふっと息をもらした。笑ったのだ。
「……殺せば?」
「な、なんだとぉ!」
「全然知らない子よ、あたしには関係ないわ」
言いながら、ゆっくりと近づく。
「来るなっつってんだあ!」
「さあ、絞めるなり刺すなり、遠慮しないで殺しなさいよ。ただしその後で」
女の目が暗く光った。
「……あたしがあんたを殺してやる」
愛子の頭上でごくり、と音がした。刺青のノドが鳴る音だ。首をつかんでいた手が緩む。
震動が伝わってくる。震えているのだ。
「うひゃああ!」愛子を突き飛ばし、大通りの方向に走り出す。愛子が使った太い枝を、
女が拾い上げた。右腕がしなやかに後ろに引かれ左足を踏み出し、サイドスローの投手の
ように肩の高さから枝が投擲された。地面と水平にくるくると回りながら放たれた枝は、
ちょうど刺青の頭を後ろからぶん殴る形で命中した。鼻ピアスと同じような音を立てて、
刺青は路面に昏倒した。
呆然と見ていた愛子は、ようやくノドの痛みを覚えて何度か咳き込んだ。刺青の大きな掌
で締められたときに痛めたようだ。
「大丈夫?」
女が背中に手をあて、さするように動かす。いまの大立ち回りからは想像も出来ないよう
な優しい……というより、普通の女の子が心配している声だ。
「でも、ここから離れないと面倒なことになるから……走れる?」
「はい……走れます」
倒れている刺青(が起き上がって襲ってくるのではないかと愛子は恐ろしかったのだが)
を飛び越えるように、愛子が走ってきた方向に明るい大通りを目指してふたりは走った。
244:防女にいきたい!12
09/02/01 16:03:25
「ごめんね、あんまりお金ないんだ」
コーラのSサイズを二つ、トレイに載せて持ってきた女(というより少女であることが
愛子にはわかった)が微笑んだ。
「あ、いえ……」座ったままであいまいに頭を下げる。
しばらく走ったふたりは、愛子の学習塾がある駅前に程近いマクドナルドの禁煙席で
向かい合っている。最近の女の子としては珍しいぐらいの短髪に、日に焼けた顔。
高校の陸上部員といった風情である。
「あと、変なことに巻き込んじゃってゴメン」
「いえ、あの」緊張してノドがかすれる。「私が勝手に……」
「まあ、そうだよね。あんな危ないことに手ぇ出しちゃダメだって」
「すみません……」
少女は笑った。「冗談だって!ホントにごめんね」
「でも……」
「なあに?」
あなた、かな。おたく、じゃおかしいか。どう呼びかけたらいいか迷いながら愛子は
尋ねた。
「えーと、あの、おねえさんはどういう人なんですか?K1とかやってる人ですか?」
目を丸くした少女は
「K1かぁ、まあそれに近いかなあ」
あっはっは、と笑ってから少し声を落とし、
「あんまり言わないようにしてるんだけど、そういう学校に行ってるの」
「……」
「知らないだろうけど……防衛女子校っていうんだけどね」
「え……?」
愛子の身体が震えだした。
245:防女にいきたい!13
09/02/01 16:06:02
少女の携帯を借りて母親に「補習に出るので遅くなる」と連絡した愛子は、防女について
根掘り葉掘り聞き始めた。防女志望の小学生に偶然―しかもあんな形で―出くわして
面食らっていた少女も、愛子の熱心な態度に打たれたのか誠実に応じてくれた。
「そうなんだぁ、防女って……もう絶対に防女って決めてたんです。そのためにお母さん
たちに頼んで塾にも通わせてもらって。私、やっぱり防女に行きたい……」
そんな愛子の様子をにこにこ笑って見ている少女。
「……それに、さっきみたいな連中とか、こーんな短いスカートのバカみたいな女子高生
とか、絶対許せないし」
天井を仰ぐようにして、声を出さずに少女が笑った。防女に行きたいと言ったときの
真知子先生のような笑い方だ。
「あのさ」
「はい」
「勘違いしちゃダメだよ?」
「え……?」
「あんな連中でも守るのが自衛隊の仕事なんだ。そのための訓練を、あたしたちはしてる」
言い切った瞬間、マクドナルドのひと隅に涼しい空気が流れた。
246:防女にいきたい!14
09/02/01 16:06:49
遅いから送っていくと言われたが、明るいバス通りだけを通って帰れるのでと遠慮した。
「じゃ、なにかあったら、ここに電話してね」090で始まる携帯の番号。「つながることは
ほとんどないと思うけど……」花柄のかわいいポストイットに書いて渡す少女は、普通の
女子高生と変わらない。
帰宅を急ぐ人々の流れの中で、名前を言ってなかったね、とつぶやいた少女は
いたずらっぽく笑って直立不動の姿勢になった。
「防衛女子校、海上要員砲雷課、鶴田里香であります!」
いつになくぼんやりした顔でカレーライスを食べていた愛子が、流しに向かっている母親
の背中に呼びかけた。
「ねえ、おかあさん」
「なあに?」
「私、勉強がんばるから、絶対にがんばるからさ」
流しに向かったまま、背中で聞いている母。こういうときのおかあさんは、
頭ごなしにダメなんて言わない、絶対言わない。大きく息を吸った。
「スイミングスクールに行ってもいい?」
247:防女にいきたい!15
09/02/01 16:10:22
海から見上げる冬の空は広い。小さな雲がところどころ浮んでいるが、快晴である。
「あんたとこういうことになるとはね」
カポック(救命胴衣)とヘルメットを身につけた艦長が微笑を浮かべて呟く。「しかも実戦ときたもんだ」
海面には無数の白い波が飛んでいる。艦体がきしむように揺れる。天気晴朗なれど波高し、
を地で行くような天候である。
「もうすぐ戦闘海域だね。あたしは砲雷屋だから、操艦は任せたよ」
危険な兆候は決して見逃さないが、それ以外は手出し口出しをほとんどせず部下に
やりたいようにやらせる艦長である。防大時代の成績は決してよくなかったが、
その謦咳に接した者はみな「自分も鶴田2佐のようなオフィサーになりたい」と憧れを抱くという。
大物視するあまり〝米内光政の再来〟とまで呼ぶ者さえいる。
「任せて下さい、寒中水泳はさせませんから」
応える航海長に、せっかくスイミングスクールに通ったのにね、と笑う。
「じゃあ行こうか、小柳1尉殿?」
愛子は大きく息を吸い込む。
「宜候!」
~完~
248:防女にいきたい!正誤
09/02/01 16:44:27
砲雷課ってどこの会社だ……Onz
砲雷科の誤りでした。
249:名無し三等兵
09/02/01 19:15:12
面白い!
GJ!です
250:名無し三等兵
09/02/01 23:24:24
>>230
続きをお待ちしています
>>232
受験シーズンにふさわしい話ですね
こういう話を待っていました
ところで彼女は防女の学園祭に行ったことがあるのだろうか
251:名無し三等兵
09/02/02 06:19:48
>>248
おぉ、なかなか渋い…
GJ!
252:名無し三等兵
09/02/02 20:07:27 qy6ieKhd
232氏投下お疲れ様です
これからも遊びに来てください
253:名無し三等兵
09/02/03 15:16:48 iaLlxMl1
防女に入学できたのが居るなら、防女を落ちて私立女子に行った子も・・・
254:名無し三等兵
09/02/03 22:47:25
>>253
何人もいるだろう
逆にお嬢様学校から受験して入学する子
ある程度はいそうだ
255:555
09/02/03 22:50:10
単発質問
卒業試験の携行品は何だろ?
パラシュート降下するので、パラシュートとヘルメット、ゴーグルはあるだろうが…
ナイフ
サバイバルブランケット
ブラスワイヤ
サバイバルミラー
ジップロックパウチ
メタルマッチ
ボケットナイフ
コンパス
ローソク
安全ピン
縫い針
糸
ワイヤーソー
マルチ・ビタミン錠
リップクリーム
これにスコップもしくはピッケル位だろうか…
あんまり重装備でも面白くないし、軽装備だと嘘臭くなる
256:名無し三等兵
09/02/03 23:20:00
抗生物質と使い捨て注射
沈痛用モルヒネと使い捨て注射
生水を飲み水にする薬剤(水筒で汲んだら一錠入れて良く振る ベトナム戦争米軍標準装備)
あと、緊急事態用無線機とエマージェシー用の強力位置情報発信器
ま、これ使ったら再訓練後に再度挑戦と言うことになるけど
257:232
09/02/04 00:16:43
3回目のSS投稿ですが、555氏のようには書けませんね……。
軍事知識が乏しいので、戦闘シーンなど全く書けません。
迫力あるアクション超大作!を書いてみたいものです。
258:名無し三等兵
09/02/04 00:25:03
地味な防女の日常とかも良いもんです
あと、弱小サークルとか
ガーデンだって、最初はネタだったのが、あれだけ設定が
ふくらみました
次回作も楽しみにしております
259:名無し三等兵
09/02/04 15:37:10
頑丈なテグスがあるともの凄く便利だが、山歩きでロープが無いのがおかしい
あと、装備じゃないけど、古新聞が一束あるともの凄く使いでがあるぞ
260:555
09/02/04 18:27:33
>>259
ブラスワイヤ(真鍮製の針金)がテグスに相当するのではと…
「サバイバルグッズ」で検索して適当に集めました
空挺降下→厳冬期の山岳倒破
なので、降下時の装備は冬山装備よりも軽装になるんじゃないかと
山歩きの経験ないんで、アレですけど、何ミリのロープをどれだけ
持ってゆくもんなんでしょう?
261:名無し三等兵
09/02/04 19:17:26
防水密封されたフクロに入った防寒用着替え(下着・靴下・タオル)等が
無いのはどうかな
あと、片栗粉をまぶした氷砂糖とチョコレート
冬山登山では
降下は知りません
262:名無し三等兵
09/02/04 19:52:32
冬山踏破が判ってるなら、バターとかチーズを一塊隠しもっていくと思う。
肉類を摂れない以上、ああいう寒い場所ではカラダの中で燃焼するものを
摂らないと体力が回復しない
ま、あんまり重装備だと嘘くさくなるから携行重量が決まっていて
何をどれくらい持参・配分するか・・・・から成績判定が始まっていると考えるべきだと思う。
初期の複数回再試験組とかには、武器と装備ばかり抱えていって食料と医療品を持たずに
失敗したのとか、ロープを忘れてニッチモサッチモいかなくなってリタイアとか
生水をそのまま飲んだり、雪をそのまま食って腹をこわしたり脱水症状になってアウトとか
いたかもしれない
まぁ、現在の防女ではそういった失敗を高等部進学から複数行われる「泊まりがけハイキング」とかで
注意せずに全部やらせて(ちなみにハイキングでは助教が引率、小隊もしくは分隊単位)
失敗させることで、座学では学べない”色々”をカラダに叩き込んでると思うけど。
マタギは、干し餅とかの携行食糧や冬山の過ごし方を代々伝えてるから
山奥の寒村出身の学生とか、得意だろうなぁ・・・・
263:555
09/02/04 23:04:09
「日本アルプスに落下傘降下&サバイバル」
しか設定がないですからね…
いざ、そっち系のSS書こうとしても、勝手に設定
作っちゃまずい…
・携行品
・試験の定義
あたりをクリアしないとなかなか話が進みません…
264:名無し三等兵
09/02/04 23:32:22 mKxBA7be
卒業試験の根幹設定が「単独踏破訓練」だから
そこらから資料をあたってみてはどうだろう?
あと、時期が晩秋から初春にかけてに限定されている
晩秋の山歩きは熊が怖いとか、初春は緩んだ積雪の雪崩が怖いとか
色々あると思う。
265:名無し三等兵
09/02/05 16:09:46
軍用ライターとウイスキーもしくはラム酒の小瓶
それと、防寒用として身体に塗る油
冬山だったら手足の指の一本くらいは凍傷で無くしても
おかしくない
備えるべき
266:555
09/02/05 20:24:17
手芸部部長と語る~聞き手 亜麻野敦子
「あら?今回は中沢さんじゃないの?」
「私が代理です。2人とも忙しいみたいなんで…」
「ま、い~か…リアクション期待できないけど…」
「移動体研究会と手芸部って仲がいいんですね」
「ま、魚心あればってヤツよ。で、本題!冬はやっぱ、風呂が楽しみよね?」
「そうですね。冷えた身体にはお風呂がありがたいですよね」
「で、じゃ~ん!手芸部特製!ギガ入浴剤!」
「メガ入浴剤とか言うのが発売されてますよね?」
「へっ!メガなんてタコよ!こっちはギガよ?メガの1000倍凄いの!インパクトも最高よ!」
「どこが最高なんですか?」
「保温機能を上げるため、高分子…ゼラチンとか片栗粉の凄いヤツを混ぜ込んでるの。コイツでお肌はしっとり、体温調整はバッチリな訳」
「へぇ~」
「風呂場に叩き込んできたんだけど。ぼつぼつ効果が出る頃ね」
「誰だ!風呂にゼラチン放り込んだのは!学生が閉じ込められてるぞ!」
「…ゼリー寄せになってるみたいですね…」
「…失敗か…ゴメン!逃げる!」
267:555
09/02/05 20:33:52
…すみません…単位間違えてます
メガ→ギガ
ギガ→テラ
でお願いします
>>265様
日本の法律上、未成年へのアルコール販売は禁止されております
エタノールはOKかも知れません。Mig25用アルコールが「美味」との話も
ありますので…
268:名無し三等兵
09/02/05 20:40:19
>>265
そういうものをどこかで手に入れているはず
ひょっとしたらガーデンで熟成させているかも
>>263
日本アルプスに限らないと思う
富士の樹海もあるかもしれない
269:名無し三等兵
09/02/05 20:45:05 ODZ9/oSx
冬山歩きの必需品なんですがな・・・チョコレートとアルコール(凍死と低体温症防止の”薬”として)
あと、卒業試験の日程は単位全修得後に本人が申し出るのだが
やっぱり、生理周期とか考えて「予定では3日前に終わってる筈だから・・・」と
考えてるんだろうな・・・・と、思ったら集団生活を営む女性の生理周期って一致するんだな
寄宿舎(ドミトリィ)現象で。
一学年100人として単位修得完了時期のバラツキと、複数の寮に分れている防女生活と
万一の為のバックアップ・救助要員と準備に割くことのできる学校教員の人数から
結構、希望が混み合うピークが何回かあると見た。
大学入試を考えてる学生は、下手したら11月あたりに終わらせるかもな
270:555
09/02/05 20:51:11
>>268
防女・樹海とくれば「彼女」の出番です
「そういうもの」は既に入手しいるという設定で下書きしてますが…
多分、寒さが緩んだら終わりのような気がします(笑)
設定とか実在する場所なんかは、実際にロケしたいなと…
(厳冬期の日本アルプスを縦走する訳にはいかないので)
全部書ききる自信がないです。ちょっとずつUPした方がいいのかな?
271:名無し三等兵
09/02/05 20:52:12
ところで旧家のヒトって、雪山歩きとか雪国の生活の知恵とか詳しそうだけど
コメントが欲しいですな
272:名無し三等兵
09/02/05 20:55:56
>>269
>>270
樹海になるか雪山になるかは
教官室に呼び出されるまでわからないのでないか
273:名無し三等兵
09/02/05 21:22:02 EnGgf/aB
【学校】岐阜県に男女相部屋の中高一貫校を来年開設。早くも問い合わせ殺到
スレリンク(bread板)
274:名無し三等兵
09/02/05 21:28:06
試験地の選択はともかく、「準備できました やります!」と志願する時期は
学生個人にある程度まかされてるだけだろ?
275:名無し三等兵
09/02/06 12:14:50
田沢乳発見!
URLリンク(data.tumblr.com)
276:名無し三等兵
09/02/06 13:38:40
>>275
おかわりおながいすます
277:名無し三等兵
09/02/06 13:45:28
旧三人娘ものの作者さんが復帰してくれたらな
278:名無し三等兵
09/02/06 20:10:30
>>257
そんなことはないです
うまくかけています
最初見たときは212氏が
戻ってきたのだと思った
279:名無し三等兵
09/02/06 21:54:21
MMK(モテテもてて困る)がネタの話とか誰か考えないか?
田沢ネタで昔あったような気がするんだけどな
280:555
09/02/07 13:33:31
>>230の続きをちょっとだけ投下
281:555
09/02/07 13:36:37
まずはビバークだ。雪崩に対して岩陰は完全に安全とは言い切れないが、これ以上の行動は体力を消耗する。(雪崩は)来るときは来るし、来ないときは来ないと開き直るしかない。
ピッケルでせっせと雪洞を掘る。人間1人が入れる雪洞を掘り上げ、携行品の蝋燭に火を灯け、パラシュートのキャノピーを重ねて敷き、エマージェンシーブラケットを取り出して身体に巻き付る。その上からキャノピーを被った。
雪の中なので当然氷点下だが、外はもっと寒い。蝋燭1本の暖房ではあるが、洞内は外と比べれば比べものにならないほど暖かい。蝋燭に手をかざし、冷え切った手を温め、体力の回復を図るべく眠ろうとするが、なかなか眠れない。
身体検査をすり抜けて持ち込んだ、愛知県某社製の粉末の入ったビニールパウチを取り出し、中身を少量を口に入れる。喉元から胃袋までが燃え上がり無意識に額に手が当たる。酒臭い息を吐き出すと、凍結しかかっていた身体が緩んだ。
(体力に劣る統合運用諜報科員が卒業試験を乗り切れるのは、このテの『ずる』を巧妙な手口で行っているからだと言われている。まぁ、露見しなければ『ずる』ではない)
強引に体温を上げた瑞樹は目を閉じた。ぼそりと呟く。
「適当に晴れてくんないかな…快晴だと雪崩が起きる…気温が上がる前に移動しなくっちゃ…」
何とか数時間まどろんだ。寒くて寝られたものではない。夜は明け切っていないが、幸い降雪はなかった様だ。気温の上昇で雪崩の危険性が増す前に移動距離を伸ばした方がいいと判断して出発した。薄くガスが広がっているが、行動に支障はないだろう。
雪崩に注意しながら斜面を下りる。現在位置は穴の空くほど眺めた日本アルプスの写真で大まかに頭に入っている。まぁ、とんでもない場所に降ろされたと言うことだ。
しばらく雪原をラッセルし、登山ルートに合流する。降雪がなかったのが幸いした。試験直前まで眺めていた天気図から、天候は急激に悪化する可能性がある。距離を稼げるのは今日だけだろう。明日からは荒天だろうし、体力の消耗も激しくなる。
谷まで降りてしまってはややこしいことになる。無意識に下ってしまうので、高度を保って移動する必要がある。
なだらかな斜面を横切り、稜線を越え、林を抜けようとした時、彼女は『素敵な出会い』と遭遇した。
282:555
09/02/07 13:37:55
突然の邂逅である。目の前にはツキノワグマがどう考えても穏やかでない様子で唸り声を上げていた。
「本当に『出会う』とは思わなかった…『森』じゃないんだけどなぁ~」
目の前に対峙する『出会い』の相手、標準的な(と言っても体重は100kgを優に越えている)ツキノワグマを睨み付けながら、瑞樹は長い拵えに付け替えた忠次を鞘から抜き、青眼に構えた。
「やっつけたら『熊殺し』か…何となく嬉しくない…」
情けない表情になりながら、それでも唇の端に不敵な笑みを現わせて、『出会いの相手』に向かって愛刀を構え直した。慎重に足元を固める。この雪の中で転倒したらたちまちエサだ。
「やったろ~じゃん!さぁ、かかってきなさ~い!」
瑞樹の気迫に押されたのか、はたまた、高周波成分を含んだ音に驚いたのか、熊はたじろいだ。が、次の瞬間、唸り声を上げて、一気に距離を詰め、片手殴りの一撃を瑞樹に向かって放ってきた。そう、この時期に雪原を徘徊する者は何者であれ飢えているのだ。
「きえぇ~い!」
瑞樹は、忠次の柄を握りしめ、殴りかかってくる熊の前足に合わせ、気合いを込めて切り結んだ。体力勝負では明らかに不利だ。ここは忠次の切れ味に望みを託すしかない。
強烈な衝撃が瑞樹の両手を襲った。倒れそうになるのを懸命に堪えた瑞樹の目の前を、自分自身の打撃の強さで断ち切られた熊の前足が血しぶきと風切り音を立てながら通り過ぎていった。
打撃を加える身体の部位を失った熊は、勢い余って転がった。チャンス!瑞樹は熊に近づき素早く数度心臓を突き刺す。運良く肋骨を避けたらしい。バターナイフを突き刺す様な感触で、熊の胸板に忠次が柄元近くまで吸い込まれた。
何となく勿体ない気がしたので最後の突きは捻りを加えながら引き抜く。残った前足の逆襲を避けるため、熊の身体を踏み台にして大きく後ろに跳躍すると、胸の前を前足が唸りをあげて通過していった。
283:555
09/02/07 13:38:21
あとは逃げる!余裕をぶっこいているヒマなぞない。2WDと4WD(正確には3WD)では圧倒的に後者が有利だ。雪に身体をとられながら全速力で駆け出す。
絶叫して瑞樹を追撃しかけた熊だったが、数歩走ったところで、何かに引っ張られるように動きが止まり、全身を痙攣させながら倒れた。切り飛ばされた前足からの血が雪原を鮮やかに染めた。
倒れた熊は、しばらく苦しそうに息を吐いていたが、大きく痙攣するとそれも止んだ…彼女が防女の数少ないタイトル保持者となった瞬間であった。
「やっちゃったぁ…」
全身の力が抜けた瑞樹は雪上に座り込んだ。しばらく身動きが取れなかったが、やがてノロノロと立ち上がり、忠次の刃先を確認した。さすが忠次。刃こぼれ1つしていない…
「…ゲテモノは苦手なんだけどなぁ…」
瑞樹は熊に用心深く近寄り、息がないのを確認して身体に馬乗りになり一気に腹を裂いた。内蔵が氷点下の雪上で湯気を立てる。
胃腸や膀胱を傷つけないよう注意しながら消化器系を引きずり出し、放り出す。胃や腸は、水洗いをして煮込めばそれなりの味らしいが、ここでは不要だ。何せ周囲には水が全くない。
心臓、肝臓を取り出す。獣臭はあるものの、悪臭というほどではない。熊は強い臭いがあったり、逆にほとんどクセがなかったりと個体差があるらしい。どうやらアタリの様だ。気温が低いので臭いが広がらないこともある。
何とも言えない感触と温もりが手にかかる。喉元にこみ上げてくる不快さに堪えながら、目を閉じて湯気を立てている生の肝臓に食らいついた。口が血で赤く染まり、口中に生臭さが広がる。目を白黒させて飲み込む。情けないことに涙がこぼれてきた…
284:555
09/02/07 13:39:14
「…当分レバ刺し食べたくない…」
口を拭って、再び肝臓に食らい付く。何よりも体力維持だ。生臭さにえづきながら300グラムばかしの肝臓を胃に収めた瑞樹は、残った肝臓をサブパラシュートのキャノピーを切って包んだ。
熊肉…いわゆる筋肉の部分には寄生虫がいる事があるため、生食は厳禁だ。生で食べられる肝臓はいざというときの非常食になる。
胆嚢はサスペンションラインをほぐした糸で口を結んで切り取る。腹痛の薬として干し固めて売られているが、半製品でも何かの役に立つかもしれない。
首の皮に忠次を突っ込み、軟骨板を切断して首を胴体から切り離す。膝と肘を切断すると首と内臓、手足を切り離された熊の重量は7割程に減少した。
大雑把に骨と軟骨を分離し、脂を切り取った。熊の脂はクセが少なく生食でき、ゆっくりと溶かしたものは猟師の万能薬として使われている。何より極寒の山中では脂分は貴重だ。脂で切れ味の落ちた忠次を熊の毛で拭いながら瑞樹は解体を進めた。
おおよそ2時間後。熊は毛皮と肉塊と残骸とに変化した。合計で50kg近い。解体した肉や脂をキャノピーで小分けして包む。毛皮は貴重だ。なめしてないのでゴワゴワしているし、ファッションセンスなぞ全くない。が、ないよりはマシだ。
「お腹減って死ぬってコトは当面なくなったけど…この様子だと2~3日足止めかなぁ~」
空を見渡すと、抜けるような青空の隅に鉛色の雲がうっすらと湧き上がりはじめていた。時間は午後3時だが、これ以上の移動は自殺行為だ。瑞樹は調達した食料を背負って、自分が拓いた道を引き返しはじめた。
目を付けていた広葉樹の林に入り、手頃なダケカンバの若木をワイヤーソーで切断して支柱にし、ティピーを設営しはじめる。
285:555
09/02/07 13:40:58
ネイティブアメリカンの移動住居ティピーは、少ない資材で簡易に設営でき、内部で火を焚いて暖房や煮炊きをすることが可能だ。
米軍の軍事教練のサバイバルを扱ったマニュアルには、パラシュートの布と紐とを使ってティピーを作る方法も記載されている。
自生しているダケカンバの幹から樹皮を剥ぎ取る。樹皮は脂分が多く焚きつけに適している。サバイバルキットのメタルマッチで、火を起こした。
長期戦を考慮して、ファイヤースターターは使わない。茶色っぽい煙が上がり、樹脂成分が小さな音を立てて燃え上がった頃、ティピーの周囲は暗くなりかけていた。大荒れの前兆だ。
「ヤバイな…こりゃ燃料がたくさん要るわ…」
天候の崩れが長期になると判断した瑞樹は風の影響を計算しながら周囲のダケカンバを片っ端から伐採し始めた。(国定公園内の無許可伐採は自然公園法違反なのは言うまでもない)
「与作はきぃ~を切るぅ~へいへいほぉ~」
歌でも歌わないとやりきれない…何より熊除けになる。これ以上の出会いはゴメンだ。無人の原生林に脳天気な歌声が響いた。
286:555
09/02/07 13:42:51
違法伐採したダケカンバの生木をティピーに持ち込み、積み上げ、敷き詰める。火の勢いでティピー内の雪は溶けかかっているので、このままでは水没だ。熊の毛皮を丸太の上に敷き、クッション代わりにする。
前日の雪洞よりも随分と過ごしやすい。何よりも、暖を取れるのがありがたい。濡れて重くなった靴と、靴下を火に近づける。靴下から水上気が上った。
忠次でダケカンバの小枝を削ると、半ば凍結した熊肉を突き刺し、焚き火の周囲に立てて炙る。ビニールパウチに雪を詰め、焚き火の熱で溶かし、熱で溶け露出した地面から小石を集めて暖め、キャノピーで巻いて懐炉代わりにする。
凍傷防止に熊脂を手足に塗り込む。熊肉の焼ける匂いが漂ってきた。
「食わず嫌いか、それとも空腹は最高の何たらか…ま、防女生の味覚はハンパじゃないもんね…」
焦げた肉の表面を削った枝先で削ぎ落としてかぶりつく。口中に旨味と暖かさが広がった
荒天は丸2日間間続いた。
287:名無し三等兵
09/02/07 14:27:55 xCgW6wE6
投下乙です。
手慣れた設営他色々ですが、防女敷地内で、それこそ「手が覚える」まで
夏期炎天下・真夜中・降雨時・冬期厳寒期・等々・・・繰り返し仕込まれるんでしょうな
疲労困憊してても、自動的に身体が動くくらいまで。
ところで、軽量で頑丈な「鍋」かわりが欲しいですな
雪を溶かして水を造る・水を汲む・お湯を沸かして手足を入れることで
最も原始的な凍傷の治療を行う・色々採取するときの籠かわり・・・等々
非常に使用範囲が広く、かつ、必需品でもあります
ご一考を
288:名無し三等兵
09/02/07 14:48:57
>>255-256
野戦携帯用医療パックが必要だと思う
289:名無し三等兵
09/02/07 15:03:20
>>286
>荒天は丸2日間間続いた
この2日間で防水マッチをつくるとか(マッチと蝋燭の蝋で作成)
色々できそうだな
基本、重量を減らしながら歩く必要があるから、カロリーが低くて嵩張ったり
重いものから食べていくとか。
あと、終了は防女が設営した卒業試験用の施設に帰ることですかな
いや、頬がこけた臭くて汚い若い娘が(しかも、熊っぽい毛皮を羽織っている)
電車で周囲3メートルあたりにヒトが寄りつかない状態で目をギラギラさせてる
情景が目に浮かんだもんで
で、舞鶴駅で降りてまっすぐ母校教官室に出頭して「○○ ただいま帰還しました」と。
・・・ちょっと、萌えます
290:名無し三等兵
09/02/07 15:49:56
葉っぱの無い冬山・雪山での必需品
野戦用トイレットペーパー複数巻き
忘れたらアウト
291:名無し三等兵
09/02/07 16:16:08
>>161-163ネタのSSをどなたかプリーズです
292:名無し三等兵
09/02/07 16:27:48
↑
何故、防女に進学したのですか?
健康で頭が良くて可愛いけど家が貧乏だから
お母さんが売れなかった昭和アイドルで、マネージャーだったお父さんと
駆け落ちして・・・・
なんかドラマがあったらしい
293:名無し三等兵
09/02/07 18:26:46
>>280
投入乙
>>289
ゴールは自衛隊の駐屯地
自衛官か教官が待機している
294:名無し三等兵
09/02/07 18:29:35
>>292
親が彼女のデビューを知ったらどういう反応をするだろう
あと彼女の専攻科はどこになるのだろう
諜報かなそれとも統合の別の科かな
295:名無し三等兵
09/02/07 18:34:55
法務省系の青田買いだから統合だろう
296:名無し三等兵
09/02/07 18:39:15
>>163
>容姿が整っていても、雰囲気と見た目が地味で”おっぱいが巨きい”
深夜番組向け、かつ季節関係なしに水着撮影をやらされたり
業界お偉いさんからのセクハラとかに密かに涙を流したり。
メイク担当という名目で定期的に接触がなされるかと
297:名無し三等兵
09/02/07 18:44:23
>>295
となると元風紀委員長や最低渚と同じ兵站と言うこともありえるな
298:名無し三等兵
09/02/07 18:53:40
兵站ではないな
専門が違いすぎる
組織・法務系かな
あと、思いつきで書込まんで考えてからレスしたらどうか
299:555
09/02/07 21:05:20
ちょうどJNN報道特集で幹部自衛官候補生の特集やってました
あれから見ると、ヌルいのかも知れませんね
300:名無し三等兵
09/02/08 12:40:08
卒業試験のスケジュールは何日くらいなのだろう
雪山だと大雪の時は数日間足止めを食らうから
続くと1週間くらい無駄になる気がする
301:名無し三等兵
09/02/08 12:44:20
帰還するまで
302:555
09/02/08 13:01:11
>>301
さすがに期限は切られていると思います
「うん…かれこれ20年になるけど、戻って来ないのよね…あのコ…」
(それは遭難です)
筆記試験、卒業判定、追試日程からするとおおむね1週間以上、20日未満
ではないかと
303:名無し三等兵
09/02/08 13:24:50
>>302
了解しました
304:名無し三等兵
09/02/08 13:27:12
遭難時の生存可能性とか考えると、3週間~一ヶ月くらいですかな
卒業試験は、卒業認定単位取得済で卒業試験を終了して・・・だから
単独踏破から帰還したのが秋に終わりだったら、3月までのんびりか
大学入試に向けてスパートかけるかのどちらかだろうね
同期が山の中を這いずっている最中に試験受けてる娘とか毎年居るんだよな
305:名無し三等兵
09/02/08 14:00:21
煙草を隠し持ってく学生が何人かは居ると思う
306:名無し三等兵
09/02/08 17:21:58 Sd87+EtO
>>302
>「うん…かれこれ20年になるけど、戻って来ないのよね…あのコ…」
これで「還ってきた」怪談ができるな
卒業試験で、とうとう帰ってこなかった同期で寮の部屋も同じだったあの娘
なんども防女だけでなく陸自と空自も合同で捜索したのに骨一本見つからなかった
そして、私は卒業防衛大学に進み配属され、人の妻となり、今は母校で教官をしている。
今年も卒業試験
帰没ポイントに設置された校外施設の窓から見ると
もの凄い吹雪・・・・
ビバークをちゃんと出来てるだろうか・・・・
307:555
09/02/08 22:12:55
>>287
携行できる小型の鍋ってのはサバイバルグッズには入ってないんですよね…
都市部では代用品が山のようにあるんですけど、さすがに冬山では代用品はないと…
ジップロックのビニールパウチでも遠火で加熱すればそれなりの温度にはなりますが…
何かいいものないですかね?
>>306
過去の「悲劇」を教訓にGPS搭載の発信器なんかを携行しているのではないかと…
エマージェンシーボタンで救援ヘリが飛び立って救助する体勢を整備。防女の「敵」は自衛隊と同じく日本国内に多いと思われます
(いわゆる某新聞社とか、某政党とかです~
試験期間中は各自に携行させた発信器をモニタするためにアルプスをヘリが飛び回る、登山者にとってはいささか興醒めする光景が多くなるのではと…
308:名無し三等兵
09/02/08 22:27:24
さすがに遭難者が出てたらとっくに廃止になってるんじゃ…
かなり初期から非常時の対策はしっかりしていたのでは
309:名無し三等兵
09/02/08 22:36:21
鍋は嵩張りますからな
ただ、冬山で水を造る・水を汲む・煮炊きに使う(暖かい食べ物を摂れるかどうかが体力維持の面で
死活問題です)・煮沸に使う・・・等々必需品と言えるのですな
あと、雪をそのまま溶かして飲むのも問題ですな
化学物質とか考えると「溶かす→冷ます→浄水器を通す→保温水筒に入れる→飲料用薬剤を投入→よく攪拌→飲む」
と、言う手間暇が必要です・・・明治くらいなら雪をそのまま溶かして飲めたんでしょうが。
軽くて頑丈で耐熱性・耐衝撃性その他に優れて、かつ、取っ手が付いてて蓋を固定できる(つまり米を炊ける)機能付きの
携帯鍋(分解可能)が欲しいですな
山歩きには米(300gくらい)と塩が必要なんですが、分解できれば(蓋・鍋本体・取っ手)荷物に入りそうなんですがね
雪国に詳しい「旧家のヒト」とか良いアイデアないですかね?
310:名無し三等兵
09/02/09 17:23:19 DsJCwbj0
ナイフは複数持ってると思う
サバイバルにおいて、頑丈で良く切れるグリップナイフは同じ重さの黄金より貴重だそうだから
311:名無し三等兵
09/02/09 18:40:34
過去のSSに白山での雪中行軍ではぐれて
雪を掘って3日間過ごした話がある
その生徒は毛皮の防寒着を着て助かった
あと遭難対策に航空要員戦闘救難科の生徒が
救難のアシスタントをしている可能性がある
312:555
09/02/09 19:08:35 lGqU/deS
>>309
せめて高尾山クラスなら、空き缶が至る所に…
(卒業訓練にならん罠)
313:名無し三等兵
09/02/09 20:40:49
>>286
>>289
熊の肉が手に入ったから良いけれど
手に入らなかったらどうなったのだろう
>>311が指摘しているSSみたいにチョコをかじって
飢えを凌ぐしかなかったのだろう
314:名無し三等兵
09/02/09 20:50:44
ある程度の食料は持参してくけど、選択と配分も
計画達成可能性を考慮する考課事項ですな
カロリーが高くて、嵩張らなかったり重くないものとか
米を食べなければ力がでないと、干米とか造って持ってくとか
ちなみに、防女の学生はウサギ等の罠猟と捌くのは全員必須なので。
6年間で仕込まれた色々の集大成を確認する試験だから
食いもんの確保一つとっても、アノ手コノ手を仕込まれている筈ですぞ
315:555
09/02/09 22:04:22
>>313
熊肉を入手できなかった人間のビバーク方法については
別途…
316:名無し三等兵
09/02/09 23:30:39
双子の片割れですか・・・
片方が楽ちんでもう片方が地獄を見る(すっご~く苦労する)とか
あと、外伝で >>91ネタで一本とか
新キャラとか伝説の先輩とかだろうなぁ・・・
317:名無し三等兵
09/02/10 20:10:16
>>316
定冠詞が付くわけですね>伝説のセンパイ
318:555
09/02/10 20:31:28
>>316
もっと楽している可能性もある
(全然考えてないけど)
ここんところ暖かいので、卒業試験系のイメージが
なかなか…
319:名無し三等兵
09/02/10 22:34:20
>>315
お待ちしています
320:名無し三等兵
09/02/10 22:36:43
過去の話に行軍中カロリーメイトと水だけで過ごしたと
弟に話した強襲科生徒がいるので
>>314にあるようなことは日常から訓練を受けていると思う
321:名無し三等兵
09/02/10 22:53:57
卒業試験ネタばかりになってしまった
別のネタの投入を歓迎
個人的には232氏のSSに出てきた防女生
海上要員だと両用が目立ちすぎいるので
新鮮でした
322:名無し三等兵
09/02/10 23:16:26
>>46-47の「就職組」SSを期待したい
警察や自衛隊でなく、気楽な下級国家公務員として
霞ヶ関で毎日定時上がりの気楽な日々を希望する
将来の夢は「専業主婦」という学生の話を。
当然、自分の売りや武器(防女卒・自慢のバスト他)を自覚していて
できるだけ将来性が高くて良い物件に売り込むことを画策している
ある意味、女のシタタカサを充分に備えた現実的な小娘。
目指すは、三流官庁でなく一流官庁
狙うは、容姿・性格・その他色々が趣味にあって将来出世しそうな良いオトコ
・・・とりあえず、アタシが惚れたら尻を叩いて「絶対!」出世させてみせるわ!
323:名無し三等兵
09/02/10 23:30:25
>>322
そうやって主人を見つけ娘が生まれた
娘を名門女子大の付属小学校に入れたが
なぜか母と同じ防衛女子校に入学を希望し
親に内緒で受験して合格した
なんていうこともあるかもしれない
324:名無し三等兵
09/02/10 23:48:46
親に内緒は不可能だろ
何と言っても義務教育だ
325:名無し三等兵
09/02/11 00:48:17 2QeeQ3i1
バンカラなお嬢様が、父親と祖父に直談判して入学したけど
根っからお嬢様だった母親が号泣した話が過去スレに・・・
326:名無し三等兵
09/02/11 01:18:40
>>291-292とかも是非!
327:名無し三等兵
09/02/11 13:41:56
>>325
これはサムライガールのことでは
代々武士の家で祖父も元軍人ということで
防女というものを知り入学したのだろう
232氏のSSに出てくる小学生と同じパターン
あと旧3人娘の軍人娘や両用の剣桃子も
代々軍人家系
>>323
これは過去の設定にある仕事で知り合った官僚と結婚した諜報科出身者
娘が生まれたが小学入学前に死亡した
娘は父親の希望でお嬢様大学の付属小学校に入学したが
中学進学時に父を振り切って防女に入学なんていうのがある
(高校進学時は諜報科専攻に、父は将来の次官候補
防衛省にいる知人に圧力をかけ、その娘は家に寄り付かなくなった)
328:名無し三等兵
09/02/11 15:04:34
田沢の卒業試験話を見てみたい
ずるしようとしてズゴックに見つかり
雷を落とされると思うが
329:名無し三等兵
09/02/11 15:43:24
>>325は、人一倍メシを食って良く笑う友達も多い良い娘だけど
とんでもない親不孝者、と記された設定だろ
あと、>>323だけど全部過去設定と同一人物にする必要は無いだろう
それをやってると人物設定は破綻すると思うのだが
330:232
09/02/11 20:36:15
>>321
私には軍事知識が不足しているので、砲雷科を舞台にしたSSは書けません……。
もし小柳愛子や鶴田里香を気に入った方がおられましたら、
嫁に出しますので活躍の場を与えてやって下さい。
私も過去のSSで王仁沢隊長や源田さつき嬢をお借りしてますのでね。
331:名無し三等兵
09/02/11 21:17:08 jQiDVukK
とりあえず、学校の話で卒業後の話はその延長上にあるからな
漏れとしては、555氏のサムライ娘が中近東でモテモテというのを
短編でお願いしたい。
アラブ・イスラム圏と言っても広いし多様だから、名を売った国とは
別の国に航空機の不調とかで短期滞在したら・・・とか
あの文化圏も面子重視だから、某国で王族も袖にした戦姫を
うちの国で!と、不要な情熱を燃やす方々が多いかと
332:555
09/02/11 23:08:58
>>331
市ヶ谷
「何だよ…コイツのどこが『お忍び』なんだ?オリンピックの選手団並じゃないか」
DIH(防衛省情報局)。公式には存在しないことになっている特別分室、通称「内海分室」の主、内海二佐は書類を手の甲でパンパン叩きながら愚痴をこぼした。
元々『要注意人物』を速やかに退職させるためにでっち上げられた、窓際ならぬベランダ(窓際よりも更に外側)の部署なのだが、紆余曲折を経て内海分室はDIHの中でも『天下御免』が認められる部署になってしまっている。
派手な仕事をいつもやっているわけではない。諜報系は基本的に地味な仕事の積み重ねだ。地道な調査や、関係省庁・同盟国・対立国の機関との調整に費やされていると言っても過言でない。
内海分室はその中でも『早い・安い・巧い』に(後が)『怖い』の四拍子揃った部署と評価されている。まぁ、主な業務は『よろづもめごと相談所』だ。
「今回は外務省が防衛省に『強く』要請したそうです。いつものような威圧的な態度でなく、平身低頭だったそうですけど…何かありますね…」
内海の唯一人の部下、山本彩香二尉は書類の写しを目で追いながら答えた。
「習志野の視察が1時間なのに、防大の視察に丸一日と言うのがそもそもおかしい。軍隊が欲しけりゃ人間込みで外国から1セット丸々購入する様な奴らだぞ?今更人材育成に目覚めたなんて言っても、ボクは絶対に信用しないけどね」
「4日目の日程も怪しいですね。京都の名刹を見学とか書いてますけど、あちらの方って偶像崇拝って厳禁でしたよね?」
333:555
09/02/11 23:09:30
「ああ、だから中東では美少女フィギュアやガンプラは全然売れない。大体京都に奴らが興味を引くようなものがあるわけ…そうか…」
内海は勢いよく立ち上がった。
「彩香君。君の母校に連絡入れといた方がいい。随行員達の年齢が若すぎる理由も判った!奴らの目的は『お持ち帰り』だ!防大にも連絡しろ。外務省の対外政策の道具になるなとな!」
「あら?防女は鬼門じゃなかったんですか?」
彩香が楽しそうに聞くと、内海は真剣な表情で答えた。
「ああ、鬼門だ。が、ここ(市ヶ谷)以外の他省庁や、他国の諜報機関にも防女マニアはワンサカ存在している。万一『お持ち帰り』でもされたらウチの信用はガタオチだ!急げ!ボクは副本部長に掛け合ってくる。外務省に好き勝手されてたまるか!」
「えらく熱心ですわね?」
「当たり前だ!仕事が増えるのは困るんだ!考えてみろ。このテのケツ拭きは全部ウチに来ることになってるんだぜ…」
334:555
09/02/11 23:10:11
こうすれば、中東に行かなくても済みます
335:最初期設定投下者
09/02/11 23:13:43
続編希望
サムライ娘でなくて戦姫の方が色々イイ!と思ったりします。
336:名無し三等兵
09/02/11 23:29:27
追記
戦姫 いくさひめと読みます
337:名無し三等兵
09/02/12 19:47:35
>>332
GJ
338:555
09/02/12 22:02:35
防衛大学校
中東某国の士官学校・幼年学校からの視察生を迎えるため、整列した我々の前を視察と呼ぶには多すぎる人数の『団体さん』が通り過ぎようとしていた。『一糸乱れぬ』までとはいかないが、なかなかのレベルで鍛えられているようだ。
と、いきなり、視察団の中から1名が飛び出し、私の前に小走りに歩み出た。浅黒い顔が歓喜にほころんでいる。
「姫!お会いしたかった!」
…1年程前、張り手を喰らわせた少年だった。『男子三日会わざれば』の諺にもあるが、結構鍛えられた様だ。少年の顔が漢の顔に変化しつつある。1年前の出来事がフラッシュバックした。
感慨に浸ってしまい、返事ができないでいると、彼は大声でこう告げた。
「姫の言うとおり、幼年学校に入学しました。士官学校を出て立派な軍人になって母国の発展に尽くそうと考えています。ですから、ですから…」
『ですから』だと?何だ?彼の意図がよく判らなかった。
「私と結婚してください」
彼の声が大きく響いた。アラビア語だったのが幸いした。日本語だったらすっ転ぶ防大の連中が続出しただろう。少なくとも、ここ(防大)には公務(防大は防女と同じく給料が出る)中にプロポーズする空気の読めない人間はいない(と思う。自信は…ない)
唖然とする私を尻目に、視察生の中から声が次々に上がった。
「ちょっと待ったぁ!抜け駆けは駄目だ!」
「てめぇ~ずるいぞ!」
「俺を差し置いて何しやがる!」
列が崩れ、見知った顔…軍事教練を施した自称『親衛隊』の連中と、首都で見合いの押し売りを仕掛けてきた野郎共が私の前に殺到してきた。まったく…おまいら…そのまま軍隊入りかよ…
スマートを旨とする、軍隊にあるまじき体である。少なくとも幼年学校、士官学校の生徒の態度ではない。短期間ではあるが、私自らが教練を施した成果が全くない!猛然と腹が立ってきた。
339:555
09/02/12 22:06:26
「止め~い!」
アラビア語で、怒鳴ってしまった。つかみ合い寸前の彼らの動きが止まった。くそったれ!猫被って『普通の防大生』をやっていたかったのだが…
こうなればヤケだ!列前に一歩踏み出して、唖然としている彼らを睨み付け、祖父の口癖をアラビア語に直して強い口調でまくし立てた。
「軍人たる者、君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす事が肝要です」
『武士道』からの剽窃だ。アラビア語の演説に、同級生というか、防大側の皆様の視線がブスブスと痛い…特にアラビア語が話せるとは言っていなかったのだ…覚悟を決め、開き直って続けた。
「しかるに!貴方達は何ですか!誇り高き武人の執るべき行動としては最低です!貴方達の国情について、私はいささか知るところがありますが、女子は己の身を委ねるに当たり、高貴な精神を持つ者を尊ぶと聞いています。その点においては貴方達は論外です!」
ここで言葉を切った。何となくエラそうに言い過ぎた気がしたからだ。少し考えてフォローすることにした。とりあえず笑っておこう。
「もちろん、日本人である私も富貴よりも名誉を重んじます。(にっこり)」
たじろいでいた彼らの表情が(何故か)歓喜にほころんだ。と、引率の下士官が大声で号令をかけた。
「全員、姫に敬礼!」
視察団全員の敬礼に答礼しつつ、私は楽しい『大学生活』が1年足らずで終わりを告げた事を何となく感じていた。
340:名無し三等兵
09/02/12 23:28:10
これで結婚相手がアメリカ人だったら、潜在的反米地域が顕在的になりますな(笑)
・・・いや、別にロシア人でも無神論が思想の共○党の人間でも、それぞれデメリットがおおきいですが。
341:名無し三等兵
09/02/12 23:50:35
いきなりだけど、旧三人娘モノでやってたキャットファイト変ってこーゆーのだと思う
↓
URLリンク(www.nicovideo.jp)
田沢主役で一本書いて欲しかったな
342:名無し三等兵
09/02/13 00:51:26 4wE4y5Ii
バレンタインネタで
兄・凡才の普通の高校生
年子の妹・小さい頃から文武共に出来が良く
あっさり防女に合格 現在高等部在籍
兄が学校で
「「お前 チョコとかもらえそうか」」(同級生)
「妹が送ってくるけどな」
「「同じ家じゃないの?」」
「学校の寮に入ってる 女子校の」
「「ふ~ん 帰ってこないんだ」」
「防衛女子校っていう、自衛隊の学校だから外出許可とか厳しいんだって」
周囲がいきなり
「「「「「なんだって!」」」」」
343:名無し三等兵
09/02/13 17:48:36
サムライ娘 イコール いくさひめ(戦姫)の設定投下者認定の容姿は
これ↓なんだな
URLリンク(marie.saiin.net)
そう考えて555氏のSSを読むと更に萌え萌えであります
344:名無し三等兵
09/02/13 21:00:23
>>338
彼女を守る親衛隊が防衛大学校内でできている可能性があるな
あと防女から数人一緒に進学していると思われるが
彼女たちはこれをどう思うだろうか
345:名無し三等兵
09/02/13 21:03:54
>>330
232さんこのスレのSSで名前が出てきた生徒はみんなのものです
555氏だって両用3人娘や鳳玲子・ハリセンをSSに使用しているし
源田さつきや前風紀委員長の生みの親212氏も両用3人娘がSS内に登場しています
555氏の生んだ双子もほかの人がSSに利用している
346:名無し三等兵
09/02/13 21:05:48
>>342
防衛女子校生を姉・妹・娘に持つ家族は
そういう話がつきものだと思う
347:555
09/02/13 22:20:33
求婚騒動の後、私は校長室に呼び出された。彼らの『求婚』も『ちょっと待ったぁ~』も、オマケに私の説教もあっちの言葉だったので周囲には知られてなかった模様だ。やれありがたい…
しかし、いきなり校長訓告か…下手をすると放校処分かも知れない。そうなると田舎で総領職と、じいさまが待っている。横須賀はそれなりに都会だったのだが…
緊張で身体を硬くして、校長室に入った私は校長の口から意外な言葉を聞いた。
「坂鬼学生。中東某国の士官学校への留学を命ずる。書面は後日交付だ。防大の単位は現地の単位をこちらに充当、不足分は特別追認だ。何か質問は?」
『質問』だと?大ありだ。が、軍隊で『質問は?』という上官の言葉に対して質問する等という馬鹿な事はしてはいけない。しかし、こう簡単にうら若き乙女(私の事だ)を中東へ口頭だけで放り出していいのか?
不満が顔に出たのだろう。同席していた某国武官が、
「唐突ではありますが、我が国の士官学候補生の模範として活躍願いたいのです。姫の武勇は我が国の男性のみならず、社会進出を切実に願っている女性にも鳴り響いているのです」
おい…微妙に違うぞ…星君…
半分魂が抜けた気分で廊下に出た私は、彼らを引率してきた下士官に出くわせた。半ば脅迫に近い形相で、私は彼に事の真相を問いただした。
彼は現役の下士官である。学生の私はそれなりの礼をとるべきなのだが、この際無視だ!
大体、これは人身売買ではないか!権現様の時代より(私の知る限り)このような屈辱的な扱いを受けたことがない…いや、ご先祖様が隠しているだけかも知れないが…
彼によると、私の帰国後、彼らの親が私をダシに幼年学校や士官学校入りを勧め、普段なら言うことを聞かない彼らがホイホイ入学したらしい…いや…ダシの取り方は想像できた…やはり腹が立つ。私はご褒美などではないのだ。
で、『姫(私のことだ…やめろと言っているのだが…)に会いたい』とダダをこねた結果がこの視察団らしい。日本でもモンスターペアレントとか言う輩が発生しているが、彼らの場合、規模が大きすぎる。親馬鹿のスケールは恐らく世界一だろう…
あまりにも馬鹿馬鹿しい状況に額を抑え黙り込んだ私に、彼が声を掛けた。
「で、姫。『戻って』いただけるのですか?」
『戻る』か…即座に否定しかねる響きだった…
348:名無し三等兵
09/02/13 23:54:49
え・・・
今日の投下はこれで終わり?
何かコメントしずらい切り方だな
349:名無し三等兵
09/02/14 03:51:13 1Jg5MsEI
バレンタインネタSSは投下されるであろうか・・・・
昨今「逆バレンタイン」等と男性から想いの女性に送るという事が
流布されているが、ならば、防女に在籍する思い人へとかあるだろうか・・・
あと、青田刈りが問題になってるけど、担当学生から「義理よ!義理!カンチガイしないでよね!」と
チョコを貰って、本省で自慢して地方へ栄転になる若手とか
・・・あるかな
350:名無し三等兵
09/02/14 16:20:54
>>347
数日後、農水省の大臣室から大学校の事務方にこの件について
なかったことにしてくれと言う電話が入るのですね
351:名無し三等兵
09/02/14 16:47:23
卒業試験中、雪山の中で
ビバークしようとしていたら
雪女が現れたなんていう怪談話が
あってもよいなと思う
352:名無し三等兵
09/02/14 17:10:48
山の怖い話には、得たいのしれないモノが周囲を彷徨くとか
遭難者の遺体を回収したら、メモ帳が出てきて最後の方は支離滅裂だったのに
一番最後にだけひらがなで全く別の書体で力強く「たのまれたのでかきました」と
記されていたとかあるな
353:名無し三等兵
09/02/14 18:21:22 0zXAS+Ka
サムライ娘も、あんまりメンドクサイなら偽装で婚約者を紹介すれば良いんだよ
・・・アメリカ軍将校とか
「ハハハハ ショクン カノジョのコトはボクにマカセテクレ」
反応が楽しみ
354:555
09/02/14 20:56:51
『お持ち帰り』されそうになったら一族の皆様も何らかの対策を
考えるのではないかと。何せ総領職は面倒この上ないみたい
なので…
お見合い攻勢も考えられるけど、どこがやっても各方面からの
横槍が予想されます
いや…すみません…こっから先考えてないです…
355:名無し三等兵
09/02/14 21:19:09
基本、婿取り娘だもんな
555さん とりあえず乙!
色々途中ですけど地道に完結してってくだされ
356:名無し三等兵
09/02/15 14:32:52
>>335
同感
サムライガールで検索したら
エロゲーム、Vシネマ、ジュニア小説などが出てきた
357:名無し三等兵
09/02/15 17:12:29 RvGJsEJf
>>354
そう言わずお願いします
あと卒業試験のSSも
358:名無し三等兵
09/02/15 21:14:09
人に要求だけする奴ってウザイよな
359:名無し三等兵
09/02/16 21:20:07
サムライガールに断られて
代わりの女子学生を選ぶ視察団
選んだのは王仁沢リン
なんていうことがあったら面白い
360:名無し三等兵
09/02/16 23:24:41 bYro1vKl
最近、円高になってるけど給料をドルで貰っているOGとか
生活がキツクなってきてるだろうな
あと、海外に知人が居る学生が
「防女の月々に給料が衣食住タダで各種社会保証がついてこんだけ
あと、6月と12月にボーナスが給料のウンヶ月分支給されてね・・・」と
要らん事言ってる気がする。
業界人が「防女でトレーナー募集していないか?」と履歴書と経歴書を
送りつけてくるぞ
361:名無し三等兵
09/02/17 02:57:57
家庭の事情によっては6年間で結構ため込んでますので
高等部に入学したら毎年、色々な詐欺とかマルチとか
投信等についての消費者教育と「上手い話は無い」と言うことを
それなりの時間を取って教授されます・・・・が、
基本貧乏人で幼少の頃からリアルにきっつい経験をしている学生が
多い為、金勘定については箱入りでは無いようです。
362:名無し三等兵
09/02/17 21:09:32
>>333
京都編というか舞鶴編も見たい
田沢が引っかかってしまうなんていうことがありそうだ
363:555
09/02/17 23:00:54
>>361
金勘定関係は互助会組織である
某社団法人がその道のプロを集めて…
でも、
サブプライムなんかの影響を受けてないだろうか…
防女OGだけではそっち系の人材も不足するので
スカウトするかも知れない
幸い、人材は掃いて捨てるほど世の中に溢れる
様になった
364:名無し三等兵
09/02/18 03:11:38
防女の貯金は郵貯が鉄板です。
ただ、なまじ在学中の6年間で小金を貯め込んでいるのが多いので
卒業後に詐欺にあったり無駄遣いしそうだ・・・と言う心配があるのです。
が、リアルにそれが理由で防女に来た同期とか先輩とか寮の同室が
結構な割合なので、まぁ心配ないかなと
365:名無し三等兵
09/02/18 17:57:42 yJ0t+eej
卒業試験の双子の片割れがどうなってるか知りたいな
片方が山だから、もう一方は樹海踏破かな・・・
366:名無し三等兵
09/02/18 20:55:26
>>365
それは555氏が投下するまでの楽しみ
(実を言うと555氏は片割れのことをブログに書いていたが
その箇所を消してしまった)
367:名無し三等兵
09/02/19 16:24:41 LidFrNqK
過去スレにこんなのがあった
卒業試験・・・・は、色々調べることが多くても、試験一日目で
”練炭集団自殺現場”に遭遇・・・みたいなのとか、
”何かが視界のギリギリのところでずっと憑いてくる”とか
”このエリアは今回自分だけのはずだったのに、卒業試験中と言う
防女学生と出会って「ラッキー」と思っていたら・・・・装備も服装も
妙に古臭かったり、学内施設の話も先日老朽化で撤去されたものが
「この前立てられた」とか、入学も昨今の競争率がの高いものでなく
「鑑別所で試験を受けて名前だけ書かされて放り込まれた」とか・・・!
そして、付いていくどんどん奥へ奥へと連れて行かれて・・・”
実際に怪談話はともかく、独りで踏破をしてると
体力の消耗と平行して、こういう話を思い出すもの
防女特有の怪談ってどれくらいあるだろう
社会的閉鎖空間だし、思春期の女性だけの集団だから
そういう部分に興味がある
368:名無し三等兵
09/02/19 20:47:05
>>367
練炭自殺ではなく
某国の工作員と遭遇したらどうなるのだろう
例の双子が遭遇したら面白いと思う
369:名無し三等兵
09/02/19 21:37:12
あんま話を脹らまさせるのではなく。
あと、あなたのネタっていつもつまらんと思う
それを人に書かせようというのもどうかと思う
このスレに向いてないのではないか
他所で活動したら良いと思う
370:名無し三等兵
09/02/20 01:16:57
防女って、可愛いとかモテルとか見合い話が殺到とか言われてるし
自分も可愛いとか美人とか自惚れてるみたいだから、
こういう板の住人に滅茶苦茶言われてると思う
URLリンク(mousouteki.blog53.fc2.com)
おとなしい進学校の美少年とか狙って力づくの防女生とかいそうで怖い。
371:232
09/02/20 11:57:30 TtnOWvGR
555氏のアキバ市街戦の続きを是非読みたいのですが、
きっとあんな事件があったから中断されたのですよね。
自分は書きかけのSSが数編たまっているのですが、才能がないので筆が進みません。
1年以上前から止まっているものも……。
372:名無し三等兵
09/02/20 14:13:55
>>371
URLリンク(bojo555.blogspot.com)
373:名無し三等兵
09/02/20 18:17:38
その10のこのネタを555氏に使って欲しい・・・
836 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/08/20(水) 23:28:10 ID:???
>>631-636
>>771
>>823
↑
これらから、現在、千尋が”ボランティア(研修)”やってる先で多数を占めるであろう海外出身の皆様に
千尋が、防女学生の学費諸経費タダ!衣食住無料で各種社会保障(先進国でも中流階級以上で受けれる高度医療保証)がついて、なおかつ
ドル・ユーロ換算でも遜色の無い(学生給付金としては)毎月の給料と年二回のボーナスの話をして
「でな、卒業後三年間”軍”とか警察とか国境警備隊で普通に給料もらいながら三年間働けば返済は無しになるんや」(英語)
・・・・等とお話したら、多分、旧東側軍事学校出身が多いであろう皆様がどう反応するか?
「あんた今いくらもらってるの?」・・・「衣食住タダで毎月、手取りでこんなもん(ドル・ユーロ換算)やなぁ」
・・・「あたしの国じゃ、40のおっさんがその半分で一家養ってるわ」 とか
ある種のカルチャーショックと、千尋帰還後の羨望と・・・・色々話が広がるネタですな
374:名無し三等兵
09/02/20 18:29:17
>>372
前スレ
122 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 00:33:24 ID:???
社長が「あっちゃん」を、若手経営者の交流会に「俺だけいつも独りで参加なんだ。一度だけでも一緒に行って下さい」
と、ほとんど土下座状態で、地味だけどセンスと質が良い格好をさせて連れて行ったら・・・・
翌日から(会場内で社長がトイレに行ってる時から)
「うちに来ない?」「彼と、プライベートな付き合いでもあるの?」と、若手の小金持ちの皆様から
様々なアプローチが!
こう言うとき、相談するのは双子でなくて、分室の先輩(先代双子の片割れ)でしょうな
375:名無し三等兵
09/02/20 20:52:22
>>371
例の事件が起きる前に
ある人物が文句を言って
中断した状態になった
376:名無し三等兵
09/02/21 00:29:19
あの馬鹿か?
放逐されて、次来たら個人情報晒されることが決定してるから
こっちに全部投下して欲しいよな
377:名無し三等兵
09/02/21 17:57:48
>>376
555氏を良く思わない人物(低脳君ではない)
どうやら大量投下某みたいな人物と思われたみたい
378:名無し三等兵
09/02/22 01:20:04 FSHKWNgW
最近、ネタもSSも投下が一段落してるな
ちょっと寂しい
379:名無し三等兵
09/02/22 12:55:50 3yX3Uhb3
今更だけど、今年はバレンタインのバの字もなかったな
寂しい!
380:名無し三等兵
09/02/22 14:02:50
/ \
. / _ノ ヽ\ わたしのーお部屋のーまーえでー♪
/ ( -‐) (‐-)
| (__人__)| 泣かないでくださいー
\ _ `i i´ノ_
/ `⌒く(::::) そとにーわたしはー出ませんー♪
|  ̄ ̄ ̄⌒) .|
| ´ ̄ ̄ ̄ /. .| | ハロワなんか行きませんー
381:名無し三等兵
09/02/22 16:01:09
>>378
>>379
俺を含め555氏に頼りきっているからではないか
俺もSSを投下したいがそこまでの力がない
382:名無し三等兵
09/02/23 03:28:01
一発ネタぷりーず
383:名無し三等兵
09/02/23 20:15:52 RlFd3ZME
考えてみれば、「ガーデン」も最初は一発ネタ的な部分があったんだよね
色々設定が脹らんだけど、広大な敷地の一角に歴代劣等生が卒業時に
植えていった食える実がなる木とか野生化した芋とかがメインなんだよな・・・
384:名無し三等兵
09/02/23 20:35:12 RDD2P+RD
勉強は小さいときに強制的にやらせるのが一番効果的
中高になって必死になるより小1~3で必死にさせたほうが良い
伸びるやつは、その後伸びる、曲がるやつは小6年までに曲がりきるので
切ってすてればいい、小学校卒業で社会人。
385:名無し三等兵
09/02/23 20:41:55
>>382
ネタが見つからない
386:名無し三等兵
09/02/24 21:11:23
あの秋葉原の騒ぎから一年
今年は両用三人娘や源田さつきが研修か
何かやらかすこと期待
387:555
09/02/24 21:36:51
>>382
美統と海水浴ネタを片づけてからです
というか、年度末なんで何もできません…
卒業試験と、砂漠の痛い奴等の日本観光は
あそこまでで、完という事で、ご容赦願います
あと、DEEP PURPLEも暗号の知識を仕入れなければならんので、当分お休みです
388:名無し三等兵
09/02/25 01:25:12
海水浴に>>374のネタを絡ませたら面白くなると思いませんか?
389:名無し三等兵
09/02/25 20:43:01
>>387
卒業試験のSSは期待していました残念です
390:名無し三等兵
09/02/26 00:08:51
トイレットペーパーと新聞紙の束は必需品だな
あと、氷砂糖とチョコレートも。
しかし、熊殺しの娘さんと違って高カロリーの食料の調達が出来なかったら
体力の消耗と栄養補給のやりくりが大変だろうな。
出発前の一週間で食いだめしてから行くのかな?
391:名無し三等兵
09/02/26 00:59:20 QaZBjIvJ
555氏の暗号解読SSを読んでいたら、前スレの
423 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/11/01(土) 02:05:06 ID:???
555氏の手芸部内でもハードハック系とソフト系という二大派閥がありそうだが
手芸部ソフト系とコンピューター研との間にも確執がありそう。
DAIエレクトロとかのアセンブラ系は手芸部かなぁ・・・
あと、過去レスにあった「自作無線LAN」の学生は、多分
手芸部在籍ではなさそうな気がする・・・
826 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/12/08(月) 23:24:59 ID:???
防女スレと思えんレスが続いているな。
そーいえば、電子戦とか専門に特別講義を受けてる学生が
居たりしてもおかしくはないわな。
趣味もそっち系で、メーリングリストとかチャットとかで
ヲタクが多いメリケンとかのそっち系趣味人に
「日本の女子校生!!!」と、現物も知らずに板とかネットでアイドル化してたトコロに
本人が、半公用時に休暇を取って、現地でオフ会(あの娘が日本からやって来る!)で
顔を出したら、想像を超えるスペックに、現地の皆さんノックアウト!
困ったときになんでもやってくれて、各人が死ぬまで厳守するであろう秘技を
よってたかって献上したり、軍や企業の中枢に行くような輩と縁ができたり・・・
と、有意義な休暇だったとか。
を連想した。
一番「外部」に知人友人が居そうだと思う
392:名無し三等兵
09/02/26 15:12:43
どんな組織でも庶務や経理に強い人材は必須だぞ
393:名無し三等兵
09/02/26 20:06:55
>>392
会計や兵站といった縁の下の力持ちにスポットを当ててもよいと思う
王仁沢リンや斉藤渚は兵站運用より憲兵隊員ということで
目立っている気がする
394:名無し三等兵
09/02/26 23:46:10 SF9GI5J7
入学時の希望と、かな~り変化して卒業時の専攻が会計隊とゆーのが居たよね
395:名無し三等兵
09/02/27 21:48:54 TT1+6Heb
>>387
お待ちしています
396:名無し三等兵
09/02/27 21:56:35
そろそろ春だから、旧家のヒトの書込みが待たれる
「ガーデン」ネタに使えるんだが