09/03/24 07:12:04
「黄鉄鉱利用、高効率な薄膜太陽電池」が全身を覆う電気自動車
URLリンク(wiredvision.jp)
スウェーデンにあるスーパーカー・メーカーKoenigsegg Automotive社は、『ジュネーブ・モーターショー』で
ソーラー電気自動車のコンセプト・カー『Quant』を披露した。同社によれば、量産モデルでは、20分足らずの
充電時間で約483キロメートルの航続距離を実現するという。
このとてつもない高性能の秘密は、黄鉄鉱だ。
黄鉄鉱(その色調で黄金に間違われることがあり、「愚者の黄金」とも呼ばれる)は驚異的な光起電性を持つが、
この性質が商業利用可能なソーラー技術として開発されるようになったのはごく最近のことだ。
黄鉄鉱の研究で業界をリードするのはNLV Solar社というスウェーデンの会社で、同社がKoenigsegg社と提携して
Quantの開発に当たっている。
NLV社によれば、同社の太陽電池『Pyradian』は非常に効率がよく、変換効率の最大値は現在の世界記録を
8.9%上回る50%に達する見通しだという。[「世界記録」とされているのは、ドイツの研究機関Fraunhofer
Institute for Solar Energy Systems(Fraunhofer ISE)が2009年1月20日に発表した41.1%]
また、このPyradian電池は薄膜としてあらゆる物の表面に装着できるため、ただでさえ空気力学的に優れた
Quantを、巨大な動く太陽電池パネルに変えることができる。
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電気自動車の技術開発競争も続いております。
てかこの技術があれば、完全に電気自動車も十分な実用の範囲におさまりそう。
問題は雨天・夜間の能力ではあるが、プラグイン・ハイブリッドとの相性はすげー良さそう。
500:名無し三等兵
09/03/24 23:51:04
500
501:名無し三等兵
09/03/25 01:11:10
>>499
限りなくうさんくせーw
41.1 % というのは多層の太陽電池で、なぜ多層になっているかと言うと、
一つの層だけでは利用できる光の波長が限られているから。
この利用できる波長は各々の物質によって決まっていて、結構狭い。
そこで数種類の接合を作って利用する波長をずらすと効率が上がる。
硫化鉄利用と言うが、単一の層、
しかもコーティングでそこまで効率を上げられるとは思えん。
また硫化鉄はかなり酸化しやすい物質で、
多少の表面処理じゃ簡単に駄目になってしまう。
何より 20 分で 483 キロ走るというのがw
100 % 光をエネルギーにできたとしても、
車の表面積から言って、それじゃ原付のエンジンくらいにしかならん。
太陽電池はただの飾りで、大容量のバッテリーを積んで
一般の電源から休息充電するというなら無くもないが
502:名無し三等兵
09/03/25 07:50:44
>>501
急速充電込みの話じゃないかなとは思う。さすがに太陽電池だけでは
ここまでの航続距離とかは出せないだろうし、太陽電池だけじゃ
丸一日充電できたところでおそらく航続距離を伸ばす効果は20kmも
ないだろうとは思う。
ただ電気自動車と太陽電池の相性で一番良いところは、太陽電池を使うことで
車が受ける太陽光が太陽熱に変わらずに電気エネルギーに転化されることで、
これによって車体の内部の熱が下がるから、冷房効率があがってクーラーの
消費電力を節約でき、それによって電気自動車の航続距離を伸ばせるところに
あると個人的には考えている。そういう意味で、電気自動車に適用できる
太陽電池技術っていうのは個人的にかなり注目してる。まあもちろん、バッテリー
技術の進歩とかとセットで考えないといけないことということでは同意だけど。
503:名無し三等兵
09/03/25 08:38:57
サッポロビールとペトロブラス、バイオマス利用水素生産の実証実験へ
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
[東京 24日 ロイター] サッポロホールディングス<2501.T>傘下のサッポロビール(目黒区)は24日、
ブラジルの国営石油公社ペトロブラス<PETR4.SA><PBR.N>、バイオ燃料の研究やコンサルティングを
行うエルゴステック社と共同で、バイオマスを用いた水素生産の実証試験を、9月からブラジルで開始
すると発表した。
実証実験を経て、4年目以降に商用前プラントの建設と運転試験、その後に商用化を目指す。
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水素の効率的な供給源となり得るかどうか。
もっとも自動車系では電気自動車がこのまま優位で押し切ってしまいそうな予感。インフラの普及の
進行もあるし、また電気自動車自体が2012年以後は航続距離400km以上、なおかつバッテリーの
劣化問題も改善されたバッテリーの実用化の目処もついている段階で、電気自動車の優位はかなり
確定されてきている状態なので。
PC対応のバッテリーでは3年保証というのもついてきているけれども、この技術が自動車に応用されたら
3年のスパンなら車検のたびに交換すれば十分ということになるので、それだけでもかなりバッテリー
問題は改善される。