08/12/31 12:49:05
>>818 かつてだけではなく、今でもMiG-29という典型例が残っているわけだよなw
昔は機体規模の割に推力の大きな機体は、燃料を馬鹿食いして行動半径が短いという
イメージが強かった
更に酷いのになると「この機体は燃料か機外武装のどっちかしか積めない!」と酷評された
Su-7みたいなものもあった
その後可変翼のSu-22に改良されて良い戦闘攻撃機となったが
ターボジェット時代にアフターバーナーを使って音速を突破したら燃料を一気に消費してしまうため
パイロットも結局亜音速で戦っているだけだった、なんて事になった
その結果、MiG-19やMiG-21が格闘戦でバカに出来ない高性能機という事になった
アメリカは敵を目視確認するまでスパローを撃てないナム戦初期の交戦規定や
スパロー自体の低い性能により、中射程で敵を捉え倒す戦術を使いきれずにいた
当時としては強力なJ79を双発で搭載したものの、空母でも運用できるよう頑丈なF-4はどうしても重く
また当時はチタンの加工はSR-71くらいしかやっておらず機体がジュラルミンで重くなってしまい、
どうしても鈍重になってしまった。翼面荷重も大き過ぎた
ターボジェットの時代には、アフターバーナーを使って燃料を無駄食いする戦闘機とは別に
対地専門の攻撃機という分野が十分に生きていた。海軍のA-4、A-6、A-7などはそうであった。
実は空軍も、F-105やF-4は対地兵器を搭載して攻撃するという性質が強く、空戦は何とか
無理やり行っているといった感が強かった。だが米軍は、F-8がMiG-19とMiG-21の中間程度の
性能しか発揮できなかった事を顧みて、これ以上接近戦に頼るのも限界かという傾向も
当時からあった。F-4なんかはそれゆえ中射程にも強くすべくレーダーを当時としては強化していたわけだ