08/10/19 23:52:47 YQKxKlDE
>>347 >>突然、隣にいた清掃事務所の副所長が英語で怒鳴りましたが、
戴中佐は、大きな判子を押した通行証を交付してくれるとともに、門まで
見送ってくれました。捕虜に対してここまで配慮してくれる人は稀です。
門を出ますと、英語が少し分かる自分の副官が「あの副所長は、『In captive's
position, do not complain. Do as it is an instruction of the victorious
country!』(捕虜の分際でつべこべ言うな。戦勝国の命令どおりやれ!)と
言ったのです。あれには注意しましょう」とコソッと教えてくれましたw。
所長の戴中佐も副所長も英語の達者なインテリですが、副所長の方は尊大で
「戦勝国」を振りかざすタイプで全く対照的でした。まあ、戴中佐の方が
稀有な存在と云うか、変なのかもしれませんが。
帰路に作業予定の道路を一巡しまして、熟知の工兵中尉や各大隊の専門家と
ともに翌朝、ふたたび偵察しました―。