08/10/05 01:21:50 ET7Cnaiz
県長はさらに、以下のように続けました。
「皆さんの一路平安を祈る。文化国家の建設に尽くし、また中国に来て下さい。
今度は鉄砲を持たずに平和の使徒として、友好の印として遊山に来て下さい。
記念に竹の絵を贈ります。内地に帰れば辛い事、憂き事が当分続きましょう。
だが百折不撓、この拙い竹の絵を思い出していただき、屈せず、節を曲げず、
すくすくと新しい日本の再出発に尽くして下さい。
以上は日本人を、日本をよく知っていると自負する一中国人の偽らざる
気持ちです。勝敗は兵家の常と言い伝えられます。どうか挫けずに日本を
立て直して下さい。それが中国のためにもなります。
ところで、この考えは私一人の考え方ではありません。実は蒋介石総統が
中国百年の計を慮り、『日軍の暴に報いるに怨をもってする無かれ……
徳をもってせよ』と論告されました。暴をもって報いれば、彼我ともに
怨みだけが残り、結局は東亜に恒久平和が訪れないからです。中国人は
日本に反省は求めます。しかし、決して報復はいたしません―。
時が時でご馳走はありません。心ばかりの品ですがどうか召し上がって下さい」