08/08/12 13:13:33
それとな。
艦齢的に急務だった軽巡洋艦の代替ほったらかして重巡洋艦の増強になんか走れないっての。
別に日本に限ったことじゃないぞ。
アメリカもイギリスも、まず始めたのはWW1~ワシントン条約期頃の「第一世代型」軽巡洋艦の代替なんだ。
つい先日までえっちら建造してた重巡洋艦は条約で建造枠が決められてたこともあって
パワーバランスが成立していた。
これを敢えて崩してまで、緊急性の高い艦を置いてまで、建造する意味はどの国にもなかったんだよ。
だからイギリスはコロニー級大量建造の影で重巡洋艦はわずか2隻しか構想してなかったし
アメリカも3次ヴィンソンで4隻、スタークでも4隻だった。同じ時期にクリーブランドとアトランタ合わせて30隻以上計画しているのに、だ。
フランスがサンルイ級3隻を計画したのはドイツのヒッパー級登場でパワーバランスが変化したことへの対応だし
イタリアに至っちゃ構想さえしていない。
大型の艦隊型重巡洋艦はこの時期、建造の芽がないんだよ。