08/05/12 02:03:03
>>180
当然、港湾施設の陸揚げ能力も強化する。そのほかインフラ整備も平行してや
りますよ。満鉄の協力も得つつ。小・中型のロートル船でちまちま運搬するより、
大型船で一気に運ぶほうがコストも低くすむ。大陸との通商にも有利。
かつそれが成功すれば、海外も規模の効率性に着目して、植民地経営に利用
しようと船舶受注が伸びる。
WWIで疲弊した英国、蘭国は飛びついてくるんではなかろうか?陸式には、後
の対蘇戦に備えて、本土から大陸への輸送を見越しての先行投資と鼻薬をかが
せれば、影の援助も見込める。
海軍は潜在的な造船能力の向上は願ったり適ったり。ただし、大和建造は諦め
てもらって、そこから資本は捻出する。満州は人材を現地で積極的に登用。なん
ならトップを現地の人にまかせてもいい。現地の民は富めば文句は言わない。
とにかくここでは、民需への積極的な政府による援助で、植民地経営なんてちっ
ちゃなことではなく、亜細亜全体での経済の底上げを目標とした国力増強策を展
開する。
ただ、海軍省(大艦巨砲主義者)、陸軍省(統帥権主義者)を抑えるだけのカリス
マをもつ政治家が当時の大日本帝国にはいないので、天皇の力をどこまで引き
出せるかが問題だが。かくして天皇のバスタブは極東の大工業地帯となる。
とはいえ、米国がどの時点でこの地域の潜在的経済力を脅威とみなすか?
ただ米国については、ある意味日本列島が盾となって生産拠点が大陸側にあれ
ば、本土空爆によるある程度の被害も、造修能力の低減は抑えられる。
まぁここまでやろうとしたら、日清戦争ぐらいまでさかのぼって大陸干渉への歴史
改変しなければならんだろうが。