08/04/28 05:40:22
シリア空爆 北朝鮮要員死亡か
北朝鮮が、中東シリアの核施設の建設に協力していたとされる問題で、
現地に派遣されていた北朝鮮の関係者１０人が、去年９月のイスラエルによるこの施設への空爆の際、
死亡した可能性のあることがわかりました。
アメリカ政府は先週、声明を発表し、去年９月、
イスラエルが空爆したシリアの核施設は核兵器開発が目的だった可能性が高いという見方を示すとともに、
この施設の建設に協力していたとして北朝鮮を非難しました。
これに関連して、韓国の複数の情報当局者はＮＨＫの取材に対し、イスラエルによる空爆の際、
この施設の建設に協力していた北朝鮮の関係者のうち、１０人が死亡した可能性があることを明らかにしました。
死亡した１０人は、朝鮮労働党の軍需工業部の傘下にある「９９号室」と呼ばれる部署の関係者と、
北朝鮮で核施設の建設に従事している北朝鮮軍の「第４３工兵旅団」の兵士とみられ、
遺体はいずれも現地で火葬されたうえ、翌月に北朝鮮に搬送されたということです。
朝鮮労働党の「９９号室」は、キム・ジョンイル総書記の直接の指示を受けて、
北朝鮮にとって外貨獲得の重要な手段である武器や軍事技術の輸出を一手に担っていると言われています。
一方、空爆でほかに北朝鮮の関係者２、３人が生き残ったものの、その後の行方はわかっていないということで、
韓国の当局も情報の収集と分析を進めています。
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