09/02/01 05:47:29
F-3C 「平行世界における紛争の調査及び調停も任務の一つであるからな。事態を重く見た私は要請のあったこの時代の軍用機と
契約を結び、彼が用意した時空ゲートを用いて戦闘機部隊を派遣したのだ。無論、それなりの対価を向こうにも要求する
つもりではあるがね」
XVF-14A(声)『…さっきから聞いてりゃ、今までの経緯をろくに調べもしないで一方的な言い分を鵜呑みにしてるんだな。
平行世界の調査調停部隊とか偉そうな肩書の割に、ずい分とお粗末なもんだぜ』
F-3C 「む…?スーパー・ゼロの機体から聞こえてくる声としては、今までと幾分様子が違うな」
FSX-90(声)『おっと、紹介が遅れたが俺は“ネオ・ゼロ”、あんたのもう一つの姿といえば察しがつくだろう。先ほど話しかけた
“オールド・ゼロ”と共に今は訳あって弟分の機体に宿ってる。それはさておき、俺たちもここに至るまで色々あったけど、
今は一致協力して歴史を元の状態に戻そうと懸命に活動している、これだけは確かだ。現にこの陸軍飛行場の先にある
ミサイル設備だって、ちゃんと基地所属機体の許可を貰って破壊しに行くところだった。嘘だと思うんなら一足先に
向かった自衛隊機に聞いてみな』
F-3C 「ミサイル…?そう言えば未来勢力の戦意を挫くのに最も効果的な武器はないかと要請者から助言を求められた時、
こちらからの回答がまさしくそれであったな」
FSX-90(声)『ついでに言うとあんた方に要請した陸軍戦闘機、そいつもここの所属なんだが、かなりの曲者だぜ。何しろ強力な
催眠術で仲間を洗脳して内紛を起させかけたりとか、ミサイルでこの時代の米軍基地を一つ潰したけど、仲間たちは敵戦力が
減って喜ぶどころか今度は国内が狙われるんじゃないかと、逆に危惧しているぐらいだ』
XVF-14A(声)『もう分かっただろう?一連の騒動はその陸軍機の暴走に因るところが多く、あんた等も嵌められかけたって事だ』
F-3C 「ふむ、自前の時空ゲートを用意できる位だから、相当の能力者と見込んでいたが…現地の他の軍用機達からも事情も聞いて
みる必要があるな。いずれ調査が進めば事実が明らかになるであろう。時にスーパー・ゼロ、零戦の名を受け継ぎし者よ。
先ほどの立ち回りは実に見事だった。私の配下に な ら な い か ?」