09/01/22 05:32:13
XFV-14B「無駄だ!もうお前たちの動きは完全に見切ってる。それにこっちには心強い背後霊もついているしな」
FSX-90(声)『おいおい、もっとましな呼び方があるだろ…地縛霊とかさ』
XVF-14A(声)『(ボソ)それ言うなら守護霊とか英霊…』
しかし一方の米海兵隊機も、決して余裕の状態ではなかった。
F/A-18E「たった今母艦から入った連絡によると、米海軍第7艦隊がハワイ方面に総出撃したらしい。
パールハーバー基地に設置された弾道ミサイル装置を破壊するためにな」
A-4E 「となると、あと一つ残った東アジアのミサイルは、俺たちで始末しろと…」
F/A-18E「だな。さて、いつまでもここに長居している暇はなくなったぞ」
A-4E 「できればこっちの損害が少ない内にさっさと停戦に持ち込みたい所だが…
あいつら次から次へと湧いてきやがる、いくら倒してもきりがねえ」
XFV-14B「あの魔方陣みたいな円形広場、時折光ってるあそこから現れているのか」
光と共に円形広場から新たに出現した一機の戦闘機、それにより周囲の空気が一変する。
F-3C 「当初の予定ではとっくに敵勢力を殲滅させているはずだが…一体何を手間取っている?」
Su-35J「ど…同志!申し訳ありませんっ!」
Su-47J「我々の理解の範疇を超えた機体が一機混じっておりまして…どうかお許しを」
XFV-14B「ついに敵の総大将がおいでなすったか…俺は通称『スーパー・ゼロ』、あんたは見たことねえ機体だが?」
F-3C 「我が名はF3-C…『ファイアー・フォックス』と呼ぶがいい」
XFV-14B「では、MiG-31のもう一つの姿か?」
F-3C 「そういう題材の物語もあったな…だが、一方では君の兄弟機になる予定でもあった」
XFV-14B「俺の兄弟…何言ってやがる?今度は心理作戦かよ」
FSX-90(声)『思い出した、確か初期のFSX案の一つにそんなの形の機体があったな。俺と違って想像図だけで終わっちまったけど』
F-3C 「いずれにせよ、ほとんど顧みられる事なくこの世界から姿を消した私は新たな世界で甦り、
戦闘機の頂点に立つまでに至ったのだ」
XFV-14B「まあいい、前置きはそのぐらいにしてそろそろ聞かせて貰おうか。あんた等がこの世界にやって来た目的をな」
F/A-18E「おおかたソ連の配下で社会主義体制にある日本を消されない為にやって来た、そんなとこだろうけどよ」